2020年06月29日
こんにちは。
トリートメントコーディネーターの片岡です。
梅雨に入り、天候が不安定な日が続いていますが体調は崩されていませんか?
新型コロナウイルスもまだ安心できる状況ではないので、皆様気をつけてください。
さて、今回は「歯ブラシの種類と選び方」についてお話したいと思います。
<歯ブラシの種類について>
まず、歯ブラシには「手用歯ブラシ」と「電動歯ブラシ」の2つのタイプがあります。
今回は手用歯ブラシについてご紹介していきたいと思います。
手用歯ブラシは大きく分けて6つの種類があります。
①仕上げみがき用
生え始めた乳歯を保護者がみがくための歯ブラシです。
②乳歯列期用
ヘッドの大きさが乳歯に適している歯ブラシです。
③混合歯列期用
乳歯から永久歯へ生え変わる時期に適した歯ブラシです。
④永久歯列期用
永久歯用に作られた一般的な歯ブラシです。
⑤矯正治療中用
ワイヤー周辺を磨きやすいように、ブラシのカットが特徴的な歯ブラシです。
⑥部分みがき用(別名「ワンタフトブラシとも言います」)
歯と歯の間や歯の裏側、親知らずなど、一般的な歯ブラシでは届きにくい部分をみがくための歯ブラシです。
<歯ブラシの選び方について>
様々な種類の歯ブラシがありますが、自分に適した歯ブラシを使用することが重要です。
歯ブラシを選ぶ際には下記5つのポイントに気を付けましょう。
①歯ブラシの毛の硬さで選ぶ
歯ブラシの毛先の硬さは、「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3つのタイプがあります。
やわらかすぎるとしっかり磨けず、かたすぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまつのでに、お口の状況に合わせた歯ブラシを選ぶと良いでしょう。
②ヘッドの幅で選ぶ
歯ブラシのヘッドが大きいとブラシ部分も大きくなり、前歯など歯の面積が大きい歯は磨きやすいです。
ですが、細かい動きが苦手なため、汚れが残ってしまうことがあります。
隅々までしっかり磨くにはヘッドが小さめのものを選びましょう。
③歯ブラシの形状で選ぶ
歯ブラシを横から見ると、ブラシ面が山型にカットされたものと、平らにカットされたものがあります。
④毛の太さで選ぶ
一般的な歯ブラシの毛の太さは0.2mmほどです。
それよりも細い歯ブラシは「極細」となります。
毛を細くして、歯周ポケットに入り込んだ歯垢などをかき出すねらいがあります。
⑤毛の材質で選ぶ
歯ブラシの毛に使われている材質は大きく分けて2つです。
「ナイロン」と「飽和ポリエステル樹脂(PBT)」です。
毛先がナイロンの歯ブラシは、吸水性が低く、菌が繁殖しにくいといわれています。
飽和ポリエステル樹脂の方がナイロンの歯ブラシより吸水性がより低く、速乾性もあるため衛生面で優れています。
また、飽和ポリエステル樹脂の方が毛がやわらかくてコシがあり、ナイロンよりも耐久性に優れています。
そのため、極細毛の歯ブラシに使われていることが多いです。
<歯ブラシの交換タイミングについて>
歯ブラシは3~4週間ほどを目安使に交換するようにしましょう。
歯ブラシの毛が広がると毛先が歯に上手く当たらず、磨き残しが多くなってしまいます。
歯ブラシの毛が広がってしまったら、3~4週間経っていなくても、交換しましょう。
また、長期的に使っていると歯ブラシ自体に汚れが付着して、衛生的にも問題が出てきます。
定期的に新しくすることも大切です。
自分にあった歯ブラシで正しく磨くことが重要です。
当院では、歯科衛生士による歯みがき指導も行っております。
オススメの歯ブラシのご案内や磨き方指導も行っていますので、ぜひ1度相談してみてください。
2020年06月22日
みなさんこんにちは。
歯科医師の朝倉です^^
先日から県内外の移動が緩和され、今までの日常生活へ戻れる兆しがだいぶみえてきました。
季節に合ったコロナ対策をしながら去年通り日々楽しく過ごせていけたらいいですね。
さて、今回は『メインテナンスの重要性と各国の比較』についてお話します。
■メインテナンスの重要性
定期的なメインテナンスとは、歯科衛生士が行うただのお口のお掃除ではありません。
目的としては良いお口の状態を皆さんがお家で維持するために、プロが評価・指導・ケア・病気の早期発見をするものです。
重要なのはメインテナンスだけでお口の状態が良くなるのではなく、おうちでのセルフケアを上手く続けていけるお手伝いを定期的にしている。ということです。
セルフケアですべての汚れがとれればいいですが…
お口の中は複雑な構造をしているので、自分ではすべてを把握できません。
毎日丁寧に磨いていても取り除けない汚れがあり徐々に蓄積していきます。
例えば
・歯並びが悪い
・被せ物や詰め物が多い
・歯周病がある
・入歯をしている
などは特にお口の条件が悪く虫歯・歯周病になりやすくなります。
歯茎の中や歯並びの悪い部分は歯科医院にある専用器具でなければ汚れ除去ができず、プロのチェックが必要です。
それが前回のブログで紹介したPMTCやスケーリングです。
合わせて、歯科衛生士のブラッシング指導でモチベーションを上げ
日々しっかりセルフケアを続ければお口を健康な状態で維持できます。
■メインテナンス受診率の各国比較
残念なことに他の先進諸国と比べ、日本のメインテナンス受診率は著しく低いのが現状です。
スウェーデン 90-80%
アメリカ 80%
イギリス 70%
日本 6% !!!
欧米では口元の印象が重要視され、歯が悪い人は生活態度も悪いとみなし第一印象に影響するため、総じて国民の意識が高いようです。
先進国で年齢を重ねたら総入歯になるのは当然だという考えがあるのは日本だけかもしれません。
日本では「定期的なメインテナンスを受けた人は、80歳で23本の歯が残っていたのに対し、そうでない人は7本しか残っていなかった」というデータもでています。
データからもメインテナンスの重要性がわかりますね。
やはり国内外で口元の印象を良くするため、生涯自分の歯で過ごすためにも
セルフケア+定期的メインテナンスはセットで考えるようにしましょう^^
2020年06月15日
皆さんこんにちは!
歯科衛生士の高畑です(^^)
梅雨に入り、蒸し暑い毎日が続いておりますね。体調など崩してはいませんか?
今回は、メインテナンスの内容についてお話しします。
当院のメインテナンスは60分、専属の歯科衛生士が診療を行う担当制を採用しています。
患者様の症状や状況を理解している歯科衛生士が毎回担当致しますので、患者様の小さな変化も見逃さず、最善の治療をご提供致します!
当院では、患者様のお口の状態やご要望に合わせて平均3ヶ月に一度のクリーニングを行っています。
メインテナンスでは、
①スケーリング
②PMTC
③ブラッシング指導を主に行なっております。
①スケーリングとは、スケーラーという専用の器具を使用して、歯面に沈着した歯石や沈着物を機械的操作で除去することです。
スケーリングをすることで、お口の中を衛生的に保ち歯周病の進行を防ぐことができます。
歯石とは、プラーク(歯垢)が石灰化して歯にこびりついた強固な塊で、ご自身で落とすことは出来ず、歯科医院でなければ落とせません!
②PMTCとは、
Professional=歯科医師・歯科衛生士Mechanical=機械的
Tooth=歯
Cleaning=清掃
の略で、歯科医院で専用の器具を用いて行う歯のクリーニングのことを言います。
PMTCにより、普段落とし切れないプラークやバイオフィルムを除去し、歯の表面をツルツルにすることで、汚れがつきにくい状態にすることができます。
③ブラッシング指導では、患者様のお口の状態に合った歯ブラシの方法や、清掃用具のご提案を致します。
歯ブラシの方法では、歯ブラシの持ち方や動かし方を確認することで効率の良いブラッシングが可能となります。
歯ブラシは物によってヘッドの大きさ、毛の硬さ、毛の太さ、歯ブラシの柄の形状など、色々な種類があります。
これらを含め、1人1人の患者様に合った歯ブラシのご提案を致します。
加えて当院では、
①唾液検査・細菌検査
②口臭検査
③エアーフロー
④水素吸入
⑤ホワイトニング
⑥PDT(歯周病殺菌治療)
⑦ 3ds(dental drug delivery system)などのメニューがございます。
気になる項目があれば、お気軽にお声がけ下さいね!
他にも、メインテナンスを通してわからない点や不安な点があればいつでもお声がけください。
メインテナンスは健康な方でも3ヶ月に一度のご来院をおすすめ致します!
是非、お口のクリーニングにいらしてください!
2020年06月7日
皆さんこんにちは^_^
歯科助手の林です!
今回は、歯科助手についてを紹介したいとおもいます!
歯科助手とは歯科医院で治療を受ける際、一番最初に受付で応対するのですが具体的に何をしているのか、よく知らない人も多いのではないでしょうか? ここでは、歯科助手の主な仕事内容をまとめてみました。
* 患者さんの誘導・介添
* 歯科医師の治療のアシスタント
* 予約管理・患者応対などの受付業務
* 会計管理・カルテファイル作成
* 治療に使用する器具の準備
* 治療で使用した器具の洗浄・滅菌処理・片付け
です!上記からもわかるように、歯科助手の主な役割は、「歯科医師が治療に専念できるようにクリニックの環境を整え、サポートすること」です。
このように、歯科助手にはさまざまな役割がありますが、国家資格を持つ歯科医師や歯科衛生士のように、患者さんに医療行為を行うことはできません。それらの前提をふまえて、歯科助手が出来ない例を紹介致します。
・歯垢や歯石の除去
・歯を削る行為
・麻酔注射をする行為
・詰め物やかぶせ物を装着する行為
・印象材で印象(歯型)を取る行為
・レントゲン撮影
・噛み合わせを取る行為
・フッ素塗布
・歯ブラシ指導
です!上記からもわかるように、医療器具を直接操作したり、患者さんの口の中に手を入れて治療を行ったりすることはできないのです((> <。)
ですので、私たち歯科助手が受付・誘導・介添業務において、患者さんの不安をやわらげるように、明るく丁寧なコミュニケーションを取ることを主な仕事としております!
患者様にとって医院の中で、1番近い存在になりたいと思っておりますので、今後とも私たち歯科助手を是非宜しくお願い致します!!(^^♪