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顎関節症とは

2017年12月16日

皆さんこんにちは!
歯科医師の吉です(^o^)
今週は大寒波がやってきて,船橋近郊も最低気温が零下になったりしてますね.
風邪を引かないで,年末を乗り切りたいです.

さて,今回は顎関節症についてお話をさせて頂きたいと思います.

顎関節症かもしれない症状
「あごが痛い」
「口が開かない」
「カクカク音がして痛い」
こんな症状に覚えがある人は,顎関節症の可能性があるかもしれません.

顎関節症と関節円板の関係
顎関節は手足の関節と同じような基本構造を持っていますが,異なる面も多くあります.顎関節は頭の骨(側頭骨)のくぼみ(下顎窩)に下あごの上先端の骨(下顎頭)が入り込む構造で,その間にクッションの役割をする関節円板という組織が挟み込まれています.

関節円板は,下顎頭と協調して開口時には前に移動したり,閉口時には後ろに戻ったりします.
関節円板が何らかの原因で前にズレたままになると,開閉口のたびに円板が引っかかったりして,顎関節の音が聞こえる状態になったり,こすれて内張りのやわらかい組織(滑膜)の炎症を引き起こしたりします.
軽いものでは,咀嚼(そしゃく)筋の痛みや関節を包んでいる袋,あごの動きを調整するじん帯の炎症だけのケースもありますが,症状が出て診査をすると7割近くの患者に関節円板のズレがみられるそうです.関節円板のズレを簡単かつ明確に診断するにはMRI検査が有効と言われています.

原因は複雑で,かみ合わせが悪かったり,歯ぎしりや歯をかみしめる癖,ムチ打ちなどの外傷,ストレスと,さまざまな要因が重なって,強い力があごの関節にかかる場合に起こるといいます.また原因以外に症状を持続・悪化させる因子もあります.具体的な治療法については後日,お話させて頂きたいと思います.

お家でできる,対策としては,うつぶせ寝,睡眠不足,フランスパン,ビーフジャーキー,タコ,イカなどの硬い食品や大きな食品を避ける,歯を噛みしめる癖,あごを後ろに引く動きが必要なフルートやサキソホンなどの管楽器の演奏,顎で楽器を挟むバイオリン演奏,格闘技やスキューバダイビングなどは控えることが大事です.さらに筋肉のマッサージは自宅でもできます.直接あごに負担のかからない生活を心がけましょう.

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