歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)でお悩みの方へ
2026年03月5日
こんにちは!歯科医師の坂牛です。日に日に春めいてきましたね。皆様花粉症は大丈夫でしょうか。
今日は歯ぎしりについてのお話です。
「朝起きるとあごがだるい」
「歯がすり減ってきた気がする」
「詰め物がよく外れる」
このような症状がある方は、歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)が関係しているかもしれません。
市川ビル さとう歯科・矯正歯科 船橋でも、近年このご相談がとても増えています。今回は、歯科医療の視点から、患者さん向けにわかりやすく解説します。

ブラキシズムとは?
ブラキシズムとは、上下の歯を無意識に強くこすり合わせたり、ぐっと噛みしめたりする習慣のことです。
大きく分けて2つあります。
① 睡眠時ブラキシズム
寝ている間に起こる歯ぎしり・食いしばり。
自分では気づきにくく、ご家族に指摘されてわかることもあります。
② 覚醒時ブラキシズム
日中、仕事中や集中しているときに無意識に噛みしめてしまうタイプです。
原因はストレスだけではありません
「ストレスが原因ですよね?」とよく聞かれますが、実はそれだけではありません。
近年の臨床研究では、睡眠時ブラキシズムは睡眠中の脳の一時的な覚醒と関連していることがわかっています。つまり、単なるクセではなく、睡眠のリズムと関係している現象なのです。その結果、
- 歯がすり減る
- 歯にヒビが入る
- 詰め物・被せ物が外れやすくなる
- 知覚過敏が起こる
- あごが痛くなる(顎関節症)
といったトラブルにつながります。
特に、矯正治療後の歯やセラミック治療後の歯は強い力の影響を受けやすいため、注意が必要です。
一方で、日中の食いしばりはストレスや緊張、集中作業との関連が強いと報告されています。
放っておくとどうなるの?
くいしばりの力はとても強く、通常の食事の何倍もの力がかかることがあります。一方で、くいしばりは持続できない行動ですので、障害の原因にはなりにくいと考えられます。
日中の食いしばりへの対策
実は、通常リラックスしているとき、上下の歯は接触しないのが正常な状態です。しかし、口を閉じているときにも上下の歯が触れている方がいます。このような、安静時にも上下の歯を持続的に接触させる癖をTCH(teeth contacting habit)と言います。
短時間の強い食いしばりよりも、長時間のTCHの方が顎関節や閉口筋により大きな負担をかけることが研究でわかっています。
合言葉は
「唇は閉じて、歯は離す」
デスクワーク中やスマートフォンを見ているときに、歯が触れていないかチェックしてみてください。
この習慣を意識するだけでも、あごへの負担はかなり減らせます。
ナイトガード(マウスピース)とは?
市川ビル さとう歯科・矯正歯科 船橋でも多くの方にご使用いただいているのがナイトガードです。
これは、就寝中に装着するオーダーメイドのマウスピースです。
ナイトガードの役割
✔ 歯のすり減りを防ぐ
✔ 被せ物や詰め物を守る
✔ あごへの負担をやわらげる
臨床研究では、ナイトガードは歯を守る装置として有効であることが示されています。
ただし大切なのは、
👉 ナイトガードは「歯ぎしりを完全に止める治療」ではないということ。
歯ぎしり自体をゼロにするわけではありませんが、歯やあごへのダメージを軽減することが目的です。
こんな症状があればご相談ください
- 朝、あごが疲れている
- 歯が短くなってきた
- 歯にヒビがあると言われた
- 原因不明の歯の痛みがある
早めの対策が、歯の寿命を守ることにつながります。
船橋で歯ぎしり・食いしばりのご相談なら
歯ぎしりや食いしばりは、放置すると少しずつ歯にダメージを与えます。
しかし、適切な管理を行えば、十分にコントロール可能です。
市川ビル さとう歯科・矯正歯科 船橋では、
- かみ合わせのチェック
- 歯の摩耗の診査
- オーダーメイドのナイトガード作製
- 生活習慣のアドバイス
を通じて、患者さん一人ひとりに合った対策をご提案しています。
「歯を治す」だけでなく、
「歯を守る」ための歯科医療を大切にしています。
歯ぎしり・食いしばりが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
市川ビル内のさとう歯科・矯正歯科でお待ちしております。






