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入れ歯ってどうやって作るの?

2023年01月14日

こんにちは!歯科技工士の関です

この度、初めてブログを担当します

よろしくお願い致します!

前回の銀歯に続き今回は「入れ歯」がどのように作られていくのかをお話していきたいと思います。

まず入れ歯とは何かについて話していきます!

◎入れ歯とは、人工の義歯を用いて、歯を失った部分を補う治療方法です。

種類としては大きく2種類に分けられます。

◎部分入れ歯

このように歯が残っている場合、クラスプと呼ばれる金属のとめがねで引っ掛けて支えます。

◎総入れ歯

このように、歯が全部なくなってしまった場合、粘膜でこの義歯全体を支えます。

入れ歯のメリット・デメリット

メリット

・治療を短期間で行うことが出来る!

・保険が適用できるので、価格を抑えられる!

デメリット

・クラスプと呼ばれる留め具を掛けた歯に負担がかかり、痛めてしまうことがある。

・総入れ歯の場合、口全体を覆ってしまうので、食べ物の味や温度が分かりにくくなる。

・噛む力が、天然の歯に比べて、やや劣る。

・入れ歯が合わないと、痛かったり、噛めなかったりする。

それぞれの特徴が少し理解出来たところで本題の作り方に触れていきたいと思います!

◎入れ歯の作り方

①(印象)型取り

入れ歯を作製するために既存のトレーを用いて型取りを行います。

既存のトレーを使用する場合が多いですが、

既存のトレーが合わない場合は、一人一人に合ったトレーを作製します。

ここに石膏を注いで模型を作製します。

②(咬合採得)噛み合わせを取る

型取りした模型を元に作られた咬合床を用いて噛み合わせを取り、噛む位置と高さを決めていきます。

③(試適)仮合わせ

この段階でろうで出来た入れ歯に人工歯が並んだ状態になります。

作製途中の入れ歯の適合を確認するので、

実際に患者さんに入れ歯をはめてもらって、

噛み合わせや見た目に問題がないかを確認します。

④完成

最終的に調整、研磨し出来上がった入れ歯を装着します。

装着時にも噛み合わせに問題は無いか、当たって痛みがないか等を再度確認し、調整します。

調整

新しい入れ歯が患者様のお口に合うのは時間がかかります。

入れ歯が完成したあとも使用しながら生活しているとやっぱり合わない、痛みがあるなどの問題が出てくる場合もありますので調整を行っていきます。

以上が入れ歯作製の基本の流れになります。

入れ歯が完成したあとも、定期的なメンテナンスはとても大事になります。

また、入れ歯のお手入れ、歯磨きを行い、入れ歯と、お口を清潔に保って下さい。

入れ歯作製についてお悩みのことがありましたら是非ご相談下さい!

銀歯ってどうやって作るの?

2023年01月7日

こんにちは!歯科医師の津田です!
あけましておめでとうございます🎍
今年もよろしくお願い致します。

みなさんお口の中に銀歯は入っていますか?
2023年一発目の今回は保険診療の銀歯がどうやってできるのかお話ししていきます!

まず銀歯とは金属の被せ物です。歯の病気で治療が行われたあとに失った歯質を補うものになります。当院での銀歯は主に銀またはチタンで作ったものを使用してます。

銀歯の作り方をご紹介していきます。

歯科医師が歯の形を被せ物が入る形に削った後、 
①印象採得
粘土のような材料で型をとります。
噛み合わせをみるため上下どちらもとります。

②石膏模型製作
型をとったらそこに石膏を流して模型を作ります。


③模型製作
歯科技工士さんに送って模型を銀歯が作れるように模型を細工し、咬合器に模型を装着して噛み合わせを再現します。 


 

④ワックスアップ
銀歯が入るところの模型にワックスで歯の形を作っていきます。
噛み合わせなどもあわせていきます。



⑤ワックスを金属に置き換える
金属を流し入れる鋳型を作ります。まずワックスに金属を流し込む通り道をつけます。
筒にワックスを入れて石膏を流し入れて鋳型を作ります。

これを電気炉に入れて高温でワックスを溶かします。溶けた空間に金属を流し入れます。

そしてしばらくして固まった金属を取り出します。

⑥金属の処理
金属に表面処理を行います。
あとは研磨をしてピカピカにします。
そして模型上で噛み合わせなど確認します。



こうして労力と時間をかけてできた銀歯が患者様のお口の中に入ってくることになります✨
金属は割れづらく歯の細かい形態も再現される面ではいいのですが、見た目が銀なのと汚れがつきやすかったりします。
メリットデメリットを踏まえた上で保険診療で銀歯を被せるか選択していただければと思います!

技工士・院内の歯科技工士について

2022年12月26日

こんにちは!
歯科助手の若生です。

今年も残すところあと5日となりましたが、皆さんにとってどんな1年になりましたか?

今回は技工士・院内の歯科技工士についてお話ししていきます!


○技工士とは

歯科医師の指示書にしたがって、入れ歯、歯の被せ物、歯の詰め物、矯正装置などの作成や加工、修理を行う、国家資格を有する職業です。


○歯科技工士が作成する主なもの

①クラウン(歯の被せ物)

一般に「銀歯」と呼ばれているものです。歯全体に人工の冠(クラウン)をかぶせ、歯の形や機能を回復します。

②ブリッジ

歯の無いところに歯の形と機能を回復するために、残っている近くの歯に橋脚の役割を求め、橋(ブリッジ)のようにつなぐものです。

③総義歯(入れ歯)

歯が1本も無くなった場合の入れ歯です。

④局部義歯(部分入れ歯)

失われた歯の部分の機能を回復するため、残っている歯や顎などを支えに、歯の形と機能を回復する入れ歯です。

③インプラント

顎の骨に支柱を植え、それを支えに歯の形と機能を回復するものです。

④矯正装置

歯並びや顎の位置がずれている場合に、適切な位置にするための装置です。取り外しができるものや、歯に直接取り付けるものなどがあります。

⑤マウスガード

スポーツをする際に、口の中の怪我を防止するために装着するものです。

⑥エピテーゼ

エピテーゼとは、生まれつき、または病気や事故によって失われた顔や体の一部を、人工の材料を使って形態などを補う方法です。
保険適用されるエピテーゼの製作には歯科技工士も活躍しています。

歯科技工士には、高度な精密技工技術とともに、患者さん1人1人の異なる歯の色や形を把握する繊細な審美感覚が求められます。


次に、院内の歯科技工士を紹介します!

現在院内には、関悠真さんと今井史織さんが在籍しており、小児矯正の技工物と、セラミック(インレー・アンレー・クラウン)を作成しています。

歯科技工士の2人から皆さんに一言!

関さん
「まだまだ未熟ですが練習を重ね、皆さんが笑顔になれるような適合の良い技工物を製作できるよう頑張ります!」

今井さん
「お口の健康を保てるように、患者様に合ったより良い技工物を作ります!よろしくお願いします!」


歯科技工士が技工物を作ることで、
患者さんは食べ物をしっかり噛んで食べられるようになったり、見た目がきれいになったりします。

歯科技工士の仕事は患者さんと直接関わることはあまりないため、歯科技工士の存在を知らない方も多いと思いますが、歯科治療を行う上でなくてはならない大切な職業です。

「昔作った被せ物が欠けてしまった」など何か困ったことがあれば、ぜひ気軽にご相談してください!

歯科のレントゲンと日常の被ばく線量について

2022年12月21日

こんにちは!保育士の盛松です📛

最近はとても寒い日が続いておりますが皆さん体調はいかがでしょうか?

今回は前回に引き続き歯科のレントゲンと日常の被ばく線量についてお話ししていきます!

歯科で正確な検査をしていくためには欠かせないレントゲン撮影やCTですが、やはり放射線による被ばくについての心配や不安もある方は多いのではないでしょうか?また放射線は目に見えないものなので自分がどれだけ放射線を浴びているのか不安になる方もいると思います。

では、比較的よく撮るパノラマ(お口全体が撮影可能の大きい写真)とデンタル(お口の中の部分的なレントゲン撮影)はどのくらいの放射線量なのでしょうか?

デンタル10.01mSv

パノラマ10.03mSv

私たちの体に健康被害を与える被ばく量数値は100mSv以上と言われています。

その為、歯科においてのレントゲン撮影の被ばく線量はとても微量なので健康被害はありません。

日常生活でも被ばくしてるの??

IMG_9451.png

実は普段の日常生活でも色んなところで被ばくをしています。

日常生活で被ばくしている自然放射線は1人あたり

日本平均2.1mSv

世界平均2.4mSv

ではどんな所で被ばくしてるのか??

それは、普段私たちが何気なく食べている食物や大地から微量ではありますが被ばくしています。

食物からは0.9mSv

大地からは0.3mSvしていると言われています。

どれも健康に被害の出るような数値ではないです!日常生活での自然放射線に比べて歯科のレントゲンはさらに線量が少ない為安心して受けていただければと思います!

それでもまだ不安や心配なことがございましたらいつでも近くのスタッフにお声がけください🌼

歯科におけるレントゲン撮影とは

2022年12月12日

こんにちは☀️

歯科衛生士の田中です👧

今年もあと少しで終わりですが、みなさまいかがおすごしでしょうか

今回は、歯科におけるレントゲン撮影についてお話をさせて頂きます!

📸レントゲン撮影とは

X線撮影とも呼ばれます。

エックス線を目的の物質に照射し、透過したエックス線を写し出し可視化することで、内部の様子を見ることができる画像検査法の一つです。 歯科や医科などの医療だけではなく、空港の手荷物検査や構造物が壊れていないか等の検査にも利用されています。

基本的に硬いものが白く映り柔らかいものは黒く映るので、銀歯などの金属は真っ白に写ります。またむし歯は歯質が柔らかくなってしまうため黒く写ります。

📸レントゲンの種類と目的

①パノラマ

顎全体が撮影できるため、口腔内の全体像がある程度把握できます。

初診時はまずこのレントゲンを撮影し、口腔内全体の診断を行います。

②デンタル

パノラマよりも小さく細かい部分的な写真が撮れるため、パノラマではわからなかったむし歯や歯周病の状態等がより詳細にわかります。

③歯科用CT

日本語でいうと『コンピューター断層撮影』と言います。これまで紹介したパノラマ・デンタルは2次元でみえますが、前後に重なっている部分は重なったまま写ってきます。しかし、CTはそれを3次元でみることが出来るため、前後の重なりも関係なく確認することができます。

📸レントゲンは危ないの??

レントゲンは放射線を患部に当てて画像が出来上がります。放射線というと「人体に悪影響がある」と悪いイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。患者さんにも、「レントゲンって体に害はないの?大丈夫?」と聞かれることがあります。みなさま不安な点だと思いますので詳しく説明させて頂きます!

まず、放射線というのは自然界に元々存在します。この放射線を自然放射線と呼び、自然放射線からの被爆量は日本では年間1.mmsvですので、日本で1年生活しているだけでだれでも被爆している、ということになります。


では、デンタルやパノラマの被曝量はどのくらいでしょうか🤔

デンタルの被曝量.01mmsv

パノラマの被曝量0.03mmsvです。

デンタルは日本での生活の2日分、パノラマでも1週間分です。
また人体に悪影響が及ぶのは約100mmsvと言われています。

ちなみに、東京とニューヨーク間で飛行機に乗った場合も0.mmsvの被爆をするのですが、飛行機に乗って被曝による影響を受けたという内容は聞いた事がないと思います。

つまり、歯科のレントゲンは体に害はありませんので、今後は安心してレントゲン撮影を受けて頂ければと思います😌

もしわからないことや不安なことがあれば、気軽にスタッフにお声がけ下さい😊

診療放射線技師について

2022年12月5日

皆さんこんにちは!

歯科衛生士の沖村です☺︎

本格的に寒くなってきたので、体調など崩さないようお気をつけください☃️

皆さん、歯医者に行った際レントゲンをお撮りになったことはありますか?

今回は放射線のプロ、診療放射線技師についてお話ししていきます。

▶︎診療放射線技師とは?

病院や診療所などの医療機関において、医師の指示のもとで主に放射線を用いた検査及び治療業務、これらの業務に必要な機器やシステムの管理などを行う、国家資格を有する職業です!

▶︎業務内容はどんなことしてるの?

患者さんと直接関わる業務に

①画像検査

②核医学検査

③放射線治療

があります!

①画像検索

診療放射線技師が携わる画像検査は、単純X線撮影、乳房X線撮影、造影X線検査、骨塩定量検査、回診X線撮影、血管造影検査、XCT検査、MRI検査、超音波検査、眼底検査などがあり、ここに歯科X線検査も含まれます!

②核医学検査

ガンマ線という放射線を放出する放射性核種を標識した放射性医薬品を人体に投与し、定量測定を行ったり、血液や尿などの試料測定を行ったりする検査です。


心臓(血流・代謝・交換神経・壊死など)、脳(血流・神経受容体など)など各臓器の機能を診断する上で重要な検査です。

③放射線治療

手術や抗がん剤と同じようにがん医療に重要な治療法です。

その目的は、放射線が細胞分裂を止める作用を利用して、病巣周囲の正常組織への影響をできるだけ少なくし、病巣にできるだけ大量の放射線量を投与して治療することです。

その他にも病院内すべての放射線業務に関わるため、放射線機器や被ばくの管理なども重要な業務となります。

いかがでしたか?

目で見えない病を透かし撮る、病気の第一発見者となる職業、とてもカッコいいですね

歯科医院で放射線を使う身近なものがレントゲンです!口腔内の病気を発見できるようしっかりレントゲンをお撮りさせていただきます🦷

サホライドについて

2022年11月28日

こんにちは!

歯科助手の永木です。

今回は『サホライド』についてお話ししていきます。

サホライドとは、歯科医院で使用される初期虫歯の進行を抑える薬です。

成分はフッ素や銀などで出来ていて、保険適用で使用することが出来ます。

フッ素には、唾液による歯の修復と歯の結晶を強くする作用があります。

・一般的なフッ素入り歯磨き粉の濃度は9501450ppm

・歯科クリーニングでのフッ素剤は約9000ppm

なのに対して、

歯科治療でのサホライドは約55000ppmです。

フッ素の濃度が高ければ高いほどフッ素の効果を強く発揮します。

また、銀には殺菌力、抗菌作用が強く、初期虫歯に塗ることにより銀が吸着して虫歯の進行を止めることが出来ます。

フッ素の虫歯予防効果と銀の殺菌効果により、初期虫歯の進行を抑え、知覚過敏の軽減を期待出来るのです。

しかし、サホライドは塗布した部分が銀の吸着により黒く変色してしまうことがあるので、子供の歯の乳歯や、前から見えにくい奥歯に使われることが多いです。

初期虫歯は様々な改善策がある為、気になる方はお気軽にお声がけ下さい🦷

虫歯にならないように一緒にお口の健康を守っていきましょう!

シーラントについて

2022年11月21日

こんにちは、歯科医師の飯田です。

今回はシーラントについてお話ししていきます。
まずはこちらの画像を見てください。
ちらの図は横軸が歯の生える時期で、縦軸が歯が生え始めてからの、虫歯のなりやすさについての図になります。この図の中で曲線が二つありますが咬合面と書いてある方が歯の噛む面で隣接面と書いてある方が歯と歯の間のことを指します
咬合面は噛む面なので歯が生え始めてからの虫歯のリスクが上がります。しかし歯の生え始めはまだ歯石灰化が完了しておらず虫歯になりやすい状態です。
一方隣接面は歯と歯の間なので生え始めても隣の歯と接していないので虫歯になりにくいのです。
つまり石灰化が進んでしまえば虫歯のリスクは下がります。
そこで、シーラントはまだ石灰化が弱い状態の歯の虫歯になりやすい咬合面の溝を埋める事で石灰化が進むまでの間虫歯になりにくくするためのものになります。
図の①のようにシーラントで埋めてあげれば細菌に接触しなくなるので左にずれ②のようにシーラントがなくなってしまってもしっかり石灰化が終わっていれば虫歯リスクも下がります。
シーラントのやり方は歯を削ったりする事が無いので削る樹脂またはセメントで歯の溝を埋めます。
まず歯の表面をきれいにします。
次に歯の虫歯になりやすい溝に材料を流して固まったら終わりです。
シーラントをやる時期は子供の歯で奥歯が生えていてお口の中での治療ができる年齢になればできるようになります。
大人の歯でも生えたての奥歯は石灰化が甘いのでやる事をお勧めします。
シーラントのデメリットとしては、シーラントの下に虫歯ができた時はわかりにくいことと、剥がれてしまうことです。
シーラントをしていても日ごろの歯磨きができていないと結局虫歯になりやすくなってしまうので、患者様の虫歯ができないお手伝いをできる日をお待ちしております。

口腔筋機能療(MFT)について

2022年11月13日

みなさんこんにちは!
歯科助手の幾田です。

今回は口腔筋機能療(MFT)についてお話をしていきます。

普段、歩いているときやテレビを見ているとき、電車やバスに乗っているときなど、舌の先はどこにありますか?

「舌に正しい位置なんてあるの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、舌には正しい位置というのがあるんです。
まずは、自分の正しい下の位置を、確認しましょう!

1上あごの裏にくっついている
2上の前歯の裏にさわっている
3上と下の前歯の間で咬んでいる
4下の前歯の上にのっている
5唇の裏をさわっている

どれだったでしょうか?

正解は「1、上あごの裏にくっついている」が正しい舌の位置です!
2から5を選んだ人は、いわゆる癖、「舌癖(ぜつへき)」があります。

「舌癖」ってなあに??

たた舌癖(ぜつへき)とは、日常生活の中で、気づかないうちに歯の間から舌が出ていたり、舌を歯に押し付けているような動きをすることを指します。
舌癖(ぜつへき)は、審美的な問題だけでなく、顎骨や歯牙の機能的な咬合関係を阻害して不正咬合を誘発することもある為、歯並びや発音に大きな影響を与えるのです。
人間は一日に約1500回、無意識に飲み込む動作をしています。
舌癖のある人は、飲み込むたびに舌で歯を押していることになるので、その結果歯と歯のすき間が開いたり、上下の歯がかみ合わなくなることがあります。
また、しゃべる時もそのすき間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行などが舌たらずな発音になることもあります。
よってMFT(口腔筋機能療法)=「舌のトレーニング」を行い、正しい舌の位置や唇の状態を保ち、日常生活の中で正しい飲み込み方を習慣づけることが重要です。

MFT(口腔筋機能療法)とは、歯列を取り巻く口腔周囲筋の機能を改善する、訓練法です。つまり、歯並びに関係している舌、唇、頬などの口腔周囲筋を、正常な環境に整えることです。

口腔筋機能療法(MFT)とは?

口腔筋機能療法(Oral Myofunctional Therapy、以下MFTという)は、食べる(咀嚼)、飲む(嚥下)、発音、呼吸、舌の位置、口唇の位置などの改善を目的とした各種トレーニングを行うことにより、口腔周囲の筋肉バランスを整える療法です。
長年にわたってついた癖は、早くても半年、状態によっては2~3年以上かかることがあります。

なぜMFTを行うと良いのか?

お口の外側には唇や頬、内側には舌があります。いつも唇が開いていたり、舌が口からはみだしていたりすると、筋肉の圧力により歯が望ましくない方向に移動し、歯並びが悪くなります。

また、歯の矯正治療を行っても、筋肉からの圧力がそのままの状態だと、歯が元の位置に戻ってしまいます。

MFTは、これらを防ぐために必要な矯正治療の1つです。

歯並びが悪くなる原因には、様々な要因がありますが、大きく分けると「遺伝的要因」と「環境要因」の2つで説明されます。

口腔筋機能異常の影響
※歯列不正以外にも様々な影響を及ぼします。
・食べ物を飲み込みにくい
・顔面の筋肉を過緊張させて飲み込む
・不明瞭な発音
・口唇閉鎖不全
・口呼吸
・口腔内の乾燥による歯肉炎・着色
・床矯正装置を舌で押して外れやすくなります。
・口もとの前方突出
など

歯並びにはどんな変化が起きますか? 

筋肉の働きが正しくなるにしたがい、歯並びが自然に整ってくることが時々みられます。ただし、口腔筋機能療法は機能に対するアプローチですので、実際には形態に対するアプローチである矯正治療と並行して行う必要がありることがほとんどです。形態と機能は密接な関係があり、歯並びが悪くなる原因は筋肉の働きだけではありませんので、口腔筋機能療法のレッスンを始める前には、矯正の精密検査と筋機能検査の両方が必要です。
これらの検査の結果によっては、矯正治療と口腔筋機能療法のレッスンを組み合わせて行ったり、先にしばらくレッスンを行ってから矯正治療を行ったり、先に矯正治療によって形態を治してからレッスンを行ったりします。

 

★悪習癖は無意識に行っていることがほとんどですから、まずはそれを意識的にやめることが大切です。ただ、口腔周囲筋のバランスに問題があれば、MFTを行ってみるのも一つの方法です!

顎顔面矯正について

2022年10月31日

Happy Halloween!
みなさん、こんにちは。保育士の石野です(*^-^*)
早いもので、今日で10月も終わりですね。

さて、今回は『顎顔面矯正』についてお話したいと思います。
矯正治療と聞くと、どんなものを思い浮かべますか。ちなみに、当医院で働く以前の私の場合は、『ワイヤー矯正』や『マウスピース矯正』を思い浮かべていました。これらの矯正は歯列矯正といわれ、歯並びを整えること目的とした矯正治療です。では、顎顔面矯正とはどのような目的で行う矯正治療なのでしょうか。

顎顔面矯正とは、単に歯並びだけでなく、噛み合わせや顎関節を考慮しておこなう矯正治療です。その名の通り、『あご』の骨にアプローチする矯正方法です。顎や顔の骨、鼻腔の発育を個々の成長に合わせて意図的かつ自然な形で促し、骨格を矯正することで本来あるべき正しい噛み合わせの状態を作っていきます。その結果、きれいな歯並びを実現するというものです。

顎のサイズが小さい(=上顎骨の成長不足)ことで歯並びが悪くなる原因のひとつに、現代の食生活の変化があります。顎の成長には咀嚼が欠かせません。ところが、よく噛まなくても食べられる柔らかいものが多くなり、顎を動かす必要性が減ることで本来の骨格までに十分発達せず、小さくなってしまいます。その反面食べ物自体は栄養価が高くなっているので、大きな歯が作られます。これでは歯が生えるためのスペースが足りないため、前後にでこぼこした歯並びになってしまうのです。

また、顎のサイズが小さいということは顎の成長不足であり、本来の顎の機能を十分に果たせないことになります。例えば、上顎は鼻腔(鼻の内部、空気の通り道)とつながっているため、上顎が小さいと鼻腔が狭くなります。この空気の通り道が狭いと呼吸が難しくなり、口から空気を取り込もうと『口呼吸』になってしまいます。さらに、下顎は舌の動きに悪影響を与えるので、活舌や嚥下に支障をきたすこともあります。口呼吸や舌についてのお話は、「口腔機能発達不全症について」「鼻呼吸と口呼吸・お口ポカンについて」の回を参考にしてください。

顎顔面矯正では、歯に完全固定する『急速拡大装置』を使用します。あまり聞きなれない言葉ですよね。この装置は上の歯に固定し、ネジを回して上顎を大きく側方に拡大する役割を担っています。成長期の上顎骨は2枚の骨が合わさっていますが、まだ完全にくっついてはいません。装置のネジを回して2枚の骨が離れる方向に大きな力をかけることで隙間ができます。その後、一定期間スペースを保つと間に新生骨が形成され安定していきます。こうすることで、大きく拡大することができるのです。また、骨自体を大きく拡大するので後戻りも少ないとされています。健全な顎骨全体の成長を促すことを考えると、一般的には幼少期に行うことが多いです。

当法人の船橋こども歯科では、毎週金曜日に『歯並び相談会』を行っております。ご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください。

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午後:14:30~18:00×
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