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コロナ・インフルエンザ予防の口腔内清掃の重要性

2021年05月3日

皆さんこんにちは!

歯科衛生士の吉田です(*^_^*)

本日はコロナ・インフルエンザ予防の

口腔内清掃の重要性についてお話しいたします。

新型コロナウイルスが蔓延しています。ウイルス感染が心配で、歯科医院に行くのをためらっている方もいらっしゃることでしょう。

でも、口腔ケアがウイルス感染を防ぐ効果があるのをご存知でしょうか?

インフルエンザ感染が口腔ケアの徹底によって防げることは研究の結果明らかになっています。新型コロナウイルスについても、口腔ケアで予防、重症化予防への効果がある可能性が高いと報告されてきています。

口腔ケアは新型コロナウイルス予防に有効であることを強調したいと思います。口の中の細菌、特に歯周病原細菌を減らすことで、かぜやインフルエンザのウイルスが細胞へ付着することを阻害できることが明らかになっています。新型コロナウイルスの原因であるSARS-CoV-2ウイルスもインフルエンザウイルスと同じ付着様式であるため、適切な口腔ケアは新型コロナウイルス予防に有効です。

また、口腔ケアは新型コロナウイルスによる肺炎の重症化の予防にもなります。新型コロナウイルスによる肺炎は、細菌性肺炎との合併で重症化することが指摘されています。特に高齢になるとお口の働きが悪くなる口腔機能低下症という状態になる方もいます。そうなると知らないうちに唾液を誤嚥してしまう不顕性誤嚥が起きやすく誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。一方、要介護高齢者に対し口腔ケアを行ったところ誤嚥性肺炎にかかるリスクを減らすことができたという研究もあります(米山武義,鴨田博司,老年歯学16-132001)。ですので、口腔ケアで口の中を清潔に保つことは新型コロナウイルス重症化の予防に役に立つと考えられます。

ウイルス感染を防ぐためには、体の免疫力を低下させないことも大事です。腸内細菌のバランスを整えることで免疫力が高まることは知られていますが、お口の細菌が食道腸へと移動し、腸内細菌を乱して体の免疫力を下げてしまう可能性があると言われています。そのため、お口を不潔にしている方や、歯周病にかかっている方は、食事のたびにお口の細菌が腸内へ運ばれ、免疫力を下げてしまう恐れがあります。口腔ケアをしっかりと行っておけば、腸内細菌のバランスがより良くなり、免疫力向上が期待できます。

今後、新型コロナウイルスに関する研究が進むにつれ、インフルエンザ同様、感染の予防には口腔衛生管理が重要であることがはっきりしてくる可能性が高くなってきます。

 

 

 

 

 

新型コロナウイルス感染予防対策としては、手洗い・うがいに加えて、毎日の丁寧な歯磨き、そして、定期的な歯科医院での専門的なクリーニングなどのケアが大事なことをぜひ覚えておいてください!

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