2017年10月12日
皆さんこんにちは(  ̄ー ̄)ノ
管理栄養士の青木です。
最近、寒かったり暑かったりと気温の変化が激しいですね。
体調はいかがですか?
食事、睡眠、休息をしっかりと取り、体調を崩さないようにしましょう。
さて、前回は砂糖がもたらす害の小児編でした。
実は小児だけでなく、成人も砂糖の接種のしすぎで、様々な疾病の原因となると言われています。
①虫歯になる、歯周病になりやすくなる。
虫歯は小児と機序は同じです。
虫歯同様に砂糖が長時間歯に付着していることで、プラーク(菌の塊)が生成されやすくなり、歯周病になりやすくなってしまいます。そして歯が抜けてしまい、入れ歯などのリスクが上がってしまいます。
②歯周病から糖尿病への影響
歯周病菌により、歯肉の中で作り出される炎症性サイトカイン(炎症を「体の中の火事」と考えると、火の手を強めるものが炎症性サイトカインです。)は、血液を介してインスリンの働きを妨げ、糖尿病を悪化させる可能性があります。
・特に2型糖尿病の方に関しては、歯周病の歯周治療を行うことで、インスリンの働きが改善することなどが報告されており、糖尿病の血清コントロールに歯周治療が重要であることが、認識されてきています。
③うつ病などになりやすくなる。
ビタミンやミネラルは体調を維持していくのに必要な栄養素です。砂糖を分解するのに大量のビタミンB群やミネラルが無駄に消費されてしまいます。カルシウムやマグネシウムは神経の興奮を鎮める「自然の精神安定剤」です。不足すると、睡眠障害やイライラが起こり、攻撃的になります。これが長く続くとうつ病を引き起こす原因となってしまいます。
④妊婦さんへの影響
妊娠中は、悪阻(つわり)、偏食などの影響もあり、口の中の衛生状態が悪くなりがちです。これに加え、女性ホルモンの血中濃度が高くなります。歯周病菌の中には、女性ホルモンを利用して増える菌がいるため、歯肉炎を引き起こしやすく、しかも進行も速くなります。砂糖を多く摂取してしまうと、更に口の中の菌などが増える原因にもなってしまいます。
⑤高齢者への影響
歳をとると、食が細くなり、一度に沢山食べれなくなります。また歯も弱くなります。すると、糖質(ごはん、うどんなど)は柔らかいので、そればかり食べるようになってしまいます。そうなると虫歯や歯周病、栄養失調などの原因となってしまいます。

砂糖を摂取しすぎすることで様々な害をもたらすことになります。
「味覚の秋」ですが、食べ過ぎたりせずに普段通りの食事を心がけて、健康に気を付けてください!!( ^^) _旦~~
2017年10月7日
こんにちは!
受付・保育士の草間です(^_^)
10月に入り、街はハロウィンモードですね♪
ハロウィンといえば、「トリック オア トリート!(お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞ!)」
という言葉の通り、お菓子を食べる機会も増えることと思います。
今回はそんな、お菓子にも多く含まれている砂糖が子どもに与える害についてお話したいと思います。

子どもは身体が小さいため、食べたものの影響が大きく現れます。したがって、大人にはなかなか影響が出ないことも、子どもはすぐに影響が現れるのです。
とくに砂糖はその傾向が強く、また、砂糖は依存性がとても高いため、なかなか抜け出すことができません。
そんな砂糖は、子どもにどのような影響を与えるのでしょうか。
◆落ち着きがなくなる
砂糖を摂取すると血糖値が上がります。
すると、その血糖値を下げるためにインスリンという成分が分泌され始めます。
その中にはアドレナリンも含まれていて、アドレナリンは興奮ホルモンとも言われ、本来、人間が危機的状況に陥った時にしか分泌されるべきではありません。
このアドレナリンが切れると、子どもはまたアドレナリンを出すために砂糖を欲しがります。そして砂糖をもらえないと騒ぎ出してしまうのです。
◆体温が下がり、免疫力が下がる
砂糖を食べることで体温が下がります。
体温が下がるということは免疫力が下がっているということなので、必然的に風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。
子どもはもともと免疫力が弱いのですが、砂糖を摂取することによってさらに免疫力が下がってしまうことになります。
◆肥満になる
吸収された糖は身体の中ですべてエネルギーに変換されるわけではありません。
一部は脂肪に変換されて体内に残ります。
これが肥満の原因です。
高カロリーな食べ物や動物脂肪を食べたからといって肥満になるわけではありません。
◆アレルギーやアトピーになる
砂糖を摂取し続けると、アレルギーやアトピーにかかりやすくなることが分かっています。
アレルギーやアトピーは決して遺伝によって起こるものではありません。
もともと、アレルギーというのは獲得免疫が強く出すぎる場合に起こります。
つまり本来、免疫機構というのは、自然免疫→獲得免疫の順で出動するものなのに、自然免疫の力が弱まるため獲得免疫が先に出てしまうのです。その結果、獲得免疫が異物ではないのに勝手に異物だと判断して、涙を出させたり、鼻水を出させたりするように指示し、いわゆるアレルギー反応が起こさせるのです。
獲得免疫が先に出てくるのは、自然免疫がの働きが弱まっているからです。自然免疫の働きを強くすることでこの機構は回復します。
すべては砂糖から連鎖して起こっていることなのです。
この他にも、前回の記事でお話しした虫歯になりやすくなる、糖尿病やうつ病、口呼吸につながるなど、たくさんの害があります。
砂糖にはこんなにも多くの害があるのだということを忘れずに、子どもたちの糖分の摂りすぎにはぜひ気をつけてあげましょう!
2017年09月30日
こんにちは(^-^)/
歯科助手の川上です☆
今日は砂糖の害(虫歯編)についてお話したいと思います。
甘い物、好きな方多いんじゃないでしょうか?私も大好きです(^_^;)
砂糖の摂り過ぎは老化のもと!記憶力の低下、冷え性…などなど、色々と聞いた事がある方は多いと思います。
砂糖は3大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)のひとつである炭水化物の代表的な物です。
食事や甘いものを摂取すると、消化酵素で分解されたブドウ糖で体内の血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が上昇します。血糖値を下げる働きを持つインスリンが一度に大量に分泌されて血糖値が急低下し、「低血糖」状態を引き起こします。また、砂糖を摂取すると脳の中でドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質が分泌されます。これらの神経伝達物質には、幸福感などの快楽を感じさせる働きがあるとされています。
「砂糖」は甘いお菓子だけではなく、清涼飲料水やパン、スープなどの加工食品、調味料にも含まれていますので、普段甘いお菓子を食べない人でも知らず知らずのうちに砂糖を大量に摂取している可能性があります。
「甘い物を食べると虫歯になる」
でも、どうして砂糖がいけないのかということについては知らないのではないでしょうか?
それは、虫歯菌が砂糖を好きだから。好きだと言っても、虫歯菌が砂糖を食べるわけではありませんが、虫歯菌が砂糖を分解して酸をつくり歯を溶かすからです。それが虫歯になる理由。虫歯菌が砂糖を好きな理由はそれだけではありません。虫歯菌など菌が生きられる環境は酸性だからです。逆にアルカリでは虫歯菌は生きられません。
砂糖は酸性食品なので、これを摂ると本来弱アルカリ性の人体を中和するために、体内のミネラル分が使われます。それで体内にあるカルシウムが消費されて、カルシウム不足になってしまいます。
すると、虫歯になったり骨が弱くなってしまう原因になります。
たくさんお話しましたが、全く食べてはいけないという訳ではなく、砂糖の摂り過ぎ、ダラダラ食べを控えましょう。いくら砂糖を控えても毎日の歯磨き、定期的なメンテナンスは欠かせません。
2017年09月17日
こんにちは!歯科衛生士の川嶌です(^o^)
暑さも和らぎ、秋の陽気になってきましたね☆
秋といえば、真っ先に思い付くのが食欲の秋なのですが(^_^;)美味しく食事をするには、健康なお口の状態が必要不可欠ではないでしょうか!
みなさんは、虫歯になった事がありますか?
歯を磨かなくても、虫歯にならない人もいれば、毎食後、磨いているのに、すぐに虫歯ができてしまう人もいます。
その違いは何なのでしょう…

この図は、虫歯の原因を簡単に説明したイラストです。虫歯ができる要因として
①むし歯菌の量(細菌)
②歯を守る力(エナメル質などの耐酸性力)
③食生活習慣(甘いものが大好きでよく食べるとか)があります。
これらの要素が重なると虫歯が発生するというわけです。逆にいうとこれらの三つの要素が好条件になればむし歯は発生しないということになります。
虫歯とは、プラーク(歯垢)の中の虫歯菌が食べ物の中の糖分を栄養にして酸を発生し、歯の弱い部分を溶かしていく病気です。虫歯をつくる三つの原因、甘い食べ物(糖分)、虫歯菌、質の弱い歯が重なったときに、虫歯が進んで歯に穴を開けていきます。
私たちの口の中には多くの細菌がいて、その中の虫歯菌(ミュータンス菌)が糖分を養分としてねばねばした物質をつくります。その中でさらに虫歯菌などが増殖し、プラークを形成します。
飲食をすると、その直後に虫歯菌が糖分を栄養にして酸をつくり、プラークが酸性になります。この時に歯の表面のカルシウムやリン酸などのイオンが奪われ、歯を溶かしていく脱灰反応が起きます。
そればかりではなく、唾液の働きにより酸が中和され、カルシウムやリン酸イオンが再び歯の表面に戻ってきます。この反応を「再石灰化反応」といいます。毎回の飲食後に、脱灰と再石灰化の反応が口の中で繰り返されますが、脱灰が優勢になって再石灰化が追いつかなくなると、歯の質の弱い部分から欠損をつくり、穴の開いた虫歯になります。つまり、「糖分の摂取量」「虫歯菌の存在」「歯の質の弱さ」が虫歯の成り立ちの三大要因です。
穴の開いた虫歯は自然に元には戻りません。早期に発見し、治療することはもちろん大事ですが、虫歯にならないこと、予防がとても大切です。
そこで三つの要因に対する予防、甘い飲食物をとることを控え(シュガーコントロール)、歯磨きでプラークを取り除き(プラークコントロール)、そしてフッ化物(フッ素)を使って歯を強くすることなど(歯質の強化)、その他、口腔内の衛生環境の改善(細菌コントロール)でバランスのとれた虫歯予防となるのです。
当院では、唾液検査で虫歯や歯周病のリスクをチェックして、栄養指導から各種予防まで、トータルで行う事ができますので、是非、お気軽にご相談下さい(^-^)/
2017年09月11日
- こんにちは(^^)
衛生士の大熊です。
朝晩涼しくなり体調など崩してませんか?
今年はなんだか天気が悪い夏休みとなり夏が大好きな私にとってちょっぴり残念な夏でした。
これからどんどん日も短くなって寂しい季節です。
何か冬の楽しみも見つけなければ(o^^o)
さて…今日は当院で導入している【エピオスエコシステム】についてお話ししたいと思います☆
当院に通われている患者さんはご存知の方も多いと思いますが、詳しくご紹介したいと思います。
高い殺菌力で、ほぼ全ての細菌・ウイルス(MRSA・肝炎・エイズなど)を殺菌します。 生成にあたって、薬剤・薬品は一切使用しておらず、高純度の塩と超純水だけを電気分解して生成した エピオスウォーター は小さいお子様からご年配の方まで老若男女どなたでも安心して治療をお受け頂くことが可能なお水です。
【エピオス水の効果と特徴】
殺菌作用
タンパク分解作用(バイオフィルムの破壊)
人体には無害
殺菌による消臭効果
【エピオス水の殺菌・失活化できるもの】
細菌(カビ・カンジタ・その他多くの細菌)
ウィルス(HIV・ノロ・O-157・インフルエンザ・B型肝炎・C型肝炎・MRSAなど)
に効果があると言われています。
当院では、待合室にエピオスウォーター噴霧器 を設置しております。
エピオスウォーター(POICウォーター)を噴霧すると、インフルエンザやMRSA等の感染症の予防に繋がります。 また、エンベロープという脂質の殻をもたないタイプの ノロウィルス・ロタウィルス にも効果があるので安心してお待ち頂いています。
このように当院は患者さんにも働くスタッフにも感染リスクを減らす取り組みをしています。
安心・安全な場所で治療を受けてみませんか?

2017年09月3日
歯科衛生士の二之宮です( ´∀`)/
ポイックウォーター?
当医院に通院して頂いている方は、聞き覚えのある名前だと思いますが…
ホームケアとして使用できる『高濃度タンパク分解型除菌水』です。

歯の表面に強固に付着しているプラークを分解し、普通の水道水や市販の洗口液では完全に除去することの出来ない汚れにもアプローチをかけることが出来ます。
そんなに効果が出るものなら、薬品を使用しているの?と疑問を持つと思いますが…
ポイックウォーターは、不純物を極限まで取り除いた「超純水」と純度99.9%の「塩」を混合し「電気分解」した薬品を全く使用しない、殺菌水です。
洗口中にプラーク(タンパク質汚れ)を分解してから、プラークの下にある悪い細菌を殺菌する2つの効果があるため、世の中にでている洗口液の中で一番、虫歯菌・歯周病菌を殺菌してくれます。

「歯がざらつく」
「口がネバネバする」
「口臭が気になる」
こういった症状は、口腔内菌によるものです。
上記の症状がある方にはご自宅で使っていただくことをオススメしています。
スタッフは勿論、多くの患者様に使用して頂き、起床時の不快感や歯のざらつきが無くなったと好評を頂いています。
いくら良いものと思っていても、感想は個々で違いが出るものだと想うので、当医院では、お試し期間も設けていますので、興味のある方は是非、まずは試してみて下さい♪
2017年09月1日
おはようございます❗
受付&保育士の片岡です。
今回は、「ラバーダム防湿と隔壁」についてお話をしたいと思います。
ラバーダムとは、歯の根管治療などで使用する、歯に装着するゴムのシート状のマスクのようなものです。
根管治療では、歯の根の中を完全に無菌化することによって病気を治します。
しかし、口の中の唾液には常に細菌が存在し、治療を行いながら歯の根の中を無菌に保つことはきわめて困難です。
そこで、ラバーダム防湿法を使います。
ラバーダム防湿法とは、治療する部位以外をラバーダムで覆ってしまい、クランプという金具を装着し、治療部位のみを隔離した状態にし、患歯を唾液から隔離し、無菌的に防湿を行う治療法です。

実際にラバーダムを使用した場合としなかった場合では、根管治療の成功率は1.5倍以上違うとも言われています。
また、根管治療の際に粘膜を薬液から保護したり、リーマー、ファイルの誤飲、誤嚥の防止にも効果があります。
ラバーダム防湿法は、100年以上も前から行われている方法で、世界的には根管治療を行う際、ほとんどのケースに使用されています。
しかし、ラバーダムの装着には時間と手間がかかるため、日本では約10%程度の歯科医院でしか使用されていないという現状があります。
当院では、使用していますo(^o^)o
次は隔壁についてです。
隔壁とはラバーダム防湿の前準備です。ラバーダム防湿ができなければ、マイクロスコープを使った根管治療は行えません。ラバーダムをお口に装着させるために、まず、歯にクランプというものを付けます。クランプを歯に装着できなければ、ラバーダム防湿できません。
クランプを付けられる歯、付けられない歯が存在します。虫歯でない健康な歯の部分が多ければ、クランプを付けることは可能ですが、一部でも、歯質が歯茎の根元の方まで、なくなっている箇所が存在すれば、ラバーダム防湿はできません。なくなっている箇所を補強するのが隔壁です。

当院では、ラバーダムやマイクロスコープを使って丁寧に治療を行います❗
2017年08月20日
さとう歯科、院長のさとうです(*´ω`*)
先日の土曜日はお休みを頂き、土日とセミナーに参加してきました!
場所は・・・
神戸!
今回は、仲良くさせていただいている、横須賀、はる歯科クリニックの富山先生、元住吉、ブレーメン通りのたぶち歯科のぶっちー先生と一緒に参加です♪
このセミナーは、昨年の丁度同じ時期に参加して、今回は再受講になります。
審美治療セミナーin神戸!:船橋の審美、マイクロスコープ、顕微鏡の歯科・歯医者
審美治療セミナー②in神戸!:船橋の審美、マイクロスコープ、顕微鏡の歯科・歯医者
昨年のブログです。
1年間やり続けてみて、様々な疑問点が出てきたので、今回その疑問解決と復習のために向かいました!
神戸はやはり暑い(;・∀・)

前日入りして、神戸ラーメン!

普通でした!!(✽ ゚д゚ ✽)
神戸の高田先生のセミナー開始!
初日は、夜までぶっ続けの講義!

ぶっちー先生&富山先生の後ろにスタンバイ。
今回は、特にMTA直接覆髄について、MAPシステムについて、疑問に思うことがあり、それを解消する事ができました♪
当院は、神経を残したいと希望される患者さんに沢山きていただいています。
その選択肢の1つとして、MTAは非常に有効であると思っています。当院のMTAの治療成績は非常に良く、神経が残せる可能性があるならば、第一選択としてMTAを使っています。
今後も可能な限り神経を残すために、このセミナーで学んだことを活用していきたいと思います!
MAPシステムは、当院でもほぼ毎日使用していますが、高田先生ほど上手く使いこなせていませんので、その謎を解き明かしたく思っていましたが・・・すんなり解決しました!
単純にセッティングの間違いでした。より有効に使えるようになったので、今後もバシバシ使っていきます(`・ω・´)ゞ
初日講義終了後は、懇親会♪
この日は、神戸の花火大会の日。そう言えば昨年もそうでした。
美味しい料理とお酒を頂きながら、楽しい時間を過ごせました♪

翌日は、実習です!さとうは再受講のため、実習は見学です(´・ω・`)

そんな所に、朝一番で連絡が・・・至急でやらなければならない仕事が舞い込んできて・・・
泣く泣く午前中で帰る羽目に(T_T)
そんなこんなでバタバタしたセミナー受講でしたが、非常に大満足の2日間でした!
現在、高田先生と同じ手法で、審美ダイレクトボンディング、MTA直接覆髄を行っていますが、結果は非常に良好で、患者さんも満足されています。
神経を取りたくない、残したいと希望される方は、ぜひ一度ご相談下さい!
2017年08月19日
皆さんこんにちは.
歯科医師の吉です(^ ^)
今年は,先週まで雨の日が16日連続で続いていたようですが,40年振りの記録らしいですね.
さて今回は,唾液検査についてお話しをしたいと思います.
唾液は正常な体だと,1日に約1〜1.5リットル分泌されます.
唾液は口腔内を湿らすだけでなく,殺菌作用や抗菌作用を持つ成分や消化酵素が含まれています.
最近増加している,ドライマウスの患者さんは,唾液が分泌されにくい状態になっていて,むし歯,口臭,摂食障害など様々な悩みを抱えていると言われてます.
口腔内の健康にとって唾液はとても大事なんです!
近年では,唾液を使って様々なことを測定する研究が活発で,がん検査などに実用されたりもしています.
私が大学院生の時は,医局に唾液を研究している先輩がいました.
唾液成分を分析して,入れ歯を使用されている患者さんが感じているストレスを測定するというユニークな研究でしたが,しっかり研究結果が出ていました.
今後,さらに唾液検査は様々な分野に広まっていくのではないかと,私自身は予想しています.
当院には,スポットケムSTという唾液検査システムがあります.
このスポットケムSTは,口をゆすいで頂いて約5分後に測定結果が見れてしまう優れものです.
具体的な測定項目としては,口腔内細菌の代謝活性,唾液の酸性度,緩衝能,潜血,白血球,タンパク質,アンモニア,の7項目あります.
測定された項目は,「むし歯リスク」,「歯周病リスク」,「口腔清潔度」の3つの観点に分類したレーダーチャートで表示され,自覚しづらい口腔内の状態を客観的に把握することができます.

頑張って口腔ケアをしているつもりだけど,なかなか成果が出なくてお困りの方などには,唾液検査はとてもオススメだと思います.
検査から得られた結果から,ご自身の唾液の性質を知って頂き,ご一緒に口腔内管理を行って頂くことで,長期にわたり口腔の健康を維持することができると思います.
2017年08月15日
皆さんこんにちは!
栄養士青木です!
今年は猛暑になる、と言われてましたが、涼しいですね( ̄▽ ̄)
皆さんは体調などはお変わり無いでしょうか?
さて、今回は口腔内(お口の中)細菌と異相差顕微鏡についてです。
突然ですが、皆さんはお口の中にどのくらいの種類の細菌がいると思いますか?
実は500~700種類もいるのです!( ̄▽ ̄;)
もちろん、その中には歯周病菌や虫歯菌もいます。
そのお口の中の細菌を調べ、その人に適した処置をするために必要なのが「位相差顕微鏡」です。

検査方法は、患者様の歯周ポケットからプラーク(汚れ)を採取します。
プラークを透明なガラス板に置き、位相差顕微鏡にセットします。
位相差顕微鏡に接続されたモニターで細菌の動きをリアルタイムで観察できます。

歯周病菌や虫歯菌を0にすることは出来ませんが、極力減らすことで活動を抑えたり、再発を少なくできます。
皆さんも、歯の健康を守るために是非とも当院にて活用されてみてください。m(_ _)m