2021年05月24日
みなさん、こんにちは!保育士の石野です(u _ u*)
今年の梅雨入りは、各地で記録的な早さになりそうですね。
今回は「人工甘味料と虫歯」について、お話していきます。
そもそも、虫歯が発生するメカニズムは、私たちの口の中に住んでいるミュータンス菌(虫歯菌の代表格)が食べ物や飲み物に含まれる糖分などを分解して、酸を作り出します。この酸が、私たちの体の中で最も硬いといわれているエナメル質を溶かし、歯のミネラル分であるカルシウムやリン酸を溶出します。これを「脱灰」といい、この状態が続くと歯が溶けて「う蝕(虫歯)」になります。
虫歯菌が酸を作り出し、虫歯の原因となる甘味料には、果糖(フルクトース)、ブドウ糖(グルコース)、ショ糖(スクロース)などがあります。砂糖の主成分であるショ糖(スクロース)は、最も虫歯菌を活性化させると言われています。砂糖が沢山含まれているお菓子やスイーツ、飲み物などは可能な限り制限したほうがよいのですが、甘いものを食べることでストレスの解消になったり、元気になったりするものなので、いきなりゼロにしろと言われもむずかしい人が多いと思います。
そんな時、おすすめしたいのが「人工甘味料」などの代用甘味料です。代用甘味料はスクロースの代わりに用いる甘味物質の総称です。最近ではお菓子やカロリーオフの飲み物など、いたるところで見かけるようになりましたね。人工甘味料はお口の中で虫歯菌が酸を作り出すことができないので、虫歯の原因になりにくいのです。
代表的なものとして、スクラロース(砂糖の600倍の甘さ・0kcal/g)、アセスルファムカリウム(砂糖の200倍の甘さ0kcal/g)、アスパルテーム(砂糖の200倍の甘さ・4kcal/g)などがあります。例えば、アスパルテーム250㎎(1kcal)で砂糖50g(200kcal)と同じくらいの甘さを感じることができるのです。
代用甘味料の中には、天然成分を原料とした「キシリトール」も含まれています。キシリトールも虫歯菌が酸を作り出すことができないので、虫歯の原因になりません。世界保健機関(WHO)や国連食糧農業機関(FAO)もその効果を認めています。
ただし、これらの代用甘味料はショ糖やブドウ糖などと一緒に使われていることが多いので、とりすぎには注意が必要です。
当院では「リカルチョコレート」を販売しております。こちらの商品は歯医者さんが歯のことを考えて作ったチョコレートで、甘味料に砂糖を一切使わず「キシリトール100%」配合しています。キシリトール100%配合なので、基本的にはいつ食べてもOKです。砂糖と同じ甘さがあるのにカロリーは砂糖の3/4程なので、ダイエット中のおやつにもおすすめですよ。
2021年05月15日
市川ビルさとう歯科医院 事務長の青木です。
当院ではコロナウイルス蔓延防止のため、様々な感染症対策をおこなっております。
今回は院内で行っている感染症対策についてお伝え致します。
1 エピオスエコシステム ポセイドンの導入
2 オートクレーブ
3 ハンドピース用滅菌機
4 ガス滅菌機
5 自動速洗機
6 オゾン発生装置
7 スタッフの衛生管理の徹底
8 患者様への検温・手指消毒の徹底
9 院内消毒の徹底
10 紙トレーの使用
◆1.エピオスエコシステム ポセイドンの導入

当院では院内を流れるお水に「エピオスエコシステム」「ポセイドン」を導入しております。
院内を流れる水の残留塩素濃度を適正に保ち、衛生的な歯科治療水を提供します。
生成される水は、電解中性水・中性機能水・中性殺菌水などと呼ばれるもので、高い殺菌力を持つと同時に安全であることが知られている治療水です。
殺菌力が高く、細菌は10秒以内にほとんどが死滅し、ウィルスも30秒以内にほとんどが失活すると言われております。
◆2.オートクレーブ

内部を高温高圧にできる機器のことです。
130℃以上という高温かつ、高圧の蒸気が隅々まで行き渡ることで、手洗いでは不十分な器具や細かなところまでしっかり洗浄し、
最近や微生物を死滅させるため、煮沸より効率的に滅菌効果を得ることができます。
◆3.ガス滅菌
オートクレーブで使用できない機材(溶けてしまうようなもの)はこちらのガス滅菌機で滅菌を行います。
こちらはランニングコストが高く、1回の滅菌工程に時間と手間がかかることから、歯科医院では導入されるのは導入されるのが
難しいのが現状ですが、さとう歯科医院ではお越し頂く患者様に安心して治療を受けて頂きたいという思いからガス滅菌を導入しております。
◆4.ハンドピース用滅菌機

当院ではハンドピース(歯を削る機械)専用の滅菌機を導入しております。
殆どの歯科医院ではハンドピースをアルコールガーゼで拭き「消毒」して終わりにすることが多いです。
市川ビルさとう歯科医院では患者様に使用したハンドピースすべてに以下のような作業を行っております。
1.アルコールガーゼで入念に拭く(飛沫汚染物質の除去)
2.ハンドピース内部をオイルで浸透殺菌
3.オートクレーブと同じ原理で高温・高圧をかけ「滅菌」を行います。
◆5.速洗機

使用した菊をこちらで洗浄します。汚れが残っていると、オートクレーブなどを使用した際の滅菌直が低下しています。
機械で洗浄することで、手洗いでは落とすことが難しい器具の隅々まで洗浄することが可能です。こちらも歯科医院での導入は
珍しく、ほとんどの歯科医院はスタッフが手洗いをしています。
◆6.オゾン発生装置

当院では救急車に搭載されてるオゾン発生装置と同じものを院内に設置しております。
オゾンは、自然界にも存在する物質で3つの酸素原子からなる酸素の同素体です。
とても不安定な物質で、フッ素に次ぐ強い酸化力を持っています。
このオゾンが空気中に飛散する菌やウイルスと結びつき、無力化すると言われております。
人体に悪影響はございません。
◆7.スタッフの体調管理の徹底
当院のスタッフは全員、出勤時に検温と消毒を行っております。
少しでも熱があるスタッフには休むように指示を出しております。
また、食事中はパーテーションで区切り、マスクをするまでは会話を控えております。
◆8.患者様への検温・手指消毒の徹底

患者様にはお越し頂いた際に手首での検温、手指の消毒を徹底しております。
検温は非接触型で手首をかざすと0.5秒で検温を行うことが可能です。
◆9.院内消毒の徹底
患者様が使用された診療台はもちろん、院内の隅々までアルコールで消毒しております。
締め作業では、30分以上の時間をかけ、院内全体を消毒しております。
◆10.紙トレーの使用
当院では金属のトレーを使用せずに、使い捨ての紙トレーを使用しています。
一度使用したら、捨てることでより衛生的に治療を行うことが可能です。
紙トレー以外にもグローブやガス滅菌機でも滅菌が難しい器具に関しては使い捨ての物を使用しております。
◆日本歯科医師会からは「これまで歯科医療を通じての感染拡大の報告が無い」という通達を受けております。
日本歯科医師会 新型コロナウイルス感染症について
感染予防のためにはお口の健康は非常に大切です。
当院では患者様に安心して治療していただくために滅菌体制を万全にしてお待ちしております。
ご安心してお越しください。
ご不明点などございましたら、当院スタッフまでお気軽にお声掛けください。
【患者様へのお願い】
発熱やのどの痛み、咳、息切れ、強いだるさ(倦怠感)などの症状や渡航歴などの問診票の記載をお願いしております。
★次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
風邪の症状や37.7℃以上の発熱が4日以上続いている
※解熱剤を飲み続けなければならない時を含みます
強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
※高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
「帰国者・接触者相談センター」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
【一般的なお問い合わせ】
その他、ご自身の症状に不安がある場合など、一般的なお問い合わせについては次の窓口にご相談ください。
「厚生労働省相談窓口」
電話番号:0120-565653
受付時間 9:00~21:00(土日・祝日も実施)
聴覚に障害のある方をはじめ、電話でのご相談が難しい方
FAX:03-3595-2756
2021年05月10日
皆さんこんにちは!事務の及川です。
5月に入り暖かくなってきましたね。
これから気温はどんどん上がっていきますので、熱中症には十分にお気を付けくださいませ。
さて、
今回のブログは誤嚥性肺炎ってどんな病気かについてお話しさせていただきます。
誤嚥性肺炎はこんな病気です。
食べ物や飲み物、あるいは唾液などを飲み込むことを嚥下(えんげ)といいます。健康な人であれば、嚥下すると口から食道を通って胃に入っていきます。しかし嚥下機能が低下すると、食べ物などが口から気管に入ってしまいます。これが誤嚥(ごえん)です。誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や食べ物などと一緒に誤嚥され、気管支や肺に入ることで発症する疾患です。
加齢によって噛む力が弱くなったり、舌を動かす筋肉が衰えたりすることで、食べ物を飲み込む嚥下機能が低下する高齢者に多く起こり、70歳以上の肺炎の約80%が誤嚥性肺炎。胃に直接チューブを入れて栄養を送り込む経管栄養を行っている人でも起こる病気です。
誤嚥性肺炎を起こすのは、高齢者だけではなく、認知症、脳梗塞の後遺症やパーキンソン病などの神経疾患を抱えている人が多いです。また、口腔内に存在している細菌が原因であることが多いとされており、口腔内が十分清潔に保たれていない場合、肺炎の原因となる細菌がますます繁殖し、発症するリスクがさらに高まります。
症状
発熱、激しい咳、膿のような痰が特徴的な症状だが、高齢者の場合はこのような典型的症状が見られないことも多く、気づいたときには肺炎が進行していたというケースもある。何となく元気がない、ボーっとしている、食事に時間がかかる、飲み込む前後にむせたり咳き込んだりする、口の中に食べ物をためてなかなか飲み込まないなどといった様子が見られたら、誤嚥性肺炎の可能性がある。
治療
炎症を抑えるための抗菌薬を使った薬物療法が基本で、呼吸の状態や全身状態が不良な場合は入院での治療となる。呼吸の状態が悪く酸素を取り込めない場合は酸素吸入を行い、重症であれば人工呼吸器を使用する場合もある。抗菌薬は肺炎には効果があっても誤嚥そのものを防ぐことはできないため、嚥下をスムーズにするためのストレッチや口腔を清潔に保つためのケア方法の指導など、薬物療法以外の治療も再発防止のために重要。高齢者の場合、誤嚥性肺炎は再発する率が高く、再発を繰り返すことで菌が薬に対して抵抗力を持ってしまい薬が効きにくくなる傾向にある。そのため、治療後も誤嚥を防ぐよう注意することが必要だ。
予防/治療後の注意
再発や悪化を防ぐためには、口の中のケア、嚥下の方法を含む食事の仕方など日常生活でも対策が必要。歯磨きに加えて舌も磨く、義歯の手入れをきちんとするなど口腔内を清潔に保ち、口の中の細菌を減らすようにする。食事の際は背中を丸めた姿勢、逆に背もたれにもたれて胸を張った姿勢で食べると誤嚥を起こしやすくなるので、背筋を伸ばして飲み込むようにする。高齢者は飲み込む力が低下しているため、少しずつゆっくりと食べるようにし、調理する側もやわらかく調理する、とろみをつけるなどの工夫をして誤嚥を予防する。また、食後すぐ横になると胃や食道の食べ物が逆流して誤嚥を起こすこともあるので、食後2時間くらいは座って過ごすようにすると良い。
パタカラ体操
パタカラ体操は誤嚥性肺炎予防にも繋がるとされる口腔機能の回復トレーニングです。
お口周辺の筋肉が衰えてしまうと、肺炎やドライマウスなどが発症するリスクが高まります。健康に長生きするためにも、パタカラ体操でお口の筋肉をトレーニングしましょう。

最後に
当院では訪問歯科診療も行っております。
誤嚥性肺炎は口腔ケアにより、リスクを減らすことができます。
ご家族様に、ご自身で歯みがきや入れ歯のお手入れが困難な方がおらましたら当院の訪問歯科診療の受診をおすすめ致します。
お気軽にご相談ください。
http://www.ichikawadc.jp/visit
2021年05月3日
皆さんこんにちは!
歯科衛生士の吉田です(*^_^*)
本日はコロナ・インフルエンザ予防の
口腔内清掃の重要性についてお話しいたします。
新型コロナウイルスが蔓延しています。ウイルス感染が心配で、歯科医院に行くのをためらっている方もいらっしゃることでしょう。
でも、口腔ケアがウイルス感染を防ぐ効果があるのをご存知でしょうか?
インフルエンザ感染が口腔ケアの徹底によって防げることは研究の結果明らかになっています。新型コロナウイルスについても、口腔ケアで予防、重症化予防への効果がある可能性が高いと報告されてきています。
口腔ケアは新型コロナウイルス予防に有効であることを強調したいと思います。口の中の細菌、特に歯周病原細菌を減らすことで、かぜやインフルエンザのウイルスが細胞へ付着することを阻害できることが明らかになっています。新型コロナウイルスの原因であるSARS-CoV-2ウイルスもインフルエンザウイルスと同じ付着様式であるため、適切な口腔ケアは新型コロナウイルス予防に有効です。
また、口腔ケアは新型コロナウイルスによる肺炎の重症化の予防にもなります。新型コロナウイルスによる肺炎は、細菌性肺炎との合併で重症化することが指摘されています。特に高齢になるとお口の働きが悪くなる口腔機能低下症という状態になる方もいます。そうなると知らないうちに唾液を誤嚥してしまう不顕性誤嚥が起きやすく誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。一方、要介護高齢者に対し口腔ケアを行ったところ誤嚥性肺炎にかかるリスクを減らすことができたという研究もあります(米山武義,鴨田博司,老年歯学16-13,2001)。ですので、口腔ケアで口の中を清潔に保つことは新型コロナウイルス重症化の予防に役に立つと考えられます。
ウイルス感染を防ぐためには、体の免疫力を低下させないことも大事です。腸内細菌のバランスを整えることで免疫力が高まることは知られていますが、お口の細菌が食道→胃→腸へと移動し、腸内細菌を乱して体の免疫力を下げてしまう可能性があると言われています。そのため、お口を不潔にしている方や、歯周病にかかっている方は、食事のたびにお口の細菌が腸内へ運ばれ、免疫力を下げてしまう恐れがあります。口腔ケアをしっかりと行っておけば、腸内細菌のバランスがより良くなり、免疫力向上が期待できます。
今後、新型コロナウイルスに関する研究が進むにつれ、インフルエンザ同様、感染の予防には口腔衛生管理が重要であることがはっきりしてくる可能性が高くなってきます。

新型コロナウイルス感染予防対策としては、手洗い・うがいに加えて、毎日の丁寧な歯磨き、そして、定期的な歯科医院での専門的なクリーニングなどのケアが大事なことをぜひ覚えておいてください!
2021年04月26日
皆さんこんにちは!歯科衛生士の嶋です。
今回は顎関節症についてお話ししていきます。
普段日常生活を送る中で、このような症状に悩ませている方はいませんか?
①顎が痛い
②顎が疲れる
③音がする・違和感がある
④口を開けられない
このような症状がある場合、顎関節症の疑いがあります。
顎関節症と聞くと、顎関節に異常が起きていると想像されるかもしれせんが、顎関節症にもいろんな種類があります。
①筋肉痛タイプ
②ねんざタイプ
③クッションのずれタイプ
④骨の変形タイプ
①は「顎関節を動かす筋肉の炎症」
②~④は「関節の内部の異常」が原因です。では、詳しく見ていきましょう。
①筋肉痛タイプ
側頭筋や咬筋という、口を動かしたり咀嚼したりするのに重要な筋肉に炎症が起きる顎関節症です。

・我慢すれば口は開けられるが、口を開けた時に痛
む。
・片頭痛がする。頬がだるい、重い。頬が腫れぼっ
たい。顔がゆがむ。
などの症状があるとこのタイプかもしれません。筋肉痛(筋肉の緊張)による痛みが原因ですので、顎関節自体には問題がありません。症状を改善させるためには筋肉をほぐすことがまず大切です。
②ねんざタイプ
関節には、骨のほかに軟骨や靭帯、関節包といった組織があります。そうした組織に無理な力がかかって傷んでしまうのが、このねんざタイプです。筋肉痛タイプと同じように、我慢すれば口は開けられるが、口を開けると痛いといった症状が現れます。ただ、筋肉痛タイプと大きくちがうのは、関節の炎症が起きて痛みが出ている間はあごを安静に休める必要があるところです。無理に動かすと炎症が増し、関節の動く範囲が小さくなってしまいます。
③クッションのずれタイプ

正常な顎関節では、口を開ける動作に応じて、イラストのように常に下顎頭の上に関節円板と呼ばれるクッションの役割をもつ組織が乗っています。(水色の部分)
ところが、このクッションが前の方にずれてしまうと、
・口を開けるとポキポキ、カクカク鳴る
・口を開けようとしても、引っかかったように開けられない。
大きく開けようとすると痛い
といった2パターンの症状が出てきます。音が鳴るだけであれば経過観察することも多いですが、2つ目の引っかかりが起きている場合は、次の④に移行することもあるため、医療機関で定期的な検査を受診しましょう。
④骨の変形タイプ
関節円板が前にずれ、さらに加齢などにより軟骨が薄くなると、下顎頭とその上の下顎窩が直接当たるようになり、やがて骨が変形していく変形性顎関節症を引き起こします。関節円板が前にずれているので、口を開ける時に引っ掛かりや痛みがあります。また、下顎頭と下顎窩がこすれて、ザラザラとした音が鳴ることもあります。軟骨は女性ホルモンの影響を受けるため、ホルモン量が低下する中高年の方によく見られるタイプです。
まずは、ご自宅で顎関節のセルフケアを行ってみましょう!
<開口ストレッチ(4つすべてのタイプに)>
①こめかみに手を添え、あごを右、左と動かします。
②下あごを前に突き出します。
③口を大きく開けます
これらを1日5セット(1セット10回)行います。全身のストレッチと同じで、続けることによって効果が現れます。ただし一度行ってみて痛みがひどい場合は、顎関節に炎症が起きている可能性があるため、炎症が落ち着くまで関節を休ませましょう。
・筋肉マッサージ(筋肉痛タイプに)
①人差し指と中指を傷みのあるところに当てます。側頭筋ならこめかみあたり、咬筋なら頬と耳の間です。
②500円玉くらいの円を描くように指を動かし、筋肉をほぐします。痛気持ちいと感じるくらいがベストな押し具合です。
顎関節症の種類についてお伝えしましたが、どうしてこうした症状が起きてしまうのでしょうか?
顎関節を傷める原因には大きく5つの習慣が関わっています。
▪歯ぎしり・食いしばり
▪ストレス
▪TCH(歯列接触癖)
▪楽器演奏や激しい運動
▪猫背などの前傾姿勢
1つでも当てはまれば、将来的に顎関節症を引き起こしてしまうリスクがあります。こうした習慣は無意識のうちに行っていることもあるため、まずは自分がやっていないか意識を向けるところから始めてみましょう。
①歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしり・食いしばりですが、これらは歯だけでなく、あごの筋肉と関節にも大きな負担をかけます。筋肉にとっては休息のない過度な筋トレを、関節にとっては人を背負ったひざ関節のように、負荷をかけ続けます。
②ストレス
ストレスは筋肉の緊張をまねき、TCHや歯ぎしり・食いしばりにつながります。ストレスフリーとはどうしてもいかない世の中ですので、運動や趣味などでストレスを軽減、発散させる習慣を身につけましょう。
③TCH(歯列接触癖)
人間はものを噛むとき以外、上下の歯のあいだはわずかに開いているのが普通です。しかし無意識のうちに上下の歯をかみ合わせていることが癖になっている人もいます。これをTCH(tooth contacting habit:歯列接触癖)と呼び、あごの筋肉の疲労や間接への過剰な負担の原因となります。TCHは顎関節症のかたの8割近くにあるといわれています。TCHは無意識の習慣ですので、直すのはなかなか難しいです。まずは自分にTCHがあるか確認し、上下の歯が当たっているのであれば、意識的に離すようにしましょう。離す習慣ができるまでは、「歯を離す!!」などと書いた付箋を目につくところに貼っておくのがポイントです。
④楽器演奏や激しい運動
楽器の種類によっては、演奏が顎関節に負担をかけることもあります。バイオリンは演奏時にあごで楽器を挟むので、負担がかかります。吹奏楽器も、顎関節の弱い方向(下あごを後ろ方向)に力をかけるため、負担となります。
また、激しい運動でも歯を食いしばってしまいますので、マウスピースをするなど予防することも必要だと思います。
⑤猫背などの前傾姿勢
下あごは、頭の骨と筋肉にぶら下がっており、ふりこのように自然にバランスがとれる位置に収まります。姿勢が悪いと、下あごは本来の位置とは違うところにぶら下がるようになり、顎関節への負担となります。
近年では、テレビゲームやスマートフォンなどを使用するときの前傾姿勢が問題視されています。仕事でパソコン作業が多い方も注意が必要です。
また、枕があごに当たるうつ伏せ姿勢や横寝、授業中にやりがちな頬杖なども顎に負担をかけてしまいます。このような、ついつい習慣になっている「悪い癖」も原因のひとつにつながります。
顎関節症は急に進行するものではなく、上記のような習慣の積み重ねによって少しずつ悪化していきます。これを機に無意識だった習慣を、意識して確認してみてください!
顎関節症について、何か悩んでいることや思い当たることがありましたらご相談ください。
2021年04月22日
〇酸蝕症とは?
突然ですが、皆さんは「酸蝕症」という病気をご存知ですか?
酸蝕症とは、虫歯とは違い、身近な酸性の食べ物や飲み物、胃液などによって歯が溶かされる疾患です。
また酸蝕症は虫歯と歯周病に次ぐ第三の歯の疾患と考えられており、罹患率は26.1%、つまり国民の4分の1が酸蝕症であるといわれています。(2014年発表)
〇酸蝕症の症状とは?
酸蝕症にかかった歯には次のような特徴が見られます。
・知覚過敏を起こして冷たいものがしみやすい
・歯全体が丸みを帯びる
・エナメル質が濁って見えたり、内部の象牙質が透けて見えたりする
・前歯の表面がスベスベしてツヤがある
・前歯の先端部分が透けており、ヒビが入ったり、欠けたり、ザラついたりする
・酸蝕により奥歯のすり減りが加速し、深い溝やへこみがみられる
〇酸蝕症の原因とは?
歯のエナメル質という外側の一番硬い部分が溶けると言われているpH5〜5.7の酸性溶液に長時間、頻回にさらされると発症します。
①外因性(体の外からくる原因)
・ビタミン剤やアスピリン等の酸性薬剤の服用
・スポーツドリンクや炭酸水、果物、酢など、酸の強い食品の摂りすぎ
②内因性(身体の内からくる原因)
・逆流性食道炎
・摂食障害(拒食症、過食症、嘔吐、反芻癖)
→これは医科での治療が必要となります⚠️
〇どんな食べ物や飲み物が酸が強い?
炭酸飲料や果物は歯が溶けるリスクが高いので、食べ過ぎ、飲み過ぎには注意しましょう!

〇酸蝕症の対応策とは?
①ダラダラ食べ、チビチビ飲みをしない
②寝る前に食べたり飲んだりすることは控える
③口の中に酸性の物を入れた直後は歯磨きをしない
④唾液の緩衝能(唾液を正常なpHに保とうとする
⑤フッ化物を活用する
2021年04月19日
こんにちは☀︎*.。
歯科助手の林です(´∇`)
今回は睡眠時の無呼吸症候群についてお話したいと思います!
睡眠時無呼吸症候群とは、夜間の睡眠中に無呼吸と低呼吸(いびき)を繰り返す病気です。
無呼吸とは、10秒以上呼吸が停止している状態のことです。低呼吸とは、息を吸う深さが浅くなり、吸気振幅が50%以上減少する呼吸等が10秒以上続く場合です。

そのため、睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や糖尿病、高脂血症の人など肥満の人が合併しやすい病気です。また、「首が太くて、首回りに脂肪がついている」、「下顎が後ろの方に引っ込んでいる」、「舌の付け根が大きい」など、体形が影響することも原因となります。まれに脳や神経などの異常が睡眠時無呼吸症候群を招くケース(中枢型)もあります。

無呼吸症候群になる原因は肥満による首回りの脂肪の沈着、扁桃腺肥大、アデノイド、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい、鼻が曲がっているなどが挙げられます。
欧米人では肥満者が多い一方、日本人ではやせ型の患者さんも多いのが特徴です。これは、顎が小さいという骨格の影響があるといわれています。
【無呼吸症候群を改善するには】
・肥満の方は体重を減少させる,横向きに寝る
体重を減少させることにより首周りの脂肪を落として呼吸しやすくします。
・横向きに寝ると気道が広くなるので呼吸がしやすくなります。
【いびき体操を行う】
①舌を前に出す
②舌を回転する
③舌を持ち上げる
④舌をそり返す
⑤のどちんこを上げる
⑥口をすぼめる
⑦口に指を入れてすぼめる
⑧口をつりあげる
以下のことを意識して生活することにより、無呼吸症候群が少し改善できる可能性があります!!
何かわからないことや、聞きたいことがありましたら、お気軽にご相談下さいませ!!
2021年04月6日
こんにちは!
受付、保育士の伊藤です!
今回はインターナルブリーチについてお話しします!
インターナルブリーチとは、神経治療をした歯の内側に穴を開け中から専用の漂白剤を注入し、歯の色を改善する術式で、一般に言われる、神経のない歯、神経の死んでいる歯を白くする方法です。
歯のホワイトニングは、被せ物や詰め物がある場合、その物自体は白くならず、天然の歯の部分が漂白されるため、天然の歯は表面からのホワイトニング(オフィス/ホーム)で白くなります。
しかし、この方法でも色調が改善しない状態の歯があり、それが、歯の歯髄を取ってしまった歯で、いわゆる神経が死んでしまった歯です。
歯の神経を抜くと変色するのは、歯髄という神経と一緒に細い血管も取り去ってしまうためです。
歯髄が正常な歯は、この血管に血が巡っているため、象牙質のコラーゲンをコントロールしています。
しかし、むし歯や怪我などで神経を取ってしまうと、血液が通わなくなるため、コラーゲンが劣化して変色していきます。
このような場合、通常のホワイトニングでは歯を白くすることはできませんが、インターナルブリーチという特殊なホワイトニング剤を使うことで、黒ずんだ歯を白くする治療ができるのです!
ウォーキングブリーチと同様、変色した失活歯に行うホワイトニングで、ウォーキングブリーチが漂白剤を約1~2週間歯の中に入れておくのに対して、インターナルブリーチは、医院内にいる時にだけ漂白剤を歯の中に入れて白くします。
ホワイトニング効果が出にくい歯や短期間に白くしたい場合には、インターナルブリーチとウォーキングブリーチを併用することでより効果的に白くすることができます!
インターナルブリーチは、歯を削らずに変色した失活歯を白くしたい方や、歯ぐきの黒ずみを改善したい方におすすめです。

気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!!
2021年03月29日
こんにちは!歯科衛生士の田村です。
今回は、「予約をしていただく意味」についてお話していきます。
皆さんは、どうして歯医者さんは基本的に予約制なんだろうと思ったことはありませんか?
眼科や皮膚科など他のクリニックは予約せずに診療できますが、ほとんどの歯医者はまず予約をしてから来院が基本となっています。
なぜ歯科は予約しないといけないのか、これにはしっかりと理由があります!
1.1人にかかる治療時間が長い。
歯科では、患者さん1人にかかる治療の時間がかなり長いです。
例えば、虫歯の治療になると痛みがある場合は麻酔をしてから治療を始めます。
その後虫歯を削って、詰め物をつめて噛み合わせをチェックします。治療する部位や本数によりますが、最低でも30分はかかります。
インプラントやオペなどの外科治療の場合は60分〜90分時間が必要になります。
前もって予約を確保しておくことで、しっかりと治療の準備や予習ができ、万全な状態で望むことができます!
2.治療器具の準備が必要
治療が必要な部位や、治療内容などは患者さんによって様々です。ひとりひとりのコンディションに合わせて適切な治療を施すためには、カルテの確認等はもちろんですが、器具の準備もとても大切です。事前に予約を受けなければ、その準備が出来ません。
インプラントや抜歯など外科治療の場合は、専用の器具や麻酔などより専門的な器具がたくさん必要になります。外科器具は感染のリスクも伴うため、安全に治療を行うためにも事前に十分に滅菌処理を行います。
このように、前もって予約をして頂くことで安全かつ確実な治療の準備をすることができます!

3.治療前のカウンセリング
当院では、治療前のカウンセリングをおすすめしております。カウンセリングをすることで、皆様に安心と納得した上で治療をすることができます!
初診で来ていただいた際も、60分時間を確保して初めにしっかりと問診やレントゲンなどの検査を行います。その結果を元に、その患者さんにベストな治療計画を立てていきます。
予約制にすることで、治療計画が立てやすくなり、スケジュールを無駄なく活用することができます。

以上が予約制が必要な理由となります。
当院では、予約時間は患者さんと私たち双方の大切な約束と考えております。
その約束の為に、常に器具を整え、万全な治療が出来るよう準備をしております。
約束の時間を無駄にしないよう、終始時間を意識しながら動いています。
予約をすることは、安心して治療を受ける為にとても大切な事です。
しかし、場合によっては歯が急に痛み出したり、早急に受診が必要な事もございます。
当院では、多少の待ち時間はございますが、随時急患も対応させて頂いておりますので、お気軽にご連絡ください!
2021年03月22日
こんにちは。歯科医師の堀井です。
今回は歯科医院で行っている歯の染め出しについてのお話です。
染め出しと言われても何のことだか、なかなかイメージが湧かないと思いますが、みなさん小さい時に一度はやったことがあるかもしれません。
染め出しでは下の写真のような赤いお薬を歯に塗ることで歯の表面に付着したプラークを確認することができます。
プラークはバイオフィルムとも呼ばれ、細菌が増殖して塊となったものです。

ヒトの体には自分の細胞よりも多くの細菌が存在しています。
口腔内では約1000種類もの細菌が細菌叢と呼ばれる集団を作って生息しています。
その細菌たちが歯の表面に形成するバイオフィルムは、歯科の2大疾患である虫歯と歯周病の直接の原因となっています。
また糖尿病や動脈硬化などの全身疾患との関わりも指摘されています。
なので全身の健康を保つ上でも、バイオフィルムの知識や取り除く方法を身につけることはとても重要です。

この画像はプラークの中の細菌を拡大したものです。
では虫歯ができる過程でバイオフィルムがどのように関わりを持つのかを確認していきましょう。
私たちが甘いものを食べると、バイオフィルムの中の細菌が糖分を代謝して酸を作ります。
その酸が細菌たちへのストレスとなって、より酸性になりやすい環境になります。
その結果として酸に強い細菌が、生き残りやすいように細菌叢に変化が起こり、結果として虫歯が進行していきます。
つまり虫歯の原因となるバイオフィルムを適切に取り除くことができれば、虫歯になる原因を根本的に解決することができます。
ではどうすればこの諸悪の根源であるバイオフィルムを取り除くことができるのでしょうか。
それは適切な歯みがきによって達成することができます。
どのようなブラッシングが効果的なのか見ていきましょう。
1日3回、毎食後に歯をみがくという方も多いと思いますが、研究では1日に二回と3回磨く場合で虫歯の発生に大きな差は認められていません。
ただし、それ以下の回数では虫歯ができやすくなるので一日二回以上磨くことが望ましいです。
さらに、「歯磨きをしている」と「歯磨きができている」は全く別で歯ブラシが当たっていないところは何日も磨いていないのと同じことになってしまいます。
そこで染め出しを行って、どこが自分が自分で磨けないところなのかを知っておくことが大切です。
これが実際に染め出しをした状態ですが、歯と歯の間や、歯と歯茎の境目にバイオフィルムが付着していることが多いです。

皆さんもぜひ歯科医院で、歯磨きをしにくい場所をチェックしてみましょう!
そこを磨けるようになることでお口の中、ひいては全身の健康を得ることにつながります。