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☆麻酔の種類☆

2019年08月31日

こんにちは(^-^)/
歯科助手・トリートメントコーディネーターの川上です。

今日は「麻酔の種類」について説明させていただきます。

皆さん「麻酔」と聞くと痛い!怖い!というイメージがあると思います。

当院では最も細い33Gという針を使用しております。針は細ければ細い程痛みを感じにくいです。ただ同じ量の麻酔液を注入しようとすると、細い針ほど麻酔液の流れは速くなり圧力も増えます。
麻酔時に痛みが生まれる原因の一つは、麻酔液が体内に注入される時の圧力です。当院では、麻酔液の注入速度や圧力をコンピューターによって自動的にコントロールできる電動麻酔注射を用い、麻酔時の痛みを軽減しています。

では、当院で扱っている麻酔の種類について説明させていただきます。

◎表面麻酔◎
麻酔注射をする前に、注射のチクッとした痛みを感じにくくするよう、ゼリー状の麻酔を歯茎に塗ることで、麻酔針を刺すときの痛みをほとんど感じないようにできるものです。

当院では、ジンジカインゲル20%(バナナ味)を使用しております。麻酔が苦手な方、お子様、お気軽にご相談下さい。

◎局所麻酔◎
歯茎に注射をすることを局所麻酔と言います。局所麻酔はその名の通り局所に麻酔薬を作用させて一時的に感覚を消失させる方法です。これは一番多く使われる方法で、虫歯治療・抜歯・インプラントなどさまざまな治療で使われています。

◎浸潤麻酔◎
これも局所麻酔の一種で、麻痺させたい箇所に近い歯茎から麻酔薬を注入します。

浸潤(しんじゅん)麻酔と呼ぶのは、注入された麻酔薬が歯を支えている歯槽骨にしみ通り、歯の神経に届いて効き目を発揮するからです。歯槽骨の表面は皮質骨といって硬い骨ですが、その内面は海綿骨と呼ばれる粗い軽石のような仕組みになっています。注射して数分すると麻酔薬はここを通って歯の神経へと到達し、2~3歯の範囲に効き目がでてきます。

◎伝達麻酔◎
伝達麻酔は、枝分かれした小さな神経に効かせる局所的な麻酔ではなく、枝分かれする手前の、知覚神経おおもとの近くに麻酔薬を注射する方法です。

注射を一本打つだけで、この太い神経から枝分かれしている細かい神経の末端までドンと広範囲に効きます。つまり、下あごの太い神経の近くに麻酔すれば、下あごの片側全体に麻酔を効かせることができます。(ただし、奥歯頬側の歯ぐきを除く)

この麻酔は長時間に渡ってしっかりと効果が続くので、親知らずの抜歯やむし歯が大きく神経を取らないといけなくなった場合に用いられます。また、一度に広範囲の処置をする場合や、浸潤麻酔だけでは効かない患者さんにも用いることもあります。

当院では、この他にも、吸入鎮静法(笑気)という麻酔もあります。吸入鎮静法は、治療に対して恐怖心の強い方やお子様、嘔吐反射が強い方、歯科治療が極度に苦手な方にピッタリな麻酔法です。笑気ガスと高濃度の酸素を鼻から吸入します。酸素カプセルに入っているような状態となり、不安感や緊張した気持ちがやわらいで、リラックスし快適な気分になります。笑気麻酔は、ガスを吸っている時のみ効き目がある為、術後にガスの吸引をストップすると30分以内に肺などから体外に排泄されてしまいます。副作用が非常に少ない安全な鎮静法です。

少しでも安心・快適に治療が受けられるよう気になることがございましたらお気軽にご相談下さい。

☆デンタル・CT・セファロについて☆

2019年08月24日

こんばんは。
トリートメントコーディネーターの片岡です。
暑い日が続いていますが、皆様熱中症には本当に気をつけてください。

今回私からは、デンタル・CT・セファロについてお話をさせていただきたいと思います。

デンタル・CT・セファロはX線写真です。
X線とはドイツの物理学者レントゲンによって発見された放射線の一種です。
それは肉眼ではわからない虫歯の状態や歯根の形、骨の状態などを知ることが出来るので「X線写真からの情報なしには診療を行えない」と言ってよいほど、大事な検査です。

まずは、デンタルについてです。
デンタルとは、デンタルエックス線写真の略です。
1枚の小さなフィルムまたは画像(約3cm×4cm)に、撮影した2~3歯とその周囲組織を詳しく確認することができます。
目的の部位を鮮明に写すことができるため、パノラマ(口元全体的なレントゲン)よりも歯やその周囲組織をさらに詳しく確認する必要がある場合に撮影します。
必要部分だけを撮影する場合と、お口全体を10~18のブロックに分けて(10・14・18枚法などと呼ぶ)撮影する場合があります。
10~18枚法は、インプラント治療と平行して、虫歯や歯周病の治療のために詳しい診査や診断が必要な場合と、歯科医師と患者様自身が個々の歯の細部まで把握するために撮影することがあります。
当院では、全体的な治療計画をたてる場合に撮影をすることもあります。
パノラマでは解りづらい所もデンタルで確認することにより状況把握や原因把握ができる場合があります。

続いて、CTについてです。
コンピューター断層撮影法のことです。
X線とコンピューターを使って、検査を行いたい場所を撮影し、輪切りの断層画像にします。
CTはマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)同様、治療部位を「見える化」させる機器です。
通常のレントゲン(デンタルエックス線写真)でも大まかには判断可能ですが、CTを用いる事で、治療部位を三次元的に診断するときに使います。
一般のレントゲンでは確認できない部位までも可視化する装置です。
主にインプラントや根管治療、顎関節、埋伏歯などの診断に役立ちます。

最後に、セファロについてです。
正式名称は頭部X線規格写真と言います。
セファロ・セファログラムとは、一定の規格のもとに撮影された頭部のX線写真のことです。
主に矯正治療での治療計画をたてる時の重要な資料になります。
治療開始字の骨や歯の角度と治療に伴う変化が比較できます。

このように、検査や診断をしっかり行い、治療をすることがとても大切です。

お気軽にご相談ください(*⌒∇⌒*)

抜歯(歯を抜く事)後の注意事項

2019年08月19日

皆さんこんにちは。

市川ビルさとう歯科医院 事務長の青木です。

連日、猛暑が続いております。

夏バテや熱中症で搬送される方も多いと伺いました。

皆さんも水分補給や塩分補給、暑さ対策をしっかりと行って、十分にお気を付けください。

 

さて、本日は「抜歯後の注意事項」についてご説明いたします。

まず、抜歯とは字のごとく、歯を抜く事です。

市川ビルさとう歯科医院では抜歯をせずに、長くご自分の歯でお食事をしていただきたいと思います。

理由はご自身の歯で食事をされたほうがずっとおいしくご飯を召し上がることができるからです。

しかし残念ながら抜かざるを得ない時があります。そのような時は下記のことにご注意ください。

 

1.抜歯後10~15分ほどガーゼを咬んで圧迫止血をします。当院で異常な出血などがないか確認しながら行います。診療後にお渡しする痛み止めをお水で1錠すぐに飲んでおきますと麻酔が切れるころに痛み止めが体内で効いているので、麻酔が切れた後の痛みが少なくて済みます。まだ出血が気になるようでしたら差し上げたガーゼ、もしくはティッシュを再度咬んでください。一般的に翌日くらいまで唾液に血がうっすらと混じる程度の出血は続きますのであまり神経質にならなくても大丈夫です。また寝ている間によだれに混じった血が枕についてしまうことがあるようなので、当日だけでも要らないタオルなどを引いてお休みになってください。

2.麻酔は部位や個人差がありますが2~3時間程度は効いています。この間はなるべくお食事は避けてください。麻酔により感覚が鈍いため普通に食べているつもりでも火傷したり、ほっぺたや舌を咬んでしまうことがあります。どうしても食事しなければならないときは、火傷しないように冷まして、ゆっくりと食べるようにしてください。

3.血の味がして気持ち悪いかも知れませんが、2~3日は強いうがいは避けてください。抜歯後は抜いた穴に溜まった血が固まってカサブタのような役目をして治っていきますが、強いうがいをするとその水圧でカサブタが取れてしまい、再出血したり、あるいは取れたまま穴の中であごの骨が出てしまい痛みの原因となるからです。歯磨きもキズの周囲は2~3日避けてください。離れた部位は大丈夫ですがうがいはお気を付けください。

4.当日は湯船に浸かったり、お酒、運動はやめましょう。シャワー浴びる程度は大丈夫です。これは血圧の上昇による出血や痛みを避けるためです。

5.痛みや出血が止まらない場合、お薬を飲んだら異常があった場合は遠慮せず早めに医院にご連絡ください。

6.お薬は指示に従ってきちんとお飲みください。もし普段飲まれているお薬がある場合は必ずお知らせください。お薬によっては組み合わせが良くないものもあります。お薬手帳をお持ちの場合は提示していただけると安心です。なお薬による副作用があった場合は服用を中止しすぐに医院にご連絡ください。

7.お食事は麻酔が切れた後であれば普通にしていただいて結構です。ただあまり固いものや刺激の強いもの(辛い物など)はお避け下さい。お食事をしっかりとって体力をつけた方が傷の治りも早いです。抜いた穴にご飯粒などが入ることがありますが、無理やりとったりしないでください。傷口が余計に炎症を起こしてしまう可能性があります。

8.後日、消毒にお越し頂きます。異常なく正常治癒しているかを確認するためでもございますので、なるべくお越しください。傷口を縫っている場合の糸取りは必ずお越しください。

当院では抜歯は最終手段です。今ある歯を1本でも多く残せるように歯科医師はもちろん、衛生士、スタッフも全力でサポート致します。

ご不明点がございましたら当院スタッフまでお気軽にお声掛けください。

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