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親知らずは抜くべき?放置するとどうなる?

2026年03月27日

こんにちは。歯科医師の堀井です。

まだまだ寒い日が続きますね。

今回は親知らずについてお話します。

「親知らずは痛くなければ
そのままで大丈夫ですか?」
このようなご相談を受けることがよくあります。

親知らずは、まっすぐ正常に生えていて、
しっかり磨けていれば必ずしも抜歯が必要とは限りません。
ただし、横向きや斜めに生えていたり、
一部だけ歯ぐきから出ていたりする場合は注意が必要です。

親知らずは一番奥にあるため歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすい歯です。
そのため、知らないうちに炎症や虫歯、
歯ぐきの腫れを起こしてしまうことがあります。

特に怖いのは、
「親知らずだけの問題」

で終わらないことです。
手前の大事な歯まで虫歯になったり、
歯ぐきの炎症が広がったりして、
気づいたときには親知らずよりも
その隣の歯のほうが

深刻な状態になっていることもあります。

また、親知らずのまわりに細菌がたまると、
急に腫れて強い痛みが出ることがあります。
口が開けにくい、物が飲み込みにくい、
頬まで腫れるといった症状が出ることもあり、日常生活に大きな支障が出る場合もあります。

「そのうち受診しよう」と思っているうちに、突然つらい症状が出てしまうケースは少なくありません。

さらに、炎症が強いと、
すぐに抜歯できないこともあります。
先に腫れや感染を落ち着かせる処置が必要になり、治療期間が長引いてしまうこともあります。
痛みが出てからでは、
身体的にも時間的にも負担が大きくなりやすいのです。

親知らずは、自分では問題がないように感じていても、
レントゲンで確認すると抜歯を検討したほうがよいケースがあります。
症状がない今のうちに状態を把握しておくことで、
将来的な大きなトラブルを防げることもあります。

「今は痛くないから大丈夫」と自己判断せず、
少しでも違和感がある方、
親知らずの向きが気になる方、
一度でも腫れたことがある方は、
早めの受診をおすすめします。

当院では、
親知らずの状態をしっかり確認したうえで、
抜いたほうがよいのか、
経過観察でよいのかをわかりやすくご説明いたします。

気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

木原先生の診断力アップセミナー

2026年03月15日

こんにちは!歯科医師の坂牛です。

桜の蕾が膨らみ始める春ですね。週末に卒業式だったよ、という方もいらっしゃるかもしれません。

快晴の週末、私は岡山県倉敷市で「診断力アップセミナー」に参加してきました。半年間のコースで、今回が第1回目です。

岡山県を訪れたのは初めてでした。セミナー会場のすぐそばに美観地区があり、白壁の蔵屋敷や水路に浮かぶ渡し舟など、風情ある街並みに感動しました。

しかし、今回の目的は観光ではなくセミナーでの勉強です!美しい街並みを通り、いざ会場へ。

診断力アップセミナーでは、歯を削ったり被せたり、歯肉を切って縫ったり…といった個々の治療技術に関しては一切触れません。

必要な資料を正しく採得し、その資料から問題点を見つけ出し、その原因と解決方法、そのための戦略について考え抜くこと。術前にしっかり「ちゃんと」診査・診断をすることによって、正確な治療ゴールに辿り着けるようになる。これが本セミナーのコンセプトです。

異常を見つけるためにはまず正常像を知る。例えば、パノラマレントゲン診査から読み解けること。正しく診査を行うためにどのようなポイントを重視して撮影を行わなければならないか。総論を講義していただいた後で具体的な症例検討を行うと、今までよりも多くの情報をそこから抽出できるようになっており、目から鱗の体験でした。

セミナーでは、受講生が実際のケースを元にプレゼンを行います。初対面の受講生や講師の先生方の前で発表と質疑応答を行いますので、発表者の先生からも緊張が伝わってきます…。

どの先生も数多くの資料を元に診査を重ね、真摯にスライドを作り込んでいることが伝わってきます。その発表に対し、木原先生と酒井先生がじっくりと考察し、時に厳しくも的確なアドバイスをしてくださるのが印象的でした。

その後、木原先生の40年以上の臨床ご経験から似た症例をご提示いただき、どのような診査診断で治療ゴールを定めたのか、そして経過について解説していただきます。このプロセスを繰り返すなかで受講生の診断力を磨いていきます。

これから半年間、しっかりと学んで研鑽を積み、「美しく長期的に安定して噛める」歯科医療をご提供できるよう励んでまいります。

 

 

 

子どもの歯並びはいつから矯正すべき?

2026年03月14日

こんにちは、歯科医師の飯田です。

最近の気温は5月並みの気温もあれば1月並みの気温もあり慌ただしい日々が続いております。

また花粉も飛び始めて辛い時期ですね。

さて、今日は子どもの歯並びはいつから矯正すべき?についてお話ししていきたいと思います。

「子どもの歯並びが気になるけれど、矯正はいつから始めればいいのでしょうか?」

保護者の方からよくいただく質問です。

結論から言うと、歯並びが気になった時点で一度相談することが大切です。

実際には、すぐに矯正を始める場合もあれば、成長を見ながら経過観察することもあります。お子さんの成長や歯の状態によって、適切なタイミングは変わります。

矯正相談の目安は6歳頃

一般的に、子どもの矯正相談の目安は6歳前後と言われています。

この頃になると

・前歯の永久歯が生え始める

・あごの成長が進み始める

・歯並びやかみ合わせの問題が見えてくる

ため、将来の歯並びを予測しやすくなります。

この時期に歯並びやかみ合わせを確認することで、将来どのような矯正が必要になりそうかを判断しやすくなります。

当院で矯正を始める目安

当院では、お子さんの歯並びや成長に合わせて矯正の開始時期を判断しています。

反対咬合(受け口)の場合

5歳後半頃から治療を検討します

受け口は下あごの成長に影響することがあるため、比較的早めの対応が必要になることがあります。

出っ歯や歯のガタガタなどその他の歯並び

6歳頃から矯正を検討します

この時期は永久歯への生え替わりが始まり、あごの成長も利用できるため、歯並びを整える治療が行いやすいタイミングです。

歯並びは「お口の機能」と関係しています

子どもの歯並びは、単に歯の問題だけではなく、呼吸やお口の使い方とも深く関係しています。

例えば

・口呼吸になっている

・舌の位置が低い

・口がぽかんと開いている

といった状態が続くと、あごの成長や歯並びに影響することがあります。

また、気道が狭くなっている場合も歯並びに影響することがあります。

アデノイドや鼻の成長との関係

子どもは成長の途中で、鼻や上あごの骨も発達していきます。

しかし

・アデノイド肥大

・慢性的な鼻づまり

・鼻の通りが悪い状態

などがあると、鼻呼吸がしづらくなり口呼吸になりやすくなります。

口呼吸が続くと

• 上あごの成長が十分に進まない

• 歯並びが狭くなる

• 出っ歯になりやすい

といった影響が出ることがあります。

中耳炎との関係

鼻やのどの状態は、耳の健康とも関係しています。

子どもに多い滲出性中耳炎は、鼻やのどの奥の状態が影響して起こることがあります。

鼻呼吸がしづらい状態が続くと、

• 耳の換気がうまくいかない

• 中耳炎を繰り返す

といったケースもあります。

そのため歯並びだけでなく、呼吸や鼻の通りの状態も含めて確認することが大切です。

小さいお子さんの場合

もしそれより前の年齢で、お口の使い方に問題が見られる場合は、

**MFT(口腔筋機能療法)**を行うことがあります。

これは舌や口の周りの筋肉の使い方を整えるトレーニングで、

• 舌の位置

• 飲み込み方

• 口の閉じ方

などを改善することで、歯並びの土台を整えることを目的としています。

まとめ

子どもの矯正相談の目安は6歳頃ですが、歯並びの状態によっては早めの対応が必要になることもあります。

当院では

反対咬合 → 5歳後半頃から

その他の歯並び → 6歳頃から

を目安に矯正治療を検討しています。

また、必要に応じて

• 呼吸や気道の状態

• 鼻の成長

• お口の機能

なども確認しながら治療を考えていきます。

お子さんの歯並びが気になる場合は、ぜひ一度ご相談ください。

臨床研修指導歯科医講習会

2026年03月8日

こんにちは!歯科医師の坂牛です。いつのまにか日が長くなりました。卒業式シーズンですね!

晴天に恵まれた三連休、私は講習会を受講するため、東北新幹線「はやぶさ」に乗って宮城県仙台市にある 東北大学 へ行ってきました。

今回参加したのは「臨床研修指導歯科医講習会」です。

歯科医師として日々の診療に携わる中で、若い歯科医師の育成や教育に関わる機会は決して少なくありません。そのため、将来をて、臨床研修制度や指導方法について改めて体系的に学びたいと思い参加しました。

現在、日本では歯科医師免許を取得した後、すぐに独り立ちして診療を行うのではなく、「歯科医師臨床研修制度」に基づき、卒後1年間の臨床研修を受けることが義務付けられています。この制度は、歯科医師として必要な基本的診療能力を身につけ、患者さんに安全で質の高い歯科医療を提供できるようにすることを目的として整備されたものです。歯科医療は専門性が高く、大学で学んだ知識だけでは実際の臨床現場に十分対応できない場面も少なくありません。そのため、卒業後に指導医のもとで実際の診療を経験しながら、総合的な臨床能力を養うことが大切とされています。

臨床研修にはさまざまなプログラムが用意されており、大学病院だけでなく、総合病院、地域の歯科診療所、保健所、介護施設、社会福祉施設など、幅広い施設で研修を受けることができます。こうした多様な環境での経験を通じて、一般歯科診療はもちろんのこと、高齢者歯科、地域医療、チーム医療、医科歯科連携など、現代の歯科医療に求められる幅広い視点を学ぶことができます。臨床研修は、歯科学生が歯科医師として社会へ踏み出す大切な第一歩であり、患者さんと向き合う医療人としての姿勢を身につける非常に重要な期間でもあります。

一方で、研修の質を高めるためには、指導する側の役割も非常に重要です。単に診療を見せたり手技を教えたりするだけでなく、どのようなカリキュラムで教育するのか、どのような学習目標を設定するのか、そして研修医がどこまで成長したのかをどのように評価するのかなど、教育としての体系的な仕組みが必要になります。今回の講習会は、まさにその「指導する側」の視点を学ぶことを目的としたものでした。

講習会ではグループワーク形式のワークショップが多く取り入れられており、参加者同士で意見交換をしながら学びを深めることができました。歯科医師臨床研修制度の基本的な仕組みを改めて理解するとともに、研修内容のソフト面を充実させるための取り組みとして、カリキュラムの立案方法、効果的な学習方略、そして研修医の達成度を適切に評価する方法などについて学びました。教育という観点から歯科医療を見つめ直す貴重な機会となり、普段の診療とはまた違った視点で多くの気づきを得ることができました。

特に印象的だったのは、「良い臨床医が必ずしも良い指導医とは限らない」という言葉です。優れた技術や知識を持っていることはもちろん重要ですが、それをどのように伝え、どのように学びにつなげていくかという教育の視点があってこそ、研修医の成長を支えることができるのだと改めて感じました。指導医には、研修医が主体的に考え、経験から学び、次の診療に活かしていけるような環境を整える役割が求められます。

今回の講習を通して、私自身も将来、後進の育成に積極的に関わっていきたいという思いが強くなりました。歯科医療は日々進歩しており、新しい知識や技術が次々と生まれています。その一方で、医療の本質である「患者さんに寄り添う姿勢」や「安全で質の高い医療を提供する責任」は、世代を超えて受け継いでいかなければならないものです。若い歯科医師が安心して学び、成長できる環境を整えることは、日本全体の歯科医療の質の向上にもつながる重要な取り組みだと思います。

これからも自分自身の臨床技術や知識を磨くことはもちろんですが、今回学んだ教育の視点も大切にしながら、少しずつ後進の育成にも関わっていければと考えています。将来、研修医の先生方と一緒に学び、共に成長していけるような環境づくりに貢献し、日本の歯科医療のさらなる充実に少しでも役立てれば嬉しく思います。

仙台は澄んだ青空が広がる気持ちの良い天気で、学びの合間に街の空気を感じることもできました。充実した三日間の講習を終え、改めて学び続けることの大切さを実感しながら帰路につきました。今回得た知識や経験を、日々の診療や今後の教育活動にしっかりと活かしていきたいと思います。

歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)でお悩みの方へ

2026年03月5日

こんにちは!歯科医師の坂牛です。日に日に春めいてきましたね。皆様花粉症は大丈夫でしょうか。

今日は歯ぎしりについてのお話です。

「朝起きるとあごがだるい」
「歯がすり減ってきた気がする」
「詰め物がよく外れる」

このような症状がある方は、歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)が関係しているかもしれません。

市川ビル さとう歯科・矯正歯科 船橋でも、近年このご相談がとても増えています。今回は、歯科医療の視点から、患者さん向けにわかりやすく解説します。

ブラキシズムとは?

ブラキシズムとは、上下の歯を無意識に強くこすり合わせたり、ぐっと噛みしめたりする習慣のことです。

大きく分けて2つあります。

① 睡眠時ブラキシズム

寝ている間に起こる歯ぎしり・食いしばり。
自分では気づきにくく、ご家族に指摘されてわかることもあります。

② 覚醒時ブラキシズム

日中、仕事中や集中しているときに無意識に噛みしめてしまうタイプです。

原因はストレスだけではありません

「ストレスが原因ですよね?」とよく聞かれますが、実はそれだけではありません。

近年の臨床研究では、睡眠時ブラキシズムは睡眠中の脳の一時的な覚醒と関連していることがわかっています。つまり、単なるクセではなく、睡眠のリズムと関係している現象なのです。その結果、

  • 歯がすり減る
  • 歯にヒビが入る
  • 詰め物・被せ物が外れやすくなる
  • 知覚過敏が起こる
  • あごが痛くなる(顎関節症)

といったトラブルにつながります。

特に、矯正治療後の歯やセラミック治療後の歯は強い力の影響を受けやすいため、注意が必要です。

一方で、日中の食いしばりはストレスや緊張、集中作業との関連が強いと報告されています。

放っておくとどうなるの?

くいしばりの力はとても強く、通常の食事の何倍もの力がかかることがあります。一方で、くいしばりは持続できない行動ですので、障害の原因にはなりにくいと考えられます。

日中の食いしばりへの対策

実は、通常リラックスしているとき、上下の歯は接触しないのが正常な状態です。しかし、口を閉じているときにも上下の歯が触れている方がいます。このような、安静時にも上下の歯を持続的に接触させる癖をTCH(teeth contacting habit)と言います。

短時間の強い食いしばりよりも、長時間のTCHの方が顎関節や閉口筋により大きな負担をかけることが研究でわかっています。

合言葉は
「唇は閉じて、歯は離す」

デスクワーク中やスマートフォンを見ているときに、歯が触れていないかチェックしてみてください。

この習慣を意識するだけでも、あごへの負担はかなり減らせます。

ナイトガード(マウスピース)とは?

市川ビル さとう歯科・矯正歯科 船橋でも多くの方にご使用いただいているのがナイトガードです。

これは、就寝中に装着するオーダーメイドのマウスピースです。

ナイトガードの役割

✔ 歯のすり減りを防ぐ
✔ 被せ物や詰め物を守る
✔ あごへの負担をやわらげる

臨床研究では、ナイトガードは歯を守る装置として有効であることが示されています。

ただし大切なのは、
👉 ナイトガードは「歯ぎしりを完全に止める治療」ではないということ。

歯ぎしり自体をゼロにするわけではありませんが、歯やあごへのダメージを軽減することが目的です。

こんな症状があればご相談ください

  • 朝、あごが疲れている
  • 歯が短くなってきた
  • 歯にヒビがあると言われた
  • 原因不明の歯の痛みがある

早めの対策が、歯の寿命を守ることにつながります。

船橋で歯ぎしり・食いしばりのご相談なら

歯ぎしりや食いしばりは、放置すると少しずつ歯にダメージを与えます。
しかし、適切な管理を行えば、十分にコントロール可能です。

市川ビル さとう歯科・矯正歯科 船橋では、

  • かみ合わせのチェック
  • 歯の摩耗の診査
  • オーダーメイドのナイトガード作製
  • 生活習慣のアドバイス

を通じて、患者さん一人ひとりに合った対策をご提案しています。

「歯を治す」だけでなく、
「歯を守る」ための歯科医療を大切にしています。

歯ぎしり・食いしばりが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
市川ビル内のさとう歯科・矯正歯科でお待ちしております。

個別相談へのご案内

診療時間
午前: 9:00~13:00×
午後:14:30~18:00×
  • ※ △土曜:9:00~17:00
  • ※ 日・祝日は休診

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