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親知らずの生え方

2017年12月2日

こんにちは!
受付・保育士の草間です(^_^)

今年も早いもので残り1ヶ月となりましたね!
12月といえば・・・クリスマス♪
当院もツリーを出して装飾したり、BGMもクリスマスメドレーだったりと、クリスマスムードが高まっています。
2階のクリスマスツリーには、サンタさんへのお手紙(お願い事)を書いてつるしています!
ご来院のお子様など、ぜひ書いてみてくださいね♪

さて今回は、親知らずの生え方についてお話したいと思います。
皆さんは親知らずについて正しく知っていますか?

親知らず(おやしらず)とは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。親知らずは中切歯(最前方の前歯)から数えて8番目にあり、永久歯(大人の歯)の中で最後に発育します。
永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期は人それぞれですが概ね10代後半から20代前半です。中には生えない人もいます。
親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。

そんな親知らずには、下の画像のように様々な生え方の種類があります。

今回は一般的な3つの生え方について紹介します!

①真っ直ぐ
普通の歯と同じように、真っ直ぐ生えているタイプ。

②斜め(半埋伏)
親知らずの一部が見えており、傾斜して、手前の奥歯にぶつかっているようなタイプ。

③横向き(水平埋伏)
横向きに生えた親知らず(水平理伏智歯)で、歯茎や骨の中に埋まっている場合もあり、虫歯や炎症などを起こしやすく、隣り合う健康な奥歯に悪影響を及ぼすことも多いタイプ。

この生え方の種類によっては、普段の歯磨きの仕方も変わってきますし、抜歯するかどうかの判断も変わり、さらには治療や抜歯する際の大変さも変わってくるのが親知らずの特徴です。

また生え方だけでなく、親知らずの歯の形状にも種類があります。完全な奥歯の形をしていない未熟な形も多く、歯の根が開いているタイプや、デコボコとしたタイプの親知らずもあります。

生えてきた親知らずは、必ず抜かないといけないという事はありません。
しっかりと上下で噛み合っている、虫歯や歯周病になっていない、歯磨きが十分に行えている、移植の可能性があるなどの場合は抜く必要はないでしょう。
ただ、抜いた方が良い、もしくは抜くべき親知らずもあります。
満足に咬むことができなかったり、歯磨きが十分にできない場合は抜歯をした方が良いでしょう。

また、親知らずが生えていることで起こるトラブルがあります。

1.歯肉が腫れる
歯と歯肉の間にプラークや食べかすがたまりやすくなり、親知らずの周辺が不衛生になります。これにより、親知らず周囲の歯肉に炎症が起きてしまいます。

2.虫歯や歯周病になる
一番奥で歯ブラシが届かず磨きにくいため、どうしても磨き残しがあり、虫歯などになりやすいです。
また、親知らずとその手前の歯の隙間に汚れがたまりやすくなり、手前の歯が虫歯になることあります。

3.歯並びが悪くなる
歯肉の下に埋まっている親知らずが隣の歯を強く押して、歯並びや噛み合わせが悪くなることがあります。

4.手前の歯の歯根吸収
親知らずが手前の歯に食い込むように生えてくると、手前の歯の歯根吸収(根っこが溶けてしまうこと)を引き起こしてしまう場合があります。歯根吸収が進むと、親知らずだけでなく手前の歯の抜歯も必要になることがあります。

自分の親知らずがどのように生えているかは、レントゲン撮影ですぐに分かります。
こうしたトラブルを避けるためにも、お早めの受診をおすすめします!

上で紹介した親知らずの生え方によって、抜歯の難易度が異なるのですが、それについては次回の記事でお話する予定です。

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