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型取りについて

2019年05月27日

こんにちは。歯科医師の堀井です。今回は型取りに使う材料についてお話します。
虫歯の治療に使う被せ物や詰め物は、歯の形態を再現した模型をつかって製作します。
この作業を行う模型を作るためにお口の中の型取り(印象採得)をします。
型取りは被せ物の製作過程における最初のステップであり、またよい型を取ることが治療の成否を左右する大変重要なステップでもあります。
よい印象の条件は歯の形を変形させることなく、寸法の変化もなく表面の性状を細部まで正確に再現していることです。これを実現するため、力を加えたときには変形し、力を取り除けば形が元に戻ろうとする弾性という性質が必要です。材料が固まった後に歯の凹凸を乗り越えて外す必要があるからです。
初めて歯科で弾性のある印象材が導入されたのは、1937年A.W.Searsによる寒天印象とされています。その後、寒天と同じハイドロコロイド系印象剤であるアルジネートや、
ポリサルファイド、シリコーンおよびポリエーテル系などのラバー系の材料が登場しました。
当院では現在、付加型シリコーンラパー印象材による二重同時印象法(ダブルミックス印象法)と寒天とアルジネートを使用した連合印象法で型取りを行っています。
付加型シリコーンラパー印象材はラパー系印象材としては最も新しいもので、固まってからの経時的な寸法安定性がとても優れているため、精度のいい模型を歯型材の注入時期に左右されることなく得ることができます。
二重同時印象法では流動性の違う二種類のタイプを同時に使う方法です。
印象採得にかかる時間が短く、苦痛が少ないメリットがあります。
寒天印象剤は歴史的に最も古い弾性印象剤で、温度変化によって固まるゾル-ゲル反応を利用しています。
精度はいい材料ですが、空気中では乾燥により収縮し水中では吸水により膨潤するため、変形が生じやすいです。
寒天アルジネート連合印象は、印象精度に優れた寒天印象材と精度としては不十分ですが
操作性、経済性に優れたアルジネート印象材の両者の特徴を利用した印象法です。
印象の大部分はアルジネート印象材であるため、ラパー系の印象材による印象法に比べて印象精度は低いものの経済的であるため保険診療において広く使われています。
またラバー系の印象材と、水分を多く含むハイドロコロイド系印象材では模型を作る際に使用する石膏との馴染みが違います。被せ物を作る模型に使用する石膏には硬石膏と、より精度の高い超硬石膏があります。膨張量の小さな超硬石膏によるものが硬石膏によるものより10マイクロメートル程誤差が小さくなります。
ラバー系印象材は超硬石膏も硬石膏も使えますが一般に、ハイドロコロイド系印象材には超硬石膏は適さず、硬石膏を用います。
どちらの印象材を用いた場合も基本的な術式を忠実に守ることが、精度の高い模型を得るうえで重要です。

ポイックウォーターについて

2019年05月24日

こんにちは!
歯科衛生士の平田です。今回は当院で1番オススメしているポイックウォーターについて
分かりやすく説明させて頂きたいと思います。

POICウォーターとは 不純物を極限まで取り除いた「超純水」と、純度99.9%の「塩」を混合し「電気分解」した薬品を全く使用しない、殺菌水です。
しかも市販されている洗口液と比べると安全性と殺菌力は一目瞭然。

(さらに…)

当院で心がけている事⭐️

2019年05月13日

こんにちは!歯科衛生士の川嶌です(^o^)

ゴールデンウィークも終わりましたが、皆様はどのように過ごされましたか⁉️
当院では、今回の大型連休中に医院の改装工事を行い、メインテナンスルームとカウンセリング専用ルームを新設いたしました(^-^)v

今日は、新しくできたカウンセリングルームに関わる事として『当院で心がけている事』についてお話いたします。
当院で最も大切にしている事は、患者さん一人一人の気持ちに寄り添って一緒にお口の悩みを解決する事です。ご納得した上で最良な治療を選択して安心して治療をうけていただき、治療終了後に「さとう歯科医院を選んで良かった」と思っていただけるよう心がけております。
そのための取り組みとして以下の事がございます。

①初診時はカウンセリングと資料採得のみ行う。

初診時は基本的にカウンセリングとレントゲン撮影や口腔内写真撮影などの資料採得、Dr.による口腔内状態と今後の治療計画についての説明を一時間近くかけて行い終了します。例外で、ごく稀に痛みが強い場合や緊急性がある時は直ぐに治療に入る事もあります。

②必要に応じて個別にカウンセリングのみで予約を取っていただく。

初診時の説明だけでは、治療方針を決められない場合や、治療を始めてからでも、疑問点や不安に思う事が出てきたら、TC・トリートメントコーディネーター(カウンセリング専門スタッフ)が治療とは別に時間をいただき、患者さんとお話しをして、再度ご納得した上で安心して治療をうけていただけるようにカウンセリングの予約を取っていただいております。

最近、他院で歯の神経を取ったり、歯を抜かなければいけないと言われ、少しでも歯の寿命をのばしたい&自分の歯を抜きたくない等のお悩みを抱えて、当院に来院される方が増えてきています。もちろん、歯の神経が自然に死んでしまっていたり、歯にヒビが入って割れている場合は、残す事が出来ない事もありますが、保険治療適用外の大きな虫歯でも歯の神経を残せる方法や既に失ってしまった歯の審美的&機能性の回復、歯の根の治療のみを施術する専門医などがおりますので、治療の選択肢が増える分、歯を残せる可能性もUPします。

限られた治療時間の中で、短時間で説明をして治療もするとなると、不安な気持ちで治療をうけるだけではなく、治療の質も落ちてしまいます。患者さんの貴重なお時間をいただく事になりますが、一生使う大事な体の一部であるご自身の歯なのですから、それ相応の価値があると思います。

③Dr.とTC(カウンセリング専門スタッフ)による入念なミーティングを行う。

全ての新患者さんの症例検討会をDr.全員で行ったり、TCによるカウンセリングが必要な患者さんの治療計画は、必ず院長と副院長とTCでミーティングを行い、患者さんにとって最良の治療方法を提案する準備をしております。

治療時にDr.による説明が全くないと言う訳ではなく、気になる事や心配な事、分からない事は、何でも聞いていただき、その都度、丁寧に説明いたします。その上で更に詳細説明が必要な場合はカウンセリングの予約をおすすめいたします。

歯のお悩みがある患者さんが笑顔で治療を終えられるようにスタッフ一同、精神誠意、努めてまいりますので、是非、お気軽にご相談下さい(^-^)/

MRC(筋機能矯正)について

2019年05月12日

­こんにちは☆
歯科助手の川上です。
GWが終わってそろそろ新生活にも慣れてきた頃、だいぶ暖かくなって過ごしやすくなりましたね。

今日はMRC(筋機能矯正)についてお話したいと思います。

間違った舌の位置(低位舌や舌が前に出る舌の突出)や口呼吸のような筋機能癖は歯並びや顎の成長・発育に大きく影響があることをご存知でしょうか???

今、日本人の半数が、小学生以下では8割近くが口呼吸と言われています。間違った舌の位置や口呼吸のままですと、顔の成長・発育や歯列の成長・発達の妨げとなります。

MRC(筋機能矯正)とは、マウスピース型の筋機能矯正装置を使用して、アクティビティ(トレーニング)をすることで、お口の周りの筋肉を矯正し、歯を本来の位置に誘導してお子様の不正咬合を治す筋機能矯正治療です。顎の骨が柔らかい小児期に装着することで、「歯を抜かず」矯正することができます。お口周りの筋機能を改善することで、理想的な咬合状態に誘導します。口呼吸の改善にも有効です。

筋機能矯正装置とは、お子様の歯が乳歯から永久歯へと生え変わる時期、混合歯列期(おおよそ6歳〜12歳)に使用するマウスピースタイプの矯正器具です。取り外しが出来る器具なので、お子様への負担感も少なく済みます。

●T4Kトレーナーとは
上顎前突・過蓋咬合に適応され、お口周辺の筋肉の訓練を目的に作られています。T4Kトレーナー・マイオブレイスは毎日、日中の1時間以上と就寝時に使用します。

①トゥースチャネル
前歯を整列させます。
②タンタグ
舌を積極的に訓練します。
③タンガード
舌突出を止めます。
④リップバンパー
下顎の活性を抑えます。
⑤翼状ベース
顎関節を脱力させます。

●BWSとは
舌のスペースを得るためにこの治療において必須のものです。

 

T4Kトレーナー・マイオブレイスの効果
・下顎前歯の唇側(前方)への移動
・上顎前歯の唇舌側(前方・後方)への移動
・上下顎前歯の叢生(ガタガタ)、捻転、位置異常の改善
・上下顎歯列弓の側方への拡大
・口腔周囲の筋機能の改善
・口腔習癖の除去

などがあげられます。

現在の日本での小児矯正は、悪い歯並びをブラケット(ワイヤー)を使って、外からの力を加えて意図的に歯並びを整えていきます。つまり、歯並びが悪くなった後からのアプローチです。

当院が行っているマイオブレース小児矯正は、悪くなる前に、もしくは原因を取り除くことで悪くなってしまった歯並びを整える、治療法です。

「結果」へのアプローチか、「原因」へのアプローチか。これが一番の違いです。

悪くなった後に行う矯正治療ではなく、歯並びが悪くなる原因を改善し、歯並びだけでなく、身体の健康までを追求する、マイオブレース小児矯正をお勧めします。

MRCについてのご相談は、分院 船橋こども歯科にて受付ております。

船橋こども歯科HP
https://www.funabashi-kodomo-dc.com/

顎顔面矯正について

2019年05月7日

皆さんこんにちは!

市川ビルさとう歯科医院 事務長 管理栄養士 青木です。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ゴールデンウィークも終わってしまいましたね。

長期の連休があると体は副交感神経が有利になります。

仕事では交感神経が優位になるので、この時期はどうしても自律神経が乱れがちです。

体調管理に十分気をつけて下さい。

 

さて本日は顎顔面矯正についてご説明をしたいと思います。

●そもそも矯正って必要なの?

「矯正って芸能人じゃないし、別に気にしなくていいんじゃないの?」と思うかもしれません。

しかし、歯並びが悪いと見た目の印象が悪くなります。

人の第一印象は6割ほどが見た目で決まると言われております。

また、上手に磨くことが非常に難しいため、プラークや歯垢が

残りやすく、虫歯や口臭の原因となってしまいます。

また、睡眠時無呼吸症候群とも密接な関係があり、歯並びが悪い方は

舌の位置が正しい場所にないため、なりやすいとも言われております。

 

●顎顔面矯正とは

まず初めに、顎顔面矯正という聞きなれない単語。「がくがんめんきょうせい」と読みます。

「どこを矯正するのだろう?」と思う方が多数だと思います。

 

こちらの矯正は専用の矯正器具を使い、歯へ無理な負担をかけずに、健全な顎骨全体の成長を促し、健康な体と美しい歯並びを作っていく治療法です。

特に、成長期(5歳~9歳)のお子様に有効な方法で、歯を痛めることもなく矯正後の後戻りもほとんどみられません。

 

この治療は主に子供たちに行う矯正なので、成人の方にはあまり向いておりません。

当院の分院である「船橋こども歯科」にて行っている矯正治療になります。

 

●抜歯を極力行わずに矯正を行うことができる

こちらの矯正の最大のメリットは「歯を極力抜かずに矯正を行うことができる」という事です。

成人になってからの矯正だと、歯をきれいに並べるためのスペースがないため、

歯を抜き、そこにできたスペースに歯を並べていきます。

しかし、顎顔面矯正はこどものうちに行う治療です。子供は成人に比べて

骨格が柔らかいため、比較的容易にスペースを作ることができます。

 

また、顎顔面矯正は鼻詰まりの改善・舌運動機能の回復・喘息やいびきの改善にも

効果があります。

 

●子供たちの赤信号!

歯並びが悪い子供たちによくみられる行動をお伝えします。

・口で呼吸していることが多い

口呼吸をしていると、空気中のばい菌が喉から体内に入ったり、口の中が乾燥してむし歯になりやすい状態をつくったりします。また、無呼吸症候群など睡眠障害を引き起こすこともあります。

・口がいつも開いている

口が常に開いたままになっていると、唇の筋肉が発達不良になり、唇が閉じにくくなります。また、前かがみの姿勢になりやすく、背骨が曲がったまま成長してしまう恐れもあります。

・よく噛まずに食べるよ

く噛まずに食べると、口元の筋肉やあごの成長に悪影響を与え、消化不良を引き起こす原因になります。

 

当院では、院長自らが責任をもって治療を行います。

なので、何か困った際にはいつでも対応可能ですし、また、定期的な管理の中で噛み合わせに関することもチェックしていますので、適切なタイミングで、矯正治療を始めることができます。

 

少しでも気になることがございましたら、まずは精密検査だけでも受信されることをお勧め致します。

 

個別相談へのご案内

診療時間
午前: 9:00~13:00
午後:14:30~18:00
  • ※ △土曜:9:00~17:00
  • ▲日曜:9:00~12:00/13:00~16:00
  • ※ 祝日は休診

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