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虫歯でレベルと危険度について

2021年03月15日

こんにちは、歯科衛生士の川嶌です!

まだ、寒い日もありますが、もうすぐ春になりますね(^o^)♪

みなさんは、会社や学校の歯科検診を受けて結果をそのままにしていませんか??

今回は虫歯のレベルと危険度について、お話させていただきます!

虫歯のチェックを受けている時に歯科医師が、「C」や「CO」などと言っているのを耳にした事がある方もいらっしゃると思います。

虫歯には5段階のレベルがあり、CoとC1〜C4まであります。数字が大きくなるほど虫歯が深いということになります。

・CO   (注意)

虫歯の初期段階で、歯の表面(エナメル質)のみの虫歯になります。

一部分だけ白く濁っていたり、茶色くザラザラしていたりするのが特徴です。この段階の虫歯は、早急に削って治療をしなければならないという程の大きさではありませんが、歯ブラシを怠ったり、甘い物をいつも食べたりしていると、やがて穴が空き痛みが出てきてしまいます。経過観察をしていき、検診の際に虫歯が進んでいないかこちらでもチェックしていきます。

・C1  (要注意)

エナメル質が溶けて浅い穴が出来た状態ですが、症状は出ません。


虫歯の部分を取り除いて、代わりに樹脂や金属を詰めて治療をしますが、麻酔を使わなくても痛みを感じることは有りません。

・C2  (やや危険)

ここまで進んだ虫歯は、冷たいお水がしみたり、甘い物がしみたりします。
レントゲンでたまたま発見されることが多いです。治療としては麻酔をして、歯を削って詰め物をしていきますが、虫歯の範囲によっては白い樹脂の詰め物でその日のうちに終われますが、虫歯が深かったり大きかったりすると歯形をとって技工所に詰め物を作ってもらうことになり、次回に詰め物を入れることになります。

・C3  (危険)

この段階は、見た目にもはっきりと穴が空いて、神経まで侵されている事が多いです。

冷たい物だけでなく、温かいものがしみたり、噛むと痛かったり、さらに何もしなくても痛みがでるといった自覚症状が現れてきます。痛みの無いものから激しい痛みを伴うものまでさまざまで、我慢強い方が断念して歯医者通いを決意されるのもこの頃です。治療としては、歯の崩壊が大きいので神経の治療をしていかなくてはなりません。(いわゆる”神経を抜く”と言われている治療です)この治療はとても大事な処置で、神経を取って空洞になった部分を清掃、消毒して、防腐剤や殺菌剤を詰めて密封することによって、歯根の先が悪くなるのを防ぎます。

神経の治療をすると、治療も複雑になり、薬の交換などで、治療回数、期間も長くなる反面、歯自体の寿命が短くなります。ですが、通院して治療を終え、アフターケアをしっかり行えば長くもたせることはできます。一番良くないのは、治療途中で痛みがなくなったからと通院をやめてしまうことです。完全でないまま時間が経ってしまうと余計に症状が悪化します。気付いた時には抜歯という事態にもなりかねません。

・C4  (かなり危険)

この段階ではもはや歯の原形をとどめていません。

ですが、顎の骨のなかには虫歯菌で侵された根っこが残っています。この根っこが毒素を出し、顎の骨を溶かし、痛みを増し顔まで腫れる事もあります。痛みがない場合でも、骨の中に膿の袋を作り、出口が無い為に、歯ぐきの方まで膿の袋ができてしまいます。運が良ければ歯を残す事が出来ますが、ここまできてしまうとほぼ抜歯の可能性が高くなります。

痛みのあるなしではなく、手遅れになる前に検診を受けましょう!!

☆術者磨きについて☆

2021年03月8日

歯科助手・トリートメントコーディネーターの川上です。

今回は、「術者磨き」についてお話します。

術者磨きとは、簡単に言うと歯科衛生士が行うブラッシングです。

子供の時以来、誰かに歯を磨いてもらう機会はほとんど無かったのではないでしょうか。

たかが歯磨きですが、正しいブラッシングをしようと思うとなかなか難しいと思います。

術者磨きの目的は、歯科衛生士が術者磨きをすることで、快適な口腔内を体感することと、力加減や当て方、歯ブラシの使い方など参考にしてもらい、セルフケアの向上に繋がればいいと思ってます。

正しいブラッシング方法をご存知でしょうか?

ブラッシングのやり方とポイントをお伝え致します。

◎ブラッシングのやり方◎

・バス法

歯周ポケットの汚れをかき出す磨き方です。

歯ブラシの毛先が歯茎に接するように当てます。歯ブラシを歯茎と歯の境目に向け、45度の角度にあて、小刻みに横に動かし磨きます。小刻みに動かすことで、歯と歯茎の歯垢を除去し、歯茎をマッサージする効果があります。

歯周病や歯肉炎でポケットが深い所や出血、腫れている歯肉のケアに向いています。

・スクラッピング法

歯ブラシの毛先を使って磨く方法です。

歯と歯茎の境目に90度の角度で歯ブラシの毛先をあて、小刻みに動かします。噛む面も直角にあて小刻みに往復運動させます。動かす幅をを大きくすると、横磨きになってしまうので小刻みに振動させながら(毛先が動かないように)磨きます。少なくとも10回以上は動かしましょう。

この磨き方は、動かし方が簡単で清掃効果も高い為、子供から大人の方までオススメです!!

 適切な歯磨きのコツは、歯を磨き始める順番をきちんと決めて、順序よく歯ブラシを動かしていくことです。

お口の状態や磨く部位によってバス法やスクラッピング法を使い分けてみるといいです。一番大切なのは、毛先をしっかりと歯面にあてることです。

◎ブラッシングのポイント◎

・歯ブラシの持ち方

ペングリップ(鉛筆持ち、ペンを持つように軽く握る)

・歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目、歯と歯の間にあてる

・軽い力で動かす(歯ブラシの毛先が広がらない程度の力)

・小刻みに動かす(5㎜〜10㎜の幅を目安に小刻みに動かし、1〜2本ずつ磨く)

磨き方や磨き方のポイントをお伝えしましたが、口頭で「こうやって磨いて下さいね。」と言われても、微妙な感覚までは掴みにくいですよね。

術者磨きは、歯ブラシがしっかり当たる感覚、

適切な力加減、バス法やスクラッピング法でのブラッシングを術者磨きで体感し理解していただければと思います。

治療によって歯周病が改善した後は、良い状態を維持することが大切です。当院では、治療後の継続したメインテナンスまでしっかりと行っておりますので、ご不明な点がございましたらお気軽にお声掛け下さい。

嚥下と姿勢

2021年03月1日

皆さんこんにちは。

市川ビルさとう歯科医院 青木です。

 

本日は、嚥下と姿勢について説明させていただきます。

嚥下(えんげ)とは

嚥下とは、口の中で咀しゃくした食事を飲みこみやすい大きさに取りまとめ喉の奥へ飲みこみ、食道から胃へ送り込むことを嚥下といいます。

 

簡単に言うと、食べ物を飲み込む動作の一連の動きの事です。

 

普段何気なく行っている動作ですが、実は複数の筋肉などが繊細に動いてこの飲み込む、という複雑な動作を行っております。

飲み込んだものは普通であれば、食道を通過して胃や腸で消化されます。

しかし、呑み込みが上手にいかないと、気管(空気の通り道。肺に繋がっています。)に物が入ってしまいます。

 

気管に物が入ることを『誤嚥(ごえん)』と言い、誤嚥した時には気管に入ってきた物を外に出す反射が起きます。それがムセです。
多くの方は急いで飲み物を飲む時などにムセた経験があると思います。その時の姿勢はどうでしたか?上を向いて飲んだ時ではなかったでしょうか?

実は嚥下という動作は姿勢と深く関係があります。

直立姿勢時(まっすぐ前を向いて立った状態)で喉頭は呼吸をするときに開いていますが、飲み込みをする時には喉頭蓋(蓋のような器官)が倒れ、喉頭口をふさぎ気管に食べ物や飲み物が入るのを防いでいます。この仕組みのおかげで私たちは誤嚥しないのです。

上を向いた状態ですと、直立姿勢の時よりも喉頭口が広くなっており、飲み込みをする時に喉頭口をふさごうとしてもふさぎにくくなってしまっています。そのため、食べ物がダイレクトに気管に入りやすく、誤嚥してムセてしまいやすいのです。

逆に下を向くと喉頭口は狭くなります。そのため、飲み込むときに喉頭蓋がしっかり喉頭口を覆い、食べ物が気管へ入っていくのをふせぎやすくなります。

特に高齢者の方は誤嚥を起こしやすく、注意が必要です。

寝たきりの方に食事を与える際などは、可能であれば上体を起こし、食事を与えることでご縁のリスクは低くなります。

写真参考:2021 日々の食事選びのサポートサイト ヘルシーネットワークナビ

https://www.healthynetwork.co.jp/navi/

 

誤嚥をしてしまった際に口腔ケアを行い清潔に保つことで、誤嚥性肺炎のリスクを軽減することも可能です。

当院では定期的なメインテナンスや訪問歯科診療なども行っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

☆口腔習癖が及ぼす歯列不正について☆

2021年02月22日

おはようございます。
歯科助手の片岡です。
少しずつ暖かくなってきましたね。
気温差があるので体調を崩さないように頑張っていきましょう!

今日は、「口腔習癖が及ぼす歯列不正」についてお話したいと思います。

歯列不正とは、シンプルに表現すると、「歯並びが悪い状態」です。
歯並びが悪い状態では、口元が気になったり、笑うことが苦手になるなど、精神的に辛い部分があると思います。
それだけではなく、健康面にも悪影響が出ることもあります。

例えば、歯並びが悪いと歯ブラシが汚れに届きにくいため、歯周病や虫歯へのリスクが高まります。
歯列不正は、見た目だけでなく心や体の健康に悪影響を及ぼすことがあるのです。

歯列不正の例では、以下のような場合が当てはまります。

顎が小さく歯が収まりきらない
上顎や下顎が突き出ていて噛み合わせが悪い
顎と歯のバランスが悪い などです。

しかし、幼少の頃からしっかり噛んで食べて顎を使うことで、生活習慣から歯列不正の症状を少しでも抑えることができます。

歯列不正の原因は、「遺伝など先天的な原因」と「生活習慣など後天的な原因」の2つに分けられます。

先天的な原因を防ぐことは難しいですが、生活習慣が原因の場合は事前に防ぐことができます。

歯の大きさは平均的なサイズはありますが、個人差があります。
その本人の歯の幅に対して顎の成長が劣っている場合、顎のアーチの中に並ぶことが出来なくなって歯列不正になってしまったり、日常の悪習癖から歯の移動や顎の変形によって歯列不正になったりもします。

歯並びを悪くする癖には…

①指しゃぶり
この癖が続いていると開咬や上顎前突という歯列不正になってしまいます。

開咬は、奥歯を噛み合わせても前歯が噛み合わずに開いてしまう状態です。
気づかずに奥歯を使いすぎている場合があり、顎の関節や筋肉に相当な負荷をかけて顎関節症を併発していることもあります。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)は、前歯や歯茎や上顎が飛び出している状態です。
出っ歯とも呼ばれていて、見た目が悪いだけではなくケガをしやすかったり、咀嚼がしにくくなるデメリットがあります。


②口呼吸や口をいつも開けている事
ほとんどの人が自分は、鼻呼吸をしていると思っていて気づいていない事が多いようです。
日本人の小学生以下の幼児は、8割近くが口呼吸をしているという調査結果もあります。
口呼吸は、舌の位置を悪くするため、上顎前突、開咬、反対咬合(かみ合わせが逆の状態)また頬の圧力が内側にかかるため上の歯の歯列に影響して上あごが狭くなったり、それによって叢生と様々な歯列不正になります。

叢生(そうせい)、顎が大きさが小さいなどの原因で歯が生えるスペースが足りず歯が凸凹している状態を指します。
ほかにも、幼少に指や舌を噛む癖があると叢生になる可能性が高まります。

叢生を放置した場合、歯ブラシがしづらいため歯周病や虫歯びリスクがあり、口臭が悪化しやすくなります。

③頬杖や横向き寝やうつぶせ寝
頭の重さは、3Kg∼5Kgと言われています。
歯を動かすための矯正でかける力は、100g以下ですので、30倍以上の力がかかってしまったら容易に歯が移動したり、顎の変形が起こってしまうのも理解できると思います。
また部分的に上下のかみ合わせが反対になってしまう交叉咬合になる場合もあります。

④唇や舌をかむ癖
下口唇を噛むため、下の歯は、内側に倒れて上の歯は、前方へ出されるため上顎前突になったり唇の厚み分上下の歯の間に隙間が出来る開咬になったりします。

⑤爪を噛む癖
歯に隙間が出たり(すきっ歯)することがあります。

⑥片側噛み
いつも同じ方向ばかりで噛んでいると片側ばかり負担がかかってしまい、歯並びを悪くしたり、顔のゆがみが出たりすることもあります。

⑦舌の位置
舌は普段食べたり話したりしていない安静にしている時は、舌の先端の部分が、上の前歯の少し後方の口蓋の部分にありますが、人によっては、この安静にしている時に上の前歯の根元の部分を押していたり、下の前歯の根元の部分を押していたりする癖のある人がいます。
その場合舌の押している場所によって、上顎前突や反対咬合になったりします。

歯列不正の割合は叢生が1番多いといわれています。
歯列不正のうち「叢生」が44.3%を占めています。(厚生労働省平成23年歯科疾患実態調査より)[注1]
日本では可愛いと言われる八重歯も叢生の一種です。
生活習慣のなかにも歯列不正の原因が潜んでいる場合があるので、少しでも当てはまるようだったら、改善するよう心がけてみてください。

矯正を考えている方、悩んでいる方は歯科医院に相談してみてください。

歯石(プラーク)の縁上と縁下の違いについて

2021年02月15日

皆さんこんにちは!

歯科助手の髙橋です☺︎

昨日のバレンタインはたくさんチョコレートを食べたりしましたか?(^_^)

私は当院でも好評発売中のリカルチョコレートを食べました🍫

リカルチョコレートはなんとチョコレートなのに砂糖を使わず、甘味料にキシリトールを100%配合しているので虫歯が心配な方にもオススメです!ご来院された際にぜひ受付でチェックしてみてください(^^)

ところで皆さん、歯石は実は2種類あるということをご存知ですか?

歯石には白い歯石と黒い歯石があります。

簡単に説明すると歯と歯茎が接している部分より上にある白い歯石を『歯肉縁上歯石』といい、歯と歯茎の境目より下の部分、いわゆる歯周ポケットに隠れている黒い歯石を『歯肉縁下歯石』と言います。

それぞれの特徴として

ー縁上歯石ー

・黄白色 灰白色

・唾液によって石灰化する

・縁下歯石に比べると軟らかく比較的簡単に除去できる

・歯肉炎の原因になる

ー縁下歯石ー

・黒褐色

・歯肉からの出血が原因

・縁上歯石よりかなり硬く、除去が困難

・歯周病の原因になる

という点があります。

縁上歯石はプラーク(歯垢)が原因なので、

『適切なブラッシング』をすることによって防ぐことができます!

縁下歯石は歯周ポケットからの出血やポケット内のプラークが原因なので、『出血しないこと』『歯周ポケットを作らないこと』によって防ぐことができます!

そのために実践していただきたいことは

①歯だけではなく歯肉との境目も適切な圧でブラッシングする

②歯と歯の間はフロスを通す

③歯石を付けない為、また付いてる歯石を取ってもらう為に歯科医院のメインテナンスに通う

この3つを実践するだけでお口の中の環境は大きく変わります!🦷

歳を重ねても健やかな生活を過ごせるよう食べたら歯を磨き、歯石を付けないための習慣付けをしましょう!!!

噛み合わせについて

2021年02月8日

 皆さん、こんにちは!保育士の石野です。

立春を過ぎ、暦の上では春とはいえ、まだまだ寒い日が続きますね。

体温が下がると免疫力も低下するので、温かくしてお過ごしください。

 今回は噛み合わせについて、少しお話をしたいと思います。

 皆さんは「噛み合わせ」や「歯並び」が気になったことはありませんか。そもそも、噛み合わせが良くないといわれても、いまいち良し悪しが分からないと思うのではないでしょうか。

歯並びや噛み合わせに問題があることを「不正咬合(ふせいこうごう)」といいます。不正咬合にはいくつかの種類があるので、代表的なものをいくつかご紹介いたします。

 ◆上の前歯が前方に突き出している、いわゆる「出っ歯」の状態。

 ◆口を閉じた時、下の歯が上の歯より外側に出ている、いわゆる「受け口」の状態。

 ◆上下の前歯が噛み合わない状態。(そのため前歯でものが噛み切れない)

 ◆前歯の間に隙間がある状態。

 ◆おもに前側の歯並びがでこぼこしている状態。(歯の大きさに対して顎が小さく、スペースが不足している)

実際にはこれらがいくつか複合したものや、一見するとわかりにくいものもあります。

 では、なぜ歯並びや噛み合わせに問題が生じてしまうのでしょうか。不正咬合の原因は大きく2つにわけることができます。

  • 遺伝的原因…両親から受け継いだ遺伝子によるもの。
  • 環境的原因…出生後のさまざまな習癖や環境によるもの。

 例えば、「子どもの頃の指しゃぶりや爪噛み」「いつも同じ方で噛んでいる」「口呼吸をしている」「頬杖をつく」などは、環境的要因に当てはまります。何気ない仕草でも、普段から噛み合わせを悪くする習慣になっていることがあるかもしれません。もし心当たりがありましたら、意識して改善してみましょう。

 さて、歯並びや噛み合わせに問題があると、どのようなことが起きてしまうのでしょうか。不正咬合が原因で起きる不都合な点をいくつかご紹介いたします。

 ◆虫歯や歯周病にかかりやすくなる。

 ◆顎の関節に負担がかかる。

 ◆咀嚼能率が低下することで、胃腸への負担が大きくなる。

 ◆姿勢が悪くなり、頭痛や肩こりの原因になる。

 ◆口元に自信が持てない。

 ◆発音がうまくできないことがある。

 このように、口の中のトラブルや単に見た目が悪いだけでなく、全身の健康にも関わってくるのです。

 皆さんご自身やご家族の歯並びや噛み合わせはいかがでしょうか。

 気になる方は、まずは「かかりつけ歯科医」に相談してみてはいかかでしょう。もちろん当医院でもお伺いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

口腔粘膜の疾患について

2021年02月1日

こんにちは。歯科医師の朝倉です。

今回は「口腔粘膜の疾患について」です。

 

実は歯科医院では歯の治療だけではなく、お口の粘膜にできた病気も診ることができます。

一般の歯科医院では粘膜を含めてお口全体をチェックしていますが、口腔粘膜疾患は専門性が高いため、必要があれば専門の歯科口腔外科がある病院へ紹介させていただくことがあります。

 

 

■口腔粘膜疾患ってなに??

口腔粘膜疾患とは口の中の粘膜(舌、歯肉、口蓋、頬など)が、白色や赤色に変色したり、水疱(水ぶくれ)ができたり、表面の凸凹、不整な形、ヒリヒリした痛みがあるなど様々な兆候を示します。これらのなかには、良性、悪性、または悪性に変化する病気もあります。治療は、投薬、歯や入歯の調整などをして経過を診るものから、変化した組織を採取して顕微鏡の検査を行う場合などがあります。その結果によっては、病変部を切除することもあります。

 

■どんな種類のものがあるの??

とても沢山ありますが、主なものを紹介します。

①白板症

とくに頬の粘膜や舌、ときには歯肉にみられる白い病変で、こすっても取れません。白板症は比較的頻度が高いですが、とくに舌にできたものは悪性化する可能性もあるため、前がん病変(がんになる可能性のある病変)とされています。粘膜の浅い欠損をともなうこともあり、ものが当たると痛かったり、食べ物がしみたりします。

 

②扁平苔癬

皮膚や粘膜にできる角化性で炎症をともなう難治性の病変です。口腔では頬粘膜に多く認めますが、舌や口唇にも生じます。白い粘膜がレース状にみられ、周囲に発赤を伴うのが特徴です。しばしば接触痛を認めたり、食物がしみたりします。まれにがん化することもあります。

 

③口腔カンジダ症

真菌(かび)によっておこり口腔粘膜の痛みや味覚障害が出ることがあります。急性型では白色の苔が粘膜表面に付着し、この白苔はガーゼなどでぬぐうと取れます。白苔が認められないカンジダ症もあり、そちらはヒリヒリとした痛みが強くなります。

この真菌は常在菌の一種ですが、免疫力が低下していると発症します。特に高齢の不潔な入歯を使用している方に多く、誤嚥性肺炎の原因にもなります

 

④アフタ性口内炎

色んな種類がある口内炎のなかで、もっとも一般的なものです。口の粘膜の潰瘍を主症状とする口内炎で潰瘍の表面は白っぽく、周囲は赤みを帯びた様子になります。何もしなくても1~2週間で治ります。アフタが再発を繰り返す場合に再発性アフタといいます。 機械的刺激、遺伝性、極端な疲労、ストレス、あるいは片寄った栄養摂取などいろいろな要素が絡み合って発症するといわれていますが、原因は明らかではありません。

 

以上です。

もちろん4つでは到底収まらないですが、よく取り上げられる疾患でした。

 

■相談いただき診てみると??

“今までなかった膨らみがあるので診てほしい”と相談いただき診ると、幸いにもお口の正常構造である場合がほとんどです。

・骨隆起

・舌乳頭

この2つは凹凸し特に舌乳頭は位置によって大きさが違うので、不安に思う方が多いように感じます。

またある日突然できるものではないですが、なかなか普段口腔内をじっくり確認する機会はないので見つけるとびっくりされるようです。

興味があればぜひ調べて、゛鏡でお口の中を観察してみてください。

歯肉マッサージについて

2021年01月25日

皆さんこんにちは!事務の及川です。

毎日寒い日が続いておりますが、体調管理はできておりますでしょうか?

さて、今回お話しするのは歯肉マッサージについてです。

歯肉マッサージは歯茎マッサージ・ガムマッサージとも呼ばれており、大きく分けて2つ方法がございます。

1つ目は指で歯肉を圧迫するマッサージ方法。

2つ目は歯ブラシなどで歯肉を刺激する方法がございます。

当院では口腔内マッサージとして、患者様のお口の状態に合わせてご提供させていただいております。

それでは、歯肉マッサージとはどのような効果があるのかお伝えしていきます。

     

① 血行促進

不規則な生活・喫煙・歯周病など、様々な要因で不健康になってしまった歯茎は、血行が悪くなっています。これをマッサージすることで血行を良くし、代謝を促進させ、歯肉全体に栄養を行き届かせます。そうすることにより、歯肉の抵抗力をアップさせ、引き締まった健康な歯茎になります。

② 唾液分泌量増加

唾液には粘膜保護・自浄・水分平衡・潤滑・緩衝・抗菌・消化・組織修復・再石灰化・発ガン予防などの作用もあり、口腔のみならず身体が正常な機能を発揮するため無くてはなりません。

③ リラクゼーション効果

歯肉にもたくさんの血管とツボがありますから、マッサージによって筋肉がほぐれ、血行が良くなり、お口全体が活性化して、リラクゼーション効果が期待できます。表情筋がほぐれ頭がスッキリしてきますから、目の疲れが取れて、肩が軽くなります。

④ アンチエイジング効果

マッサージの効果により、歯肉の代謝が促進され、ツヤのあるいきいきとした歯肉に生まれ変わります。

歳を重ねるにつれ、お口の筋肉が衰えていき、しっかりと噛めないことから、内蔵機能の低下と脳への刺激が乏しくなります。このようなことからも、歯肉マッサージで血行を良くすることは、老化を止め、健康的な口腔環境を保つ術といえるでしょう。

このような方にオススメです。

・歯周疾患(歯肉炎、口臭)の方。

・お煙草を吸われる方。

・肩こりや目が疲れている方。

・入れ歯・インプラントの方。

・虫歯・歯周病予防のために。

次に自分でも簡単にできる歯ブラシを使った歯肉マッサージをご紹介致します。

歯ブラシでおこなう場合には、毛先を歯間の歯茎に当てて優しく震わせるように動かします。歯磨き粉は使わずに、時間をかけてゆっくりおこないます。

歯ブラシを回転させながら歯肉に当ててマッサージする方法もあります。

歯茎の状態によって痛みや出血がある場合は、やわらかい歯ブラシを使います。

市販の歯ブラシにも毛先の形や細さ、やわらかさなど、様々な形のものがあり、歯茎へのマッサージ作用のあるものも販売されています。

自分の歯茎の状態にあわせて選びましょう。

最後に

歯肉マッサージによる虫歯や歯周病の予防効果はエビデンス的には立証されてはいませんが、唾液量の増加やリラックス効果などが期待できます。

当院の口腔内マッサージをぜひ一度お試しください。

唾液腺マッサージってなに?

2021年01月20日

皆さんこんにちは!

最近は寒い日が続きますね❄️

体を温めて風邪をひかないようにしましょう!😌

 

お口のまわりには耳下腺(じかせん)・顎下腺(がっかせん)・舌下腺(ぜっかせん)と呼ばれる唾液を出やすくするポイントがあります。

唾液の分泌を促すために唾液腺に刺激を与えることを唾液腺マッサージと言います。

唾液が少ないとどうなる?

唾液腺から分泌される唾液の量は1日あたり約11.5リットルですが、さまざまな原因によって唾液の分泌が減ると、お口の中の潤い度が減少し、乾燥するようになります。

唾液が不足することにより、唾液の抗菌作用や自浄作用が低下し、むし歯や歯周病になりやすくなったり、口臭や粘膜の感染症、味覚障害、嚥下障害などを起こすことがあります。

特にお口の中が乾燥している状態のことを「ドライマウス」と言います。

また、高齢になると唾液は出にくくなります。

おしゃべりの機会が少なくなったり、お食事がお口から摂れなくなったりすると、ますますお口の乾燥は進んでしまいます。

乾燥したお口を潤す方法は、ブクブクうがいや、保湿剤の塗布などいくつかありますが、唾液腺マッサージも、その方法のうちの一つです。

唾液腺をやさしくマッサージすることにより、唾液の分泌が促され、潤いのある健康なお口に近づきます!

唾液腺マッサージの効果とは?

では唾液腺マッサージをし、お口が潤うとどんな効果があるのでしょうか?

大きく分けて4つの効果が期待できます!

①お口の中が潤うことにより虫歯・口臭予防に繋がる

②乾燥しがちな方にある、お口の中の粘膜の痛みなどの症状が和らぐ

③お口が開きにくい方は、お口周りの筋肉の緊張がほぐれお口が開きやすくなる

④食べることや飲み込むこと、会話がしやすくなる

お口が開けにくい方や唾液の分泌が減りがちなご高齢の方など、様々な年齢層の方にオススメできるマッサージです

実際にマッサージをやってみましょう!

では最後に唾液腺マッサージのやり方をお伝え致します!

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耳下腺は耳たぶの前、上の奥歯辺りのほっぺたの部分にあります。そこを人差し指を当て、指全体で優しく押します。

すっぱい食べ物を想像するとスーッと唾液が出てくる所です。

この動作を510回程繰り返します。

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顎下腺はアゴの骨の内側のやわらかい部分にあります。そこに指を当て耳の下〜アゴの先まで優しく押します。

この動作を510回程繰り返します。

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舌下腺はアゴの先のとがった部分の内側、ベロの付け根の部分にあります。そこに親指を当て下アゴからベロを押し上げるようにグーッと押します。

この動作を510回程繰り返します。

簡単ですので是非皆さん試してみてください😊

タバコと歯周病の関係

2021年01月18日

皆さんこんにちは!

歯科衛生士の吉田です(*^^*)

寒暖差のある日が続いておりますが、皆さん体調にはお気を付けてください!

本日はタバコと歯周病の関係についてお話しいたします!!

タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。

喫煙者は、お口が臭い・ヤニがついて汚いだけではなく、にかかりやすく、ひどくなりやすいので、更に治療しても治りにくいことが解っています。

ある統計データによると、歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなります。

実際に治療を始めても歯肉の治りは悪く(もちろん何もしないでいるよりは改善します)、手術を行ったとしても効果の現われ方が非喫煙者よりも低いのです。

しかも、治療後経過を追っていくと、喫煙者の歯肉は再び悪くなっていく傾向にあります。どうしてこういう事が起こるのでしょうか?

タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は組織への酸素供給を妨げますし、「ニコチン」は一種の神経毒で、血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。

ニコチンは体を守る免疫の機能も狂わせますので、病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。更に傷を治そうと組織を作ってくれる細胞(線維芽細胞といいます)の働きまで抑えてしまうので、手術後も治りにくくなります。

また、「ヤニ」という形で歯の表面に残っているので、歯がざらざらしてバイ菌が張り付きやすくなるのはもちろん、いつまでもお口の中や歯肉にニコチンが染み出しつづけることになるのです。

喫煙していると上のイラストのように歯の表面に茶色の着色汚れも目立ちます。

タバコを完全に断ち切るのは難しいと思いますが、歯周病のリスクが高くなってしまうため1日に吸う本数を少しずつでも減らせるようにしていくことが大切です。

歯周病を予防するためにも全身の健康のためにも禁煙することをオススメいたします。

個別相談へのご案内

診療時間
午前: 9:00~13:00×
午後:14:30~18:00×
  • ※ △土曜:9:00~17:00
  • ※ 日・祝日は休診

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