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歯周組織再生療法とは

2026年07月31日

こんにちは。歯科医師の堀井です。

今回は「歯周組織再生療法」についてお話しします。

「歯周病で骨が溶けています。」

歯科医院でこのように説明を受けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

「もう抜歯しかないのでしょうか?」

患者さんから最も多くいただく質問の一つです。

もちろん、すべての歯が残せるわけではありません。

しかし、以前であれば抜歯と診断されていたような歯でも、現在では歯周組織再生療法によって保存できる可能性があります。

歯周病というと、歯ぐきが腫れたり血が出たりする病気というイメージを持たれる方が多いと思います。

しかし、本当に怖いのはその先です。

歯周病が進行すると、歯を支えている歯槽骨や歯根膜が少しずつ失われていきます。

骨が減れば減るほど歯を支える力は弱くなり、歯周ポケットも深くなります。

深い歯周ポケットは細菌が非常に住みやすい環境です。

そのまま放置すると細菌による炎症が続き、さらに骨が溶けるという悪循環に入り、最終的には歯が大きく揺れ、抜歯が必要になることも少なくありません。

だからこそ、深い歯周ポケットを改善することが歯を長く残すために非常に重要になります。

歯周組織再生療法とは?

歯周組織再生療法は、失われた歯を支える組織をもう一度作り直すことを目指す治療です。

歯ぐきを開いて感染した組織や歯石を徹底的に除去した後、再生を促す薬剤を使用し、骨や歯根膜が再びできる環境を整えます。



当院では症例に応じてエムドゲイン(EMD)やバイオオス(Bio-Oss)を使用しています。

エムドゲインは、歯が生えてくる時に働くタンパク質を応用した薬剤です。

身体に「もう一度歯を支える組織を作ろう」という信号を送り、歯槽骨・歯根膜・セメント質の再生を促します。

さらにバイオオスは、新しい骨ができるための「足場」となる材料です。

特に骨の欠損が大きい場合では、エムドゲイン単独よりもバイオオスを併用した方が、骨の回復量が増え、歯ぐきの退縮も少なくなることが報告されています。

「骨を作る」と聞くと、本当にそんなことができるのか疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

実は歯周組織再生療法は、多くの臨床研究によって効果が確認されています。

通常の歯周外科手術と比較すると、

・歯周ポケットはさらに浅くなる
・歯を支える組織がより多く回復する
・治療後に5mm未満まで改善した歯周ポケットは約94%

という良好な結果が報告されています。

さらに長期経過を見ると、

5年後で約92%、10年後でも約88%の歯が保存されていた

という報告もあります。

つまり、適切な症例では非常に長期間にわたって天然歯を維持できる可能性があるのです。

「残す」ということには大きな価値があります

もし歯を抜けば、インプラントやブリッジ、入れ歯という選択になります。

もちろんどれも優れた治療法ですが、天然歯に勝るものはありません。

天然歯には歯根膜という組織があり、食べ物の硬さや噛む力を感じ取ることができます。

さらに長期的には、再生療法の方がインプラント治療より合併症が少なく、10年間の総費用も抑えられるという報告があります。

「抜く」のではなく「残す」。

それが歯周組織再生療法の最大の魅力だと私たちは考えています。

しかしながら歯周組織再生療法は万能ではありません。

骨の形や歯の状態によっては適応できないこともあります。

また、治療後も毎日の丁寧な歯磨きや定期的なメインテナンスが欠かせません。

喫煙や糖尿病は治療に影響することも知られています。

だからこそ、治療前の診査・診断が非常に重要になります。

「歯周病だから仕方ない」

「骨が溶けてしまったから抜歯しかない」

そう考えられていた時代から、歯科医療は大きく進歩しました。

もちろんすべての歯を残せるわけではありません。

しかし、残せる可能性がある歯を、最初から諦める必要もありません。

ご自身の歯で長く食事を楽しみ、いつまでも快適に生活していただくために、私たちは「歯を残す治療」を大切にしています。

歯の被せ物が取れてしまった!被せ物の下の歯はどうなっている?

2026年07月18日

こんにちは、歯科医師の飯田です。
最近は温度が高くなってきているのにまだジメジメして過ごしにくい日が続いています。
疲れなどが溜まりやすいので、健康管理には気をつけてください。

今日はよく歯科に来院する一歩目で多いのではないかと思う被せ物が取れたについてお話ししていきます。

「食事中に急に被せ物が取れてしまった。」
「痛みはないけれど、このまま様子を見ても大丈夫?」
「被せ物が取れたということは、この歯はもう抜かなければいけないの?」

被せ物が取れると、不安になってしまいますよね。

実際に診療をしていると、「もう抜歯しかないと思っていました」と来院される患者さんも少なくありません。

しかし、被せ物が取れたからといって、必ずしも抜歯になるわけではありません。

一方で、「痛みがないから」と様子を見てしまうことで、歯を残せる可能性が低くなってしまうこともあります。

まずは、被せ物が取れた原因を調べることが大切です。

被せ物の下の歯はどうなっているの?

被せ物は、ご自身の歯を削って形を整え、その上から装着しています。

そのため、外れた後は小さく削られた歯や土台だけが見え、「歯がほとんどなくなってしまった」と驚かれる方もいらっしゃいます。

しかし、見た目だけで歯の状態を判断することはできません。

被せ物の下では、

* 虫歯が再発している
* 歯が欠けたり割れたりしている
* 土台が外れている
* 根の先に炎症が起きている

など、さまざまなことが起こっている可能性があります。

そのため当院では、まずレントゲンや必要に応じてCT撮影を行い、「なぜ被せ物が取れたのか」を確認したうえで治療方針を決めています。

被せ物は、そのまま戻せることもあります

被せ物が取れた原因が、接着剤(セメント)の劣化だけであれば、状態によってはそのまま装着し直せることがあります。

一方で、被せ物の下で虫歯が進行していたり、歯が欠けていたりすると、付け直すだけでは再び外れてしまう可能性があります。

「被せ物が取れた」という出来事は、歯からのサインかもしれません。

だからこそ、ただ元に戻すのではなく、原因まで確認することが大切です。

歯を残せる可能性がある場合

虫歯が大きく進行すると、被せ物を支える歯の高さが足りなくなることがあります。

以前は抜歯が選択されることも多かったケースでも、現在では歯の状態によって保存できる可能性があります。

例えば、エクストリュージョンでは、歯の根を少しずつ引き上げ、歯ぐきの中にある健康な歯質を利用できる状態を目指します。

また、クラウンレングスニングでは、歯ぐきや骨の形を整え、被せ物を安定して支えられる環境を作ることがあります。

さらに、根の中に感染が認められる場合には、マイクロスコープやラバーダムを用いた自費根管治療をご提案することもあります。

もちろん、これらの治療がすべての方に必要なわけではありません。

歯の状態や噛み合わせ、ご希望などを踏まえ、その歯にとって最適な方法を一緒に考えていきます。

残念ながら抜歯をおすすめすることもあります

私たちは、できるだけご自身の歯を残したいと考えています。

しかし、すべての歯を無理に残すことが良いとは考えていません。

例えば、

* 歯の根が縦に割れている場合
* 歯を支える骨がほとんど失われている場合
* 虫歯が深く進行し、長期的な保存が難しい場合

このようなケースでは、無理に歯を残すことで、周囲の歯や骨に負担をかけてしまうことがあります。

そのため、将来のお口全体の健康を考えた結果として、抜歯をご提案することもあります。

大切なのは、「残すこと」そのものではなく、患者さんにとって最善の治療を選択することです。

被せ物が取れたら、まずはご相談ください

被せ物が取れても痛みがないことは珍しくありません。

しかし、その間にも虫歯や歯の破折が進行し、治療の選択肢が少なくなってしまうことがあります。

被せ物が取れたときは、「付け直せるかな?」だけではなく、「今の歯の状態はどうなっているのか」を確認する良い機会でもあります。

当院では、現在の状態を丁寧に診査し、付け直しで対応できるのか、歯を残すための治療が必要なのか、あるいは抜歯を含めて考えた方が良いのか、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすくご説明しています。

被せ物が取れてお困りの方や、他院で抜歯と言われて悩まれている方も、お気軽にご相談ください。

成人歯科健診・妊婦健診を受けましょう

2026年06月20日

こんにちは!歯科衛生士の嶋です🦷
今回は、成人歯科健診、妊婦歯科健診についてお話しします。

【成人歯科健診・妊婦歯科健診とは?】
自治体が実施しているお口の健康づくりのための制度です。
むし歯や歯周病を早期に発見し、治療や予防に繋げることを目的としてます。対象となる年齢の方に受診券や案内が送付されます。
当院では、妊婦歯科健診と成人歯科健診、後期高齢者歯科健診などを実施しています。

【妊婦歯科健診について】
妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりの影響により、お口の環境が変化しやすくなります。
特に妊娠中は歯肉炎や歯周病のリスクが高まるため、早めのチェックが大切です。また、歯周病は早産や低体重児出産との関連があるといわれています。

健診では、以下の内容をチェックします。
・むし歯の有無
・歯ぐきの状態
・お口の清掃状態
受診は、体調が安定している時期におすすめします。

【成人歯科健診について】
歯周病は、成人の約6割以上の人が罹患しているといわれています。気づかないうちに進行していく感染症の病気のため、歯を失うリスクも高まります。
また、虫歯は一度歯を削ってしまうと元の健康な状態には戻せません。歯を繰り返し削るたびに、歯の寿命も縮まります。

健診では、以下の内容をチェックします。
・むし歯チェック
・歯周病検査
・顎の状態
・かみ合わせの確認
・お口の機能の状態(対象65歳以上)
飲み込みの力、お口周りの筋肉の状態など

定期的な健診を受けることで、お口のトラブルを未然に防ぎ、健康な歯を長く保つことに繋がります。また、食事や会話を楽しむためだけでなく、生涯にわたって全身の健康維持にも深く関わっています。
この機会にぜひ、妊婦歯科健診・成人歯科健診などご利用ください。受診方法については、お住まいの自治体から届く案内をご確認いただき、お気軽に当院までお問い合わせください。

スタッフ一同、皆さまのご来院をお待ちしております!

親知らずは抜くべき?放置するとどうなる?

2026年03月27日

こんにちは。歯科医師の堀井です。

まだまだ寒い日が続きますね。

今回は親知らずについてお話します。

「親知らずは痛くなければ
そのままで大丈夫ですか?」
このようなご相談を受けることがよくあります。

親知らずは、まっすぐ正常に生えていて、
しっかり磨けていれば必ずしも抜歯が必要とは限りません。
ただし、横向きや斜めに生えていたり、
一部だけ歯ぐきから出ていたりする場合は注意が必要です。

親知らずは一番奥にあるため歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすい歯です。
そのため、知らないうちに炎症や虫歯、
歯ぐきの腫れを起こしてしまうことがあります。

特に怖いのは、
「親知らずだけの問題」

で終わらないことです。
手前の大事な歯まで虫歯になったり、
歯ぐきの炎症が広がったりして、
気づいたときには親知らずよりも
その隣の歯のほうが

深刻な状態になっていることもあります。

また、親知らずのまわりに細菌がたまると、
急に腫れて強い痛みが出ることがあります。
口が開けにくい、物が飲み込みにくい、
頬まで腫れるといった症状が出ることもあり、日常生活に大きな支障が出る場合もあります。

「そのうち受診しよう」と思っているうちに、突然つらい症状が出てしまうケースは少なくありません。

さらに、炎症が強いと、
すぐに抜歯できないこともあります。
先に腫れや感染を落ち着かせる処置が必要になり、治療期間が長引いてしまうこともあります。
痛みが出てからでは、
身体的にも時間的にも負担が大きくなりやすいのです。

親知らずは、自分では問題がないように感じていても、
レントゲンで確認すると抜歯を検討したほうがよいケースがあります。
症状がない今のうちに状態を把握しておくことで、
将来的な大きなトラブルを防げることもあります。

「今は痛くないから大丈夫」と自己判断せず、
少しでも違和感がある方、
親知らずの向きが気になる方、
一度でも腫れたことがある方は、
早めの受診をおすすめします。

当院では、
親知らずの状態をしっかり確認したうえで、
抜いたほうがよいのか、
経過観察でよいのかをわかりやすくご説明いたします。

気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

マスク生活と口臭の関係について

2025年12月26日

みなさんこんにちは!

歯科助手・トリートメントコーディネーターの髙橋です☺︎

あっという間に12月も半ばをすぎ、1年が終わってしまいますね。毎年毎年1年あっという間だな〜と感じています💧

今年もみなさまたくさんのご来院ありがとうございました!

来年以降もよろしくお願いいたしますm(_ _)m

年内最後のブログは口臭についてのお話をしていきます!

皆さん最近はマスクをして過ごしていますか?

コロナウイルスの感染が広がった時は世界中でマスクをしていましたよね。

最近は外している人の方が増えてきて、コロナ前の光景が思い出されます。私自身も夏場は暑くてつけませんが、冬は寒いと防寒や風邪防止の対策も含めてすることがあります。

そんなときに気になるのが『口臭』です。

「虫歯を治したい」「歯のクリーニングをしてほしい」という主訴で来られる方がもちろん多いですが、「口臭を治したい」という理由で来られる方も実は近年増えています!

では、なぜマスクをしていると口臭を感じやすくなるのか?いくつか理由があります。

①自分の息がこもってしまう

マスクをしていると吐いた息が外に逃げにくくなってしまうため、普段は気づかない自分の口臭を感じやすくなります。

②口呼吸が増えやすい

マスクをしていると無意識に口で呼吸をしがちになります。これを読んで思い当たる方もいるのではないでしょうか?口呼吸が増えると口の中が渇く、唾液が減るなどの口臭の原因菌が増えやすくなる流れになってしまいます。

③水分不足になりやすい

唾液は口臭を防ぐ大事な役割があります。水分が不足してしまうと、口臭が出やすくなります。

マスクをしていても口臭を抑えたい…!

誰でも無理なくできる対策をいくつか紹介します!

✔️こまめに水を飲むこと!

少量で構わないので、ちょこちょこ飲むのがポイントです。

✔️鼻呼吸を意識すること

できるだけ鼻で呼吸をすると口の乾燥を防げます。

✔️ガム(シュガーレス)を噛む

唾液が出やすくなり、口臭予防に向いています!

ですが、食べ過ぎは注意⚠️

また、当院で販売しているPOICウォーターもおすすめです!

たんぱく汚れを分解してくれる働きがあるPOICウォーターを、歯磨き前に30秒ぶくぶくするだけで、その後の歯磨きでの汚れの落ち方が変わります!少し塩素っぽいピリッとする感じがありますが、それがまさに汚れを分解している証拠です♩

当院で初回購入いただく方には¥1,020で販売しています。そのあともボトルが空になったら、ボトルを持ってきてもらえると¥2,240でおかわり販売もしています!

これを機にぜひ使ってみてください!

もしお口の臭いに関して気になることがあれば、皆さんの生活習慣に合わせてのアドバイスもいたします^^ 遠慮なくお声がけください!

入れ歯とインプラントの違いを徹底比較!!

2025年11月21日

こんにちは。歯科医師の堀井です!

冷え込みが強まり、体調を崩しやすい時期ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今回は多くの方からご相談をいただく『入れ歯』と『インプラント』の違いについて解説します。

入れ歯とインプラントは歯を失ったときの代表的な治療法ですが、それぞれ仕組みも特徴も大きく異なり、お口の状態や生活スタイルによって最適な選択肢は変わります。

 

歯を失ったままにしておくと、見た目の問題だけでなく、噛む力の低下、発音のしづらさ、周囲の歯への負担の増加、さらには全身の健康にも影響が及ぶことがあります。

こうした問題を防ぎ、失った機能を補う治療を 「欠損補綴(けっそんほてつ)」 と呼びます。

欠損補綴の目的は、

 

•食べる・話すなどの機能を回復する

•見た目(審美性)を整える

•残っている歯やあごの骨の健康を守る

•将来のトラブルを予防する

という、大切な役割を果たすことにあります。

1. 治療の仕組みと特徴

入れ歯(義歯) は、

歯ぐきの上にのせる取り外し式の装置です。部分入れ歯は残っている歯に金属のバネをかけ、総入れ歯は歯ぐきで支えます。

 

インプラント は、あごの骨に人工の歯根(チタン)を埋め込み、その上に人工歯を装着する固定式の装置です。見た目や使い心地が天然歯に近く、周囲の歯に負担がかからないのが特徴です。

 

2. 噛む力の違い

入れ歯は、総入れ歯でおよそ天然歯の20〜30%、部分入れ歯で30〜40%ほどまでしか回復しないとされています。これは、装置が歯ぐきの上に乗る構造のため、どうしても動きが出るためです。

 

インプラントは骨と結合して固定されるため、噛む力は天然歯に近いレベル(80〜100%)まで回復し、食事の制限が少なくなります。硬いものをしっかり噛みたい方や、食事を楽しみたい方には大きなメリットになります。

 

3. 日常生活での使い心地

入れ歯は、取り外して清掃できる点は便利ですが、「外れやすい」「話しにくい」「食べ物が挟まりやすい」などのストレスを感じる場合があります。歯ぐきの形が変わりやすいため、定期的な調整や作り替えも必要です。

インプラントは固定されているため、自分の歯に近い自然な感覚で使えます。会話や食事での違和感が少なく、長期的にも安定しやすいのが特徴です。ただし手術が必要で、治療期間は数ヶ月と長めになります。

 

 4. 費用と治療期間

入れ歯は保険適用の選択肢があり、保険では費用を抑えられます。

インプラントは自費診療となり、費用は大きくなりますが、長期的な耐久性や自然な使い心地を重視する方に選ばれています。

5. どちらが自分に合っているか

外科処置を避けたい方、費用を抑えたい方は入れ歯が向いています。

しっかり噛みたい方、見た目の自然さを求める方、周囲の歯を守りたい方にはインプラントが適しています。

お口の状態(骨の量・噛み合わせ・残っている歯の健康)によって最適な選択肢は変わります。当院では精密検査を行い、患者さんの生活背景も含めて、納得して治療を選んでいただけるよう努めてまいります。

ホワイトニングの効果と持続期間は?

2025年10月10日

こんにちは!

歯科衛生士の阿部です!

今回は「ホワイトニングの効果と持続期間」についてお話ししていきます🦷✨

 

🦷ホワイトニングの効果と持続期間について

「笑ったときに見える白い歯」は、それだけで清潔感や若々しさを感じさせます。

最近では男女問わず、ホワイトニングに関心を持つ方が増えています。

しかし、「どんな効果があるの?」「どのくらい持つの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、ホワイトニングの仕組み・効果・持続期間について詳しくご紹介します。

💡ホワイトニングの仕組み

ホワイトニングとは、専用の薬剤(主に過酸化水素や過酸化尿素)を使って、歯の内部に沈着した色素を分解し、歯そのものを白くする施術です。

歯の表面の汚れを落とす「クリーニング」とは異なり、歯の内部にまで作用するのが特徴です。

日常生活の中で、歯はさまざまな要因によって徐々に黄ばんでいきます。

たとえば…

 •コーヒーや紅茶、赤ワインなどの色素(ステイン)

 •喫煙によるヤニ汚れ

 •加齢によるエナメル質の変化

 •薬の服用や遺伝的な要素

こうした着色や変色を、ホワイトニングによって歯の本来の明るさ以上にトーンアップさせることができます。

 

ホワイトニングの効果

ホワイトニングの主な効果は「歯を白くする」ことですが、それ以外にもさまざまなメリットがあります。

【見た目の効果】

  •黄ばみが取れて透明感のある自然な白さになる

  •清潔感が増し、口元の印象が明るくなる

  •メイクやファッションとのバランスも良くなる

【心理的な効果】

  •笑顔に自信が持てるようになる

  •コミュニケーションが前向きになる

  •自己肯定感が高まる

実際にホワイトニングをされた患者様からも、「マスクを外すのに抵抗がなくなった」「写真を撮るときに自然に笑えるようになった」というお声をよくいただきます。

 

ホワイトニングの持続期間

ホワイトニングの効果は永続的ではありません

一度白くなった歯も、時間の経過とともに少しずつ色が戻っていきます。

ただし、方法やケアの仕方によって持続期間に差が出ます。

【オフィスホワイトニング(歯科医院で行う)】

即効性があり、1回の施術で白さを実感しやすいのが特徴です。

持続期間の目安は約3〜6か月程度。

早く効果を出したい方、イベント前に白くしたい方におすすめです。

【ホームホワイトニング(自宅で行う)】

マウスピースに薬剤を入れて、自宅でじっくり白くしていく方法です。

効果が出るまでに少し時間はかかりますが、白さが自然で長持ちしやすいのが特徴です。

持続期間の目安は約6か月〜1年

【デュアルホワイトニング(併用)】

オフィス+ホームを組み合わせることで、

「早く白く」「長くキープ」することが可能です。

白さをしっかり定着させたい方におすすめです。

 

🌿白さを長持ちさせるコツ

せっかく白くした歯も、日常生活の中での習慣によって再び着色してしまうことがあります。

白さをキープするために、次のポイントを意識してみましょう。

•コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレーなどの着色しやすい飲食物を控える

•喫煙を控える

•毎日の歯みがきを丁寧に行う(研磨剤が少ない歯みがき粉がおすすめ)

•定期的にクリーニングや**タッチアップ(追加ホワイトニング)**を受ける

特に、3〜6か月ごとのメンテナンスを行うことで、白さをより長くキープできます。

 

🌸まとめ

ホワイトニングは、歯の色を明るくするだけでなく、笑顔の印象や気持ちまで明るくしてくれる素敵な施術です。

ただし、効果を長く保つためには生活習慣の見直しと定期的なメンテナンスが欠かせません。

「自分に合ったホワイトニング方法を知りたい」「白さをキープするコツを教えてほしい」など、気になることがあればぜひお気軽にご相談ください🪥✨

歯周ポケットってなに? 知らないと損するお口の話👄

2025年08月15日

みなさんこんにちは!

歯科助手・トリートメントコーディネーターの長岡です。

 

みなさん突然ですが、「歯周ポケット」という言葉を聞いたことはありますか?

歯医者さんで検診を受けた時に歯ぐきに器具を入れ「チクっ」とした経験や「○ミリですね」と言われたことありませんか?

でも、実際にそれが何を検査しているのか、何を意味するのか、詳しく知っている方は意外と少ないです。

 

歯ぐきと歯のすき間、それが「歯周ポケット」

歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの間にできる“すき間”のことです。健康な歯ぐきでは、このすき間はとても浅く、2〜3ミリ程度。しかし歯ぐきが炎症を起こしたり、歯を支える骨が減ってくると、このすき間が深くなってしまいます。深くなった部分には食べかすや歯垢(プラーク)がたまりやすく、さらに炎症が悪化してしまうという悪循環が生まれます。

 

どうしてポケットが深くなるの?

原因の多くは歯周病です。

歯周病は、歯垢の中にいる細菌が歯ぐきに炎症を起こし、進行すると歯を支える骨まで溶かしてしまう病気です。炎症によって歯ぐきが腫れ、歯と歯ぐきの間が広がることでポケットが深くなります。初期は痛みがほとんどなく、知らない間に進んでしまうため“沈黙の病気”とも呼ばれます。

 

歯周ポケットの深さでわかること

歯医者さんでは、専用の細い器具(プローブ)でポケットの深さを測ります。

・3ミリ以内:健康、または軽い歯肉炎

・4〜5ミリ:歯周病の初期〜中等度

・6ミリ以上:進行した歯周病

深さが大きいほど、汚れがたまりやすく、歯ブラシでは届きにくくなります。

 

放置するとどうなる?

歯周ポケットが深くなったまま放置すると、歯を支える骨がさらに減っていきます。すると歯がグラグラして、最終的には抜けてしまうことも…。

実は、日本で歯を失う一番の原因は虫歯ではなく歯周病です。

 

自分でできる予防とケア

歯周ポケットを深くしないためには、毎日の丁寧な歯磨きと、歯垢や歯石を定期的に取り除くことが大切です。歯と歯ぐきの境目を意識して磨く、デンタルフロスや歯間ブラシを使うなど、少しの工夫で予防できます。

歯並びによっても磨き方にコツが必要だったりするので詳しい磨き方については当院にお越しの際に歯科医師・歯科衛生士にお気軽にお尋ねください!

 

早めの受診が安心への近道

歯周病は初期のうちなら改善が可能です。ポケットが浅い状態を保つことが、将来の歯の健康を守ります。気になる症状がなくても、半年〜1年に一度は歯科医院で検診を受けてみましょう。

健康な歯や歯ぐきは一生の財産。

あなたの笑顔を守るためにも、まずは歯科医院で歯周ポケットのチェックを受けてみませんか?

虫歯があっても宇宙飛行士になれるの?

2025年04月25日

みなさんこんにちは!

歯科助手、トリートメントコーディネーターの長岡です。

今回は虫歯と宇宙飛行士の関係についてお話したいと思います!

宇宙飛行士といえば、体力も知識もトップレベルの人たち。
そんな彼らにも「虫歯」が大きな問題になることをご存じですか?

宇宙では地球のようにすぐに歯医者さんに行けません。
もし虫歯が進行して激しい痛みが出たら、ミッションに大きな支障をきたす恐れがあります。
そのため、虫歯の早期発見と治療は宇宙飛行士にとってとても重要なのです。

では、虫歯があると宇宙飛行士になれないのでしょうか?
実は、しっかりと治療を受けて完治していれば問題ありません。大切なのは「未治療の虫歯を放置しないこと」。これは私たちの日常でも同じです。

虫歯を防ぐには? 予防がカギ!

虫歯は、一度できてしまうと自然には治りません。だからこそ「予防」がとても大切です。虫歯予防には、予防歯科の受診と毎日のセルフケアの両方が欠かせません。

今日からできる! 家でのセルフケア方法

予防の第一歩は、日々のケアです。次のことを意識してみましょう。
・丁寧な歯みがき:1日2〜3回、時間をかけてみがきましょう。特に寝る前は丁寧に。
・フロスや歯間ブラシの使用:歯ブラシだけでは届かないすき間もケアできます。
・甘いものはタイミングが大切:だらだら食べは避け、食後は早めに歯みがきを。

 

歯科医院でのチェックも忘れずに

どんなにセルフケアをがんばっても、見えない部分の虫歯や初期のトラブルには気づきにくいもの。だからこそ、定期的な歯科受診が重要です。
当院では、虫歯の早期発見と治療を重視し、痛みの少ない治療を心がけています。

当院のセルフケア指導

当院では、患者さま一人ひとりに合わせたセルフケアのアドバイスを行っています。歯みがきのクセや苦手なポイントを確認しながらお子様から大人の方まで、効果的なケア方法をお伝えします!

宇宙飛行士のように健康な歯を目指しましょう!

宇宙飛行士でさえ、虫歯には注意しています。私たちの日常生活でも、歯の健康は大きな影響を与えます。
予防歯科の受診と毎日のセルフケアを大切にして、将来のトラブルを防ぎましょう。

当院では、虫歯の治療はもちろん、予防中心のケアにも力を入れています。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

皆さまのご来院をお待ちしています!

フッ素入り歯磨き粉を最大限に活かす方法

2025年03月14日

みなさんこんにちは!歯科衛生士の嶋です🦷
気温も少しずつ上がり、春の訪れを感じる季節になりました🌸いかがお過ごしでしょうか?

 

早速ですが、みなさんフッ素についてご存知でしょうか?
フッ素というと、歯磨き粉に入っているイメージが多いと思います。実は日常生活で摂取している野菜、肉、魚介類、お茶などにも含まれています。毎日の食事の中で摂取しなくてはならない栄養素の一つです!

 

では、歯に対してどんな予防効果があるのかお話しします。

 

◉虫歯への抵抗力を高める
虫歯菌の働きを弱め、酸が作られるのを弱めます。また、フッ素は虫歯菌の代謝に必要な酵素の働きを妨げるため細菌の増殖を抑えて、虫歯の進行を防ぎます。

 

◉歯の修復(再石灰化)を促進する
歯の表面では「脱灰(だっかい)」と「再石灰化(さいせっかいか)」が繰り返されています。

脱灰とは食事をすることで虫歯菌が酸を作り出し、歯の表面からカルシウムやリン酸等のミネラルが溶け出してしまうことをいいます。これらのミネラルが溶け出すことにより、歯質の表層が破壊され穴があきます。これが一般的に虫歯と言われているものです。ここまで進行してしまうと自然治癒が見込めないため、こうなる前に溶け出したカルシウムやリン酸等を再度歯に吸収させなければなりません。

フッ素は歯の近くに存在することで、カルシウムやリン酸等を引き寄せて再石灰化を促してくれます。

 

◉歯質を強化する
虫歯は歯の表面のエナメル質が酸に溶かされる病気ですが、フッ素はエナメル質を強化して虫歯への抵抗力を高めます。歯質を強化してくれるので、虫歯予防に効果的です。

虫歯ケアに役立つフッ素入り歯磨き粉ですが、その効果は口の中にフッ素があることで発揮されます。
そのため、できるだけ長く口の中にフッ素を留めておくことが大切です。ここで、フッ素歯磨き粉の活用方法をご紹介します。

 

◉歯磨き後のうがいについて
歯を磨いたあとは水ですすいで口の中をさっぱりさせたいものですが、何度もすすいでしまうとフッ素が流れてしまいます。フッ素を口の中に残すためには、うがいは最小限にとどめるのがおすすめです。
歯を磨いたら、5〜15ml程度の少量の水で1回だけすすぎましょう。
歯を磨いた後は、1〜2時間は飲食を控えましょう。

 

◉就寝前の使用について
寝ている間は唾液の分泌が減少し、口の中の自浄作用が低下します。細菌が繁殖しやすい状態になるため、寝る前の歯磨きがおすすめです。

 

◉フッ素が高濃度で配合されている
「1,450ppmの高濃度フッ素配合」
歯磨き粉を選んでいると、こんな文字を目にすることはありませんか?

現在、日本で販売されているフッ素配合歯磨き粉のなかで、高濃度の物は1,450ppm配合の商品です。当院では、患者様のお口の環境に合わせた歯磨き粉がございます。

虫歯や歯周病の進行を防ぐために、セルフケアは長期的な自己管理が大切です。何かお困りのことなどございましたら、スタッフにお気軽にお声がけ下さい!

個別相談へのご案内

診療時間
午前: 9:00~13:00×
午後:14:30~18:00×
  • ※ △土曜:9:00~17:00
  • ※ 日・祝日は休診

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