歯肉炎と歯周炎の違いについて
2021年05月31日
みなさんこんにちは!
歯科助手の髙橋です☺︎
5月下旬にしては夏日のような気温で最近暑い日が続いてますね☀︎
くれぐれも体調管理にはお気をつけください!
今回は「歯肉炎と歯周炎の違い」についてお話していきます🦷
みなさんは歯周病に大きく分けて2つの状態があることをご存知でしたか?
「歯周病」とは、歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)から細菌が侵入し、歯の周りに炎症が起こる病気のことで、その内部で起こる炎症が歯肉炎と歯周炎と呼ばれるものです。
歯医者に行くタイミングと言えば、「虫歯」などで痛みを感じた時が多いですが、この歯周病の場合は痛みが出ない事が多いのが特徴です。
【歯肉炎とは】
歯の周囲にある歯ぐきだけが腫れている、比較的軽度な炎症のことです。この状態であれば大抵の場合、原因となっているプラーク(歯垢)と歯石を除去し、丁寧にブラッシングをすれば治ります。
【歯周炎とは】
上記に書かれている歯肉炎が悪化し、歯を支える骨にまで腫れが広がっている重度な炎症のことです。この状態では、骨の一部が失われている可能性もあり、元の状態に戻すことは大変難しくなります。「歯周炎」にまで症状が進行してしまうと、歯ぐきが腫れ、膿がでたり、歯がぐらついて抜けてしまうこともあります。
【歯周病になる原因は?】
「歯周病」は、不十分な歯磨きが原因でおこる事も多く、しっかりと歯磨きが出来ていればある程度は予防できます。
歯周病を予防するには、歯の表面はもちろん、歯と歯の間や、歯と歯茎の間など、歯間ブラシなどを使った歯磨きを毎日する必要があります。
また、以下に当てはまる人の場合、歯周病の進行を早める可能性があるとも言われています。
・喫煙者
・糖尿病
・歯ぎしりをする
・肥満体型
・歯並びが悪い
こう言った方は更に注意が必要です(°_°)
歯周病と言っても進行状態などによって呼び方は様々で、一般の方からすると分かりにくいと感じてしまうかも知れません。
歯を失う可能性のある歯周病ですが、軽度の症状であれば治せることができます。「歯肉炎かな?」と感じることがありましたら、出来るだけ早く、歯科医院を受診することをおすすめいたします!!