2023年03月25日
こんにちは☀︎
歯科助手・TCの髙橋です☺︎
最近は日中の日差しも暖かくなり、花粉に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
早いところでは桜も開花していますね🌸
そんな本日はTCについてお話をしていきます!
そもそもTCとは何なのか?と思っている方が多いのではないでしょうか?🤔
皆さんは治療をする時、『内容』や『費用』どのくらい『期間』がかかるのか気になりませんか?
また、 Dr.以外に医院でしっかりとした説明をしてくれる人がいることをご存じですか?
最近では取り入れている医院も増えてきていますがあまり耳にしたことがない方も多いと思います。
TC(トリートメントコーディネーター)とは治療者と患者様双方にとって満足のいく治療を進めるための調整を行い、双方の『架け橋』のような役割を担う人材です!
米国では(クラークとも呼ばれる)名称として確立されています。
日本には資格認定を行っている『日本歯科TC協会』があり、
- 患者コミュニケーションの専門家として、高付加価値提案ができる人材
- 予防や最新治療についての知識を備えた人材
- 歯科医院院長の片腕として経営に参画し、経営面において活躍ができる人材
以上のTC人材像が挙げられています。
歯科に関わる最新知識や情報、医院で取り扱っている補綴物の種類や違いなどは患者さんに説明するためしっかりと把握しておかなければなりません。
TCは『チーム医療』のまとめ役として、スタッフみんなの中心として活躍できる資格です!
当院には現在4人のTCが在籍しています👩🏻
私たちはカウンセリングで患者様のお悩みやご希望などを丁寧にお伺いしてきちんと理解し、おすすめの治療法、最適な治療を提案するカウンセリングを心がけています!
治療内容について詳しい説明を受けたり、気軽に質問や相談が可能ですので、心配・不安、緊張が軽減されれば幸いです😊
またカウンセリングをする前には実際にDr.とミーティングする時間を設けて情報共有を行っています!
治療について何か気になることやお話したいことがあれば気兼ねなくTCにお声掛けください!
2023年03月18日
こんにちは。保育士の石野です(*^-^*)
今年は〝10年に一度レベル″と言われる大量の花粉が飛散しておりますが、皆さんはどんな対策をされていますか。また、14日には東京で「桜の開花」が宣言されましたね!こちらも統計開始以来、2020年、2021年と並び最も早い記録だそうです。
さて、今回は根管治療についてお話させていただきます。
私たちの歯はもともと骨に刺さっていて、そこから栄養をとることで大きくなったり虫歯菌から身を守ったりしています。栄養をとるために歯の根っこから伸びている管のことを「根管」といいます。根管には歯の神経(歯髄)が通っていて、神経があることで痛みを感じることができます。
根管治療とは、簡単に言うとこの「管」をきれいにする治療のことで、歯の根管の中にある「虫歯に感染した歯の神経」「細菌」「過去に詰めた古い充填剤」等を除去していく、歯科の治療方法です。
虫歯が進行すると、歯の神経(歯髄)まで達します。こうなってしまうと虫歯菌が感染した神経を取り除き、根管(神経が入っている管)を綺麗に清掃してから被せ物をする治療を行います。
治療の流れとしては…
①虫歯の部分を削り、根管内を専用の道具で清掃し、さらに殺菌します。
保険診療の場合、この清掃と殺菌は何度か通院しながら繰り返します。
自費診療の場合、1回で清掃と殺菌を終えられることもあります。
②清掃・殺菌した根管内に、すき間なく薬剤を充填し、封鎖します。
③歯の破折を防ぐため、「コア」と呼ばれる土台と、仮歯を取り付けます。
④型取りをし、被せ物を作製・取り付けます。
一見簡単な処置のように思えますが、「根管を綺麗に清掃する作業」は非常に困難を極めます。なぜなら、根管は非常に複雑に入り組んでおり、しっかり清掃を行わなければ、「痛み」「腫れ」などの原因となり、「根尖病巣」という病気にもなるためです。
当院ではマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を利用しており、複雑な根管内をしっかり目で確認しながら治療を行っております。マイクロスコープについては前回のブログでお話しておりますので、参考になさってください。
そして、CTを用いることで、立体的に歯根や根管の形態、根尖病巣の有無や大きさを精確に判断し根管内を隅々まで殺菌消毒することが可能になります。
また、再感染や再治療を回避するために「ラバーダム防湿」も行っております。
ラバーダム防湿とは、治療する歯以外を薄いゴム製シートで覆いかぶせて口腔内の唾液や細菌による治療部位への感染を防止する道具です。
ラバーダムを使用することで、様々な口腔内細菌が根管に侵入するのを防ぎ、無菌的な処置を行うことが可能になります。つまり、ラバーダム防湿は、根管治療を成功させるためには必須のものです。
最後に、自費診療にはなりますが月に2回、外部からの専門医による根管治療も行っております。まずはお気軽にお問い合わせください。
2023年03月11日
皆さんこんにちは。
市川ビルさとう歯科医院で事務をさせていただいております、
及川と申します。
3月上旬ではございますが気温が高く春を感じますね。
今年は花粉も多く飛んでおり、花粉症の方にはとても辛いのではないでしょうか。
さて、
今回は当院に6台設置してある、マイクロスコープとネクストビジョンについてお話しさせていただきます。
マイクロスコープとネクストビジョンは歯科用顕微鏡のことを言います。
マイクロスコープは肉眼と比較して約6倍から80倍まで視野を拡大することができ、歯のような小さいものにできる虫歯を見るには最適な機器といえるでしょう。
それでは当院のマイクロスコープとネクストビジョンのご説明をさせていただきます。
・マイクロスコープ
マイクロスコープは電子顕微鏡のことで、3倍から30倍くらい拡大することが
できます。マイクロスコープの特性上、上下左右が反転した像で見えるので
マイクロスコープを駆使する歯科医師や歯科衛生士は卓越した手技と経験がある言えます。
・ネクストビジョン
ネクストビジョンはデジタルマイクロスコープと呼ばれ、デジタル化させてモニターに映しだした映像を見ながら治療を行うことができ、4Kの高画質で倍率も80倍まで拡大することができます。
それでは実際にどのように見えるのかを写真でご覧ください。
・肉眼
・10倍
・20倍
・40倍
・80倍
いかがでしょうか。
肉眼と比較してこれほど差がでるのがお分かりになりましたでしょうか。
それでは、マイクロスコープを使用するメリットについてお話いたします。
①被せ物・詰め物などのミリ単位での調整と装着。
(ミリ単位での調整が可能なため、隙間がない高精度な治療が期待できます。)
②歯周ポケットの測定や歯石取りなど、歯周病治療にも役立ちます。
(当院では歯科衛生士さんのクリーニングでもマイクロススコープを使用できるスタッフがいるため、小さな歯石や見えにくい歯石も取り除けます。)
③歯を削る量を抑えることができる。
(歯は削れば削るほど弱くなり、寿命も短くなります。ミリ単位で調整可能なため、削る量を最小限で治療を行えます。)
④外科処置後の腫れや痛みが軽くなる。
(外科処置の際の傷口を最小限にすることで、細菌に浸されにくくなり、腫れや痛み、傷口の治癒も早くなります。)
⑤根管治療の成功率が大幅に上がる。
(従来の治療では経験や勘を頼りに行っておりましたが、肉眼では確認しにくい部分まで捉えることが出来るため、治療の精度や成功率が大幅に向上します。)
⑥動画や画像で処置の説明ができる。
(患者さんは実際に口の中で何をされているのか不安感じる方もいらっしゃると思います。マイクロスコープで動画や写真を撮影できるので、そちらを見ながらの説明が可能となります。)
次にマイクロスコープのデメリットになります。
①マイクロスコープの治療ではより細かい治療を行うので、
1回あたりの治療時間が長くなってしまう傾向にあります。
(時間が無い、早く終わらせて欲しい方には不向きだと思います。)
②自費治療になる場合がある
マイクロスコープを使用した治療で保険対象治療は歯の根を切る手術「歯根端切除術」と根管治療の最終的な薬をつめる処置「根管充填」の時のみなので、
他の治療に使用した場合には自己負担になる場合がございます。
(根管治療については当院のホームページをご参照ください。)
https://www.ichikawadc.jp/root/
マイクロスコープのメリット・デメリットについてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
私も興味があり、何度かマイクロスコープを覗かせていただきましたが、視点を合わせることも難しく、更に上下左右が反転して見えるため車酔いに似た感覚になりました。
当院の先生達を更に尊敬いたしました!!
人生100年時代といわれている中で、どちらを選択したら良いかは一目瞭然ですよね。
平成元年に厚生労働省と日本歯科医師会で推進した8020運動があります。「80歳で20本歯を残す」というような運動です。
ご自身の歯でご飯をしっかり噛んで食べることが身体の健康にも繋がると思いますので、可能な限り精密で削る処置の少ない治療方を選択していきたいものですね。
当院では根管治療の際、マイクロスコープを保険適応で行わせていただいております。
歯の1本の価値は人それぞれだと思いますが、失ってからでは遅いと思いますので、心当たりのある方は是非当院にご相談ください。
2023年03月4日
こんにちは!
市川ビルさとう歯科医院の歯科衛生士の吉田です😊
今日は自費CR(コンポジットレジン)の優位性についてお話致します。
CRについては前回の記事でお話ししていますので、あわせてご覧下さい🧸
○自費CRの特徴
・ラバーダム防湿による無菌的処置を行うことで、より高い接着効果が得られ、
2次的な虫歯になりにくい
・保険の材質よりも強度が高い(すり減り、劣化しにくい)
・多数材質の色ががある為、オーダーメイドで個々の歯に対して自然な歯の色を再現可能
・歯を削る量が、部分的な被せ物に比べて少ない
・治療期間が短い(即日治療可能。ただし、事前に診査が必要な場合あり)
保険診療にもCRを充填する処置があります。
若干の違いはありますが、材料自体の持つ基本的な物性や性質は似ています。
保険診療は数千円、自費治療は数万円になるのでしょうか?
それは、かけられる時間と手間が全く異なるからです。
ただしその分、仕上がりも長期的な予後も全く違うものになります。
接着剤を使用しますがこの接着操作が上手くいくかで、時間が経っても外れにくい、変色しにくい修復になるか、いかにして水分が入らないようにするかという「防湿」という操作が重要になります。
自費コンポジットレジンの場合、ラバーダム防湿を行います。
それに対して、保険診療では「ロールワッテ」という丸く固めた綿を軽く挟んで唾液の侵入を防ごうとする「簡易防湿」を行いますが、よほど条件の良い口腔であっても完全な防湿は望めません。唾液の侵入を防ぐ、ということはすなわち細菌の感染を防ぐ、ということでもあります。これがきちんとできないとせっかく治したと思った虫歯が再発する確率が高くなります。
また、呼吸する空気にも水分が含まれますがこれもラバーダム防湿でしか防ぐことができません。
自費コンポジットレジンの場合にはマイクロスコープを使用して、より精密に仕上げるように専心しています。
マイクロスコープを使用すると肉眼や歯科用のルーペを使用するだけでは考えられない大きさ、明るさで術野を見ることができますが、その分時間もかかります。
違いを述べればきりがありませんが、保険と自費のCR充填では技術的な違いが多数あり、それにより審美性と機能と結果、それにかかる費用が大きく異なります。
良い結果を得るためには時間と手間をしっかりかける必要があります。
詳しい金額など、気になることがございましたらスタッフまでお声がけくださいませ☺️