2021年10月11日
皆さんこんにちは!!歯科衛生士の嶋です。
今回はエアフローについてお話ししていきます。
自分の歯を見て、たばこのヤニや着色が気になるという方はいませんか?
まず始めに、着色がついてしまう原因についてお話ししていきます。
着色といえば、身近な例でたとえると、毎日使っているコップのうまく洗えないところにいつの間にか頑固な汚れがついてしまいます。これは、コーヒーやお茶に含まれるポリフェノールという成分によって起こります。歯の表面にもまったく同じような事が起こります。歯の表面には「ペリクル」と呼ばれる薄い膜があります。ペリクルは食べ物のカスを虫歯菌が分解するときに発生する「酸」から歯を守るなどの良い働きがありますが、その反面ペリクルは色素をくっつけてしまうという働きもあります。
○着色がつきやすくなる食べ物、飲み物
コーヒー、緑茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなどの色が濃い食べ物、飲み物は着色の原因となります。日常的に摂取している人は注意が必要です。
○たばこに含まれているヤニ
たばこに含まれるヤニが、着色の原因になりますが、歯の表面だけでなく歯茎の色素沈着の原因でもあり、歯茎の黒ずみを引き起こします。
頑固な着色がついてしまうと、歯ブラシで落とすには限界があります。その場合は、歯科医院でのクリーニングが必要になります。そこで、エアフローという機械を使用して頑固な着色を落としていきます。
エアフローとは?
非常に細かなパウダー粒子をジェット噴射で歯に吹き付けることにより、歯にこびりついた着色を効果的に落とすことができるものです。

☆エアフローのメリット
○清掃効果が高い
歯と歯の間や被せ物の周り、矯正装置の歯ブラシが届きにくいところにもしっかりと届いて汚れを落とします。
○短時間でキレイになる
細かい粒子で粉の噴射が広範囲のため一気に多くの汚れを落とすことができます。
○歯や詰め物、被せ物を傷つけにくい
粉状で通常の超音波スケーラーと違って歯に傷がつきにくいものとなっています。
○着色汚れに効果的
茶渋やタバコのヤニなどの着色汚れは、普段の歯磨きだけではなかなか落とすことができません。エアフローであれば、微細なパウダーを吹き付けることで細かい汚れでも落とすことができます。
下記の画像をご覧ください!
エアフロー前後で着色が取れキレイになっているのが見てわかります!

☆エアフローのデメリット
○体の状態によってはできない場合があります。
妊娠中の方、放射線治療中の方、呼吸器疾患の
方、ナトリウム摂取制限を必要とする方
○パウダーを吹き付ける圧により舌や歯茎ががチ
クチクすることがあり一部の方が知覚過敏のよ
うな刺激を感じることもあります。
※ 本来の色を変えることはできません
エアフローは、歯の表面に付着した汚れを除去することで歯を綺麗に見せる効果がありますが、自分の歯そのものの色を変えることはできませんので、ホワイトニングをおすすめします!
気になる方は是非スタッフまでご相談下さい!!
2021年10月3日
皆さんこんにちは(´∇`)歯科助手の林です!!
今回はなぜ虫歯になるのか???をお話したいと思います!
皆さんはなぜ虫歯になるのか、ご存知ですか??
虫歯とはプラーク(細菌の塊)にいる虫歯菌が、酸を出し、歯を溶かすことで起きる病気です。虫歯菌は、歯を溶かす酸をつくる力の強い菌や弱い菌がいて、力の強い菌が多ければ虫歯になりやすくなります。
虫歯菌は、糖分を餌にしてどんどん増えるため、甘い物をよく食べれば虫歯になりやすくなります。
ただ、虫歯の原因はそれだけではなく、食事の回数や歯並び、歯みがきの状況、唾液の量など、さまざまな原因によって生じます。
★食事の回数
お食事後に甘いものを食べるよるも、間食をし、ダラダラ食べる方が虫歯になりやすくなります。
アメやガム、グミ、ソフトキャンディ、キャラメルなど、長い時間かけて食べるお菓子は、虫歯のリスクが高いということです。
砂糖をはじめとする糖質は、虫歯の原因菌であるミュータンス菌が歯を溶かす酸を作るための材料です。
この酸が、歯のカルシウムやリンを溶かして穴があき虫歯になります。
ダラダラ間食をするのではなく、しっかりと時間を決めてお食事をすることが大切ですヽ(^0^)ノ
★ 歯並び、歯磨きの状況
デコボコした歯並びでは、歯ブラシの毛先が届きにくいため汚れが残ってしまいがちです。
汚れが残っているとお口の中の細菌が食べかすの中にある糖分をエサにしてプラークを作り出します。
プラークは細菌の塊で、白くネバネバとした粘着性の物質が歯と歯が重なっているところや、歯と歯ぐきの境目に付着します。
ですので、当院では歯並びが悪く普通の歯ブラシでは磨けないところはワンタフトブラシという歯ブラシをおすすめしております!!

★唾液の量
唾液は細菌を流す役割を担っており、唾液の分泌量が高ければその役割はより強力になります。
一方、唾液の分泌量が低いと唾液で細菌が流れずお口の中で停滞してしまうため、唾液の分泌量が高い人に比べて虫歯になりやすいので、唾液が少ないなと感じる場合は唾液腺マッサージを行うといいでしょう(^^♪
なにかご不明な点がありましたら当院のスタッフにお気軽にご相談ください(^^)/
2021年09月28日
皆さんこんにちは!
歯科助手の長岡です😌
今回はマウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについてお話致します。
<マウスピース矯正>
透明なマウスピースを使って歯並びをきれいに並べる方法です。

当院では『インビザライン』というマウスピース矯正を行っています。
歯の表面にブラケットやワイヤーを接着するワイヤー矯正に比べて、見た目が目立たない矯正方法です。一人ひとりの歯型に合ったオーダーメイドのマウスピースを使用します。
1つのマウスピースを1週間〜10日間使用し、歯が一定量動いたら次のマウスピースに交換するということを繰り返し、歯を移動させていきます。
〇マウスピース矯正のメリット
①見た目がほとんど目立たない
透明のマウスピースのためワイヤー矯正と比べ見た目はほとんど目立ちません。
②虫歯や歯周病のリスクが下がる
ワイヤー矯正のように器具が直接歯に着いている訳では無いため日々のセルフケアがしやすく虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
③痛みが少ない
ワイヤー矯正に比べ、強い力で一度に歯を動かさず、緩い力で少しずつ動かしていくため痛みが少ないです。
〇マウスピース矯正のデメリット
①マウスピースを長時間つけたり付け替えたりと自己管理が必要
お食事以外の時間は基本的にマウスピースを装着してもらいます。自己管理をして頂きマウスピースを付け替える必要があります。
②マウスピースでは対応できないケースがある
場合によってはマウスピース矯正では対応が
難しいケースがあります。気になる方は一度当院にご相談ください。
<ワイヤー矯正>
ワイヤー矯正とは、その名の通りワイヤーを使用した矯正方法です。

歯に装置(ブラケット)を装着し、ワイヤーをそこに通すことで歯を移動させていきます。
〇ワイヤー矯正のメリット
①幅広いケースに対応出来る
治療が難しいケースもあるマウスピース矯正と比べ、ワイヤー矯正は幅広い歯並びに対応可能です。
②取り外しをしなくて良い
ワイヤー矯正は歯に直接装置(ブラケット)がついているためマウスピース矯正のように取り外しをする必要がありません。
③移動速度が早い
マウスピース矯正に比べワイヤー矯正は歯の移動速度が速いです。
〇ワイヤー矯正のデメリット
①目立つ
歯に直接装置がついているため、笑った時などに装置が目立ちます。
②痛い
マウスピース矯正と比べ痛みが大きいです。
また装置がほっぺなどに当たり口内炎が出来てしまうこともあります。
③歯磨きがしにくい
歯に直接装置がついているため、歯磨きしづらくマウスピース矯正に比べ虫歯や歯周病のリスクが高いです。
また食べ物やよごれが挟まったり溜まりやすいです。
当院では今矯正治療に力を入れています。
矯正治療は見た目の並びだけでなく、噛み合わせや今後の虫歯や歯周病のリスクにも大きく関わってきます。
ご相談だけでも構いません!
是非一度自分の歯並びを考えるきっかけになって貰えたらと思います。
2021年09月20日
こんにちは、保育士の伊藤です。
今回は「インビザライン」についてお話します!
「歯並びをキレイにするために矯正治療を始めたいけど目立つ器具をつけるのが嫌でなかなか踏み出せない…。」という方にぴったりの矯正がマウスピースを使った「インビザライン」です。

①インビザラインとは?
透明なマウスピースを使った、アメリカで開発され、世界100ヶ国以上で使われている歯科矯正治療法です。
ワイヤーやブラケットを歯に固定させる矯正治療とは違い、自分で着脱可能なマウスピース型の矯正装置です。
マウスピースの厚みは薄く、従来のワイヤー矯正の装置に比べ、治療中もほとんど目立つことはありません。また、色味はほぼ透明で至近距離でも目立たず、矯正をしているストレスも少ないと言われています。人前に立つことの多い方や社会人の方にも矯正治療へ踏み出すきっかけにもなり多くの方に選ばれている矯正治療です。
②インビザラインによる矯正方法について
その方専用に作られたマウスピースを1日に20時間~22時間ほど装着し、約7日〜14日ほどの間隔で新たなマウスピースに交換し歯並びを綺麗にしていきます。
場合によってはアタッチメントというデコボコした突起を歯の表面に付け、より一層歯に圧をかけながら動かしていくこともあります。
③当院でのインビザラインの流れ
1.カウンセリング
トリートメントコーディネーターが治療に対する不安や悩み、治療の流れなど気になることをお伺いし、その方にあった治療説明を納得いくまでいたします。
2.精密検査
精密検査ではインビザライン矯正に必要な情報を集めていきます。お口全体のレントゲン撮影などを行い治療が可能か判断します。
3.歯型の採取
患者様専用の矯正装置を作成するための型取りをiTero(アイテロ)という光学スキャンで採取します。
4.クリンチェックの作成
クリンチェックとは、米国アライン社による特有のソフトのことを言います。
精密検査で集めた検査結果を担当歯科医師がアメリカのアライナーテクノロジー本社に送り、クリンチェックという3Dシミュレーションソフトを通じて、治療開始から終了までの歯の動きを確認します。
5. 矯正開始
完成したマウスピース(アライナー)が医院に到着したら、インビザライン矯正の治療が本格的にスタートしていきます。
患者様に歯科医院にきていただき、マウスピースをお渡しすると一緒に、着脱の仕方、メンテナンスの方法や、注意点についてお話ししていきます。
6.定期チェック
1ヶ月〜2ヶ月に1度来院していただき歯の動きのチェックを行います。
「インビザラインと歯の適合状態」や「アタッチメントが外れていないか」、「インビザラインの装着時間は十分か」「口腔内の衛生状態」などを確認していきます。
7.治療終了、保定期間
インビザライン矯正の全てのマウスピース(アライナー)による治療が終了したら、「保定期間」に入ります。
リテーナー呼ばれる別のマウスピース保定装置を装着し後戻りを防ぎます。
当院ではこのような流れでインビザライン矯正治療を行っています。
患者様に合った治療方法を計画し、オーダーメイドの矯正治療を行っています。矯正について気になることがあれば矯正の相談のお約束をお取り致します。お気軽にスタッフにお声掛けください!
2021年09月12日
こんにちは、歯科衛生士の田村です!
今回は、「補綴の保険と自費の違い」についてお話していきたいと思います。
まず補綴(ほてつ)とは、歯が欠けたりなくなってしまった場合に詰め物や被せ物、入れ歯などの人工物で補うことをいいます。
補綴治療には保険のものと自費のものがあります。
保険と自費だと一体何が違うのか、そちらを説明していきます!
①材質
・保険診療は、使用する材質に制限がありま
す。保険の補綴物はレジンと呼ばれるプラス
チックに似たものと金属素材になり、安価で
治療することは可能です。
保険には細かい決まりごとがあり、残ってる
歯の本数や被せる歯の場所によって使える材
料が決まっています。

・自費診療は、使用する材質に制限がありません。セラミックやジルコニアなどの審美性や適合性に優れた良質な素材が多く、目的に応じて選ぶことができます。

②色
・保険の被せ物の色は細かく選ぶことはできません。奥歯は金属、前歯では一般的な白さの被せ物になります。
・自費の場合は色を自由に選ぶことができるため、自分の歯に合った被せ物を作ることができます。
③強度
噛む時は、歯にすごく大きい力がかかります。
歯を守るためにも被せ物の強度は重要です。
保険の物も強度はありますが、自費の物に比べると劣る材質もあります。
④適合性
・保険の被せ物は、使い続けると劣化して歯と被せ物の間に隙間ができて虫歯になる可能性が高くなります。
特に金属の補綴物は歯との密着性に劣り、ど
んなにセメントでしっかりくっつけたとして
もぴったりと密閉せず、被せ物と歯の間にわ
ずかな段差が生じてしまいます。
・セラミックなど自費の補綴物の最も優れている点は、歯との密着性です。
歯と補綴物の間にほとんど隙間が生じず、汚
れや細菌が入り込むことができません。
補綴物の最大のリスクである2次的な虫歯を防
ぐためには、自費の補綴が最も効果的です。

また自費の補綴物はプラークや細菌が付着しにくい素材です。
プラークや細菌が付着しにくいということは
2次的な虫歯リスクの低減や歯周病の予防にもつながります。
2次的な虫歯による再治療を繰り返すと、いずれも歯を失う原因となり、お口だけでなく全身の健康にも大きく影響を及ぼします。
このように、保険と自費では様々な違いがあります。
当院では様々な被せ物を取り扱っております。ホームページにも料金や特徴などを載せてるので、是非ご覧ください!どのような被せ物がいいかお悩みの方は是非、お気軽にお問い合わせください!
2021年09月6日
こんにちは、歯科医師の堀井です!
今回は根管治療における自費治療と保険治療の違いについての内容です。
そもそも根管治療とはどの様な時に行う処置なのでしょうか。
歯が痛い時や、歯茎がが腫れて膿が出ている時に根の治療を受けたことがあるかもしれません。
根管治療は虫歯が進行してしまった歯を抜かずに残すための治療です。
同じ根の治療でも歯の状態によって少しずつ内容が変わります。
まずは根管治療の種類を3つ紹介していきます。
抜髄
歯の中には歯髄と呼ばれる神経や血管を豊富に含む組織があります。
虫歯の進行によって歯髄に細菌感染が生じると、歯髄炎という状態になります。
歯髄は周りを硬い歯によって囲まれているため、
炎症がおこると強い痛みを感じ、また自然には治りません。
なので痛みを取り除くために、炎症が生じている歯髄を取り除く抜髄という処置を行います。
この抜髄が根管治療の一つ目です。

感染根管治療
歯髄炎の状態を放置していると、歯髄が死んでしまい、
歯の根の中に細菌やその毒素が蓄積していきます。
死んだ歯髄には血流もなく体の防衛反応も及びません。この状態を感染根管と言います。
感染根管内の様々な為害性物質は、根っこの先から体の中に流れ出し炎症を引き起こします。
根っこの先の炎症は根尖性歯周炎と呼ばれ、感染根管治療が必要となります。
また感染根管の状態で放っておくと細菌によって歯の内部や歯を支える骨が溶け、
いずれは抜歯をしなければなりません。

再根管治療
根管治療後の歯が虫歯になってしまったり、被せ物の隙間から細菌が入ってしまうことで
再び根っこの先に炎症が生じてしまった場合に再根管治療を行います。
歯髄炎も根尖性歯周炎も細菌感染によって生じます。
根管治療で大切なことは、根管内にいる細菌をできるだけ消毒すること、
新たに根管内に細菌を侵入させないことです。
そのためには根の治療をする際に、
ラバーダムと呼ばれるゴムのマスクを歯につけて治療する必要があります。
ラバーダムをした状態で、根管の拡大・清掃・洗浄を行い、
細菌を減らした状態で根管内をしっかりと封鎖し、細菌が再び侵入しないようにします。
ひと言に消毒といっても、歯髄が入っている「根管」は細かく枝分かれしていてとても複雑です。
さらに、細菌は歯の内部で10倍、100倍、1000倍と増殖していきます。

適切な根管治療をしなければ、
治すどころかあっという間に細菌が増殖してしまい、症状はさらに悪化してしまいます。
そのため根管治療の成功率は、処置する術者の技術や設備によって大きく変わってきます。
当院の自費治療ではCTやマイクロスコープなどの使用はもちろんですが、
根管治療に精通した専門のドクターが処置を行います。
CTやマイクロスコープ、ラバーダムを使い、
専門医が時間をかけて丁寧に行う根管治療の成功率は、
保険診療とは比較にならないほど成功率が高いと報告されています。
2021年08月30日
こんにちは、歯科衛生士の川嶌です!
今回はMTAセメントについて、お話しさせていただきます。
虫歯が深くなって神経にまで達している場合、治療のひとつとして「抜髄(ばつずい)」いわゆる歯の神経を取るという処置が必要になります。
しかし、歯の神経を取ると歯がもろくなったり、虫歯の再発に気づきにくいことが原因で歯の寿命が短くなったりなどのデメリットがあります。
ご自身の歯を末永く残すには、できるかぎり神経を取り除かないことが大切です。
そこで近年注目されているのが、MTAセメントを使用した歯の神経の保存治療です。
- MTAセメントとはMineral Trioxide Aggregateの頭文字をとったもので、歯科用の水硬性セメント。ケイ酸三カルシウム、ケイ酸二カルシウム、酸化ビスマス、石膏などが主な成分です。
MTAセメントは強アルカリ性(PH12)で、強い殺菌作用をもち、口腔内のように水分の多い状態でも硬化する性質を持っています。
- どんな治療に使われるの?
- 歯の中の神経にまで達した深い虫歯の場合、神経を取る治療を行わないといけなくなります。しかし歯の神経を取ると、①歯がもろくなる、②虫歯の再発に気づきにくいため結果的に抜歯が必要になってしまう、③大きく削るため歯の強度が弱くなる、などの理由により、歯の寿命が短くなる可能性が高くなります。
MTAセメントを使用した治療は、このような根管治療を回避し、できるだけご自身の歯を長持ちさせるとして、最近注目されている治療方法です。具体的には露出した神経や血管をMTAセメントで覆うことによって歯の神経を残します。
- 【MTAセメントの成分】
- 主に、ケイ酸三カルシウム、ケイ酸二カルシウム、酸化ビスマス、石膏など
- 【MTAセメントでできること】
- ⚫️殺菌作用があり、デンチンブリッジ(保護層)ができるため、歯の神経を取らなくてはならない場合でも神経を残せる可能性が高くなります。歯の根っこの中の治療、いわゆる根管治療に通常使用する水酸化カルシウムでもデンチンブリッジは形成されますが、MTAセメントのほうが良質なものができます。
- ⚫️穴が開いてしまった歯(パーフォレーション)や、ヒビが入ってしまった歯は通常抜歯する可能性が高いのですが、MTAセメントで穴やヒビを封鎖して、抜歯を回避できる場合があります。
- ⚫️根管治療(歯の根っこの治療)をしても、なかなか痛みや違和感が取れなかったり、排膿が止まらなかったりして、治癒しないことがあります。そうなると多くの場合は、抜歯せざるを得ないのですが、MTAセメントを使用することで抜歯をせずに治すことができます。
- 【MTAセメントのメリット】
- ⚫️水、組織液などで濡れている状態でも硬化する口の中は水分、組織液、血液などで湿った状態です。ほかのセメントは、通常湿った状態だと固くならなかったり、接着力が低下したりしますが、MTAセメントは濡れている状態でも硬化します。
- ⚫️強い殺菌作用をもっている
MTAセメントは強アルカリ性(PH12)で、強い殺菌作用をもっています。 通常ほとんどの細菌は、PH9.5で破壊されます。
- ⚫️生体親和性が高い
MTAセメントは体の中に入れても悪い影響の少ない、体にやさしい素材です。
- ⚫️セメントが硬化するときに膨張する
MTAセメントは硬化するときに膨張します。そのため、より緊密に患部を封鎖することが可能になります。
- ⚫️良質なデンチンブリッジ(保護層)が形成される
MTAセメントを使用すると良質なデンチンブリッジ(保護層)が形成されます。それによって患部に細菌が入り込むのを食い止める効果も期待できます。
- 【MTAセメントのデメリット】
- ⚫️変色する場合があります。
- ⚫️非常に高価です。1グラムあたりが金よりも高価になります。
- ⚫️ほとんどのケースで保険適用外となります。
- ⚫️根管内に入れた場合、固いので除去が困難になります。
- ⚫️扱い方が少しむずかしく、操作性が悪くなります。
- 抜歯前の最後の一手に! MTAセメント
- 当院では、できるかぎりご自身の歯を残すことを大切に考えています。MTAセメントを使用した治療は、歯の根っこの中(根管内)に充填すると除去が困難なため、再度根管治療をするのがむずかしくなるという欠点はありますが、それ以上にメリットがたくさんあります。どうしても根管治療で治癒しないときの最後の一手として、抜歯の前に考えていただきたい治療方法です。また、根管治療(歯の根っこの治療)をしても治癒しない場合、治療済みの歯で、歯の中に土台(ポスト)が入っていてその除去が困難な場合などに、歯根端切除術という方法で治療するケースがあります。外科的な処置になりますが、このときにMTAセメントを併用すると、予後がよいと考えられます。神経を取ると歯の寿命は短くなります。また近年はインプラントがとても進歩し、流行しています。しかし、ご自身の歯に勝るものはありません。当院では、ご自身の歯をどう残すかを考えることが重要だと思っています。
そこで新しい治療方法としてご提案したいのが、MTAセメントを使用した歯の神経の保存治療です。MTAセメントは、本来抜髄(歯の神経を取ること)や抜歯をしないといけないケースでも、抜髄や抜歯をせずに虫歯を治癒させ得る、とてもよい素材です。わMTAセメントを使うことによってご自身の歯が残せるかもしれません。当院に通院中の患者様で、MTAセメントを使用したほうがよいケースはもちろんご案内いたします。また、他院にて神経を取るしかない、抜歯してインプラントにするしかないといわれた方もお気軽にご相談ください。
また、ここでは簡潔な説明になっておりますので、わからない言葉や疑問に思ったことなど、些細なことでもどうぞお気軽にお問い合わせください(^o^)/
2021年08月22日
こんにちは!!
歯科助手・トリートメントコーディネーターの川上です。
今回は、親知らずについてお話したいと思います。
◎親知らずとは
親知らず(おやしらず)とは、大人の奥歯(大臼歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、医学的には第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。親知らずは最前方の前歯から数えて8番目にあり、永久歯(大人の歯)の中で最後に発育します。永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が10代後半から20代前半であり生えてくる時期も人それぞれであることが特徴です。時期同様、本数も人それぞれです。親に知られることなく生えてくる歯であることから、その名前の由来だとも言われています。親知らずは傾斜してまっすぐに生えてこなかったり、水平位に埋伏したりするなど、高頻度に萌出異常を起こします。親知らずが萌出異常を起こしやすい理由には、「昔の食生活が大きく関わっていると」されている。調理技術もなかったような大昔には、人間も木の実や生肉など、硬いものを中心に食べて生活していました。その為、食べ物はよく噛む必要があり、顎の骨もよく発達していた為、親知らずも正しい場所に生え、その役割を果たしていました。しかし調理技術も進歩し、柔らかいものを食べられるようになった為、人間の顎が小さくなっていってしまい、親知らずの生える場所がなくなってしまったのも原因の一つと考えられています。
親知らずは一番奥に位置するので、ブラッシングが行き届かず、虫歯になりやすい歯でもあります。
◎親知らずの生え方、種類
現在では、親知らずが正しく生えている人は3割程度で、残りの7割の人は親知らずが斜めに生えたり埋伏したりしています。
・正常
親知らず以外の歯と同じように、垂直に生えています。

・埋伏
歯茎の中に完全に埋まっている状態のです。

・半埋伏
斜めに生え出てきてしまったことで、歯茎から歯の一部が顔を出している状態のことです。

◎抜歯しないケース
親知らずが上下で正常に生えて噛み合っている場合は、特に抜く必要がありません。
親知らずが原因で不快症状が出たり、周りの歯に影響を与えるような場合は抜くことを考える必要があります。
◎抜歯した方がいいケース
・親知らずに虫歯や歯周病の進行が確認でき、腫れや痛みを繰り返している状態
・先天的な欠損や抜歯によって上下に噛み合う親知らずがない状態
・親知らずが手前の奥歯に向かって中途半端に生えている状態
横向きや斜めに生えると、歯肉が部分的に被ったままの状態になり、その部位は清掃が難しい為、不潔になり易く虫歯や歯周病、炎症のリスクを高めます。歯茎に埋まっているタイプは膿の袋を作るリスクがあります。
親知らずが原因で起きる歯肉の炎症を「智歯周囲炎」と呼びます。
それ以外にも、手前の奥歯との間に食べ物が詰まる場合や噛み合わせを悪くしている場合などの問題が見られる場合には、抜歯が必要になるケースがあります。
当院は、CTや痛みを感じにくくリラックスした状態を作り出す笑気麻酔や止血効果や傷の治りを促進するCGFという方法を使用することもできます。
親知らずが生えてきたり、困っていることがあればお気軽にご相談下さい。
2021年08月14日
皆さんこんにちは!
市川ビルさとう歯科医院 事務の青木です。
今回は舌(ベロ)のケアについてお伝えします(^^)/

いつも歯はキレイに磨いているけど舌は磨いてない…という方が意外と多いのではないでしょうか?
実は舌も汚れが溜まります。
そして磨かずにそのまま放置していると口臭の原因にもなったりしますので、歯と同様に定期的に磨く必要があります。
舌の上の汚れ 舌苔 について
舌が白く見えるのは生理的なものも含まれますが、舌苔がついていることもあります。
そもそも舌苔とは細菌や食べかすが固まって出来たものが、舌の表面に白く付着している状態の物をいいます。舌の表面は「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」という細かい突起が密集しており、凹凸構造になっています。
細かい凹凸に入った汚れはうがいだけではなかなか取りづらく、歯ブラシなどを使わないと綺麗にすることが出来ません。
舌苔ができやすい人
舌苔が溜まりやすい方の特徴は、口の中が乾きやすい人がなりやすいです。ですので、
・タバコをよく吸う
・ストレスを感じる
・口呼吸 の方は比較的舌苔がつきやすいです。
舌のお掃除の方法
舌はやみくもに磨けばよいというわけではありません。
力いっぱい磨いてしまうと、下の表面が傷ついてしまい更に舌苔を増やす原因となってしまいます。
専用のブラシ(薬局などで販売しております)で奥から手前にかけて、優しくなでるように磨いていきます。
舌苔はすぐに取れるわけではないので、定期的に磨いてあげることでだんだんと取れていくかと思います。
磨いても取れない、口臭が気になるなどございましたら一度かかりつけの歯科医院などで相談してください。
当院では口臭を原因から解析し、しっかりとアプローチを行っております。お気軽にご相談ください。
2021年08月9日
おはようございます。
保育士の片岡です。
今日はホワイトニングについてご紹介したいと思います!!
ホワイトニングとは・・・
歯を削らずに漂白剤(主に過酸化水素)で化学的に白くするブリーチあるいはブリーチング(漂白)のことを指します。
変色した歯を白くする手段の1つです。
ホワイトニングには、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」があります。
〈オフィスホワイトニングとは・・・〉
専用の薬剤とライトを使って、歯科医院で行うホワイトニングです。
自宅でおこなうホワイトニングよりも高濃度の、ジェルやペースト状といったホワイトニング剤(主に過酸化水素や過酸化尿素)を使用します。
そのため、1回の施術でも効果が出やすいといった特徴があります。

(手順)
1.ブラシでの歯面清掃
2.歯の色の確認
3.開口器、マスクの装着
4.歯肉保護材塗布
5.ホワイトニング材塗布
6.光を照射
7.ホワイトニング材の除去
★5~7を数回繰り返します
※薬液により異なります
虫歯や歯石、着色などが見られる場合、オフィスホワイトニングを実施する前に治療や除去が必要になることがあります。
(メリット)
・高濃度のホワイトニング剤と特殊な光線を使用
すため、1回の施術でホワイトニング効果が得られることが多いです
セルフホワイトニングではできない白さを手に入れられます
・歯科科衛生士が施術してくれるため、ムラになる心配がほとんどありません
・施術中にしみるといった症状が出ても、対応する処置を施してもらえます
・事前に虫歯のチェックをすることで、自分では気づかなかった虫歯の早期発見や治療につながることがあります
・事前に歯石の除去をすることで、口内環境の改善や歯周病の予防効果が期待できます
(デメリット)
・自由診療(全額自己負担)のため、ホームホワイトニングと比べて費用が高くなることが多いです
・使用するホワイトニング剤の濃度が高いため、人によってはしみるといった症状が出ることがあります
・事前に虫歯の治療や歯石の除去を済ませなければならないことがあるため、希望するタイミングで施術を受けられないことがあります
・短期間で白い歯を手に入れられるが、後戻りも早い場合があります
〈ホームホワイトニングとは・・・〉
自宅でおこなうホワイトニングです。
専用のマウスピースにホワイトニング剤を流し込み、歯に装着します。
装着時間は、使用する薬剤の濃度や種類によって異なります。
装着時間を守らないと期待したような白さにならないため、患者さん自身で時間を管理する必要があります。

(メリット)
・自宅で簡単にホワイトニングができます
・自分の好きな時に、好きなペースで歯を白くすることができます
・マウスピースは繰り返し使用が可能です
・ホワイトニング後に専用のケースに保管しておけば、いつでも再度、始めることができます
(デメリット)
・白くなるまでに時間がかかる場合があります
・ホワイトニングの薬剤はかなり濃度が低いため、神経のない歯などは、健全歯に比べ、時間がかかることがあります
・ホワイトニング期間中は食べ物や飲み物に注意が必要です
〈デュアルホワイトニングとは・・・〉
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行しておこなうことを、デュアルホワイトニングといいます。
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングをそれぞれ単独でおこなうよりも、高いホワイトニング効果が期待できます。
ホワイトニングは1度行うと永遠に白いというわけではありません。
白さをキープしたい方は定期的に行うことをおすすめします。
ホワイトニングに興味がある方、やりたい方はお気軽にお声がけください。