歯肉が下がらないためには
2024年06月28日
こんにちは😊
保育士の奥村です!
テーマ「歯肉が下がらないためには?」についてお話します!
「なんとなく歯茎が下がってきた気がする」「歯茎が下がらないようにセルフケアする方法はあるの?」とお悩みの方。ふと鏡で歯茎を見てみると数年前より下がった気がして、「どうしよう」と焦る方は少なくありません。歯茎が下がる大きな原因は歯周病で、放置すれば健康な歯にトラブルが起きる可能性があります。
︎ ⚠️歯茎が下がり始めると、以下の3つのようなサインが現れます。
* 食べ物が歯間に挟まりやすくなった
* 歯の根元が染みやすくなった
* 歯の根元が黄ばんできた
「食べ物が歯間に挟まりやすくなった」
歯茎が下がると隙間ができ、食べ物が挟まりやすくなります。
歯は根元に行くほど細くなっていますが、健康な歯茎の状態だと隙間が隠れているため見えません。
「以前より歯に食べカスが詰まりやすくなったな」と感じたら、歯茎が下がり、隙間が大きくなっている可能性があります。
「歯の根元が染みやすくなった」
以前より歯の根元部分が染みやすくなる症状も、歯茎が下がったサインの1つです。
歯茎から出ている部分の歯は、エナメル質→象牙質の層があり、表面のエナメル質が刺激や汚れがつかないようにしています。
しかし歯茎に隠れている部分は本来保護する必要がないため、エナメル質がありません。
象牙質の表面には無数の穴が開いており、その穴から歯の神経へ刺激が伝わり知覚過敏が生じます。
歯茎が下がった部分の歯は象牙質が露出しているため、冷たいものなどで歯が染みてしまうのです。
「歯の根元が黄ばんできた」
象牙質は着色汚れが付きやすい性質があります。
歯の根元が特に黄ばんでいる場合も、歯茎下がりのサインかもしれません。
⚠️歯茎が下がる主な原因は、以下の6つです。
* 歯周病
* 歯を磨く力が強すぎる
* 歯ぎしりや食いしばり
* ホルモンバランスの変化
* 加齢
* タバコ
上記のように歯茎が下がる原因は加齢や生活習慣など様々ですが、もっとも多い原因は歯周病です。
歯周病が進行すると最終的にアゴの骨が破壊されて溶かされ、この影響で歯茎が下がるのです。日本人の歯を失う原因の第1位が歯周病であることも考慮して、歯茎の健康管理は非常に重要です。
一度下がってしまった歯茎は、自己ケアだけでは戻すことが難しい場合があります。軽度の場合は、歯科医院でのディープクリーニングや対処療法で改善することも可能ですが、重度の場合には専門的な治療が必要となります。歯肉退縮手術や整形などの処置が必要になることもあります。
🦷歯茎が下がらないようにするためには
・歯のケアを適切に行う
・定期的な歯科検診を受ける
・生活環境やストレスの管理をする
・バランスの取れた食事を心がける
・喫煙や過度のアルコール摂取を控える
上記のことを意識して生活することが重要です。
当院では、様々なレントゲン写真を使った検査や、顕微鏡を使った歯周病の治療などを行っています。歯周病は早期発見・早期治療が重要ですので、ぜひご利用ください。
正しいブラッシング方法
力を入れすぎず、歯茎を傷つけないように優しく磨くことが大切です。電動歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを使うことも効果的です。当院では衛生士が一人ひとりに合う歯ブラシを提案します。こちらは販売しておりますのでぜひお試しください。
歯ぎしりや食いしばりは、ストレスが原因となることが多いです。当院ではナイトガードの作製や、ボツリヌス治療も行っております。歯茎や歯の健康に不安を感じる方はご相談ください。
自分の歯茎の状態に不安を感じた場合は、早めに歯科医に相談することが大切です。歯茎の健康は全身の健康とも深く関わっており、放置すると重篤なトラブルを引き起こす可能性があります。適切なケアと専門家のサポートを受けながら、健康な歯茎を維持し、健康な口腔環境を保つことが重要です。
以上のように、歯茎の健康を守るためには、自己ケアと定期的な歯科検診が欠かせません。適切なケアと予防策を行いながら、歯周病や歯茎の問題から身を守り、健康な口内環境を維持しましょう。健康な歯茎は健康な歯を支える基盤となりますので、日常生活の中での歯茎のケアを怠らず、口腔内全体の健康を守りましょう。