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姿勢には足の指が関係してる!?〜ひろのば体操〜/船橋

2018年05月19日

こんにちは(^-^)/
歯科助手の川上です。
突然ですが、肩こりや腰痛・膝痛などの痛みを感じた事がある方は多いのではないでしょうか?
身体の不調の主な原因は「姿勢不良」=身体の歪みだと言われている事をご存知ですか?
身体が歪む原因は様々ですが、その大きな原因の一つが、足の指が浮いている・曲がっている・閉じているなどの「足指の変形」です。姿勢に足の指が関係している!?と驚きましたが、立派な家も土台が歪んでいたら崩れてしまいます。人間の体も同じです。足指が変形しているということは、土台が歪んでいるということです。土台が歪んでいても、体はバランスをとってどうにか立とうとします。これが骨盤の歪みや両肩の高さ、足の長さの違いを生みます。そのまま無理にバランスをとって頑張り過ぎると、骨格は歪み、筋肉は疲労していきます。それが肩こりや腰痛・膝痛などの痛みにつながってくるのです。
足指を広げて伸ばすことで改善が期待できる症状はたくさんあります。
・外反母趾などの足指の変形
・O脚やX脚
・腰痛
・肩こり
・首こり
・膝痛
・関節リウマチ
・静脈瘤
・むくみ
・冷え症
・こむら返り
なども改善が期待できます。
また、最近の研究では、顎関節症などのあごの痛みや歯の噛合せも足指に原因があると言われています。

では、変形してしまった足指を、簡単な体操で改善する方法があります。

「みらいクリニック」フットケアセンターのセンター長で、理学療法士の湯浅慶朗先生が考案された、足指を広げて伸ばす「ひろのば体操」です。

☆やり方☆

床や椅子に座って行います。

①右手の指を左足指の間に入れる。

のせたほうの足のひざはなるべく横に倒し、腿の上にきちんと足をのせるのがポイントです。左足なら、まず左手で足首を支え、右手の指を浅く足指の間に入れます。(足指の根元に隙間がある状態)

②足指を入れた手を優しく握り、足指を甲の方に反らして5秒キープ。

手の親指で足の親指を軽く押さえます。親指が甲に対し90度まで曲げるのが基本です。(無理はしない事)とにかく優しく、力を入れないのがコツです。

③足指を足裏の方へ曲げて5秒キープ

曲げるというよりも、足指を優しくのばす感覚で、無理のないところまで曲げます。

以上を片方の足で5回程度行い、終わったら左右の足を組み替えて繰り返します。

これを1日1回、毎晩行う事が大切です。

お風呂から上がり、就寝前の時間が行いやすいと思います。

是非試してみて下さい☆☆☆

あいうべ体操★/船橋/フェイスライン

2018年05月13日

こんにちは!管理栄養士の杉浦です★

5月のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?

連休はあっという間に感じますね!

 

さて、今回のテーマは「あいうべ体操」です。

これ、文字で見ると違いがわかりやすいですが、実際に音で聞くと

「あいうえ体操」と聞こえるかもしれません。

「べ」です!

 

これは、福岡県開業の内科医・今井一影先生が提唱されている

「口を閉じて鼻呼吸へつなげるトレーニング」です。

このトレーニングでお口周りの筋肉を鍛えます!

 

お口周りの筋肉、普段気にする事あるでしょうか?

例をあげてみますと、実は「舌」は筋肉の塊です!

舌には正常な位置、ふさわしい位置があります。

しかし舌の位置が下がってしまっていると結果的に歯並びが悪くなる原因にもつながります。

 

普段、運動をしていないのに、久しぶりにたくさん運動すると

動きが鈍っているのを感じたり、疲れやすいと感じる事ありませんか?

お口周りの筋肉も、普段から動かしているのとそうでないのでは

「あいうべ体操」を行った時の感じ方も違うかもしれません。

 

ちなみに私自身も気が付くと口がポカンと開いている事がありました。

年齢を重ねるとフェイスラインも気になるし・・と思っていたので

あいうべ体操を実際にやってみました!(入浴時)

 

・できるだけおおげさに、声は少しでOK!

・1回4秒前後のゆっくりとした動作で!

・1日30回(3分)を目標にスタート!

・あごに痛みのある場合は「い~う~」でもOK!

やってみると・・・・意外と疲れる!!

実は、それだけ、動かしていないという事だとも思います。

3ヶ月程続けてみると、以前よりも舌の位置を気にするようになり、口を閉じようと意識できるようになったと思います。

そして顔周りも少しスッキリしてきたように感じます!

 

鼻呼吸によって改善が望めることには、以下のようなものがあげられています。

★アレルギー疾患(アトピー、喘息、花粉症、鼻炎)

★膠原病(関節リウマチ、エリテマトーデス、筋炎、シェーグレン症候群)

★うつ病、うつ状態、パニック障害、全身倦怠感

★腸疾患(胃炎、大腸炎、便秘、痔)

★歯科口腔(歯周病、ドライマウス、顎関節症、う蝕、歯列不正)

★その他(いびき、尋常性乾)高血圧、腎臓病、風邪など)

 

ぜひ、大人の方もお子様と一緒に「あいうべ体操」を行って健康な身体づくりを目指しましょう♪

参考資料:おとみんのよくばりレッスン

SPT2とは?/衛生士/船橋

2018年04月29日

こんにちは♪
歯科衛生士の川嶌です(^-^)/

今回は、歯科の専門用語について、お話させて頂きたいと思います!

みなさんは、歯周病の治療「SPT2」とは、どのような事なのかをご存じでしょうか?
SPT2とは「歯周病安定期治療」のことです。

自覚症状が少なく、知らないうちに悪化しやすい歯周病は、歯周組織(歯茎・セメント質・歯槽骨・歯根膜)に発生する疾患のことです。

歯周病は自覚症状が少ない病気で、腫れや出血、歯のぐらつきなどの症状に気付いた頃には状態が悪化し、治療に時間がかかったり、抜歯が必要となったりする深刻な病気です。

歯周病の進行度合いの一つの目安に、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)の深さがあります。
中程度~重度の歯周病の場合、適切な治療を受け一時的に病状の安定がみられたとしても、歯周ポケットが深い状態のままであることもあります。
このような場合は、歯周病の再発が懸念されるため、安定した状態を維持するために継続して行う治療「SPT(えすぴーてぃー:supportive periodontal therapy)」へ移行することもあります。

SPT2で行われる主な治療内容は、
※歯周病の誘発因子の治療
※適切なブラッシング方法と食生活の見直しなどの指導
※専用の器具を使用したプラークや歯石の除去などです。

SPT2の効果
①歯垢を除去する事でお口をすっきりさせます。
②歯がピカピカになって歯磨きでは取り切れない汚れを取る事で、細菌を再付着しにくい状態にします。
③虫歯のリスクの安定化
歯磨きでは取り切れない強固に付着している細菌(ミュースタンス菌)を取り除く事ができます。
歯面を綺麗な状態に維持することにより、ポケット内の細菌の繁殖を抑制する事ができます。
④歯周病のリスクの安定化が出来て、
歯磨きでは届かない歯周ポケットの中の細菌も取り除く事ができます。
⑤歯を強くしてくれます
フッ素ペーストでクリーニングする事でする事で、歯の質を強化することができます。

SPT2の最大の目的は歯周病菌の増加を抑制し、歯周病の進行を抑えるだけでなくお口に発生している悪玉菌を全身に散りばめないようにするためです。
お口の中の健康を獲得し、さらに全身的にも健康をGETすることができます。
美味しく自分の歯で噛むことにより、健康寿命をさらに延長することが可能となります。

歯周病の治療のためには、毎日自分でする歯磨きはもちろんですが、歯科医師や歯科衛生士のお口の健康管理のプロによるメインテナンスやケアもとても大切です

SPT2を行うために定期的に歯科を受診することは、再発の早期発見にも役立ちます。通院頻度はお口の状態によって異なりますが、およそ1~3ヶ月に一度です。

歯とお口、体の健康のためにも定期的な受診をおすすめいたしますo(^o^)o

☆かかりつけ機能強化型歯科診療所☆/地域医療/船橋

2018年04月26日

こんばんは!!
保育士と受付をやっております、片岡ですo(^o^)o
今回は、「かかりつけ機能強化型歯科診療所」についてお話したいと思います。

厚生労働省は2016年保険改定で「かかりつけ機能強化型歯科診療所(か強診)」を制定しました。
その目的は、保険の枠組みを一部拡大し、「う蝕(むし歯)や歯周病の重症化予防治療」をより広く定着させることです。
歯を失わないための定期管理(メインテナンス)を、保険診療で行うことができる専門的な歯科医院です。

一人ひとりの患者さんへ、生涯にわたり安心・安全な治療を提供することはもちろん、定期的なお口の検診や予防を図ることで患者さんの健康に寄与することができると認められた歯科医院です。

保険改定によって変わった点を、簡単にお伝えします。
一言で言うと、「う蝕(むし歯)や歯周病の重症化予防治療に対して、保険の適用が受けられやすくなった」ということです。

1点目は「エナメル質初期う蝕管理」です。
これまでは、フッ素塗布を保険でおこなおうとすると、3カ月以上の期間を空ける必要がありました。
新制度では、毎月の塗布が可能となっています。
2点目は「歯周病の安定期治療の新基準」です。
こちらも同様に、検査・歯石取り・歯面清掃などが毎月、保険を使って受けられます。
3点目は「在宅患者訪問口腔( こうくう) リハビリテーション指導管理」です。
お口の中にお悩みがあってもなかなか来院できない患者さんがいらっしゃいます。
そのような方に対し、保険の網を広げていくことで、治療の機会を提供しようというものです。

ただし、保険適用の拡大をすべての医院に認めているわけではありません。施設基準を決め、そのすべてを満たした歯科医院だけが「か強診」を名乗ることが出来ます。
もちろん、このような取り組みを、従来から引き続き実践している歯科医院もあると思います。
「か強診」の認定を受けている医院は2017年6月現在で約1割しかないのです。

かかりつけ機能強化歯科診療所は、「安全・安心が得られる医院」という部分に着目していただきたいです。

当医院は、常に患者様の為に自分用磨きに力を抜きません。今後とも成長のために日々精進していきたいと思いますので、これからも市川ビルさとう歯科医院をよろしくお願いいたしますm(_ _)m

来週は、SPT2についてのお話の予定です。

目を通していただけたら嬉しいです☆

口腔内カメラ撮影の重要性/船橋

2018年04月23日

皆さんこんにちは。

市川ビルさとう歯科医院 副院長の吉です。

最近は日中がものすごく暑いですが、夜などはとても冷え込んでいますね。

体調はいかがでしょうか。

十分にお気をつけてください。

さて、今回は口腔内カメラの重要性について説明したいと存じます。

●そもそも「口腔内カメラ」って?

口腔内とはお口の中のことです。お口の中を歯医者専用のカメラを用いて撮影していきます。(映すのは口元だけです。顔は映しません。)

此方が口腔内写真で使用する専用のカメラです。

暗いお口の中でも明るく撮影することができます。

多くの患者さんがいろいろな悩みをお持ちの状態で来院され、一つ一つをきちんと治療やメインテナンスを行って、健康なお口の環境にしていきます。しかし、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言うことわざがありますが、徐々に改善していくお口の中の状態を客観的に比較してご理解して頂くのに、レントゲン写真は当然のことながら、口腔内写真(デジカメで撮影)も重要な資料になります。いくら文章で保存していても、歯ぐきの色や形態、歯の状態などを視覚的に再現することは不可能です。しかし、口腔内写真があれば、誰がみてもご自分の口腔状態がどのように変化したかは、一目瞭然です。写真はごまかしようがありません。

レントゲン写真・口腔内写真とも、以前の状態がどのようであったのか永続的に当医院のコンピューターに保存致しまして、いつでも御本人に提示できるシステムを整え、長期的にアドバイスできるホームドクターとしての体制を確立しております。臨床経過を真摯に見つめることは、臨床医にとって最も大切な姿勢です。

データの収集は、患者さんにとりましても、医院にとりましても、【宝物】だと思っております。

マイオブレースのアクティビティ/小児矯正/船橋

2018年04月15日

こんにちは( ̄ー ̄)

管理栄養士・事務長の青木です。

4月から新学期が始まり、皆さんはもう新しい環境、体制に慣れましたでしょうか?

体調を崩しやすい季節でもありますので体調管理もしっかりされてくださいね。

さて、今回はマイオブレースのアクティビティについてお話致します。

そもそも「マイオブレース」とは

マイオブレースとはオーストラリアで発案されたハリガネなどを使わずにお口周りの筋肉、舌の正しい使い方を習得し、正しい「機能」を獲得することを目的としています。その過程で歯並びも正しくなるとされています。

最近になって研究が進み、歯並びが悪くなる原因には、お口の筋肉の機能の低下が挙げられることが分かってきました。 口呼吸をしていたり、舌が異常な位置にあったり、間違った飲み込み方をしていたりすると、お口の筋肉が正常に発達せず、歯並びや顔の発達にまで影響を与えるというのです。

特徴として「後戻りがしにくい」「ハリガネを使わない」「歯を抜かなくても矯正できる(すべての方に適応されるわけではありません)」などがあります。

 

さて、ハリガネを使わずにどのように矯正を行うのかというと、「マウスピース」と「アクティビティ」と呼ばれるトレーニングを行い、歯並びを改善していきます。

今回はそのアクティビティに焦点を当てて説明したいと思います。( ̄ー ̄)

 

アクティビティは専用の動画を見ながら訓練を行っていきます。

画像のような愉快なキャラクター達と1つずつ機能を獲得するためのトレーニングを行っていきます。

指導には講習会やセミナーに参加し専門的な知識を持った歯科医師、歯科衛生士が行います。

また、アニメーションの中では「正しい機能を得るために必要な栄養素」なども詳しく説明してくれます。

正しい食習慣を小さいうちから身に付けることでお口周りの機能だけでなく、健康的な体を手にすることもできます。

マイオブレースのことについてもっと知りたい、などのご要望がございましたら、一度当院にお越しください。

 

健康的で正しいお口の中の環境は親が子どもにできる最高のプレゼントです。( ̄▽ ̄)

舌について/歯医者/船橋

2018年04月5日

こんにちは!
受付・保育士の草間です(^_^)

前回までのブログで、お子様の正しい呼吸や嚥下、姿勢などが歯並びの改善へつながるというお話をしてきました。
今回は、舌についてお話したいと思います。

◇舌の役割

①味覚
舌の表面には味覚を感じるセンサー「味蕾(みらい)」があります。味蕾は舌だけでなく、上あごや頬の内側にも分布していますが、その大部分は舌が占めているので、主に舌で味を感じることができます。

②咀嚼、嚥下
食べた物が喉から食道・胃へ送り込まれること、飲み下すことを嚥下といいます。そのなかで舌は口の中にある食べ物を上手に食道に送り込む、重要な働きをしています。
また、効率的に奥歯で噛むために、歯と歯の間に食べ物を運んだり、食べ物と唾液を混ぜ合わせたりするのも舌の役割です。舌の機能が落ちると、食べ物が上手に食べられなくなるのはこのためです。

③発音
私たちは口を動かすと自然に言葉が発せられているような気がしますが、実はここでも舌の働きが肝心です。言葉が口から出てくるのは、声帯から発せられる振動した空気を、口腔内で共鳴させて音にさせているからなのです。
このとき共鳴をうまく形づくるのが舌。舌が上手に動かないと、言葉がうまく出せないようになってしまいます。

この3つの代表的な舌の働きを見ても、どれも私たちが生きる上で大切な役割を果たしていることが分かります。

◇舌の構造

 

口の床(下顎底)にあたるところにある、筋性の器官が舌です。
舌の表面は4つの舌乳頭と、歯茎と同じ丈夫な角化歯肉で出来ています。舌は主に筋からできています。この筋は2つに大別され、舌の形を変える筋群(内舌筋(ないぜつきん))と舌を前後左右に動かす筋群(外舌筋)からできています(舌下神経支配)。
とくに、舌根(ぜっこん)の外舌筋が骨につながっていますが、逆に先端側はどこにもつながっていないために自由に動かし、舌自体の形を自由に変えたりすることができます。

べーっと出して見えているのは舌のほんの一部。見えていない部分は口腔内の筋肉、顔や首の筋肉はもちろん、咽頭や食道などと直接つながり、骨格とも密接につながっています。つまり舌は全身とかかわり合っている、意外にも大きな臓器といえます。

◇嚥下時の正しい舌の動きとは

飲み込む時に舌を前に突き出したり、口の周りにグッと力が入る飲み込み方(逆嚥下)は間違った嚥下です。
舌や唇にはとても強い力があります。
間違った嚥下を毎日繰り返すことで歯並びにも影響が出てきます。
正しい嚥下とは、舌が上顎に吸い上がったまま口を閉じ、口の周りの筋肉が動かない飲み込み方です。

◇正しい舌の位置とは

 

リラックスしている時の正しい舌の位置は上あごです。舌を出して、戻ったところが本当の舌の位置。この位置を、スポットと言います。


思ったより後のはずです。舌の先が、前歯の裏に当たっていたり、舌の両側に歯型がついていたりする方は、 舌の位置が低下しているということです。
間違った舌の位置は、口呼吸や逆嚥下を起こしてしまいます。

皆さんの舌の位置はどこにありますか?
ぜひ確認してみてくださいね!

呼吸について(’-’*)♪

2018年03月11日

こんにちは!歯科衛生士の川嶌です(^-^)/

まだ寒い日もありますが、少しずつ寒さが和らいできましたね⭐

今回は『呼吸』について、
呼吸の中でも、歯科に関係がある『口呼吸』『鼻呼吸』のお話をしたいと思います!

気がつくと、口をあけっぱなし。口だけでハアハアと息をしていた・・・
そんなことはないでしょうか。「呼吸は鼻で」実はコレが正しい呼吸の大前提なのです。

私たちは普段、無意識に息をしています。しかし、呼吸とは生きている間、絶え間なく続けるものです。
人は一生の間に、なんと6~7億回も息をすると言われています。呼吸の仕方ひとつで、心身の健康は大きく左右されるのも道理です。
「たかが呼吸」と侮らず、ぜひ正しい方法を身につけて、元気度をアップしてみましょう!

※口呼吸が危険な理由とは?
鼻呼吸と口呼吸の違い

鼻水は1日に約1ℓも分泌されています。そのうち約7割は、鼻を通る空気を加湿するのに利用されます。鼻水が取り込んだ空気に湿り気を与えることで、体内に入る空気の湿度は90%以上に高められます。しかし口呼吸では、これほど湿度を上げることができません。鼻呼吸の場合より口呼吸のほうが口腔内を乾燥させてしまいます。

口腔内が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなり、歯肉炎や虫歯、口臭がきつくなりやすくなるとも言われています。

鼻は、空気をきれいにする働きも持っています。まず、ホコリなどが体内に侵入するのを防ぐのが鼻毛です。そして鼻粘膜に生えている微細な線毛と粘液層が、細菌やウイルスなどを捕獲します。鼻から入った空気はこれら異物の多くが除去され、空気清浄器から放出された空気のような状態になっているのです。

また、粘液には抗体があるため、細菌やウイルスが粘膜の細胞に付着したり侵入するのを防ぎます。風邪やインフルエンザは、病原体が細胞内や粘膜で増殖することで発症しますので、鼻から入った空気は、口から入る空気より、感染症にかかるリスクが少なくなるのです。

鼻から呼吸することで、空気が温められます。その温度は35~37度にもなります。口呼吸ではここまで温められることがなく、冷たいまま肺に届けられてしまいます。すると、肺の免疫力が低下するリスクにつながったり、肺にかかる負担が大きくなってしまいます。

このように、鼻は加湿器、空気清浄器、エアコンの3台を合わせた機能を持っています。だから、健康のためには鼻呼吸が重要なのです。

鼻の穴の奥にある鼻粘膜には、細かい繊毛がじゅうたんのようにびっしり生えていて、そこからつねに粘液を分泌し、外界から入ってくる異物を排除してくれるます。
ところがこれが口だと、そうはいきません。排気ガスやホコリ、ちりなどがいくらでも肺に吸い込まれてしまい、結果的に風邪、肺炎ばかりでなく、健康状態によっては深刻な疾患も引き起こしかねないのです。

さらに、免疫力が低下し、アレルギー症状が起こることもあります。
アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などは、口呼吸が一因となっているケースも少なくありません。

※子どもの口呼吸のリスク
子どものころから口呼吸が当たり前になってしまっていると、さまざまな心配ごとが出てきます。
起きているときに口呼吸が癖になっていると、睡眠中にも口呼吸をしがちになります。空気が乾燥する冬の時期には、睡眠中の口呼吸によって咽頭内が乾燥し、朝起きてからのどの痛みを訴える子どもが増え、病院を受診することが多いといいます。こういった症状の場合は、普段の呼吸を鼻呼吸に戻すだけで、再び通院する必要のないケースもあるようです。

口呼吸の場合、歯列や咬合が正常でなくなることがあります。口呼吸で口を開けている時間が長くなるために、口輪筋による前歯の舌側への作用が弱くなり、歯がくちびる側へ傾斜するようになります。これは乳歯だけでなく、永久歯でも起こります。
また、口呼吸をしていると咀嚼機能が低下します。そのため嚥下障害や消化障害も引き起こしかねません。また、咀嚼しているときにくちびるが開いているため、音を立てて食事をするというマナー上の問題もあります。給食中にクチャクチャ音を立てて食べていると、同級生からの視線がどんなものか、親でなくても心配になってしまいます。

口呼吸が当たり前になってしまうと、常にくちびるが開き気味になってしまいます。すると、周囲の人から集中力が欠けているように見られたり、やる気がなさそうな印象を持たれてしまうという危険性もあります。
子どものころから口呼吸が習慣化してしまうと、必要性のない病院通いをしなければならない場合があります。また、学校生活にも悪影響を与えます。さまざまな弊害から子どもを守るため、いち早く鼻呼吸の習慣を取り戻させてあげましょう。

皆さんは口呼吸をしてはいないでしょうか?
下のチェック項目で3つ以上当てはまると、口呼吸の可能性大です!

当院では、今後、呼吸改善に特化したプログラムに取り組んで行く予定です!

ご興味がある方は、是非、お尋ね下さい(^^)d

MRC矯正について

2018年03月4日

  • こんにちは衛生士の大熊です。今日は抜かない矯正MRCについてお話したいと思います☆MRC(Myofunctional Research Co.)とはトレーナーというマウスピース型の矯正装置を使用して歯並びを整えます。同時に顎の周りの筋肉トレーニングをして、子供たちの乱れた歯並びを早期に治療出来ます。

4人に3人の子供たちに歯列不正

4人に3人の子供たちに歯列不正と顎の発育の問題があります。
なぜ、そんなにたくさんの子供たちが歯列不正を抱えているのでしょうか?

歯列不正の原因は口呼吸や異常嚥下等による口の周りの筋肉の間違った使い方です。必ずしも遺伝とは限りません。

通常、歯列不正と顎の発育の不調和は、大きな歯と小さな顎のアンバランスによるもので、遺伝的な問題があるとの理由から治療を先延ばしにされることが多く見うけられます。またそればかりでなく、抜歯の可能性も増えてしまいます。
しかし、最近の研究では筋肉の機能の不正として知られている口呼吸・舌の癖・異常嚥下が顎の発育不良の真の原因として明らかになっています。

つまりアレルギーや喘息、長期間の指しゃぶり、哺乳瓶やおしゃぶりの使用、態癖、姿勢による結果として歯列不正が生まれます。このように頬や舌、唇を含めたすべての筋肉の使い方は歯や顔の発育にとても大きな影響を与えます。

ブラケットをつけることや抜歯だけが矯正治療の手段ではありません。

一般的に永久歯が萌出する6~8歳頃、歯列不正に気づくことが多いと思いますが、多くの歯科医はすべての永久歯が萌出し、顎の発育が終了するまで治療を待つことをすすめます。
そして、その結果ブラケット治療や小さな顎に大きな歯が萌えるスペースが足りないとの理由で抜歯の選択が増えてしまいます。
しかし、それだけが矯正治療の手段ではありません。

筋機能訓練を取り入れた矯正治療

トレーナーは入れているだけでは治りません!
筋機能トレーニングが大切です!

子供たちの口の筋機能習癖改善のために、トレーナーの装着と口腔周囲筋のトレーニングを行っています。トレーナーは歯を動かすためのものではありません。改善された筋肉がきれいな歯並びを作っていくのです。
トレーニングによる好ましい結果として、良好な顔の発育と遺伝発生的な全可能性を達成することができます。(つまり本来、誰でもきれいな歯並びになる遺伝子をもって生まれてきているのです。)
その他にも口腔周囲筋の機能の改善は、正しい呼吸をすることを可能にし、姿勢やアレルギーの問題を解決してくれます。
早期に始めるほど子供たちは生涯に渡り、正しい口の筋機能習慣を身につけ、顎の成長ときれいな歯並び、顔の好ましい発育を得ることができるばかりでなく、正しい呼吸により病気にかかりにくい強い身体をつくることができるのです。

トレーナーはどのように働くの?

トレーナーはどのように働くの?トレーナーは正しい舌の位置や、飲み込み方を習得するだけでなく鼻呼吸ができるように教えることができます。その結果改善された筋肉により、歯と顎の矯正を可能にしてくれます。自分の筋肉で歯や顎を矯正する装置です。

決して、トレーナーそのものが歯を動かし並べていくものではありません。改善された舌や頬の筋肉の機能は、歯をきれいに並べるだけではなく、顔面の正しい発育を誘導し、好ましい顔ぼうが得られます。さらに、抜歯やブラケット治療の必要性も減少させることができるのです。

なぜなら自分の筋肉が歯並びをきれいにしてくれます。

トレーナーを入れているだけでは治りません。
トレーニングされた自分の筋肉が歯並びを整えます。

正常な歯並びと悪い歯並び

トレーナーは治療の一部として最も重要ですが、すべてではありません。
トレーナーの働きを助けるものとして、舌、口、呼吸のトレーニングがあります。毎日のトレーナー装着時に実行することによって良好な治療結果を実現します。
このトレーニングは、勉強やスポーツ、ピアノのレッスンのように結果を得るためには毎日実行するという責任と粘り強さが要求されます。今までの悪い習癖を完璧になくすことによって、よりよい発育と安定した結果が得られます。
わかりやすいトレーニングのステップを楽しみながら実行することにより予想以上の結果が得られるばかりでなく、この時期に根気強さを身につけ何かをやり遂げることはとても大切なことだと私たちは考えています。

質問や相談がありましたらお気軽に声をかけてください(*^^*)

CTの有用性

2018年03月3日

こんにちは!
受付・保育士の草間です(^_^)

今回は、CTの有用性についてお話したいと思います。

◇まず、CTとは?

CTとは、コンピューター断層撮影法(Computed Tomography)の略で、レントゲン撮影のデータをコンピューターで処理、画像再構成を行い、立体的(三次元)に骨の状態や神経の位置を把握できる特殊な撮影装置です。

従来のレントゲン画像は、一方向からの影絵のようなものでした。しかし、歯科用CTを用いることで、歯や顎の骨を三次元的に画像化することで立体的に捉えることができるようになり、従来の二次元的レントゲン画像では重なってしまってはっきりと見ることができなかった部分も、見分けることができます。
また、顎の骨の厚みや細部の凹凸などを立体的に捉えることもできます。そのため従来のレントゲン画像では分からなかった病巣や歯・骨の状態などを様々な角度から見ることができ、より多くの詳細な情報をもとに、より正確な診断を行うことが可能になりました。

◇CTとレントゲンの違いは?

いずれも目に見えない内部組織を撮影するということは同じですが、目的や得意な分野、被曝量、費用など、様々な違いがあります。
レントゲンは平面的に写るので縦方向の疾病や症状は見ることができますが、水平方向の疾病や症状はどの程度なのかを把握することができません。水平方向の状態はすべて重なって撮影されますので、色の濃淡で前方にあるのか後方にあるのかを判断します。
一方、CTは立体的に撮影するので、病巣の位置や骨の内部、歯と顎の関係などすべてが手に取るように分かります。レントゲンを読み解くにはかなりの臨床経験を積む必要がありますが、CTは患者さんの目から見ても分かりやすい画像で表示されます。
歯科医院では、検査を始める前や治療を開始する前に、全体像を把握するためにレントゲンを撮影します。レントゲン撮影をしたうえで、どうしてもCT画像が必要なときだけ、CTを撮影することになります。
通常の虫歯治療や噛み合わせの確認などではレントゲンだけを用います。ですが、人工歯根を外科的に埋めていくインプラントを実施する前の術前診断や歯槽骨欠損部の正確な把握、根管治療における診断、抜歯時に歯根が折れてしまったときの診断などにおいては、縦方向だけでなく水平方向も正確に判断できるCTを用います。また、顎関節に異常が見られるときや顎関節の外科的手術が必要なときなども、CT撮影を実施することがあります。

◇CTの有用性

レントゲンでは全体像や漠然とした形だけしか分かりませんが、CTを用いると今まで突き止められなかった病気の正体などが分かることもあります。

1.インプラントの術前検査
当院ではインプラント治療の前に、CTデータによるシミュレーションを行います。今までは歯ぐきを切開してみなければ分らなかったことが、手術前にすべて分かってしまうことが特徴です。骨の厚さや血管の位置などが事前に分かることで、手術前に様々なシミュレーションが可能になります。どの部分にどのサイズのインプラントを埋入するのか、血管・神経を避けるにはどの部分に埋入するのが適切かなどを把握することができます。
以前までのインプラント手術は、歯科医師の経験や勘に頼った部分が多くありました。
しかし、CTを上手に活用することで、「経験や勘」といったあいまいなものに頼るのではなく、寸分の狂いのない「データ」に基づいた手術が可能となり、安全性・正確性が格段に向上することになっています。これにより万全の態勢で本番のオペに臨むことができるようになっています。
インプラントを入れるときは、どの程度の太さでどの程度の長さの人工歯根が適切かを判断することが重要になります。レントゲンだけでは歯ぐき上部から神経までの距離や顎の骨の厚みなどを正確に測ることができないので、歯科用CTを用いて正確に検査をします。

2.歯根破折
歯根破折とは、歯根部が割れたりひびが入ったりすることです。割れた部分がレントゲンに写れば良いのですが、水平方向にひびが入っているときなどはレントゲンで確認することができません。だからといって、歯ぐきを切開して確認するのは大変です。そのようなときにはCTが威力を発揮します。どのような方向に亀裂やひびが入っていても、CTなら詳しく撮影することができるのです。

3.副鼻腔炎
上顎の歯根部付近に広がる空洞が副鼻腔です。この部分に炎症が起こると、歯の痛みなのか副鼻腔炎なのか判別することが難しくなります。レントゲンでは空洞にしか写らないので炎症の正体を突き止めることはできませんが、CTなら炎症部分を確認し、副鼻腔炎の治療を開始することができます。

4.歯根部の膿
歯根の先端に膿が詰まっていると、歯ぐきの腫れや痛みの原因になります。下の歯の歯根部に膿が詰まっているときはレントゲンでも確認しやすいのですが、上の歯の歯根部には他の組織も重なって写っているので、膿部分をレントゲンで確認することは難しくなります。ですが、歯科用CTなら、下も上も簡単に膿を特定することができます。痛みの箇所が分かりにくいときは、CTが頼りになるのです。

5.根管治療
歯の神経を抜いて根管治療をするときも、歯科用CTを用いることで痛みの再発を防ぐことができます。歯の根は複雑な形をしていることも多く、1本だけのこともありますが2~4本に分かれていることもあるので、破片が残らないように丁寧に抜き、空洞部分に薬剤を詰めていかなくてはなりません。
ですが、手の感触だけに頼っていると、歯の破片が残ったり薬剤を詰め忘れたりすることがあります。薬剤がしっかりと詰まっていないと細菌が繁殖し、再度、痛みや腫れを引き起こしてしまいかねません。目や手の感触だけでは分からない部分を正確に知るためにも、歯科用CTの撮影が必要になるのです。

6.親知らずの抜歯前検査
親知らずならすべて抜いてしまっても良いというわけではありません。特に下の親知らずの根周辺には神経や血管が入っている下顎管がありますので、抜歯によって下顎管が傷つくと想定されるときは抜歯以外の治療を考えなくてはいけません。
レントゲンでも下顎管の位置をある程度特定することができますが、親知らずの根に近いかどうかを正確に知るためにはCT撮影も実施するほうがより正確な判断ができるでしょう。

7.過剰歯の測定
過剰歯とは、永久歯が普通以上の本数があることです。そのまま生えてしまうと、歯並びが悪くなったり、必要な歯が生えて来られなくなったり、歯ぐきの横側や内側などの正常でない場所から生えてしまったりすることにもなります。
その場合は、歯ぐきの内部にある時点で抜歯するのが良いのですが、レントゲンでは正確な位置をとらえることが難しく、不必要な部分まで切開することにもなりかねません。歯科用CTを使って過剰歯の正確な位置をとらえ、歯ぐきを切開する部分を最小限にして過剰歯の抜歯を実施します。

◇当院では

当院では、歯科用CT「ベラビュー エポックス(Veraviewepocs)」を導入しております。
高解像度での撮影が可能で、コントラストや濃度など鮮明な画像を得るために重要な複数の条件を自動でコントロールします。さらに、短時間に少ないX線照射線量で撮影するため、患者さんへの負担を最小限に抑えることができます。

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