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妊娠時の口腔内の変化について

2024年12月27日

皆さんこんにちは!歯科衛生士の嶋です。

今年も残りわずかとなりましたが、お身体に気をつけて良いお年をお迎え下さい😊

 

みなさん、妊娠時期は身体とお口の中にもあらゆる変化が起こることはご存知でしょうか?そこで、今回は妊娠時の口腔内の変化についてお話しします。

 

【妊娠中に気をつけたいお口の症状について】

〈唾液の質の変化〉

妊娠状態を保つための女性ホルモン(プロゲステロンとエストロゲン)が働き、唾液の性質がネバネバする特徴があります。本来、唾液には口の中の汚れを落とす自浄作用がありますが、ネバネバした唾液は自浄作用が低下している状態なのでむし歯菌が増えたり口内環境が悪化することがあります。

 

〈女性ホルモン分泌の増加〉

女性ホルモンが血液中にたくさん増えることで、歯周病菌が活発になり妊娠性の歯肉炎になりやすくなります。妊娠性歯肉炎は妊娠初期に発症しやすいと言われています。

 

〈免疫反応の低下〉

妊娠すると炎症、出血が起きやすくなります。胎児を異常とみなさないように、免疫反応が一時的に低下し、細菌に対する抵抗力が低下します。

 

〈虫歯のリスク〉

つわりで気持ちが悪いと歯みがきをするのが難しくなることがあります。また、つわりの一症状である嘔吐で胃酸が逆流すると口の中が酸性になりむし歯が出来やすい環境になります。

 

【胎児に影響があるリスクについて】

妊婦さんの口腔の変化は胎児に影響する場合もあります。進行した歯周病が早産や低体重児出産のリスクを2〜4倍程度高めることが報告されています。理由は、歯周病菌が血液中を循環して子宮内で炎症を起こしたり、炎症性物質の産生によって子宮の収縮が誘発しやすいからです。

【妊娠中のお口のケアについて】

妊娠中は体調面に大きく変化があるので、どのようにケアをしたらいいか悩まれている方もいると思います。そこで、お口のトラブルを減らせるようにご自宅で出来る予防方法をお伝えします!

●つわりがひどい時の歯磨きは、「食べたら磨く」ではなく「体調が良い時にしっかり磨く」ようにしましょう。歯磨きが辛くてできない時は、うがいをするだけでも口の中を酸性から中性に近づけられます。できる範囲で、口の中を清潔に保ちましょう。

 

●ヘッドの小さい歯ブラシは、つわりがある場合も奥歯まで磨くことが出来ます。

 ●マウスウォッシュで虫歯、歯周病予防

当院おすすめのマウスウォッシュ

〈フッ化物洗口液〉

無味なのでつわり中も安心して虫歯予防が出来ます。

 

〈ポイックウォーター〉

たんぱく汚れの分解と除去率が高いので虫歯や歯周病予防が出来ます。

 

〈ハビットプロモンダミン〉

虫歯、歯周病菌の殺菌、歯茎の炎症と出血を防ぐ働きがあるので虫歯や歯周病予防が出来ます。

当院では、メインテナンスを受けながら妊娠時期のお口の状態に合わせたセルフケア方法もお伝えしています。事前の予防対策をすることで、患者様の全身と胎児の健康を守ることに繋がります!

不安なことや悩んでいることなどあればぜひ当院にお越しください。

加齢によって歯の色が変わってしまう理由

2024年11月29日

皆さま、こんにちは☀️

歯科衛生士の田中です!

急激に気温が下がり冬らしくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか

風邪を引かないよう、暖かくして過ごして下さい⛄️🫶

 

突然ですが、自分の“歯の色“について気になったことはありませんか?

芸能人を見て歯が白くて羨ましくなったり、逆に自分の写真をみて『歯が黄色い』『色が暗い』と感じたことはないでしょうか?

今回は加齢によって歯の色が変わってしまう理由について、詳しくお話していきます。

 

🦷そもそも歯ってどんな構造?

『歯』とは何でできているか、どのような構造をしているのか知っていますか?

歯は上のイラストのように層が重なったような構造をしており、1番外側の表面が『エナメル質』、二層目が『象牙質』、真ん中の『歯髄』と書かれている部分がいわゆる神経の部分です。

むし歯の大きさもこの層で判断することも多く、1番外側のエナメル質までしか達していないむし歯を『C1』、象牙質まで達したむし歯を『C2』、歯髄まで達したむし歯を『C3』と呼びます。C3からむし歯がより進行すると根っこだけの状態の『C4』になり抜歯になってしまいます。ちなみに、C2では冷たいものがしみるなどの症状が出始め、C3では強い痛みが出ます。

 

🦷歯って何色?

一般的に歯は『白色』というイメージがあると思いますが、実際は何色なのでしょうか?

この色に関しても、先ほどお話した歯の構造が深く関わってきます。一般的に思われている歯の『白色』の部分は、実は1番外側の層のエナメル質の色で、二層目の象牙質は黄色味がかかっています。

歯の表面の「エナメル質」は、摩耗や、食品に含まれる酸によってだんだんと薄くなってきます。 エナメル質が薄くなると、内側の黄色味がかった「象牙質」が外から透けて見えてくる為、汚れや着色がなくても、歯が黄色く見える場合があります。

つまり、加齢によって歯が黄色くなっているのは、1番外側の層であるエナメル質が薄くなり、二層目の象牙質が透けて見えているためです。

 

🦷エナメル質は何で薄くなるの?

先ほども少しお話に出ましたが、歯のエナメル質が失われる主な原因は、酸の影響や摩耗、過度なブラッシングなどです。 食事に含まれる酸性食品や飲料は、エナメル質を溶かしてしまう可能性があります。 また、歯ぎしりや硬い物を噛むことも摩耗の原因となります。 さらには、正しいブラッシングが行われていないと、エナメル質が徐々に削れてしまうことがあります。

エナメル質が溶けたり削れたりすると、先ほども話に出てきたように二層目の象牙質まで到達してしまう可能性もあるため、むし歯の原因にも大きく繋がります。

 

🦷歯の色を白く保つには

先ほどお伝えしたようにエナメル質が薄くなって象牙質が透けてきてしまう前に、正しい食生活を送ることができているか、正しいセルフケアが行えているか、定期的にメインテナンスに通ってチェックしてもらいましょう。

また、着色が原因の場合はメインテナンスで着色を落とすこともできますし、ホワイトニングを行って白くする方法もあります。まずは衛生士に気軽に相談してみて下さい🫶 (さらに…)

歯冠延長術とは

2024年10月11日

みなさんこんにちは!歯科衛生士の嶋です🦷
気温も下がり、秋の深まりを感じる季節となりましたがみなさんいかがお過ごしでしょうか?

今回は歯冠延長術についてお話しします。
【歯冠延長術とは】
根っこだけになってしまった歯を残す治療方法です。

みなさん歯を失う原因は何かご存知でしょうか?
虫歯や歯周病、歯の破折です。
一度削ってしまったり、骨が溶けてしまった歯は元の状態に戻すことが出来ません。

上記であげた歯を失う疾患で、抜歯をせずに歯冠延長術で適応できる歯があります。

【適応できる歯】
・虫歯が進行して、歯ぐきから上に出ている部分(歯冠)がほとんどない。
・歯が割れて、歯ぐきの下まで及んでしまった。
※歯科医師がお口の中の状態とレントゲンで診査診断をし、適応できるか判断します。

また、歯が残せるかどうかは見える歯の高さがポイントです。その基準の一つにフェルールという概念があります。

【フェルールとは】
歯ぐきから上の部分で健康な歯質が2㎜以上あれば、健康な歯周組織を獲得できます。健康な歯質があることで咬む力が分散され、歯の根っこが折れるのを防止します。このフェルールを獲得することで、歯の寿命に大きく関わってきます。

当院で歯を残す選択肢として行っている2つの治療方法をご紹介します。

【クラウンレングスニング】
歯ぐきの位置を下げ、歯の根っこを露出させることで歯ぐきより上に歯がある状態をつくります。歯を抜かずに長期安定した被せ物が可能な状態にします。

【エクストルージョン】
歯ぐきに埋もれた歯の根っこの中央部分にフックを装着し、真上からゴムやバネの力で引っ張り上げます。これにより埋もれていた根っこの上部が挺出するため、土台を作成することができるようになります。

長い目でみて、自身の噛める歯があることは何十年後の全身や歯の健康寿命にも大きく影響してきます。

患者様自身の最善の治療選択と長く歯を守っていくためのプランを分かりやすく説明させていただきます。ぜひ当院にご相談ください!

唾液が無いと味が感じられない!?

2024年10月4日

こんにちは!歯科医師の堀井です。

 今回は「唾液と味覚」の関係についてお話します。突然ですが、皆さんは唾液が味覚にどれだけ大切な役割を果たしているかご存知ですか?実は、唾液が無いと味を感じにくくなるんです!その理由について詳しく見ていきましょう。

唾液と味覚の関係

 私たちが食べ物を食べたとき、舌の表面にある味蕾(みらい)が味を感じ取ります。しかし、食べ物の成分だけでは直接味を感じ取ることはできません。ここで重要なのが「唾液」です。唾液は食べ物を舌の上で溶かし、味蕾に成分を届ける役割を果たしているのです。言い換えると、唾液が無ければ食べ物の味が味蕾に届かず、味を感じにくくなってしまいます。

唾液の役割

唾液は、味を感じるためだけでなく、さまざまな大切な役割を果たしています。以下にその主な働きをまとめました。
* 消化の促進:唾液には消化酵素が含まれており、食べ物を分解しやすくします。
* 口腔内の清掃:唾液は細菌を洗い流し、口の中を清潔に保つ役割を果たしています。
* 虫歯予防:唾液の中に含まれる成分が歯を修復し、酸を中和することで虫歯を予防します。

唾液が減少する原因

唾液の分泌が少なくなると、味を感じにくくなるだけでなく、口腔内のトラブルが増える原因にもなります。唾液の分泌が減る主な原因には以下のようなものがあります。
* 加齢
* 薬の副作用
* ストレスや緊張
* 水分不足

もし「口が渇いて味を感じにくい」と感じたら、唾液の分泌を促進するための対策が必要です。

唾液を増やすための工夫
唾液をしっかりと分泌させるためには、いくつかの工夫が効果的です。

1. よく噛む:食事の際によく噛むことで、唾液の分泌が促されます。
2. 水分補給:こまめに水を飲むことで、口腔内の乾燥を防ぎます。
3. ガムを噛む:ガムを噛むことで、唾液の分泌が増えます。特にキシリトール入りのガムは虫歯予防にも効果的です。

まとめ

唾液は、単に口の中を潤すだけでなく、味覚を感じるためにも重要な役割を担っています。唾液の分泌が減ると味を感じにくくなり、口腔内の健康にも影響を与えることがあるので、日頃からしっかりと唾液の分泌を促す工夫を心がけましょう。
もし、口の渇きや味覚の低下を感じたら、ぜひ一度歯科医院で相談してみてください。唾液の分泌が健康の鍵を握っているかもしれません!

歯周病治療ってどんなものがある?

2024年08月2日

こんにちは!

歯科助手・TCの髙橋です。

あっという間に8月に突入しまだまだ暑い日が続きますが、熱中症対策を行って乗り切りましょう!

さて、今回のブログは歯周病治療についてお話していきます。

みなさんは歯周病とはどんな病気か知っていますか?

30歳以上の成人の約80%がかかっていると言われる歯周病。

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐきや、歯を支える骨などが溶けてしまいます。

歯と歯ぐきの境目の掃除が行き届かないでいると、そこに多くの細菌がたまってしまい、歯ぐきの辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。

さらに進行すると膿がでたり歯が揺れてきて、最後には歯を抜かなければならなくなってしまうとても恐ろしい病気です。

そんな歯周病に関していくつかの質問に答えるだけで自分が歯周病かどうか知ることができます!

1.口臭を指摘された・自分で気になる

2.朝起きたら口の中がネバネバする

3.歯みがき後に、毛先に血がついたり、すすいだ水に血が混じることがある

4.歯肉が赤く腫れてきた

5.歯肉が下がり、歯が長くなった気がする

6.歯肉を押すと血や膿が出る

7.歯と歯の間に物が詰まりやすい

8.歯が浮いたような気がする

9.歯並びが変わった気がする

10.歯が揺れている気がする

これらの質問に対してチェックが

1~3個ある場合

歯周病の可能性があるため、軽度のうちに 治療を受けた方がいいです◎

4~5個以上の場合

中等度以上に歯周病が進行している可能性 があります。早期に歯周病の治療を受けましょう。

チェックがない場合

チェックがない場合でも無症状で歯周病が進行することがあるため1年に1回は歯科検診を受けましょう!

ではそんな歯周病に対しての治療はいったいどんなものがあるでしょう?

大きく分けて2つあります。

1つ目は切除療法です。

歯周ポケットの炎症部分を切開し、歯根についているプラークや炎症部分を除去・切除し、再び汚れが溜まらないように歯周ポケットを浅くする手術です。

手術をすることにより、周りの歯ぐきや歯槽骨(歯を支えている骨)が健康な状態に整いますが、前より歯ぐきが下がり、歯が長く見えてしまうデメリットがあります。

2つ目は再生療法です。

失われた歯ぐきや歯槽骨などの歯周組織を、人口膜や骨の補填材などを使って再生する手術です。この方法により、従来では抜歯しなければいけなかった歯の多くを残せるようになってきました。

歯周組織を回復させるためには理想の治療法ですが、すべての症例に適応できるわけではなく、また保険適用外の治療となってしまいます。

当院では実際に再生療法を行うときの材料としてエムドゲインなどを使用しています!

エムドゲインとはブタから抽出した組織再生のためのタンパク質です。高度先進医療に含まれ、保険治療の適応ではありませんが、日本での使用承認は得られています。

このように歯周病になってしまった場合でもさまざまな治療方法が生み出されています。

ですがやはり、一番はそうならないことです!

当院では歯周病対策としてさまざまな物品も販売しています。

また歯磨きなどのセルフケア方法も歯科衛生士が分かりやすく丁寧に教えているのでなにか気になることがあれば気軽にご質問ください!

マイクロスコープってなに?

2024年07月26日

みなさんこんにちは!歯科衛生士の嶋です。

毎日暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?水分補給をこまめに行いながら熱中症にお気をつけください。

今回はマイクロスコープについてお話します。

皆さんマイクロスコープという機器をご存知ですか?

 

マイクロスコープとは

肉眼の約20倍の拡大視野で治療ができる顕微鏡です。

 

ここで、マイクロスコープと肉眼の違いを見てみましょう。

〈マイクロスコープと肉眼治療の違い〉

   左側は肉眼    右側は約20倍

肉眼と比較すると見え方も大きく差があるのがお分かりでしょうか?

普段日常で使っているお札がこんなにも細かい文字や色があるとはビックリですね!拡大視野での精密治療は成功率も格段と高くなります。

このマイクロスコープは歯科だけでなく、さまざな医療分野でも多く使われています。今では精密・正確さが高く評価されている治療機器の一つです。

 

では、マイクロスコープが高く評価されているメリットとは何でしょうか?

〈マイクロスコープを使用するメリット〉

①視野の大きさ

肉眼では捉えきれない部位も拡大視しながら処置できるので、精密な診査・診断や治療が出来ます。

 

②施術時の明るさ

施術に合わせて明るさを調整出来ます。例えば、根の治療の際に根っこの深い部分まではっきりと見ることができ、汚染した部分を確実に徹底的に取り除くことが出来ます。

 

③モニターで治療部位の確認や説明が出来る

マイクロスコープのカメラが治療部位を映し出すので、診療ユニットに設置しているモニターで確認できます。

 

④肉眼では見えにくいお口の所見を確認出来る

虫歯、歯垢、歯石、歯の亀裂など

 

マイクロスコープは以下の治療で使用します。

根管治療、虫歯治療、詰め物・被せ物の治療、外科治療、歯周病治療など

根管治療

拡大した根管内を直視しながら治療が出来ます。感染源を正確に取り除けるので、歯の根を傷つけてしまうリスクを最小限に抑えられます。

 

虫歯治療

虫歯の取り残しや削りすぎるリスクを抑えられ、初期段階から神経を保存する治療方針を立てることが可能です。

 

詰め物・被せ物の治療

詰め物や被せ物を入れる歯の形態や適合の精度を上げ、虫歯の再発リスクを抑えます。

 

外科治療

切開が最小限で済み、傷口は小さく、出血や腫れも抑えられます。

 

歯周病治療

歯周ポケットの深いところについている歯垢や歯石に関しては、肉眼だと的確に状況を把握できません。マイクロスコープなら、歯周病の原因である歯垢や歯石を正確に除去出来ます。 

当院にはマイクロスコープを使った診断・治療技術を習得した歯科医師が在籍しており、さまざな治療に応用しています。

また、歯科衛生士もマイクロスコープを使用できるスタッフがおり、歯周病治療やメインテナンス時に歯石や歯垢など細かい部分まで拡大視野で取り除く治療なども行っています。

 

お口の中を健康に長く保つためには患者様のセルフケアの管理や定期的なメインテナンスはもちろん、精密な治療の選択肢によって将来の歯の寿命も大きく関わってきます。

当院では患者様が幸せになる選択肢を提供できるようにカウンセリングのお時間もつくっています。

お口のことで悩んでいることがあればぜひ、当院にお越しください!

子どもの矯正、いつしたらいい?

2024年07月12日

こんにちは、歯科医師の堀井です。
今回は子どもの矯正についてお話していきます。

「子供の歯並びが気になる」
「歯並びを悪くさせないためにはどうしたらいいの」
このような悩みや疑問を持つ親御さんは多いです。

子どもの歯並びが悪くなる原因はさまざまで、それに応じて治療の計画を立てていきます。

「子どもの矯正治療はいつ頃始めると良いですか?」
このようなご質問をよく受けます。

「一般的には○歳~○歳の間が治療を開始するのが適切」といった情報がありますが、
これはあくまで「一般的には」というものであり、
実際はそれぞれのお子様に適切な治療開始時期があり、○歳からと一概には言えません。


適切な治療開始時期は、お子様の状態によって違います。

治療するしないにかかわらず、まずは早い段階でお口の状態を確認しておきましょう。

当院の向かいにある船橋こども歯科では、MAT矯正システム®︎という小児矯正をおこなっております。

MAT矯正システム®︎では原因からアプローチすることで歯ならびを改善していきます。

虫歯の予防ができるように、歯並びが悪くなることを事前に予防することができます。

「お口がポカンと開いている」「アレルギーや鼻炎に苦しんでいる」

これらの症状が歯ならびと関連していることがあります。

MAT矯正システムでは、子供の歯並びと体の成長が大きく関係があると考えているため、
これらのことに対して矯正治療を通してアプローチしていきます。

MAT矯正システムによる治療例

MAT矯正システムとは
M:Myofunctional
A:Anatomical
T:Therapy の略称になります。

①歯が並ぶ土台を作る
骨格の発育を促進させることで歯が並ぶ土台をしっかりと整えていきます。
それにより「歯が並ぶスペースができる」そして「お口の機能獲得のためのトレーニングをより良い環境で行う」ことが可能です。
骨格の発育時期は年齢に限りがあるため、早期のアプローチが必要です。

②歯並びが悪くなる根本的な原因を改善
歯並びが悪くなる原因「悪習癖」を改善することで自然な位置に歯が並ぶように促していきます。
土台を用意するだけではなく、歯を整列させるために筋機能への後押しが必要です。
更に悪習癖を改善することでお口ポカンの状態や鼻炎等の症状改善にも繋がります。

③整った美しい歯並びへ
土台を整え、筋機能トレーニングを行った上で更に審美できな歯並びを求める方は、コンピューターシステムでの歯のスキャンを行い、精密な歯並びの診断を行うことで、整った歯並びへ導くことができます。

このような三つの特徴があります。

さとう歯科医院から船橋こども歯科にご紹介することもできるので、いつでもご相談ください!

歯ブラシの寿命について

2024年05月17日

みなさんこんにちは!歯科助手の幾田です😆✨
最近は朝夜の気温差もあるので体調を崩しやすい季節ですね!

今回は【歯ブラシの交換の時期・目安について】お話します。
この歯ブラシいつまで使えるのだろう?
気がついたらずっと使っていた…なんてことはありませんか?
今回は歯ブラシの交換時期、目安についてお話しします。
交換時期がわからない方や歯を磨いていてもなぜか虫歯になる、汚れが落ちにくいという方は参考にしてみて下さい。

歯ブラシを交換するタイミングは、使い始めてから約1ヶ月程度とされています。
意外と短いと感じる方も多いかもしれません。
理由としては、1ヶ月ほど経過したタイミングで、毛先のコシがなくなり、機能が低下することが挙げられます。
つまり、しっかり磨いているにも関わらず、汚れが落としきれない状態になるということです。

その他、菌の繁殖が増え始めるのもこのタイミングであるため、毎月必ず決まった時期に、歯ブラシは交換した方が良いでしょう。また、歯ブラシを後ろから見たとき毛先がヘッド(歯ブラシの頭)からはみ出してみえる時は交換して下さい。

歯ブラシの寿命を縮めないためのポイント‼️
歯ブラシを交換するタイミングは、使用開始から約1ヶ月ですが、使い方を間違えると、数週間で毛先が開いてしまうこともあります。
よって、ブラッシングの圧が強くなりすぎないよう、小刻みに動かすように磨くことを心掛けましょう。

その他、歯ブラシの洗い方、保管方法についても注意が必要です。
歯磨きが終わった後は、歯ブラシに菌や汚れが多く付着するため、指でしっかり毛先部分を洗い流します。
そして、その後はしっかり水気を取り除き、風通しの良い場所でヘッド部分を上向きにして保管しましょう。

口腔機能低下症とは?

2024年04月12日

みなさんこんにちは!歯科衛生士の嶋です。

4月は新年度に入り、新しく新生活を迎えた方も多くいらっしゃると思います!

おめでとうございます🌸

 

今回は日常生活で起こる可能性がある口腔機能低下症についてお話しします。

 

日常生活でこのような症状のある方はいませんか?

・口の中が乾く

・硬いものが食べにくくなった

・飲み込みにくい

・滑舌が悪くなった

・お口が汚れている

・食事中にむせることが増えた

・食事が柔らかいもの中心

これらの症状がある場合、口腔機能低下症の可能性があります。

 

さて、この口腔機能低下症とはどんな病気でしょうか?

お口の機能は、「話す」「食べ物を口の中に入れる」「食べ物を噛む」「味わう」「飲み込む」「呼吸する」「顔の表情を作る」など重要な役割を持っています。

この機能が加齢や疾患、障害によって少しずつ低下していくことが口腔機能低下症です。

 

口腔機能低下症を放置しておくと…

咀嚼障害(食べ物を上手に噛めない)、摂食嚥下障害(食べ物や飲み物が上手に飲みこめなくなる)などお口の機能の障害が起こり、低栄養やフレイル(虚弱)、サルコペニア(筋力低下)を進めてしまい全身の健康や寝たきりの状態になるリスクがあります。

 

では、口腔機能低下症を引き起こす原因とは何でしょうか?

一番の原因は加齢です。

年齢を重ねると、お口の中の「食べ物を噛む」「感覚」「飲み込み」「唾液の分泌」が少しずつ低下します。

また、加齢だけでなく、虫歯や歯周病などで歯を失ったりすることも原因の一つとして挙げられます。

全身のさまざまな病気によって、お口の中の機能が低下したり、投与された薬の副作用なども関係します。つまりお口の中の機能低下は、さまざまな要因が複合的に関係しています。

虫歯や歯周病を予防しながら歯を維持することに加え、「口腔機能」にも着目する必要があります。

 

お口は全身の健康の入り口です。

歯やお口の機能を維持することは、長い目で見て健康に生きていくためにとても大切です。

お口の中で気になる症状がある場合、まずは検査を受けて原因を知ることや早期発見で治療・定期的なメインテナンスに通うことです。

お口の中のリスクを知って頂き、患者様一人ひとりがお口の予防をしながらリスク管理・維持できるように各職種が連携をとり、患者様のお口の健康づくりをサポート致します。

 

上記のお口の症状やそれ以外に気になることがあれば、ぜひ当院にお越し下さい!

インプラントは歯周病になるの?

2024年04月5日

インプラントは歯周病になるの?

こんにちは。歯科医師の堀井です。

インプラント治療は歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、歯を補う治療法です。

従来は、歯を失った治療法としてブリッジや入れ歯が一般的でしたが、近年はインプラント治療を希望される患者様が増えています。

インプラントも自分の歯と同じように、歯磨きやメインテナンスが不十分になるとインプラントの周りが炎症を起こしてしまいます。

この状態をインプラント周囲炎と言います。

インプラント周囲炎が進行すると、インプラントを支える骨が溶けてしまいます。

インプラントの周りの粘膜から血や膿がでたり、インプラントがぐらついて最終的には抜けてしまうこともあります。

なのでご自身の歯を長持ちさせることと同じように、インプラント治療の長期的な成功にはセルフケアが非常に重要です。

インプラント周囲粘膜炎とインプラント周囲炎の原因

・口腔衛生状態の不良 

・歯周炎の既往 

・喫煙 

・糖尿病 

・角化粘膜の不足 

・インプラント体の表面性状 

等がインプラント周囲炎に関わります。

インプラント周囲炎の治療法/予防法

インプラント周囲炎は細菌感染に伴う炎症性疾患であることから、歯周病の治療に準じた治療を行います。

歯周炎とインプラント周囲炎から検出される細菌は類似していて、歯周炎部位からの歯周病原菌が、インプラントに感染したという報告もあります。

歯周病リスクファクターのインプラント治療への影響

 インプラント治療においても歯周病と同様に糖尿病などの全身疾患,喫煙などのリスクファクターが存在します。

これらのリスクファクターはメインテナンス中のインプラントの感染に影響します。

喫煙は,歯周病において最大のリスクファクターであり、インプラント治療や抜歯後の治りを遅くします。

また、適切な治療が行われていない歯周病は感染の原因や咬合の不安定などのインプラント治療の障害となり得ます。

そのため、インプラント治療前の適切な歯周治療が非常に重要です。

歯周病には病状安定があっても完全な治癒はなく、再発することもあります。

インプラントも、術後に十分な清掃ができない場合はインプラント周囲炎を発症するリスクが高まります。

そのため口腔衛生管理に協力が得られない場合には、インプラント治療を断念しなければならないこともあります。

喫煙は歯周病を悪化させ、喫煙を継続すると歯周病が悪化するだけではなく、インプラント周囲炎やインプラント周囲骨の吸収を引き起こす可能性が高くなります。

インプラントを長持ちさせるポイント

  • インプラント周囲組織の口腔清掃の確立 : インプラント周囲の清掃を徹底することが重要です。ブラッシングやフロスなどを正しく使ってプラークを取り除きましょう。
  • 定期的なメインテナンス : 定期的なメインテナンスは、インプラント周囲疾患の予防に重要な役割を果たすことが報告されています。定期的にインプラントの状態を評価することで、問題があれば早期に対処することができます。
  • 健康な生活習慣: タバコや過剰なアルコール摂取、過度なストレスなどの生活習慣はインプラントの予後に影響を与える可能性があります。健康な食生活や禁煙など、健康をサポートする生活習慣を実践しましょう。

これらのポイントを押さえて、インプラントを長く使えるようにしていきましょう。

個別相談へのご案内

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