2020年11月23日
こんにちは。歯科医師の堀井です。
今回は治療計画の立案について説明していきます。
虫歯などで損なわれてしまった歯を補う治療を、修復治療といいます。
修復治療は治療が必要な範囲や、失われた歯が多いほど
診査・診断とそれに基づいた治療計画、術式の選択など選択肢が複雑になります。
患者様の主訴や問題が一見同じように見えても、詳しく診査していくと原因や病態が異なることもあります。
一本の歯の不調を主訴に来院されても、お口の中全体に大きな問題を有していることもあります。
そのため適切な治療計画の立案のためには、的確な診査・診断が必要です。
修復治療を行うにあたり、必要な治療を分類して分析していきます。
Class1 保存修復
・歯、歯列、修復 個々の歯の単純な修復治療
(詰め物、知覚過敏処理など)
・歯周組織 臨床的に健康なものから中程度の歯周病までの状態
・咬合 生理的咬合または咬合調整によって改善できる状態
Class2クラウン・ブリッジ
・歯、歯列、修復 クラウン・ブリッジやインプラントによる修復治療
・歯周組織 臨床的に健康なものから中程度の歯周病までの状態
・咬合 生理的咬合または咬合調整によって改善できる状態
Class3オクルーザルリコンストラクション
・歯、歯列、修復 過度の咬耗、多数歯にわたる不適合補綴装置、齲蝕、欠損歯及びこれらが組みあわっさった状態。顎関節症を伴い歯列のリコンストラクションを必要とする。
・歯周組織 臨床的に健康なものから中程度の歯周病までの状態
・咬合 修復治療で前歯部、臼歯部共に咬合の再構成が必要な状態
Class4歯周補綴
・歯、歯列、補綴、咬合
高度な歯周組織の破壊の結果、びまん性の動揺が起こり、二次性咬合性外傷を併発しスプリンティングによる歯列の固定を必要とする状態。
このような分類ごとに必要な診査を追加して行ないます。
通常行う一般診査は全身的因子と局所的因子に分かれます。
全身的因子は 年齢・性別
全身的既往歴
家族歴
生活環境・生活習慣・性格等
局所的因子には 主訴の診査・現病歴
歯科的既往歴
①歯科的病歴の問診
②X線写真審査
③歯周病の検査
④触診による筋の診査
⑤触診・問診による顎関節の診査
⑥咬合診査
⑦早期接触の有無の診査
⑧スタディモデルでの診査
⑨口腔内写真・顔貌写真の診査
⑩唾液の検査
などがありこれらの診査を行いながら口腔内の問題点を把握し、総合的に診断・治療計画の立案を行います。
実際の治療は、治療計画のいくつかの選択肢の中から、患者様の都合も踏まえて実践可能なものを相談しながら進めていきます。
2020年11月20日
こんにちは(^-^)/
歯科助手、トリートメントコーディネーターの川上です。
早速ですが、治療中に口が開けずらかったりしたことはありませんか?大きく口を開けるのって大変ですよね!!今日は、口が開かない原因と改善策についてお話したいと思います。
まずは、口が開かない原因
・顎関節症
顎関節症とは、顎の痛み・口を開けにくい・関節音がするといった症状を伴う、顎の関節や顎の筋肉(咀嚼に関わる筋肉)の病気です。何らかの原因で耳の穴の前にある顎関節や下顎を動かす筋肉(咀嚼筋)に負担がかかってしまうと、
・関節雑音(口を開けたり閉めたりした時にカクカク、ゴリゴリと音がする)
・開口障害、運動異常(口を開けにくい)
・顎の痛み(口を開けたり閉めたりした時に、顎の辺りや耳の前などに痛みを生じる)
などの症状が起こります。
以上の症状のうち、少なくとも一つ以上当てはまると顎関節症にかかっている可能性が疑われます。
症状は、悪くなったり良くなったりを繰り返します。再発もしますがあまり心配しなくてよいケースが多いようです。
また生活習慣の改善で病状は軽減されます。
その他に、
・不良な噛み合わせの状態
・精神的なストレス(緊張や不安、気分の落ち込みの持続)
・頬杖などの日常生活での癖
・歯ぎしりや食いしばり
・歯列接触癖のような口腔習癖
なども口が開かない原因になります。
次は、改善策の一つとして、開口訓練についてお話したいと思います。
開口訓練とは、口を開ける練習をすることです。顎が引っかかって開かない時、関節の動きを良くする為に行います。また、筋肉に痛みがある場合は、ストレッチ効果が期待できます。
指の力で圧力をかけると効果的です。親指を上顎の前歯に当て、人差指を下顎の前歯の縁に当てます。(指を交差する感じです。)そして少しずつ力を加えながら、上下の歯を押し上げるように口を開きます。これを1日数回、1回につき10回程度、無理のない範囲で行います。お風呂に入った時に行うと、温熱療法の効果もあるので、オススメです。強い痛みを感じない程度にやって下さい。
顎の関節は、口を閉じている時に正しい状態にあるわけではありません。
顎関節症になり、顎がズレている場合は、口を閉じている時に関節がズレていることになります。
口を大きく開ける練習をすることによって、顎の関節は正しい位置に戻ろうとします。
顎の関節が正しい位置を覚えないといけないので、開口訓練で口を大きく開けることが必要になります。
自宅で簡単にできるマッサージもお伝え致します。指に力を入れて首の後ろからゆっくりと前に移動する。こめかみを指で押して小さな円を描く。次に頭頂部からゆっくり指を耳の上まで移動させ、そのまま円を描くようにほぐす。
顎関節症に関係する咬筋(こうきん)や側頭筋などの筋肉が凝っている場合は、ほぐしてあげましょう。血流を促し、緊張をほぐすことで、痛みを和らげることができます。手のひら、または指で、側頭部からほおに向けて撫でるようにして、筋肉をリラックスさせます。
体が硬い人がすぐに柔らかくはなりません。口も同じように毎日続けて行うことが大切です。
是非お試し下さい☆☆☆
2020年11月11日
こんにちは!
さとう歯科 事務長の青木です。
今回は、歯並びと姿勢についてお話したいと思います。
子供の歯並びは、姿勢ととても重要な関係があることをご存知ですか?歯並びや咬み合わせが乱れている原因に共通した間違った姿勢があります。
お口がポカンと開いてる子供を見たことはありませんか?口で呼吸をするには、上を向く方が楽です。すると目線を下げる為に猫背になります。同時に舌が後ろに後退してしまうので、舌が上に上がらず上顎の成長が促進されなくなります。
歯並びが悪くなる基本的な原因は、舌の位置が正常な場所になかったり、口呼吸であったり、正しい嚥下(飲み込み)ができていないなどの悪い姿勢から起こることであると言われています。正しい姿勢は、人間の身体を横から見たときに、頭、肩、骨盤、膝、かかとが縦に一直線に結ばれます。姿勢の重心は頭です。真っ直ぐに伸びた足の上に腰と頭が乗っています。体が真直なので骨に体重を預けることができるため、筋肉が無駄な力を使わずに立つことができます。
悪い姿勢は中心からずれた頭の位置を支えるため、首や腰などの筋肉に過緊張が生じます。そのままだと、筋肉が疲れてしまうので、重心バランスをとるために背骨や腰が曲がり、歪んだ姿勢をつくってしまいます。

では、姿勢の悪さはどこからくるのでしょう?無意識に楽な姿勢をとっていませんか?私達人間は、筋肉に負担がかからないよう、無意識に、あるいは意識的にとってしまう行動だそうです。姿勢が悪いほうが筋肉にとって負担が少ないから、無意識のうちに姿勢が悪くなってしまいます。
悪い姿勢をしている子供の歯並びは良くない傾向があります。悪い姿勢を続けていると、噛み続けグセというものを生み出してしまいます。これは歯を失う原因の一つで、お子様にとって歯並びを悪くする大きな原因になってしまいます。また、悪い姿勢を続けていると、大きな病気を引き起こす可能性が高くなります。
食事中の姿勢
食事中に足が床についていないと、ものを噛む力「咬合力(こうごうりょく)」が弱くなってしまいます。スポーツや仕事でも、足元がしっかりしてないと思うように力が入りません。顎の筋肉が発達しきっていない幼児期に足が着かないと、硬いものを噛んだり、繊維質なものを噛みちぎる咬合力が上手く鍛えられないのです。成長期の子どもの咬合力が弱まると歯並びに影響を及ぼしてしまいます。足元には踏み台を置いてあげると、しっかり地に足を着けて食事ができるようになります。そして、姿勢よく食べることが大切です。背中を丸め、前かがみになって食べないよう注意しましょう。舌が前方位となり、前方の歯でしか噛まない癖がついてしまいます。食べ物に口を近づけて食べるのではなく、姿勢を維持したままで食べ物を口に持っていくようにしましょう。
また、☆うつ伏せ寝や、☆お姉さん座りなどもよくない姿勢の一つなので、改善することをオススメします。
姿勢を治すことは、お口への影響だけでなく、正しい呼吸の誘導や体幹の筋肉の機能回復、体質改善をもたらす事がわかっています。
お子様だけではなく、大人の方も是非試してみて下さい!!!
2020年10月26日
おはようございます。
保育士の片岡です。
だんだん寒くなってきましたね。
風邪にも気をつけてください。
今回は「よく噛むことの効果」についてお話したいと思います。
皆さんは、よく噛むことに様々な効果があることをご存知でしょうか。
「よく噛んで食べる」ことは、健康にとって実に様々な良い効果があります。
よく噛むことによって、食べ物の消化を助けたり、脳を刺激して発達を促したり、病気の予防をしたりします。
たくさんのメリットがあります。
噛む効果は、「ヒミコノハガイーゼ」に合わせてご紹介します。
「ヒ」:肥満防止
ゆっくりよく噛んで食べることで、食べ過ぎを防ぎ、肥満防止につながります。
「ミ」:味覚の発達
食べ物の形や固さを感じることができ、味がよくわかるようになるなど味覚が発達します。
「コ」:言葉の発達
口の周りの筋肉をよく使うことで、あごの発達を助け、表情が豊かになったり、言葉の発音がきれいになったりします。
「ノ」:脳の発達
脳に流れる血液の量が増えるので、子供は脳が発達し、大人は物忘れを予防することができます。
「ハ」:歯の病気予防
よく噛むと、唾液がたくさん出ます。
唾液には食べ物のカスや細菌を洗い流す作用もあり、むし歯や歯肉炎の予防につながります。
「ガ」:ガンの予防
唾液に含まれるペルオキシダーセという酵素が、食品の発ガン性を抑えるので、ガンの予防に繋がる可能性があります。
「イー」:胃腸快調
消化を助け、食べ過ぎを防ぎます。
また胃腸の働きを活発にします。
「ゼ」:全力投球
身体が活発になり、力いっぱい仕事や遊びに集中できます。
よく噛んで食べるための工夫としては、
急いで食べないゆっくりと味わって食べましょう。
食べ物によって噛みごたえは違います。
噛みごたえのある食べ物は、ひと口30回を目安によく噛んで食べましょう。
飲み物で流しこまない。
食べ物が口の中にある時は、飲み物を摂らないようにしましょう。
飲み物で流し込んでしまうと、食べたものが細かくならないうちに胃に送られてしまうので消化によくありません。
よく噛むと、食べ物が細かくなり、自然に飲みこめるようになります。
よく噛む習慣は発育期から 噛む回数が減ったことにより、現代人のあごは昔の人に比べ、小さくほっそりしてしまいました。
その影響で、最近の発育期の子どもたちは、永久歯が生えるスペースが不足し、歯並びが悪くなったり、咬合異常(噛み合わせが安定しないこと)になりがちです。
さらに大人になって第三大臼歯(親知らず)の生え方の異常により、抜歯せざるをえなくなる場合もあります。
そうならないためにも、強く、しっかりしたあごをつくる必要があります。
離乳食の頃から歯の発育にあわせた、よく噛んで味わうことのできるメニューを考え、また、加熱時間を加減して適度な歯ごたえを残すようにします。
さらに、しっかり噛むことができる丈夫な歯をつくるために、カルシウムやたんぱく質を充分にとることを心がけることが大切です。
もちろんよく噛むことが大切なのは、ご年配の方も同じです。
自分の口に合う義歯(入れ歯)の装着により、よく噛む食事をすることが、認知症、いわゆるボケを防ぐといわれています。噛むことによる様々な効果を考えると、なるほどとうなずいていただけると思います。
逆に合わなくなった義歯を使っていると咀嚼機能を低下させますから、認知症患者の場合、その状態の悪化がみられるといったこともあります。
全身の健康維持に、噛むことは大きな関わりがあります。
入れ歯が合わなくなってきたなと感じたら、ご相談ください。
このように、噛むという作業は、健康のためにとても大切ですが、そのためにも丈夫な歯をもつことは不可欠です。
健康な歯が、健康な身体をつくります。
常に口腔ケアを心がけてください。
また、噛みごたえのあるものをよく噛んで食べる、ゆっくりと時間をかけて食事をするということを実践してみてください。
ひとくち食べ物を口に入れたら、30回から50回噛むのが理想的です。
好き嫌いなくバランスよく食べることも大切です。
まずは、噛むことを今より少し意識していただければと思います。
2020年10月12日
皆さまこんにちは!
歯科衛生士の高畑です。
いよいよ秋も深まり、肌寒さを感じる季節となりましたが皆さまお変わりありませんか?
今回は、キシリトールが歯に良い理由についてお話します!
●キシリトールとは?
むし歯予防に効果のある天然素材の甘味料です。シラカバなどの樹木から取れる成分が原料となっていて、キシリトールは糖アルコールの中で最も甘く、砂糖と同じ甘味度を持っています。(糖アルコールとは、砂糖や水飴と同じ「糖質」の仲間ですが、①熱・酸・アルカリに強い、②微生物の栄養源になりにくい、③消化吸収されにくい、など砂糖や水飴とは異なる特長を持っています。)
口の中で溶ける際には、口中の温度をわずかに下げるので爽やかな冷感があるのが特徴です。
また、多くの果実や野菜の中に存在し、人体でも作られます。
●なぜ歯によいのか?
1)むし歯の原因にならない甘味料
キシリトールを始めとする糖アルコールは、むし歯の原因になりません。
口の中でむし歯の原因となるミュータンス菌は、糖分を元に酸を産生することでむし歯の原因となります。
しかし、ミュータンス菌はキシリトールを取り込むものの、それを分解出来ないためむし歯の原因となる酸を作ることができません。
その為むし歯予防の効果があるとされています。
また、むし歯予防には唾液も大切です。
キシリトールの甘みにより唾液の分泌も促進し、お口の中の酸を中性にすることで健康な状態に保ってくれます。
唾液の分泌が増えると、口臭の改善にも効果的です。
お口の中が乾燥していると、細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因であるガスを発生しやすくなりますが、唾液の分泌量が増えることで口臭が軽減されます。
2) むし歯の発生、進行を防ぐ
歯にむし歯の原因となるプラークをつきにくくし、歯の再石灰化を促します。キシリトールのみに存在する効果として、むし歯の原因であるミュータンス菌の活動を弱める働きが認められているので、むし歯の発生や進行を防ぐといわれているのです。
●キシリトールの効果的な選び方
・ガムであれば50%以上のシュガーレスのものを選ぶ
→スーパーやコンビニなどで販売しているキシリトール入りのガムは、50%以下の物が多くみられます。歯科医院や薬局で売られているものは、90%以上のものがほとんどですので、むし歯予防に効果的と言えます!
<効果的な食べ方>
・ガムは1日3回〜5回を毎日食べる
・5〜10分ほど噛み、唾液をまんべんなく歯に行き渡せる
・タブレットを舐めた際なども唾液を歯と歯の間、歯と歯肉の間を潤し、充分いきわたるようにしましょう。
また、お子様のお菓子はキシリトール入りのものに置き換えてみると良いでしょう。
キシリトール入りのお菓子は、グミやチョコレート、ラムネ、ガム、タブレットなど様々な種類があります。
キシリトールが歯に良い理由についてお話しましたが、あくまでもキシリトールはむし歯予防の補助的手段の1つであり、正しいブラッシングの習慣と食生活がむし歯予防の基本です。
皆さまもセルフケアの一つに取り入れてみて下さいね!
2020年10月11日
皆さんこんにちは!
歯科医師の上柳です。
すっかり寒くなり、秋から一気に冬が近づいてきましたね。
新型コロナウイルスの影響でマスクが手放せない昨今ですが、そろそろインフルエンザの流行も心配です。
急な気候の変化で、体調を崩しやすくなっている方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな時期にとってもおすすめの”あいうべ体操”をご紹介します!
*あいうべ体操とは
お口回りの筋肉や舌の筋肉を鍛えることによって、舌を正しい位置に導き、口呼吸を鼻呼吸に改善していく体操です!
皆さん、普段舌はどこの場所にありますか?
①上あごについている
②上の前歯の裏側についている
③下の前歯の裏側についている
実は、舌の理想的な位置は ①上あごについている です!
②、③の位置に舌がある方は舌の位置が下がっており、口呼吸になっている可能性が高いと言われています。
口呼吸をするとお口の中が乾燥します。このため唾液による消毒・殺菌作用が発揮されず、虫歯や歯周病が起こりやすくなります。
また、鼻呼吸の場合、外の空気を取り込む際に一緒に入ってきた細菌やウイルスなどを排除する機構が備わっているため、風邪をひきにくかったり、ウイルスに感染しにくいという特徴があります。鼻で呼吸すると冷たく乾いた空気を吸い込んでも鼻腔を通ることで加温・加湿された状態で気道に空気を届けるなどの機能も働きます。 一方、口には鼻のような外気に対する機能が備わっていないため、直接細菌やウイルス、塵などを取り込んでしまうことになるのです。このため、免疫力が低下して風邪をひきやすくなったりアレルギー症状の原因にもなります。
あいうべ体操は、福岡市「みらいクリニック」の今井院長が考案された口呼吸を改善するための体操です!
やり方はとっても簡単です。
次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
(1)「あー」と口を大きく開く
(2)「いー」と口を大きく横に広げる
(3)「うー」と口を強く前に突き出す
(4)「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
(1)~(4)を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます。
とても簡単なのですが、やってみると意外とお口回りの筋肉が疲れると思います。
普段あまり動かしていないお顔の運動ですので、ぜひやってみてください!
当院の関連クリニックである船橋こども歯科では、来院されたお子さんと一緒に音楽に合わせてあいうべ体操を行っています。
YouTubeであいうべ体操のやり方を紹介していますので、ぜひお子さんと一緒にやってみてください(^^)/
2020年10月5日
皆さんこんにちは!市川ビルさとう歯科医院、事務の及川です。
最近、朝と夜がだいぶ冷え込むようになってきましたが、体調を崩されていませんでしょうか?今回のブログは歯石・歯垢が溜まるとどうなるのか?についてお話させていただきます。
・歯垢を放置するとどうなるのか。
歯垢はプラークとも呼ばれ、歯の垢という文字から連想できるとおり細菌の塊です。正確には細菌の棲み処であり、プラークの中には億単位の細菌が含まれています。そして、虫歯や歯周病の原因菌もプラークの中に含まれているのです。
このためプラークを放置すれば、これらの原因菌が悪さをして虫歯や歯周病になります。また、プラークは時間が経つと唾液の成分と混ざって石灰化してしまい、歯石へと変化します。一旦歯石になってしまえば、歯磨きでは除去できなくなってしまいます。
・歯石を放置するとどうなるのか。
歯石はプラークが石灰化したものですが、歯石ができることでその箇所に歯石が溜まりやすくなります。と言うのも、表面がザラザラした感触の歯石には細菌が付着しやすいからです。最も、歯石に含まれる細菌は死滅しているため、歯石が直接虫歯や歯周病を引き起こすわけではありません。
しかし、歯石はプラークが付着しやすい環境を作ってしまうため、いわば細菌が増殖しやすい場を提供してしまうのです。このため、歯石があることでやはり虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。
・それでは、歯石の付着を防ぐにはどうすればよいのか。
歯石はプラークが石灰化したものですから、プラークの時点で綺麗に除去すれば歯石が付着することはありません。とは言え、目に見えないプラークを完全に除去するのは難しいでしょう。
できるだけ多くのプラークを除去するためには歯磨きに精密さが求められ、そのためには次の方法を実践するのが効果的です。
1、歯医者さんで、ブラッシング指導を受ける。
当院ではブラッシング指導も行っており、患者様1人1人のお口に合った歯ブラシの処方も行っております。歯磨きの正しい磨き方については以下のURLからご参照ください。
【歯磨き】の正しい磨き方!現役【歯科衛生士】が教えます!【千葉県船橋市の歯医者 市川ビルさとう歯科医院&船橋こども歯科】

2、デンタルフロスや歯間ブラシを使用する
ブラッシングだけの歯磨きでは、プラークの除去率は一般的に6割ほどとされています。その点、デンタルフロスや歯間ブラシを使用すればプラークの除去率がさらに2割高まります。デンタルフロスの使い方は以下のURLからご参照ください。
歯科衛生士「こあみん」によるデンタルフロスの正しい使い方!【千葉県船橋市の歯医者 市川ビルさとう歯科医院&船橋こども歯科】

・付着した歯石を除去するには
歯石は歯磨きでいくら磨いても除去できなくなります。このため、歯医者さんでクリーニングをしてもらい除去してもらいましょう。当院のメインテナンスのご紹介は以下のURLからご参照ください。
歯医者さんのメインテナンスって?市川ビルさとう歯科医院のメインテナンスの流れ!【千葉県船橋市の歯医者 市川ビルさとう歯科医院&船橋こども歯科】

最後に
口腔内を清潔に保つことでウィルスなどの感染予防にもつながると日本歯科医師会が発表しております。歯垢などにウィルスが付着し、インフルエンザ・新型コロナウィルスなどにもかかりやすくなってしまうと言われております。また、歯周病は歯の病気だけではなく糖尿病や誤嚥性肺炎などの全身疾患にも繋がる病気だと厚生労働省も発表しております。ですので、お口の健口は身体の健康に繋がるとも言えるでしょう。毎日3回の歯磨きと定期的なメインテナンスを当院では推奨しております。
2020年09月21日
皆様、こんにちは!
歯科衛生士の吉田です(*^^*)
ようやく夏の厳しい暑さも和らぎ、秋らしくなってきました。季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆様お気をつけ下さい!
▼本日は【虫歯の治療とその後】について
お話しいたします。
皆様は虫歯の治療をされたことがありますか?
虫歯の治療方法には様々な種類がありますが、下のイラストのように虫歯の部分を削り、銀色の詰め物(インレー)をいれるのが想像しやすいかと思います。

このように一度治療をして詰め物をした歯は
治療を行っていない歯に比べると虫歯の
再発リスクが高くなります
治療をした歯が再び虫歯になることを
『二次カリエス』と呼びます
▼どうして再発のリスクが高くなるのか
・詰め物の材質の劣化
長い年月が経過すると金属の劣化などによって詰め物と歯の間に隙間ができてしまいますその隙間から虫歯の原因菌が入り込んでしまうため、治療をしていない歯に比べると虫歯のリスクは上がってしまいます
・清掃不良
詰め物の材質によっては虫歯の原因となる
プラーク(歯垢)がくっつきやすい物があります。その為一度治療をした歯は念入りにお手入れをする必要があります。
セルフケアの方法などは担当の歯科衛生士にお気軽にお声掛けください!
・糖分、間食の摂り方
「歯磨きを丁寧にしているのに虫歯になりやすい!」という方は多くいらっしゃいます。
そのような方は糖分の摂り方などに問題がある可能性があります。糖分を摂りすぎない、間食を控えるだけでも虫歯のリスクは下げることはできます。

人が30年の間にかかる虫歯のうち80%が
二次カリエスと言われています。
また二次カリエスは一度目に治した虫歯の範囲よりも広がっていて歯の神経にまで虫歯が及ぶこともあります。
▼どうしたら二次カリエスを防げるの?
・二次カリエスになりにくい詰め物の材質を選択する
保険治療で用いられる銀色の詰め物は安価というメリットがありますが、その分劣化しやすかったり、汚れが付着しやすいなどのデメリットもあります。
一方で保険外にはなりますがセラミックなどの場合劣化しにくく、汚れをつきにくいため
二次カリエスを防ぐことができます。
・定期的なメンテナンスを受ける
大抵の二次カリエスはご自身でも気づかないうちに進行してしまいます。虫歯によって詰め物が外れたり、痛みなどの症状が出た時には虫歯が神経まで進行しているケースもあります。定期的にメンテナンスを受けることで
虫歯の早期発見・早期治療が可能になります!
「特に症状がないから…」
「めんどくさいから…」
とメンテナンスを受けない方もいらっしゃいますが、定期的にメンテナンスを受けている方と、受けていない方では70歳になった時の
歯の本数に大きく変化が現れます

虫歯などで歯を失わない為にも定期的なメンテナンスを受けに当院へ是非お越しくださいませ!
2020年09月14日
皆さんこんにちは!歯科衛生士の嶋です。
少しずつ秋の訪れを感じる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今回歯周病の原因についてお話ししていきます!現在日本人の80%以上は歯周病に罹患していると言われています。何が原因で歯周病になるのかくわしく聞いたことがない人もいるのではないでしょうか。まず、歯周病とは歯と歯茎の間から侵入した細菌が、歯茎に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨を溶かしてグラグラにさせてしまう病気を歯周病といいます。虫歯とは異なり痛みが出ないことの方が多いのですが、気づかないうちに進行し歯茎からの出血などが起こった後、歯が自然に抜け落ちるほどの重症になることがあります。歯を失う80%以上の原因は歯周病もしくは虫歯によるものです。
①プラーク(歯垢)
歯周病の直接の原因はプラークです。プラークは 多くの種類の細菌増殖して塊となったものです。特に歯周病細菌は酸素の少ない場所を好むため、主に歯と歯茎の間(歯周ポケット)の中に存在し、毒素や酸素を放出して歯周組織を破壊します。
②局所的なリスクファクター(お口の中の環境など)
○歯石
プラークを放置すると、唾液中のカルシウムなどが沈着して歯石になります。歯石表面には細菌が住み、プラークが増殖しやすいため、歯周病を更に悪化させる要因になります。
○歯並び
歯並びが悪いところは歯磨きが不十分になりがちでプラークが増殖して炎症が起こりやすくなります。
○不適合な修復物など
歯にあっていない修復物などの周りにはプラークがたまりやすくなります。
○口腔習癖
口呼吸:口で呼吸する癖がある場合、口の中が乾燥しプラークがつきやすくなります。また、歯茎の抵抗力が弱まり炎症が起きやすくなります。
歯ぎしり:歯周組織は歯ぎしりのような横から加わる力には極めて弱いため歯周病が悪化します。
③全身的なリスクファクター(生活習慣病など)
○喫煙
喫煙は歯周病を悪化させる大きなリスクファクターです。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させて歯茎の血行不良を引き起こします。更にタバコには一酸化炭素も含まれており、歯周組織の酸素欠乏を引き起こします。そのため、歯周組織は栄養不足になり、歯周病細菌に対する抵抗力が低下し歯周病を重症化させます。
○ストレス
精神的なストレスによって体の抵抗力が弱くなったり、生活習慣(歯磨き、喫煙、食生活など)が変化したりすることで歯周病が悪化しやすい状態になります。
○食習慣
甘いもの、柔らかいものを多く食べる習慣は、歯周病の原因であるプラークを増殖させやすくします。また、不規則な食事、栄養の偏りは歯周組織の抵抗力を弱め、全身の健康に悪影響を与えます。
④全身の健康への影響
○糖尿病
糖尿病は、すい臓から分泌されるホルモン「インスリン」の働きが阻害される病気です。インスリンが正常に働かないと、血液中の栄養(ブドウ糖)を全身の細胞にうまく取り込めなくなります。血液中のブドウ糖を「血糖」と言いますが、糖尿病になると、血液中のブドウ糖を処理しきれなくなって、血糖値が上がります。糖尿病と歯周病は相互に関連しています。歯周病菌が出す毒素の影響でつくられる炎症物質「サイトカイン」が血管を通じて全身に放出されると、インスリンが効きにくくなって、糖尿病が発症・進行しやすくなります。
○誤嚥性肺炎
歯周病菌を含むお口の中の細菌が気管に入り込み、肺炎を発症する恐れがあります。高齢者や寝たきり、なんらかの後遺症で飲み込む力が低下していると起こりやすくなります。
○狭心症・心筋梗塞
歯周病の原因となる細菌の毒素が血流に入り動脈効果やその他の心臓疾患を引き起こします。
○心内膜炎
心臓の弁に歯周病菌が感染しておこることがあります。心臓弁膜症など基礎的な疾患がある人は要注意
です。
○胎児の低体重・早産
妊娠中は歯茎の炎症が起こりやすく、歯周病になる人が多くいます。歯周病の炎症に出てくる物質が胎盤に悪影響を及ぼすためだと考えられています。
さまざな疾患が関連していることがわかります。基本的には歯周病となる菌を減らすことです。第一にブラッシングになります。磨いていると磨けているは大きく違います。お口の中は複雑な構造をしているためその部分にあった手法、デンタルフロスや歯間ブラシなどの道具を使用して磨き残しがないように行わなければいけません。また、歯周病菌の活動を活発にする生活習慣(間食が多い・よく噛まずに食べる・喫煙・毎食後すぐ磨かない)などの改善が大切になります。また、歯周病を防ぐために効果的なのは歯科医院でメインテナンスを受けて頂くことです。的確な診断をしてもらい、個人にあったブラッシング手法を習得したり、定期的に自分自身では取り除けないプラークや歯石などを除去してもらいましょう。歯周病と診断された場合は早期の治療が必要になります。現在歯周病で悩まれている方がいましたらぜひ当院にお越し下さいませ。
2020年09月7日
皆さんこんにちは(*^_^*)
歯科助手の林です!
まだまだ暑い日が続いていますが皆様体調お変わりございませんでしょうか??
お身体崩さないように気を付けてください(> <。)
今回は虫歯の原因についてお話したいと思います!!
皆様は虫歯になる原因をご存じですか??
虫歯は、プラーク(歯垢(しこう))の中にいる虫歯菌が、酸を出し、歯を溶かすことで起きる病気です。虫歯菌は、歯を溶かす酸をつくる力の強い菌や弱い菌がいて、力の強い菌が多ければ虫歯になりやすくなります。
虫歯菌は、糖分を餌にしてどんどん増えるため、甘い物をよく食べれば虫歯になりやすくなります。ただ、虫歯の原因はそれだけではなく、食事の回数や歯並び、歯みがきの状況、唾液の量など、さまざまな原因によって生じます。
●口の中がよく乾く
唾液によって溶けだしたミネラルが歯に戻るためお口の中は乾燥させない方がいいです。殺菌作用のある唾液が不足しているため、虫歯菌が住みつきやすくなります。
●歯並びが悪い
歯の磨き残しが多くなるため、虫歯になりやすくなります。
●歯周病がある
歯茎が下がり、歯と歯の間に隙間ができてしまうため、磨き残しをしやすくなります。
●かぶせ物や詰め物が多い
詰め物と歯の間に隙間ができやすいため、虫歯になりやすくなります。詰め物の内側に虫歯ができる場合もあり、進行に気づきにくく、特に注意が必要です。
大人の虫歯は以前治療したとこが再び虫歯になってしまうケースが多い
虫歯は、子どもでは減っているものの、大人では減っていません。大人の虫歯で多いのは、以前虫歯を治療した歯で、長年たってから再発するケースです。
虫歯の治療では、歯を部分的に削って詰め物やかぶせ物をします。それから長い年数がたつと、かむことによる負荷や、熱い物や冷たい物など温度の変化により金属が膨張や収縮を繰り返すことなどで、詰め物やかぶせ物が変形します。すると、歯との間に隙間ができ、そこにプラーク(歯垢)がたまります。そして、プラークの中にいる虫歯菌により虫歯が再発します。この場合、表面からは見えづらく気づきにくいため、進行しやすいのが特徴です。歯を削っている分、神経に近い場所で再発することが多く、痛みを感じて受診したときには神経が障害されていることも少なくありません。
歯の詰め物やかぶせ物には寿命があるため、定期的にお口のメンテナンスを行って小さな変化に気づき、再治療することをおすすめします!!(^^♪