2023年12月29日
みなさん、こんにちは!保育士の石野です(*^-^*)
今年も残すところ、あとわずか。新しい年を迎える準備は整いましたか?
年末年始は、10年に一度レベルの暖かさになると予想されていますね!
どうぞ、体調管理に気をつけてお過ごしください。
ところで、みなさんは歯磨きの時、歯ブラシ以外に何か使っていますか?
実は歯ブラシだけでは、どんなに丁寧に磨いても60%程しか歯垢(プラーク)を除去できないのです。
歯の汚れは目で見にくい歯と歯の間や、歯周ポケットにも溜まります。これらの場所は歯ブラシの
毛先が届きにくく、磨き残しも多くなります。
ここで活躍するアイテムが『歯間ブラシ』や『デンタルフロス』です!
歯ブラシと一緒に歯間ブラシやデンタルフロスを併用すると、歯ブラシが届かない場所の歯垢除去を助けてくれます。
歯間ブラシとデンタルフロス、どちらも歯と歯の間の汚れを取るという意味で同じ用途に使われるものです。
では、歯間ブラシとデンタルフロスの違いは何なのでしょうか?
歯間ブラシやデンタルフロスを使う時は、歯と歯の間の隙間の広さや歯肉の状態、奥歯や前歯など歯の位置によって最適なものを選んで使うことが
必要です。
歯間ブラシもデンタルフロスも歯垢を除去するためのものですが、得意とするところが違います。基本的には『歯と歯の間が広い部分は歯間ブラシ』
『歯と歯の間が狭い部分はデンタルフロス』がおすすめのです。
歯間ブラシは『前歯に使いやすいストレートタイプ(I字型)』と、『奥歯に使いやすいL字タイプ』があります。歯と歯の間が広い部分だけでなく、ブリッジ(繋がっている被せ物)が入っている方やワイヤーの歯科矯正をしている方も歯間ブラシが使いやすくおすすめです。また、様々な大きさがあるので自分に合ったサイズを使いましょう。歯ブラシ同様メインテナンス時に、衛生士がみなさんに合ったものを処方しますのでお気軽にお申し付けください。
デンタルフロスは、細い糸が何本も束になってできていて、歯と歯の間の汚れを絡め取ることができます。歯と歯の間が狭い部分だけでなく、歯間ブラシを通せない場所や歯と歯肉の間にある溝(歯周ポケット)にもおすすめです。『持ち手が付いているホルダータイプ』と『糸の部分だけのロールタイプ』があります。フロス初心者さんにはホルダータイプが扱いやすく、慣れてきた方には操作性も良く、経済的なロールタイプもいいですよ。
歯垢は、そのままにしておくと虫歯や歯周病の原因になります。
虫歯や歯周病にならないためにも1日に1回は歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯磨きを
しましょう。1日に行う回数よりも毎日続けることが大切です。
2023年12月15日
こんにちは!歯科助手の若生です!
今年も残り半月になりましたが、皆さん大掃除など年末の準備は進んでいますか?
突然ですが、皆さんは歯の神経は残した方がいいか、それとも抜いた方がいいかどちらだと思いますか?
歯の神経があることで痛みを感じるならない方がいいのでは?と考える方もいるかもしれません。
しかし…
正解は、歯の神経は残した方がいいです😊✨
ということで、今回は歯の神経を残した方がいい理由についてお話しします。
1.歯に神経があることのメリット
①いつものように美味しく食事を食べられる
ご飯を食べるときに改めて実感することはほとんどありませんが、「パンを噛んでいる」「スープが熱い」といったいつもの食事の時にいつものように感じることができるのは、歯に神経があるからなのです。
②虫歯を感知できる
歯の神経があるからこそ虫歯を自覚できます。虫歯が痛い。歯の神経があるから、その神経が虫歯菌にやられ始めると、痛みが出ます。
③さらなる異常(虫歯)から歯を守る
虫歯で歯が溶かされると歯の神経細胞は、第2象牙質と言って、新たな歯を作り始めます。つまり、歯の神経があるからこそ、虫歯菌から歯(歯の神経)を守ることができるのです。
2.歯の神経を取るデメリット
①歯がもろくなる
歯に栄養が行き届かなくなるため、歯は枯れ木のようにもろくなって寿命も縮まります。また、固い物を噛んだ時に割れてしまう事もあります。
②歯の色が変色する
神経をとってしまうとその歯は死んでしまうので、新陳代謝が無くなります。残った古い組織はやがて黒く変色するため、歯も黒ずんできます。
③再び痛くなることがある
神経を抜いた後の空間が感染をおこすと、数年が経ってから腫れや痛みを起こすリスクが残ります。また、根の先に膿の袋を作り、蓄膿症や口臭の原因になることがあります。
3.なぜ歯の神経を取るのか
歯の神経を取ることはデメリットばかりですが、それでも神経を抜くほうが良いと判断することがあります。
①歯に激痛がある
歯の神経にまでむし歯が進むと、激痛があります。このような時は麻酔も効きにくく、治療が過酷になります。神経を抜かなければ痛みはなくなりません。
②歯の根から膿が出ている
根の先から膿が出ていると、神経の一部または全部が死んでしまっているので、神経を抜いて歯の内部の空間を消毒します。
③病気の進行を止める
神経がある部分は歯の内部の通路の役割もするため、虫歯の細菌が歯の内部に進行し、その先の根の先の骨まで侵してしまうのを防ぐことができます。
4.最後に
歯の神経は取らないことに越したことはありません。
当院では、神経を残す治療「直接覆髄法」を行っています。
これは、虫歯を除去し神経が露出している場合でも、最新のMTAセメントという材料を使用し、神経の保護、保存を行い神経を残すことのできる治療法です。
虫歯の症状や進行状況などにより適応できない場合もありますが、「神経を残す」「歯を長持ちさせる」うえで非常に有効な治療法です!
気になる方はお気軽にご相談ください!
2023年12月8日
みなさんこんにちは、保育士の盛松です🌼
最近は気温がぐっと下がりとても寒くなりましたね!まだまだ感染症など流行っているので皆さん体調には十分お気をつけください😌
さて今回は根管治療についてお話ししていきます。
根管治療とは漢字の中に根という字が入っているように、歯の根っこ(神経)の治療のことを言います。
虫歯菌が歯の神経まで到達してしまった場合や、歯の神経が炎症を起こしてしまった場合に、この根管治療が必要になります。
根管治療は実はとても難しい処置内容だということを皆さんはご存知でしょうか?虫歯菌に感染した神経を取り除きその内部を綺麗に清掃していくのですが、歯の根っこの構造はとても複雑な形をしています。その複雑な形をしている根を完全に綺麗にしなければ『痛み』や『腫れ』の原因となる可能性があります。そういったことから、根管治療は精密にいかに菌が少ない状態で治療を行うことがとても重要になってまいります。
当院ではマイクロスコープと呼ばれる、治療部位を高倍率で拡大できる歯科用の顕微鏡を使用しながら、根管治療を進めております。また治療部位に菌が入るリスクを下げながら処置を進められる、ラバーダムと呼ばれるゴムのマスクを使用して、細菌感染のリスクを抑えながら治療を行っております。
同じ歯の根管治療は何度も行えるわけではなく、治療する回数が多ければ多いほど脆くなってしまいます。根が脆くなってしまうと歯が割れてしまい、割れた歯は残すことが難しく抜歯の対象となってしまうので、再治療を繰り返さない為にもしっかりとした器具・機材を使って当院では治療を行っておりますので、安心して治療に臨んでいただければと思います😌
2023年12月1日
皆さま、こんにちは☀️
歯科衛生士の田中です。
やっと気温が下がり冬を感じる寒さになって来ましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか❄️
服装や温度調節など、どうかお身体に気をつけてお過ごし下さい😌
さて、皆さまは「歯ぎしり」「くいしばり」という言葉を聞いたことがありますか?
言葉自体は耳にしたことがあっても実際に自分はしてしまっているのか、また、それによってどのような影響が出るのかを正しく知っている方は意外と少ないのではないのでしょうか?
今回はこの「歯ぎしり」「くいしばり」について、
①歯ぎしり食いしばりとは
②歯ぎしり食いしばりを自分はしているのか、その簡単な診断方法
③原因
④影響
⑤対策
について細かくお話したいと思います。
①歯ぎしり食いしばりとは
無意識下で、ギリギリと音を立てて歯をすり合わせる行為を指します。これは、一緒に寝ている人に迷惑をかけてしまうだけではなく、ご自身の体にも悪影響を及ぼしてしまう危険な行為です。
また、歯ぎしり食いしばりと聞くと寝ている時のイメージが強いと思いますが、日中でも集中している時など意外と噛み締めてしまっている方が多いようです。
②歯ぎしり食いしばりを自分はしているのか、その簡単な診断方法
○歯の先端が削れている
○寝起きや日中など、顎に力が入り痛い時がある
○ほっぺたの裏側や舌の側面に歯型が付いている
○舌の下にボコッと丸い塊ができている
などなど、、
これらが見られた場合は、就寝中や日中に自分が歯ぎしりや食いしばりをしていないか確認してみましょう。就寝時に関してはご自身での確認は難しいと思うので、同居しているご家族などに確認してみて下さい。
③原因
原因ははっきりとはわかっておりませんが、多くは「ストレス」と「噛み合わせ」と言われております。 また、歯並び・噛み合わせの問題や、合っていない被せ物・詰め物により噛み合わせが安定していない方も、起こりやすいと言われます。
④影響
歯ぎしりや歯の食いしばりによって歯にかかる力は、思っている以上に大きな力です。 歯に力がかかり続けると、歯がすり減ったりヒビが入ったり、力が強いと歯が割れてしまうことも。
歯茎にも悪影響があり、過度な負担がかかることで歯茎が下がってしまったり、歯肉に炎症が起こることもあります。
また、神経がダメージを受けてしみたり痛みが出やすくなったり、歯に力がかかり続けることであごが痛くなったり口が開けづらくなる顎関節症になることもあります。
さらに、食事の時の歯にかかる力は約10〜20kgですが、睡眠中の食いしばりは食事のときの約3倍以上の力がかかっていると言われ、100kg以上もの強い力がかかることも。このような大きな「力」が筋肉を緊張させ、血行不良・睡眠の質の低下・免疫力の低下などを招き、アゴの痛みに始まり、頭痛・肩こり・腰痛などの全身症状につながることもあります。
⑤対策
🌙就寝時🌙
夜間の就寝中に関しては、歯ぎしり食いしばりを改善するうえで最もポピュラーな対策方法は『マウスピース』を使う方法です。 寝ている間にマウスピースを装着して、力のかかり方を修正することで歯やあご守ってくれます。
☀️活動時☀️
正常な口の状態とは、上唇と下唇が接触していても上の歯と下の歯が接触しておらず、2mmの隙間がある状態です。この状態を安静位と呼びます。人間は24時間中、食事の時間を含めても上下の歯が接しているのは18分程度が正常です。日中はこの安静位をご自身で意識することで、無駄な負荷がかかるのを防ぐことができます。
それぞれの原因によって異なる対策方法もあります。
・ストレス→ストレス自体を取り除く
・歯並び、噛み合わせ→矯正治療
・合っていない被せ物、詰め物→治療
など、はっきりした原因がわかるようであれば根本的な部分から改善ができるとより良いですね!
また、咬筋という噛むために使う筋肉に直接「ボトックス注射」を打つことで、筋力を緩めて噛む力自体を弱めるという治療法もあります。
歯ぎしり食いしばりは、自覚がなくても多くの方がしており、読んでいただいた通りお口や身体に多くの悪影響を与える可能性があります。ぜひこの機会にご自身のお口の中にも意識を向けてみて下さい。そして、原因は様々なので何が原因なのか歯医者さんに相談してみてください🦷🧑
2023年11月24日
本格的に肌寒い季節がやってきましたね。
皆様体調いかがお過ごしですか?
こんにちは!歯科衛生士の沖村です!
今回は当院で新しく導入した
【クラプロックス】という歯ブラシについて紹介します。
〈クラプロックスとは?〉
スイス創業のグローバル企業クラデンAG社が開発した75カ国で取り扱われている総合口腔ケア製品のブランドです。
〈クラプロックスの特徴〉
①可愛い見た目!
見た目が華やかで、目を惹きますよね♪
色の種類は12種類のホルダーカラーと6種類のブラシカラーがあり、バリエーションは72通りもあります!
②もっちり、ふわふわ!
クラプロックスの歯ブラシは超極細毛の「CUREN繊維」という歯茎を磨ける位大丈夫なほど柔らかい毛を使っています。
通常の歯ブラシの約2〜10倍の毛量があるため、歯垢を絡め取ってくれます!
歯茎に炎症があって痛くて磨けないという方にもオススメです。
③歯ブラシの交換時期
従来の歯ブラシは交換の目安が1ヶ月です。
ですがクラプロックスは高い撥水性で乾燥を促し細菌やカビの繁殖を防いでくれて衛生的なので、3ヶ月同じ歯ブラシを使うことができます!
〈当院で取り扱っている製品〉
◯手用歯ブラシ
普通の歯ブラシとは少し磨き方が異なるので、メンテナンスにいらした際に歯科衛生士から磨き方をお伝えします⭐︎
是非一度、試してみて下さい!
◯電動歯ブラシ
手用歯ブラシと同じブラシ毛を使用した電動歯ブラシです!
3つの振動レベルが搭載されており、好みのタイプが見つけられると思います。
ブラシタイプも3種類あり、1つはタフトブラシになっているので、磨きにくい奥歯や被せ物の周りもごっそり歯垢を除去してくれます!
◯歯間ブラシ
毛が細長く、ワンストロークで汚れがかきだせます。
また歯茎に優しい繊維で作られているので痛みを感じることなく磨けます!
当院のメンテナンスに来ていただければ、どの大きさの歯間ブラシがいいか測定する事できますので、是非お声がけください!
このようにクラプロックスは、見た目のインパクトが強くそこに目が行きがちですが、実はこんなにも機能面で優れているので、当院のスタッフも愛用しています♡
気になった方は是非お声がけください♪
2023年11月17日
こんにちは!歯科助手の永木です。
今回は【歯医者は痛い時だけ行くはもう遅い?】についてお話していきます。
皆さんは歯医者に行くのは歯が痛くなったらでいいと思っていませんか?
実は……この痛くなったらという状態では手遅れの事が多いです。
痛みを伴う原因は主に『虫歯』と『歯周病』があります。
①虫歯
<虫歯の段階>
C1・・・歯の表面が少し溶けた状態。痛みは出ないことが多い。
C2・・・虫歯菌が象牙質まで達している状態。
冷たい物や甘い物がしみるようになる。
C3・・・虫歯菌が歯髄まで達している状態。
強い痛みを伴い、根の治療が必要。
C4・・・虫歯菌が充満してほぼ根っこしか残っていない状態。痛みもなくなり、抜歯が必要。
このように、初期虫歯に気づいていれば樹脂の材料を詰めるだけの簡単な処置で終わりますが、痛みが出てからでは大切な自分の歯を失う可能性があります。
また、虫歯が進行してしまうと歯を残せなくなってしまうだけではなく、別の疾患を患ってしまう可能性もあります。
②歯周病
<歯周病の段階>
●歯肉炎・・・歯茎に炎症が起きて腫れる。
●歯周炎軽度・・・歯磨きの際出血が起こる。
歯茎の炎症が酷くなり歯周病菌が歯槽骨や歯根膜を破壊。
歯周ポケットの深さ4~5mm
●歯周炎中度・・・さらに炎症が酷くなり歯槽骨が半分近く破壊。
歯茎から膿が出る。口臭が発生する。歯がグラグラする。
歯周ポケットの深さ6~7mm
●歯周病重度・・・歯槽骨が半分以上破壊。
歯茎がブヨブヨ。歯もグラグラする。
歯が抜けてしまうことも。
口臭が酷い。
歯周ポケットの深さ8mm以上
歯周病は歯茎の出血、腫れ、口臭など様々な症状が出ます。
歯周病も虫歯と同じく、悪化し放置すると最終的に歯が無くなってしまいます。
虫歯や歯周病を予防するには、
歯周病治療(定期メンテナンス)が最も最適です!
定期的な歯周病治療・メンテナンスを行うことによって、症状が軽い段階で治療が出来たり、その後もお口の中を良い状態で保つことが出来ます。
お口の健康は身体の健康に影響します。
定期的なメンテナンスに通いお口の中の健康を保っていきましょう!
2023年11月10日
こんにちは、歯科医師の飯田です。
今回はマウスピース矯正はたくさんあるけど何が違うの?
についてお話ししていきたいと思います。
まず初めにマウスピース矯正を日本で行うとすると何種類のマウスピース矯正があると思いますか?
意外と多く種類があります。これについては後にお話したいと思います
では皆さんがマウスピース矯正を選ぶときになにが大事だと思いますか?
値段?期間?通院が必要か必要じゃないか?
などがあがってくると思います。
でも、一番重要なのは、そのマウスピースあなたにあっているの?というところが重要ではないでしょうか?
今回はそこについて詳しく説明していきたいと思います。
マウスピース矯正で今一番のシェア率と有名な物は、インビザラインと言われているマウスピース矯正になります。
これは前のブログで紹介もしています。
こちらはしっかりとホームページがあり、患者さんの今までの症例数が世界で1500万人を超えているそうです。
これだけ聞くとすごいのかわかりませんが日本で一年間で矯正の相談をしに歯医者に来る人数は30万人になるそうです。
つまり世界でこれだけの患者さんが使うということはそれだけで安心しますね。
さらに付け加えると、患者数を公表している会社もインビザラインの会社一つだけになります。
では他のマウスピース矯正も見ていきましょう
マウスピース矯正大きく分けるとお口の中全体を矯正できる全部矯正と、お口の中一部を矯正できる部分矯正に分かれます。
全部矯正を行えるものは
・クリアコネクト
・oh my teeth
などがあります。
治療期間としては短くて6ヶ月、長くて3年まで対応してます。
インビザラインも3〜5年かけて行えるのでしっかりと治したい方にはこちらがおすすめですね。
部分矯正を行えるものは
・アソアライナー
・クリアアライナー
などがあります。
こちらの治療期間は早いものだと3ヶ月くらいから終わり長くても1年くらいが目安になります。
費用は部分矯正で10〜50万、全部矯正で50〜100万と各々で幅があるので、医院に行くときにしっかりと確認しましょう。
次に重要になってくるのが来院回数です。
上であげたoh my teethは最低一回来院で行えることもあるようです。インビザラインだと1〜3ヶ月に1回の来院が必要になるのでここをメリットととるかデメリットととるかで考えていきたいものです。
しっかりとしたチェックを行う方を取るのか、来院しなくて楽な方を取るのかしっかりと考えてから選びましょう。
さてここで冒頭でお話しした日本で行えるマウスピース矯正の種類のついてのお話していきます。
実際調べてみると20~24種類くらいのマウスピース矯正が出てきます。こんなに比較したら大変じゃないの?と思う方もいらっしゃると思いますが、まず自分がどこまで考えているかが重要だと思います。費用、期間、通院回数はもちろんのこと、転院できるのか、どれくらいの患者数がいて、行える種類に幅があるのかなどしっかりと見極めていただきたいです。
当院で行っているインビザラインは唯一患者数を発表しており、圧倒的に有名なマウスピース矯正になります。そして患者数がいるということは治療においての信頼度も違うと思います。去年の総スキャン回数が29億回など数だけでどれくらい世界で行われているのかわかりやすいと思います。インビザラインを導入している医院が多いということは転院先としても探しやすいと思います。ただ注意点としては転院前と転院後の医院の連携が必要なのでしっかりとかかりつけ医との相談が必要になります。
最後になりますが、一番マウスピース矯正で重要なところは、しっかりと決められた時間使用しないと歯が動かないということになります。きれいな歯並びにするためにしっかりと自分にあったマウスピース矯正を探す重要性について知っていただけたかと思います。もし興味があれば当院で無料スキャンなどもありますので相談ください。
2023年11月3日
みなさんこんにちは!
歯科助手の、幾田です✨✨
みなさん舌苔という言葉を聞いたことがありますか?今回は、舌苔についてお話しをします!
舌苔ってなあに??
舌苔(ぜったい)という言葉を聞いたことがありますか?文字通り、舌の上に苔のような汚れがついていることをいいます。鏡の前で舌をベーっと出してみてください。白っぽい汚れが舌の上にたくさん付着していたら、それが舌苔です。
舌苔は病気ではなく、治療の必要はありませんが、あまり放っておくと口臭の原因になったり、カンジタ症などの感染症を発症する原因になったりします。
舌苔の原因
①細菌
口の中の細菌が舌の溝に入り込んで溜まり、舌苔として白く見えます。色素を作り出す細菌が原因の場合は黄色や灰色、茶色、黒色など変化することがあります。
②剥がれた上皮のカス
舌自体の上皮や口の中の上皮が剥がれ、溜まったものが舌苔として白く見えます。例えば猫などの動物の舌はザラザラとヤスリのようになっていて、食べ物をかき取る作用があります。実は人間の舌も表面は角質化しているのです。この角質化が進むと舌の細胞が伸び、その隙間に剥がれた上皮が溜まり、舌苔になります。
③食べカス
食べかすが舌の細胞の間に残り、舌苔になることがあります。舌の本来の位置は上顎に軽く付いている状態です。舌の位置が低い位置にあったり、口呼吸があったり、舌の動きが悪いと舌が周りと擦れず、食べかすが残ってしまいます。
④口呼吸
口呼吸があると舌苔が出やすくなります。汚れは乾燥するとこびりつき取れにくくなります。キッチンなどでも濡れている間は汚れがすぐに取れますが、一度乾燥してしまうと簡単には取れなくなります。口の中もいつも唾液で濡れていますが、口呼吸のある方はすぐに、乾燥してしまい汚れが自然に落ちないために舌苔ができてしまいます
⑤唾液の量
ストレスや薬、全身的な病気によって唾液の量が減ると舌苔ができます。唾液は口の中を洗い流す効果があります。唾液が減ると汚れや細菌が舌に溜まり、舌苔ができます。高血圧の薬や精神疾患の薬の中に唾液が少なくなる副作用があるものもあります。
口臭を改善する舌苔のお掃除方法
舌苔を取ることは口臭を抑えるためにはとても有効です。舌が湿っている状態にしてから、舌ブラシや歯ブラシを軽くあて、舌の根っこの方から前に引いて汚れをかき出してからうがいをしてお口の外に出します。
舌苔の取り方のポイントは優しく舌をこすることです。歯磨きと同じ感覚でゴシゴシしないように気をつけましょう。舌も歯ぐきと同じく柔らかい組織ですので強くこすると赤くなったり、強くしすぎると出血することもあるので注意してください。
最近では、ドラッグストアなどの口腔ケア用品売場に行けば、たいてい「舌ブラシ」が陳列されています。
歯ブラシはその形状から舌を傷つけてしまったり、力加減が難しい場合もあるので、舌専用のブラシを使うのも良いと思います。
舌ブラシは、舌に優しい構造になっているため、歯ブラシよりも安全に舌磨きをすることができると思います。しかし、それでも力の入れすぎや、磨き過ぎには注意が必要です。
舌磨きは、多くて1日1回、朝の歯磨き時に軽い力でゆっくりと舌の奥から掻き出すように磨きましょう。
2023年10月21日
みなさん、こんにちは。保育士の石野です(*^-^*)
日に日に過ごしやすい気候になってきましたね!『食欲の秋』『スポーツの秋』『読書の秋』等々ありますが、みなさんはどんな秋を満喫していますか?
今回は『口腔機能低下症』について、お話ししたいと思います。
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、「この頃ちょっと食べ物が飲み込みにくくなった」「口の中が乾きやすくなった」といったようなことは、思い当たる節はありませんか?
そうした症状が、まさに「口腔機能低下症」に含まれるものなのです。
そもそも口腔機能低下症というのは、いったいどんなものなのでしょうか?どんな症状が出るのでしょうか?
実は、一口に「口腔機能低下症」といっても、さまざまな症状があります。
例えば・・・
以前と比べて、「食べ物が噛みづらい」「食べ物が口に残ってしまうようになってきた」「食事の時、むせやすくなった」「薬を飲みにくくなってきた」「口の中が乾く」「滑舌が悪くなってきた」「硬いものが食べにくい」「食事の時間が長くなってきた」といった症状が、口腔機能低下症の代表例です。
案外身近で、よくある症状のようにも感じられることでしょう。
こうした症状からわかるとおり、「口腔機能低下症」とは、口の中のさまざまな機能が低くなってきている症状の病気のことです。そして、口腔機能低下症は私たち誰もがかかりやすく、注意が必要なものなのです。
では、口腔機能低下症を引き起こす原因はいったい何なのでしょうか?
まずいちばんの原因は「加齢」です。年齢を重ねると、口の中の「感覚」や「咀嚼」、「飲み込み」や「唾液の分泌」などが徐々に低下してきます。そうしたひとつひとつが、口腔機能低下症の症状を引き起こしていきます。
もちろん、虫歯や歯周病などで歯を失ったり、義歯が合っていなかったり、といったことも症状の原因になっていきます。また、日々の歯みがきなどのケアが行き届かないと、口腔内の環境が悪くなっていきます。つまり口腔内の機能低下は、さまざまな要因が複合的に影響しているのです。
口腔機能低下症が進行すると、全身的な健康が損なわれていきます。歯が悪くなると、噛み応えのあるものが食べられなくなるので、タンパク質を多く含むお肉を食べなくなりがちです。筋肉は水分を除くと約80%がタンパク質からできています。筋力が落ちると体力も弱っていきます。
少しでも気になる症状がある方はもちろん、症状のない方でも65歳を過ぎたら定期的な検査をして早め早めのケアをお薦めします。ぜひ当医院で検査を受けましょう。