妊娠中の歯科治療について
2021年06月24日
こんにちは!Dr.の蔡です。
今回は妊娠中の歯科治療について話したいと思います。
治療を行う際に、「妊娠中なのですが、大丈夫ですか?」「麻酔、薬などを使用して子供に影響ありますか?」などの質問をよく受けます。
妊娠中はお腹の子供への影響を考え、歯科治療を受けることに慎重になってしまうことが多いようです。
結論から話すと
✴︎妊娠中でも歯科治療は可能です!
一般的には妊娠中期である安定期(妊娠14週〜27週)に治療をすることが望ましく、通常の歯科治療であれば問題なく行えます。
また妊娠初期、後期であっても対応できることも多いので、心配な時は早めに受診をして下さい。
✴︎レントゲンや麻酔を使用しても大丈夫?
このことは多くの妊婦さんが1番心配していることだと思います。
歯科で使用するレントゲンは、防護エプロンを着用しお腹から離れた所を撮影します。
放射線量も普通に生活して1年間で浴びる自然放射線量と比べて1/150〜1/50となっており、胎児への影響はほとんどありません。
治療をする際に必要があれば麻酔も併用しますが、歯科用麻酔は局所的に効果が出る麻酔で(麻酔をして治療の経験がある方は一部分だけが痺れてる感覚が分かると思います。)
その麻酔が胎盤を超えて胎児にうつることはありません。
✴︎妊娠中の歯科治療の注意点
基本的には安心、安全で治療を受けれますが注意点もあります。
・妊娠している事を医師に伝えましょう。
・母子手帳を持参しましょう。
・体調が悪い時には無理をしないようにしましょう。
当院では不安な事があれば話せるよう、問診の時間を長めにとっています。先生に言いにくい事もスタッフに気軽に相談して下さい。
✴︎上の子供がいて治療になかなか行けない
2人目以降の出産でお子様がいる方でも安心して治療が受けられるよう、保育士のスタッフが常駐しており、お子様のお預かりもしております。ご希望の方は事前に相談して下さい。
また当院の向かいには子供治療専門の医院を設けてあります。お子様と一緒に治療を受ける事も可能です。
https://www.funabashi-kodomo-dc.com/
次回は、実は治療よりも大切な妊娠中のお口の状態について話します。
ぜひ楽しみにしていて下さい(^^)