子どもの歯並びはいつから矯正すべき?
2026年03月14日
こんにちは、歯科医師の飯田です。
最近の気温は5月並みの気温もあれば1月並みの気温もあり慌ただしい日々が続いております。
また花粉も飛び始めて辛い時期ですね。
さて、今日は子どもの歯並びはいつから矯正すべき?についてお話ししていきたいと思います。
「子どもの歯並びが気になるけれど、矯正はいつから始めればいいのでしょうか?」
保護者の方からよくいただく質問です。
結論から言うと、歯並びが気になった時点で一度相談することが大切です。
実際には、すぐに矯正を始める場合もあれば、成長を見ながら経過観察することもあります。お子さんの成長や歯の状態によって、適切なタイミングは変わります。
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矯正相談の目安は6歳頃
一般的に、子どもの矯正相談の目安は6歳前後と言われています。
この頃になると
・前歯の永久歯が生え始める
・あごの成長が進み始める
・歯並びやかみ合わせの問題が見えてくる
ため、将来の歯並びを予測しやすくなります。
この時期に歯並びやかみ合わせを確認することで、将来どのような矯正が必要になりそうかを判断しやすくなります。
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当院で矯正を始める目安
当院では、お子さんの歯並びや成長に合わせて矯正の開始時期を判断しています。
反対咬合(受け口)の場合
→ 5歳後半頃から治療を検討します
受け口は下あごの成長に影響することがあるため、比較的早めの対応が必要になることがあります。

出っ歯や歯のガタガタなどその他の歯並び
→ 6歳頃から矯正を検討します
この時期は永久歯への生え替わりが始まり、あごの成長も利用できるため、歯並びを整える治療が行いやすいタイミングです。

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歯並びは「お口の機能」と関係しています
子どもの歯並びは、単に歯の問題だけではなく、呼吸やお口の使い方とも深く関係しています。
例えば
・口呼吸になっている
・舌の位置が低い
・口がぽかんと開いている
といった状態が続くと、あごの成長や歯並びに影響することがあります。
また、気道が狭くなっている場合も歯並びに影響することがあります。
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アデノイドや鼻の成長との関係
子どもは成長の途中で、鼻や上あごの骨も発達していきます。
しかし
・アデノイド肥大
・慢性的な鼻づまり
・鼻の通りが悪い状態
などがあると、鼻呼吸がしづらくなり口呼吸になりやすくなります。
口呼吸が続くと
• 上あごの成長が十分に進まない
• 歯並びが狭くなる
• 出っ歯になりやすい
といった影響が出ることがあります。

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中耳炎との関係
鼻やのどの状態は、耳の健康とも関係しています。
子どもに多い滲出性中耳炎は、鼻やのどの奥の状態が影響して起こることがあります。
鼻呼吸がしづらい状態が続くと、
• 耳の換気がうまくいかない
• 中耳炎を繰り返す
といったケースもあります。
そのため歯並びだけでなく、呼吸や鼻の通りの状態も含めて確認することが大切です。
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小さいお子さんの場合
もしそれより前の年齢で、お口の使い方に問題が見られる場合は、
**MFT(口腔筋機能療法)**を行うことがあります。
これは舌や口の周りの筋肉の使い方を整えるトレーニングで、
• 舌の位置
• 飲み込み方
• 口の閉じ方
などを改善することで、歯並びの土台を整えることを目的としています。
まとめ
子どもの矯正相談の目安は6歳頃ですが、歯並びの状態によっては早めの対応が必要になることもあります。
当院では
• 反対咬合 → 5歳後半頃から
• その他の歯並び → 6歳頃から
を目安に矯正治療を検討しています。
また、必要に応じて
• 呼吸や気道の状態
• 鼻の成長
• お口の機能
なども確認しながら治療を考えていきます。

お子さんの歯並びが気になる場合は、ぜひ一度ご相談ください。






