治療した歯が再び虫歯になる理由
2024年06月22日
こんにちは、歯科衛生士の矢野川です。
今回は、治療した歯が再びむし歯になる理由についてお話します。
昔、つめ物をして治したはずの歯がなんだかしみたり、痛くなってきて再度むし歯に
なっていたという経験はありませんか?
このような状態になる事をニ次う蝕といいます。
二次う蝕になる、主な原因は
①つめ物やかぶせ物の経年劣化により、隙間ができてしまい、むし歯菌が入り込む
→金属のつめ物では、噛む力によって変形が生じ、プラスチックの詰め物では小さなヒビが生じ、隙間からむし歯になるリスクが上がります
②加齢や歯周病によって歯肉が下がり、被せ物をした根元が露出し、そこからむし歯に
なってしまう。
→歯肉が下がることでセメント質という部分が表画に露出してしまいます。
やわらかい歯で酸に溶けやすいため、むし歯になりやすい部分です。
★せっかくむし歯の治療をしたのに、またむし歯になるなんて…
どうしたら良いの?と心配になる方もいらっしゃるかと思います。
そこで、予法についていくつかご紹介し
ていきます。
①被せ物やつめ物の材料を変える
→保険適用で使われる材料に費用面では大きなメリットがありますが、二次う蝕や全属アレルギーのリスクなども上げられます。
②詰め物、被せ物をした部分は、他の部分よりリスクがある事を自覚し、より丁寧にセルフケアを行う
③定期検診に通い、トラブルが起きていないかチェックする
などが上げられます。
1本の歯を治療できる回数には限度があり、回数をおうごとに歯を失うリスクが上がります。
普段のセルフケアと定期的な歯科受診でお口の健康を守りましょう!