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人間の歯と他の生き物の歯はどう違うの?

2024年04月26日

皆さんこんにちは!

歯科助手・トリートメントコーディネーターの長岡です。

今回は少し視点を変えて人間の歯と他の生き物の歯の違いについてお話しをしたいと思います!

人間の歯と他の生き物の歯の生え変わりや特徴についてざっとお伝えします🦷

●人間の歯

歯の生え変わり:1回。乳歯は20本、永久歯は30本生えます。

特徴:前歯で噛み切り、犬歯で引きちぎり、噛み砕いて飲み込む奥歯の3種類の用途があります。

●犬の歯

歯の生え変わり:1回。乳歯は28本、永久歯は48本生えます。

特徴:引き裂き噛み砕くために歯が尖っています。

●猫の歯

歯の生え変わり:1回。乳歯は26本、永久歯は30本生えます。

特徴:歯が薄く尖っており、虫歯になりにくいです。

●ウサギの歯

歯の生え変わり:1回。乳歯は生まれる前や生まれた後に全て抜けてしまいます。永久歯は28本生えます。

特徴:常生歯(じょうせいし)といって一生歯が生え続けます。

●サメの歯

歯の生え変わり:一生生え変わります。

特徴:2〜3日で生え変わり常に鋭い歯を保っています。

たくさんの歯を持ち、中には数千本の歯を持つサメもいるんです。

●カタツムリの歯

歯の生え変わり:一生生え変わります。

特徴:「歯舌(しぜつ)」という歯の生えた舌があり、すり減ると新しく生え変わります。

その舌には1万個以上の小さい歯がたくさん生えておりおろし金のような作りをしています。

●鳥類

特徴:鳥は歯がありません。基本的にクチバシでエサをついばんだり丸呑みします。

 

このように生き物によって様々な歯の形をしていたり生え変わりをしていたり、そもそも歯があるのも知らなかったりと面白いですよね!

すべてに共通する点とすれば、その生き物のの生き方によって歯がきちんと順応しているということです。

 

犬や猫、サメなどエサを捕食するための動物は歯が鋭く尖っていたり、人間は色んなものを食べるので歯が様々な形をしていて様々な機能を持っています。

 

人間は動物とは違い永久歯を失うと二度と歯が生えてきません。そのためブリッジや入れ歯、インプラントの技術も進化しており失った歯を補うことは出来ますが、やはり自分自身の歯に勝るものはありません。

 

歯を失う3大要素は①虫歯②歯周病③破折(はせつ)です。

虫歯や歯周病は菌が原因です。

普段行っている歯磨きやフロスなどのセルフケアや、糖を摂りすぎないような食生活で予防することが出来ます。

破折(はせつ)は力のコントロールができないことが原因です。

歯ぎしりや食いしばりの癖を和らげたり、矯正治療で噛み合わせを整えてあげることで予防することが出来ます。

 

セルフケアでは全ての汚れを落とし切ることは難しく、力のコントロールも自分では気づきにくいです。

そのために私たちがいます。

皆さんが自分の歯を長く使って幸せに過ごしてもらうためにも是非に協力させてください!

ご来院をお待ちしております🌸

唾液がないと味がしないって本当?

2024年04月19日

みなさんこんにちは!

歯科助手・TCの髙橋です☺︎

最近は寒い日が減り、日差しの暖かい日が増えてきましたね!

寒暖差での風邪にお気をつけください💧

今日は唾液と味覚についてお話をしていきます。

普段何気なく食事をして美味しい味をお口の中で感じることがあると思いますが、その「美味しい」を感じるには唾液がとても大切であるということはみなさんご存知ですか?

食べ物の味は唾液によって運ばれることから、唾液の量が減ると食べ物の味物質が溶け出しにくくなり、舌の表面の味を感じる細胞が働きにくくなります。

また、唾液の分泌が減ることによって、さまざまな問題につながります。

ではこれらの点を踏まえ、唾液をたくさん出すにはどうしたらいいでしょうか?

いくつか方法があります!

① 耳の下や顎の下にある唾液腺を刺激する「唾液腺マッサージ」をする

②過度な飲酒を控える

③カフェインを摂りすぎない

これら以外にもよく噛んで唾液腺を刺激するためにガムを噛むことも効果的です!

当院でも噛むたびに、カルシウムとフッ素(フッ化物)イオンがお口に広がる歯科専売品のポスカFを販売しています。

実際に「マッサージの仕方が難しい。」「そのほかにも何か対策はある?」など気になることがあればぜひ当院のスタッフへ質問してください!

口腔機能低下症とは?

2024年04月12日

みなさんこんにちは!歯科衛生士の嶋です。

4月は新年度に入り、新しく新生活を迎えた方も多くいらっしゃると思います!

おめでとうございます🌸

 

今回は日常生活で起こる可能性がある口腔機能低下症についてお話しします。

 

日常生活でこのような症状のある方はいませんか?

・口の中が乾く

・硬いものが食べにくくなった

・飲み込みにくい

・滑舌が悪くなった

・お口が汚れている

・食事中にむせることが増えた

・食事が柔らかいもの中心

これらの症状がある場合、口腔機能低下症の可能性があります。

 

さて、この口腔機能低下症とはどんな病気でしょうか?

お口の機能は、「話す」「食べ物を口の中に入れる」「食べ物を噛む」「味わう」「飲み込む」「呼吸する」「顔の表情を作る」など重要な役割を持っています。

この機能が加齢や疾患、障害によって少しずつ低下していくことが口腔機能低下症です。

 

口腔機能低下症を放置しておくと…

咀嚼障害(食べ物を上手に噛めない)、摂食嚥下障害(食べ物や飲み物が上手に飲みこめなくなる)などお口の機能の障害が起こり、低栄養やフレイル(虚弱)、サルコペニア(筋力低下)を進めてしまい全身の健康や寝たきりの状態になるリスクがあります。

 

では、口腔機能低下症を引き起こす原因とは何でしょうか?

一番の原因は加齢です。

年齢を重ねると、お口の中の「食べ物を噛む」「感覚」「飲み込み」「唾液の分泌」が少しずつ低下します。

また、加齢だけでなく、虫歯や歯周病などで歯を失ったりすることも原因の一つとして挙げられます。

全身のさまざまな病気によって、お口の中の機能が低下したり、投与された薬の副作用なども関係します。つまりお口の中の機能低下は、さまざまな要因が複合的に関係しています。

虫歯や歯周病を予防しながら歯を維持することに加え、「口腔機能」にも着目する必要があります。

 

お口は全身の健康の入り口です。

歯やお口の機能を維持することは、長い目で見て健康に生きていくためにとても大切です。

お口の中で気になる症状がある場合、まずは検査を受けて原因を知ることや早期発見で治療・定期的なメインテナンスに通うことです。

お口の中のリスクを知って頂き、患者様一人ひとりがお口の予防をしながらリスク管理・維持できるように各職種が連携をとり、患者様のお口の健康づくりをサポート致します。

 

上記のお口の症状やそれ以外に気になることがあれば、ぜひ当院にお越し下さい!

インプラントは歯周病になるの?

2024年04月5日

インプラントは歯周病になるの?

こんにちは。歯科医師の堀井です。

インプラント治療は歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、歯を補う治療法です。

従来は、歯を失った治療法としてブリッジや入れ歯が一般的でしたが、近年はインプラント治療を希望される患者様が増えています。

インプラントも自分の歯と同じように、歯磨きやメインテナンスが不十分になるとインプラントの周りが炎症を起こしてしまいます。

この状態をインプラント周囲炎と言います。

インプラント周囲炎が進行すると、インプラントを支える骨が溶けてしまいます。

インプラントの周りの粘膜から血や膿がでたり、インプラントがぐらついて最終的には抜けてしまうこともあります。

なのでご自身の歯を長持ちさせることと同じように、インプラント治療の長期的な成功にはセルフケアが非常に重要です。

インプラント周囲粘膜炎とインプラント周囲炎の原因

・口腔衛生状態の不良 

・歯周炎の既往 

・喫煙 

・糖尿病 

・角化粘膜の不足 

・インプラント体の表面性状 

等がインプラント周囲炎に関わります。

インプラント周囲炎の治療法/予防法

インプラント周囲炎は細菌感染に伴う炎症性疾患であることから、歯周病の治療に準じた治療を行います。

歯周炎とインプラント周囲炎から検出される細菌は類似していて、歯周炎部位からの歯周病原菌が、インプラントに感染したという報告もあります。

歯周病リスクファクターのインプラント治療への影響

 インプラント治療においても歯周病と同様に糖尿病などの全身疾患,喫煙などのリスクファクターが存在します。

これらのリスクファクターはメインテナンス中のインプラントの感染に影響します。

喫煙は,歯周病において最大のリスクファクターであり、インプラント治療や抜歯後の治りを遅くします。

また、適切な治療が行われていない歯周病は感染の原因や咬合の不安定などのインプラント治療の障害となり得ます。

そのため、インプラント治療前の適切な歯周治療が非常に重要です。

歯周病には病状安定があっても完全な治癒はなく、再発することもあります。

インプラントも、術後に十分な清掃ができない場合はインプラント周囲炎を発症するリスクが高まります。

そのため口腔衛生管理に協力が得られない場合には、インプラント治療を断念しなければならないこともあります。

喫煙は歯周病を悪化させ、喫煙を継続すると歯周病が悪化するだけではなく、インプラント周囲炎やインプラント周囲骨の吸収を引き起こす可能性が高くなります。

インプラントを長持ちさせるポイント

  • インプラント周囲組織の口腔清掃の確立 : インプラント周囲の清掃を徹底することが重要です。ブラッシングやフロスなどを正しく使ってプラークを取り除きましょう。
  • 定期的なメインテナンス : 定期的なメインテナンスは、インプラント周囲疾患の予防に重要な役割を果たすことが報告されています。定期的にインプラントの状態を評価することで、問題があれば早期に対処することができます。
  • 健康な生活習慣: タバコや過剰なアルコール摂取、過度なストレスなどの生活習慣はインプラントの予後に影響を与える可能性があります。健康な食生活や禁煙など、健康をサポートする生活習慣を実践しましょう。

これらのポイントを押さえて、インプラントを長く使えるようにしていきましょう。

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