2022年12月26日
こんにちは!
歯科助手の若生です。
今年も残すところあと5日となりましたが、皆さんにとってどんな1年になりましたか?
今回は技工士・院内の歯科技工士についてお話ししていきます!
○技工士とは
歯科医師の指示書にしたがって、入れ歯、歯の被せ物、歯の詰め物、矯正装置などの作成や加工、修理を行う、国家資格を有する職業です。
○歯科技工士が作成する主なもの
①クラウン(歯の被せ物)
一般に「銀歯」と呼ばれているものです。歯全体に人工の冠(クラウン)をかぶせ、歯の形や機能を回復します。
②ブリッジ
歯の無いところに歯の形と機能を回復するために、残っている近くの歯に橋脚の役割を求め、橋(ブリッジ)のようにつなぐものです。
③総義歯(入れ歯)
歯が1本も無くなった場合の入れ歯です。
④局部義歯(部分入れ歯)
失われた歯の部分の機能を回復するため、残っている歯や顎などを支えに、歯の形と機能を回復する入れ歯です。
③インプラント
顎の骨に支柱を植え、それを支えに歯の形と機能を回復するものです。
④矯正装置
歯並びや顎の位置がずれている場合に、適切な位置にするための装置です。取り外しができるものや、歯に直接取り付けるものなどがあります。
⑤マウスガード
スポーツをする際に、口の中の怪我を防止するために装着するものです。
⑥エピテーゼ
エピテーゼとは、生まれつき、または病気や事故によって失われた顔や体の一部を、人工の材料を使って形態などを補う方法です。
保険適用されるエピテーゼの製作には歯科技工士も活躍しています。
歯科技工士には、高度な精密技工技術とともに、患者さん1人1人の異なる歯の色や形を把握する繊細な審美感覚が求められます。
次に、院内の歯科技工士を紹介します!
現在院内には、関悠真さんと今井史織さんが在籍しており、小児矯正の技工物と、セラミック(インレー・アンレー・クラウン)を作成しています。
歯科技工士の2人から皆さんに一言!
関さん
「まだまだ未熟ですが練習を重ね、皆さんが笑顔になれるような適合の良い技工物を製作できるよう頑張ります!」
今井さん
「お口の健康を保てるように、患者様に合ったより良い技工物を作ります!よろしくお願いします!」
歯科技工士が技工物を作ることで、
患者さんは食べ物をしっかり噛んで食べられるようになったり、見た目がきれいになったりします。
歯科技工士の仕事は患者さんと直接関わることはあまりないため、歯科技工士の存在を知らない方も多いと思いますが、歯科治療を行う上でなくてはならない大切な職業です。
「昔作った被せ物が欠けてしまった」など何か困ったことがあれば、ぜひ気軽にご相談してください!
2022年12月21日
こんにちは!保育士の盛松です📛
最近はとても寒い日が続いておりますが皆さん体調はいかがでしょうか?
今回は前回に引き続き歯科のレントゲンと日常の被ばく線量についてお話ししていきます!
歯科で正確な検査をしていくためには欠かせないレントゲン撮影やCTですが、やはり放射線による被ばくについての心配や不安もある方は多いのではないでしょうか?また放射線は目に見えないものなので自分がどれだけ放射線を浴びているのか不安になる方もいると思います。
では、比較的よく撮るパノラマ(お口全体が撮影可能の大きい写真)とデンタル(お口の中の部分的なレントゲン撮影)はどのくらいの放射線量なのでしょうか?
デンタル1枚→約0.01mSv
パノラマ1枚→約0.03mSv
私たちの体に健康被害を与える被ばく量数値は100mSv以上と言われています。
その為、歯科においてのレントゲン撮影の被ばく線量はとても微量なので健康被害はありません。
日常生活でも被ばくしてるの??
実は普段の日常生活でも色んなところで被ばくをしています。
日常生活で被ばくしている自然放射線は1人あたり
日本平均→約2.1mSv
世界平均→約2.4mSv
ではどんな所で被ばくしてるのか??
それは、普段私たちが何気なく食べている食物や大地から微量ではありますが被ばくしています。
食物からは0.9mSv
大地からは0.3mSvしていると言われています。
どれも健康に被害の出るような数値ではないです!日常生活での自然放射線に比べて歯科のレントゲンはさらに線量が少ない為安心して受けていただければと思います!
それでもまだ不安や心配なことがございましたらいつでも近くのスタッフにお声がけください🌼
2022年12月12日
こんにちは☀️
歯科衛生士の田中です👧
今年もあと少しで終わりですが、みなさまいかがおすごしでしょうか
今回は、歯科におけるレントゲン撮影についてお話をさせて頂きます!
📸レントゲン撮影とは
X線撮影とも呼ばれます。
エックス線を目的の物質に照射し、透過したエックス線を写し出し可視化することで、内部の様子を見ることができる画像検査法の一つです。 歯科や医科などの医療だけではなく、空港の手荷物検査や構造物が壊れていないか等の検査にも利用されています。
基本的に硬いものが白く映り柔らかいものは黒く映るので、銀歯などの金属は真っ白に写ります。またむし歯は歯質が柔らかくなってしまうため黒く写ります。
📸レントゲンの種類と目的
①パノラマ
顎全体が撮影できるため、口腔内の全体像がある程度把握できます。
初診時はまずこのレントゲンを撮影し、口腔内全体の診断を行います。
②デンタル
パノラマよりも小さく細かい部分的な写真が撮れるため、パノラマではわからなかったむし歯や歯周病の状態等がより詳細にわかります。
③歯科用CT
日本語でいうと『コンピューター断層撮影』と言います。これまで紹介したパノラマ・デンタルは2次元でみえますが、前後に重なっている部分は重なったまま写ってきます。しかし、CTはそれを3次元でみることが出来るため、前後の重なりも関係なく確認することができます。
📸レントゲンは危ないの??
レントゲンは放射線を患部に当てて画像が出来上がります。放射線というと「人体に悪影響がある」と悪いイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。患者さんにも、「レントゲンって体に害はないの?大丈夫?」と聞かれることがあります。みなさま不安な点だと思いますので詳しく説明させて頂きます!
まず、放射線というのは自然界に元々存在します。この放射線を自然放射線と呼び、自然放射線からの被爆量は日本では年間1.5mmsvですので、日本で1年生活しているだけでだれでも被爆している、ということになります。
では、デンタルやパノラマの被曝量はどのくらいでしょうか🤔
デンタルの被曝量→0.01mmsv
パノラマの被曝量→0.03mmsvです。
デンタルは日本での生活の2日分、パノラマでも1週間分です。
また人体に悪影響が及ぶのは約100mmsvと言われています。
ちなみに、東京とニューヨーク間で飛行機に乗った場合も0.2mmsvの被爆をするのですが、飛行機に乗って被曝による影響を受けたという内容は聞いた事がないと思います。
つまり、歯科のレントゲンは体に害はありませんので、今後は安心してレントゲン撮影を受けて頂ければと思います😌
もしわからないことや不安なことがあれば、気軽にスタッフにお声がけ下さい😊
2022年12月5日
皆さんこんにちは!
歯科衛生士の沖村です☺︎
本格的に寒くなってきたので、体調など崩さないようお気をつけください☃️
皆さん、歯医者に行った際レントゲンをお撮りになったことはありますか?
今回は放射線のプロ、診療放射線技師についてお話ししていきます。
▶︎診療放射線技師とは?
病院や診療所などの医療機関において、医師の指示のもとで主に放射線を用いた検査及び治療業務、これらの業務に必要な機器やシステムの管理などを行う、国家資格を有する職業です!
▶︎業務内容はどんなことしてるの?
患者さんと直接関わる業務に
①画像検査
②核医学検査
③放射線治療
があります!
①画像検索
診療放射線技師が携わる画像検査は、単純X線撮影、乳房X線撮影、造影X線検査、骨塩定量検査、回診X線撮影、血管造影検査、X線CT検査、MRI検査、超音波検査、眼底検査などがあり、ここに歯科X線検査も含まれます!
②核医学検査
ガンマ線という放射線を放出する放射性核種を標識した放射性医薬品を人体に投与し、定量測定を行ったり、血液や尿などの試料測定を行ったりする検査です。
心臓(血流・代謝・交換神経・壊死など)、脳(血流・神経受容体など)など各臓器の機能を診断する上で重要な検査です。
③放射線治療
手術や抗がん剤と同じようにがん医療に重要な治療法です。
その目的は、放射線が細胞分裂を止める作用を利用して、病巣周囲の正常組織への影響をできるだけ少なくし、病巣にできるだけ大量の放射線量を投与して治療することです。
その他にも病院内すべての放射線業務に関わるため、放射線機器や被ばくの管理なども重要な業務となります。
いかがでしたか?
目で見えない病を透かし撮る、病気の第一発見者となる職業、とてもカッコいいですね✨
歯科医院で放射線を使う身近なものがレントゲンです!口腔内の病気を発見できるようしっかりレントゲンをお撮りさせていただきます🦷