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着色がつく原因について

2023年09月9日

9月になり、今年も残り4か月となりました。
皆さん何かやり残していることはありませんか?

こんにちは!
歯科助手の若生です!

皆さんは自分の歯の色が気になったことはありませんか?

今回は『着色がつく原因について』お話しします。

歯の着色は、歯のくすみ・黄ばみの原因になり、口元の印象を大きく左右します。

〈歯の着色の主な原因〉

①ポリフェノールを多く含む食品

コーヒー・緑茶・赤ワイン・カレー・チョコレートなどのポリフェノールを含む食べ物・飲み物は、着色の原因となります。日常的に摂取している人は注意が必要です。

②タバコに含まれているヤニ

タバコに含まれるヤニが、着色の原因になりますが、歯面だけでなく歯肉の色素沈着の原因でもあり、歯肉の黒ずみを引き起こします。

③加齢による歯の変色

加齢によりエナメル質が薄くなると、その中の象牙質の色が透けて見えてしまいます。象牙質は黄色っぽい色をしていますが、加齢によってさらに色が濃くなっていきます。
これらのことにより、象牙質の色が歯の色に影響し、歯が黄ばんだように感じてしまうのです。
加齢による歯の変色は、ホワイトニングで白くできます。汚れが原因ではないため、クリーニングでは白くできません。

④失活歯・無髄歯(神経のない歯)

進行した虫歯などにより歯の神経を取ってしまうと、徐々に黒っぽくなってしまいます。これは、歯髄を除去することによって、歯に栄養が供給されなくなってしまうことが原因です。
失活歯を白くする場合も、加齢による変色と同様、歯を内側から白くする必要があります。ホワイトニングのほか、クラウン治療で白くする場合もあります。

〈歯の着色の対処法〉
① 自宅でできる歯の汚れの落とし方

・歯磨き粉を付けて歯みがきをする
清掃剤(研磨剤)の配合されている歯磨き粉を使って歯磨きをすることで、歯面の汚れやヤニをある程度落とすことができます。
また、歯磨き粉には汚れをつきにくくする効果もあるので、適正な分量をつけて使用しましょう。

・ホームホワイトニングをする
これは歯科医院で漂白剤(薬剤)とホワイトニングに使用する歯型のトレー(マウスピース)をもらい(または市販のものを購入し)自宅でホワイトニングをするというものです。

②自宅でできない歯の汚れの落とし方

・クリーニング(歯面研磨)を受ける
定期的に歯科医院で専門のスタッフにクリーニングを受け、セルフケアでは落としきれない歯の汚れや歯垢などを除去することができます。

・オフィスホワイトニングを受けるこれは歯科医院で専門スタッフの施術を受ける必要がありますが、ホームホワイトニングと比べると漂白効果の表れが早く、歯の白さをその場で実感することができます。

〈最後に〉
毎日の歯磨きで着色を予防し、定期的にクリーニングを受けることは、歯の白さの維持はもちろん、お口の健康維持にもつながるためとても大切です✨

日々の歯磨きで手軽に着色を予防したい方には、B+という歯磨き粉がおすすめです。B+は天然成分由来を使用し、薬品や研磨での効果ではなく、汚れを吸収分解することで歯の着色予防が期待できるうえ、体にも良いものでできています。

また、さらに歯を白くしたい方には、薬液を使用したホワイトニングがあります。
家で簡単にできるホワイトニングにはオパールエッセンスgo、医院でしっかり行うホワイトニングにはナマラホワイトニングがおすすめです。

気になった方は、お気軽にスタッフにお声がけください!

歯垢と歯石について

2023年08月26日

こんにちは!

歯科衛生士の田中です🦷

近頃夏風邪や体調不良の方が増えているように感じますが、みなさま体調はいかがでしょうか😌

気温もどんどん上がってきているので、無理はせずこまめな休憩や水分補給を心がけ、元気に過ごしていただければと思います☀️

今回は『歯垢と歯石について』お話していきます🦷

〈歯垢とは〉

歯垢とは別名「プラーク」とも呼ばれ、歯に付着した細菌が繁殖したかたまりです。歯の表面に付着する白いネバネバした汚れで、むし歯や歯周病の原因となります。歯垢歯柔らかい汚れのため、歯磨きやフロスで取ることができます。

〈歯石とは〉

歯石とは、歯磨きが不十分なために歯垢が長期間歯の表面につき、唾液に含まれるカルシウムやリン酸が歯垢に沈着して、石のように硬くなったものです(石灰化)。歯石は硬くなってしまっているため、歯磨きなどのセルフケアでは取ることができません。

つまり、歯垢が石灰化して歯磨きでは取れなくなったものが歯石です。

 

 

【歯石はこのような違和感の有無で判断することも可能です。】

・歯磨きをしているのに舌で触るとザラついている
・フロスを通すとボコッとした段差があり引っかかる

一度石灰化してしまうと、いくら歯磨きを頑張っても落とすことができません。そのため、歯石になる前にセルフケアで歯垢を除去することが大切です。

ちなみに歯垢は、口の中にある沢山の細菌と結びついて増殖していきます。1gの歯垢には、およそ1,000億個以上の細菌が存在していると言われており、この細菌が作った酸が歯を溶かし虫歯へ進行させてしまうこともあります。

食事をしてから約48時間で歯垢が作られてしまうため、石灰化しないように毎食後もしくは最低でも1日に1回は必ず歯磨きを行いましょう。

また、歯石は硬く石灰化したものなので自力で落とすことは難しくなります。歯石が付着してしまった場合は歯科医院に受診をし、取り除きましょう。

2023年08月19日

  • 暑い日々が続きますが、お身体はいかがお過ごしですか?

こんにちは!歯科衛生士の沖村です!

突然ですが、皆さんは人間が歯を失う原因で一番多い病気をご存知ですか?

歯の病気というと、虫歯が注目されがちなので虫歯と思われた方が多いのでないでしょうか!

実は虫歯よりも歯周病が原因になる事が多いのです😳

歯周病は、「歯の周りの病」と書くので歯自体の病気ではなく歯を支える骨や歯茎の病気です。

では普通に口を開けて見ただけでは見えない骨の状態が、歯周病になっていないかをどのように検査するかご存知ですか?

今回は歯周病の検査について、お話します!

①レントゲン検査

レントゲン検査では、歯を支えている骨・歯槽骨の状態、歯周病の原因となる歯茎の下の歯石がどこに付いているのかなどが分かります。

この情報を元に、歯周病の検査・治療をするので歯科医師・歯科衛生士には必要不可欠な情報となります!

②プロービング検査

プローブとよばれる器具を歯肉溝に入れて、深さを調べる検査です。


 

 

健康な方の場合、歯肉溝の深さは23mm程度で、それ以上になると病的な状態として「歯周ポケット」と呼び方が変わります。

歯周ポケットが深くなれば深くなるほど、歯を支える歯槽骨が失われていることになります。

この検査では他にも、歯石の付いている場所や歯茎が炎症を起こしている場所も把握する事ができます。

チクチクと少しお痛みが生じる事があるので苦痛に感じてしまうかもしれませんが、この検査をしなければ治療が始められないので、一緒に頑張っていただきたいです😢

③歯の動揺度の検査

ピンセットを使用し、歯を揺らして検査をします。

歯周病が進行すると、骨が溶けて歯の支えがなくなっていくので歯がグラグラ揺れてきます。

これらの検査を行い総合的に歯周病の診断を行っていきます!

いかがでしたか?

正しい検査を行い、責任を持って歯科医師・歯科衛生士が治療を行っていきます。

是非一度検査にいらしてください!

虫歯予防のフッ化物

2023年08月12日

こんにちは!

歯科助手の永木です。

今回は『虫歯予防のフッ化物』についてお話します!

まず、虫歯と聞くと歯に穴が空いて痛みが出るというイメージがありますが、実はいきなり歯に穴が空くわけではありません!

最初は脱灰という虫歯菌で歯の成分が溶けだすところから始まります。

脱灰が進むとみなさんが知っている、歯に穴が空く虫歯の状態になってしまいます。

虫歯予防をするには、歯に穴が空く前に脱灰から守る再石灰化を促進することが大切です。

再石灰化とは脱灰によって溶け出したカルシウムやリン酸を唾液によって再び歯に戻して修復する自然治癒のことです。

そんな再石灰化を促進できる虫歯予防に1番効果的なのがフッ化物です!

              

〈フッ化物の効果〉

歯の再石灰化を促進し歯質を強化する効果と、虫歯菌の発育を抑制する効果があり、虫歯予防にとっても効果的です!

<フッ化物の安全性>

実はフッ化物の成分に自然界のミネラルも入っています。

土で育つ野菜や魚介類、海藻にも含まれている成分で、日頃から自然に摂取しているので安全性はバッチリです。

そこで当院おすすめなのがフッ化物洗口液です!

 

<フッ化物洗口液>

フッ化物洗口液は低濃度のフッ化ナトリウム溶液で、歯が生えてくる幼児から成人・高齢者まで幅広く使用することが出来ます。

<使い方>

夜の歯磨きが終わったら、ボトルのキャップ1杯分をお口に含み全体に広がるようにブクブクうがいを30秒間行います。

吐き出したら水でゆすがずそのまま寝てください。

お口の中にフッ化物成分を残すことにより、朝まで虫歯予防効果を保つことが出来ます!

当院で販売しているフッ化物洗口液は、購入2回目から空のボトル持参でそちらに詰め替えて販売しています。

お得になるので継続しやすく、家族みんなで使用出来ます。

 

虫歯予防に興味がある方はもちろん、分からないことや不安なことがあれば、お気軽にスタッフにお声がけ下さい☺️

虫歯になる理由について

2023年08月5日

虫歯になる原因について

こんにちは、歯科医師の飯田です。今回は虫歯になる原因についてお話ししていきたいと思います。
まず、虫歯はどうやってできるのでしょう?
よく聞くのは、甘いものを食べると虫歯になる、歯を磨かないと虫歯になると言うことを聞くと思います。しかし、甘いものばっかり食べてるのに虫歯がない人や歯を全然磨かないのに虫歯がない人など聞いたことがあると思います。
なぜなのでしょうか?
まずは、虫歯になるリスクについてお話ししていきます。虫歯になりやすさを知るにはまずカリエスリスクテストといって虫歯のなりやすさを測るものがあります。
このテストの項目として、唾液緩衝能、ミュータンス菌の数、ラクトバチラス菌の数、飲食回数、プラーク蓄積量、フッ素の使用状況、虫歯の経験、唾液の質と量があります。
〈唾液緩衝能〉
唾液には、酸を中和する能力があります。ご飯を食べたりすると、お口の中は酸性に傾きます。これを中性に戻すことが唾液の役割として、とても重要なことです。ずっとお口の中が酸性だと、歯は溶けて、虫歯になりやすくやってしまうのです
〈ミュータンス菌の数〉
お口の中にはたくさんの細菌がいますが、その中でもミュータンス菌と言われる菌は、甘いものを食べると、お口の中を酸性に傾ける作用があること歯の表面にくっ付くと言うことができます。
〈ラクトバチラス菌の数〉
お口の中を酸性に傾ける力が強く、古い被せ物や詰め物に多く存在し2回目の虫歯を作るのに関与すると言われてます。
〈飲食回数〉
食事が終わったあと30分はお口の中が酸性に傾くと言われています。唾液の緩衝能によって酸性から中性に変わっていきます。なので歯ブラシのベストタイミングは食後30分と言われています。
〈プラーク蓄積量〉
プラークとは細菌が塊となって残っているものを言います。プラークがあればあるほどお口の中の細菌数が多いのでその分酸を産生する力が強くなります。
〈フッ素の使用状況〉
フッ素の使用により、歯を溶かすための酸への抵抗力が強くなります。日頃からフッ素配合の物を使っているのか使っていないのかで虫歯への強さが変わります。
〈虫歯の経験〉
今まで虫歯になっていたり、歯を抜いていたりなど今までの虫歯歴についでになります。今までになりやすい方は、これからもなりやすいので注意が必要です。
〈唾液の質と量〉
唾液の緩衝能などが強くても量が少ない、殺菌作用が弱いなど唾液としての量や質が悪いと虫歯としてのリスクが上がります。
このように虫歯のリスクとなるものはたくさんあります。虫歯の起こす主な原因は細菌、食べ物、歯と唾液の抵抗性、そして時間が関係してるといわれています。詳しく分けるとこんなにいろんな種類があるんですね。
最初に話していた甘いもが好きな人でも他のリスクが低ければなりにくいですし、しっかり磨いていても、他のリスクが高い人は虫歯になりやすい人もいます。
なので今の自分のカリエスリスクに興味がある方は一度当院で検査をしてみてはいかがでしょうか?
そして一番虫歯リスクを下げるのはやはり歯磨きなので、定期的なメンテナンスはとても重要になりまね。
そして次回は虫歯予防のフッ化物についてになります。今日も出てきましたが、虫歯予防にとても重要なのでお楽しみお待ちください。

当院おすすめの洗口液について

2023年07月15日

みなさん、こんにちは。保育士の石野です(*^-^*)

小暑の候、暑さが日増しに強くなりますが、いかがお過ごしでしょうか?まだ身体が暑さに慣れていないと思いますので、くれぐれもお気を付けください。

 

今回は、✨当院でおすすめの洗口液について✨お話したいと思います。

当院で販売しているケア用品の中に、不動の人気No.1の『POICウォーター』があります!

 

POICウォーターは、不純物を極限まで取り除いた「超純水」と純度99.9%の「塩」を「電気分解」して生成した、薬品を全く使用していない殺菌水(次亜塩素酸水)です。

POICウォーターの主成分は、次亜塩素酸という、人間がもともと血液中に持っている免疫成分であり、安全性が高いことで知られています。次亜塩素酸水は、洗浄と除菌・殺菌の二つの効果を持っているのが特徴です。まず歯垢やタンパク汚れなどの、歯磨きでは落とせない汚れをしっかり分解、その後虫歯や歯周病の原因となっている細菌を除菌・殺菌してくれます。その殺菌力は、他の市販の洗口剤と比べると圧倒的に優れているにもかかわらず、薬品を使用していないため副作用がなく、他のものと比べ安全性にも優れています。

 

POICウォーターの効能は以下の通りです。

◆口臭抑制

◆むし歯予防・歯周病予防

◆インプラント周囲などの消炎

◆殺菌効果による風邪予防

◆歯ブラシ・入れ歯の洗浄、殺菌

 

例えば、「口臭が気になる」「歯がざらつく」「口がネバネバする」…

こういった症状は、口腔内菌によるものです。
上記の症状がある方には、POICウォーターによるホームケアをオススメしています。

実際に使用している患者さんからは、「歯がツルツルして快適」「口臭が気にならなくなってきた」などのお声を頂いています。

 

使い方はいたって簡単💡

付属キャップで5~10mlのPOICウォーターをお口に含み、お口の中全体に行き渡るように30秒間ブクブクうがいをしてください。(ブクブクうがいの後、吐き出さずにお口に含んだまま、歯ブラシや歯間ブラシで磨くとさらに効果的です。)後はいつも通りに歯磨きをしてください。

POICウォーターの味が「塩素系(プール)の臭いと味がする…!?」と感じることがあります。これはお口のタンパク質汚れが洗浄される時にできる気体(クロラミン類)の臭いです。きれいになるほど気にならなくなり、臭いが薄れてきます。薬品を使用していませんから身体に全く害はありませんので、ご安心してお使いください。

 

そして、もう一つおすすめなのが『フッ化物洗口液』です!

フッ化物洗口液は低濃度のフッ化ナトリウム溶液で、歯の再石灰化の促進や歯垢の生産を抑制します。

こちらも使い方はいたって簡単💡

付属キャップ1杯をお口に含み、お口の中全体に行き渡るように30秒間ブクブクうがいをしてください。(吐き出したらうがいはせず、30分間は飲食禁止です。)

 

今回ご紹介した洗口液は、どちらも空のボトルをご持参いただくと中身を詰め替えてお渡しすることができるので、お得に続けることが出来ますよ!!

 

ご興味ありましたら、スタッフへお気軽にお声掛けください😉

歯医者における口腔内写真の必要性とその重要性

2023年07月9日

こんにちは、【市川ビルさとう歯科医院】で事務をさせていただいております、及川です。

梅雨の息苦しい気温と湿度が続いてますが、熱中症には充分気をつけてお過ごしくださいませ。

今回のブログは、【歯医者における口腔内写真の必要性とその重要性】についてお話させていただきます。

 

歯の健康は私たちの全体的な健康と関連しており、口腔内の問題は重篤な合併症を引き起こす可能性があります。歯科治療の進歩に伴い、歯科医師は口腔内写真を利用して診断と治療計画を立案することが一般的になってきました。

そして、最近保険点数に口腔内写真が追加され、保険という最低限の治療でも必要と国が認めたこになったのではないでしょうか。このブログでは、なぜ口腔内写真が歯医者にとって重要なのかについて、その必要性と利点について詳しく探っていきます。

  1. 診断と治療計画の基礎: 口腔内写真は、歯科医師が患者の歯や口腔状態を正確に評価するための貴重なツールです。口腔内写真には、虫歯、歯周病、歯の欠損、咬合問題など、患者の口腔内に存在するさまざまな問題が明確に映し出されます。これにより、歯科医師は適切な診断を下し、効果的な治療計画を立てることができます。
  2. 患者教育の手段: 口腔内写真は、患者に対して口腔健康の問題を視覚的に説明するための優れた手段です。患者は自身の口腔内の写真を見ることで、自身の状態を理解しやすくなります。さらに、治療前後の写真を比較することで、治療の進行状況や改善の度合いを確認することができます。口腔内写真は患者の協力を促し、彼らが自身の治療に積極的に参加することを助けます。
  3. 治療の効果と経過のモニタリング: 口腔内写真は、治療の効果と経過をモニタリングするための重要な手段です。治療前と治療後の写真を比較することで、治療の成果を客観的に評価することができます。また、口腔内写真は治療の予後を予測するための基準ともなります。歯科医師は、写真を通じて治療の進行状況を追跡し、必要に応じて治療計画を調整することができます。
  4. 診療の文書化と法的保護: 口腔内写真は、診療の文書化においても重要な役割を果たします。写真は治療の詳細な記録となり、診療の過程や判断の根拠を示すことができます。これにより、患者の歯科記録は完全かつ正確に保管され、将来的な法的問題に備えることができます。
  5. コミュニケーションの改善: 口腔内写真は、歯科医師と患者、または歯科医師と他の専門家とのコミュニケーションを改善するための効果的な手段です。写真を共有することで、治療計画や意図を明確に伝えることができます。また、口腔内写真は歯科医師同士のコンサルテーションや二次意見を求める際にも有用です。
  6. 学術研究と教育への貢献: 口腔内写真は、学術研究や教育の分野においても重要な役割を果たしています。症例の写真を共有することで、治療法や技術の改善に寄与することができます。さらに、口腔内写真は学生や新しい歯科医師の教育にも活用され、正確な診断と治療計画の立案を学ぶための貴重な教材となります。

まとめ: 口腔内写真は、歯科治療において欠かせないツールです。その正確性と客観性により、口腔内の問題を評価し、適切な診断と治療計画を立案することができます。患者教育や治療のモニタリング、文書化、コミュニケーションの改善、学術研究と教育への貢献など、口腔内写真の利点は多岐にわたります。歯科医師は口腔内写真を積極的に活用し、患者の口腔健康を維持・改善するために重要な役割を果たしています。

レントゲンについて

2023年07月1日

こんにちは☀️

歯科衛生士の吉田です👧

今回は、歯科におけるレントゲン撮影についてお話をさせて頂きます!

📸レントゲン撮影とは

X線撮影とも呼ばれます。

エックス線を目的の物質に照射し、透過したエックス線を写し出し可視化することで、内部の様子を見ることができる画像検査法の一つです。 歯科や医科などの医療だけではなく、空港の手荷物検査や構造物が壊れていないか等の検査にも利用されています。

基本的に硬いものが白く映り柔らかいものは黒く映るので、銀歯などの金属は真っ白に写ります。またむし歯は歯質が柔らかくなってしまうため黒く写ります。

📸レントゲンの種類と目的

①パノラマ

顎全体が撮影できるため、口腔内の全体像がある程度把握できます。

初診時はまずこのレントゲンを撮影し、口腔内全体の診断を行います。

②デンタル

パノラマよりも小さく細かい部分的な写真が撮れるため、パノラマではわからなかったむし歯や歯周病の状態等がより詳細にわかります。

③歯科用CT

日本語でいうと『コンピューター断層撮影』と言います。これまで紹介したパノラマ・デンタルは2次元でみえますが、前後に重なっている部分は重なったまま写ってきます。しかし、CTはそれを3次元でみることが出来るため、前後の重なりも関係なく確認することができます。

📸レントゲンは危ないの??

レントゲンは放射線を患部に当てて画像が出来上がります。放射線というと「人体に悪影響がある」と悪いイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。患者さんにも、「レントゲンって体に害はないの?大丈夫?」と聞かれることがあります。みなさま不安な点だと思いますので詳しく説明させて頂きます!

まず、放射線というのは自然界に元々存在します。この放射線を自然放射線と呼び、自然放射線からの被爆量は日本では年間1.mmsvですので、日本で1年生活しているだけでだれでも被爆している、ということになります。


では、デンタルやパノラマの被曝量はどのくらいでしょうか🤔

デンタルの被曝量.01mmsv

パノラマの被曝量0.03mmsvです。

デンタルは日本での生活の2日分、パノラマでも1週間分です。
また人体に悪影響が及ぶのは約100mmsvと言われています。

ちなみに、東京とニューヨーク間で飛行機に乗った場合も0.mmsvの被爆をするのですが、飛行機に乗って被曝による影響を受けたという内容は聞いた事がないと思います。

つまり、歯科のレントゲンは体に害はありませんので、今後は安心してレントゲン撮影を受けて頂ければと思います😌

もしわからないことや不安なことがあれば、気軽にスタッフにお声がけ下さい😊

顎関節症について

2023年06月18日

こんにちは!歯科衛生士の田村です。

今回は、「顎関節症」についてお話していきます。

「顎関節症」とは?
あごが痛くなり口を開けることができなくなったり、あごを動かすと変な音がしたりするなどの症状が出る病気の総称です。
顎関節症の原因や対策について、これからお話していきます!

○顎関節症の原因
顎関節症の原因は、歯ぎしりや食いしばりなどの噛み合わせに関するもの、猫背や頬杖などの全身的な姿勢に関するもの、精神的なストレスなど多く存在します。

・急激なストレスにより筋肉が緊張し、歯ぎしりが起こる
・何かに熱中することで歯をくいしばる
・頬杖、うつ伏せ寝、猫背などの不良姿勢
・噛み合わせが悪い
・硬いものをよく食べる
・左右どちらか一方で噛む癖がある

色々な原因が考えられますが、上下の歯の噛み合わせの異常による場合が多いようです。
また精神でストレスがあご回りの筋肉を緊張させ噛み合わせがアンバランスになり、無理な力がかかり顎関節に負担をかけることもあります。

○顎関節症の症状
顎関節症にも色々な種類があり、それによって症状も変わってきます。
顎関節症の代表的な症状としては、

・顎関節やその周辺に異常を感じる。食べ物を噛む時に痛みを感じる。

・口を動かすと顎関節が痛い。噛みしめる時も顎関節が痛む。

・口を開けたり閉じたりする時に、カクカク、パキパキというような音がする。

・口が開けにくい、スムーズに開け閉めできなくなる。

・あごがよく外れる。

以上の症状のうち少なくとも一つ以上が当てはまる場合は、顎関節症にかかっている可能性が疑われます。

○顎関節症の治療
主な治療には、次のような方法があります。

・薬物療法
あごの痛みを薬で抑えます。また、筋肉の緊張が強い場合にも薬を用いたりします。

・理学療法
電気を流したり、マッサージをしたりしてあご周辺の筋肉の緊張を改善します。筋肉をほぐして血流を改善することで、痛みを軽減します。

・スプリント療法
スプリント療法とは、マウスピースを使用した方法です。マウスピースを装着して、顎関節をリラックスした状態にします。夜間に使用するため、寝てる時に歯ぎしりをしている場合、歯への負担を軽減することができます。

その他にも咬筋マッサージや、顎に負担がかかる食べ物を控えるなどセルフケアで顎関節症の症状を軽減させることができます。

当院では顎関節症の方に筋膜ストレッチの動画をご用意しております!

気になる方は是非、当院へお越しください!

口臭の原因と予防方法について⭐️

2023年06月3日

こんにちは、歯科衛生士の川嶌です!

最近、コロナの影響でマスクをする機会が多いせいか、口臭が気になると来院される患者さんが増えたように思います。

今回は、口臭についてお話させていただきます。

【口臭の3つの原因と予防法】
口臭の原因の90%は、お口の中にあるため、お口の中を綺麗にできれば口臭は発生しません。

口臭は大きくわけて3つに分けられます。

①生理的口臭
朝起きた時、空腹時、緊張している時は、唾液の分泌が減少して細菌が増殖して、口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物がたくさん作られるためです。
お口の中がネバネバして喉が渇いた状態です。
時間とともに口臭は減少するため、問題ありません。

②外因的口臭
ニンニク、ニラ、ネギ、たくあんなど臭いの強い食べもの、アルコールや喫煙によりいったん体内に取り込まれた臭いの元になる成分が、胃の中で消化され血液を介して全身に循環し肺を経由して体外に吐き出されます。
時間とともに口臭は減少するため、問題ありません。

③病的口臭
これが問題となる、病気によって発生する口臭です。
口臭治療の対象となります。

【口腔(お口の中)が原因】
①歯周病
口腔で口臭の原因として一番考えられるのは、歯周病です。過去の研究で歯周病と口臭の間には高い相関性があるとことがわかっています。

歯周病の特徴は、歯を支えている骨が溶けて、病的な歯周ポケットを作ることです。この歯周ポケットが嫌気性菌という細菌に絶好の環境を提供し、代謝過程で硫化水素(口臭発生菌の増殖や舌苔から主に発生、卵が腐ったような臭い)メチルメルカプタン(主に炎症性病変に由来し、血生臭いタマネギが腐ったような臭い)ジメチルサルファイド(野菜ゴミの発酵臭、便臭のような臭い)を産生して、口臭の原因になります。

歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れる、口の中がネバネバする、歯がグラグラする、歯と歯の間に食べ物が詰まるといった歯周病の症状に当てはまる場合は、治療が必要になります。

②虫歯
小さな虫歯が少しずつ進行して穴があくと、食べ物が入り、腐敗して悪臭を出します。

③唾液が少ない
通常、健康な人で1日1.0-1.5ℓの唾液が分泌されています。
唾液は、洗浄作用、消化作用、溶解作用、円滑作用、抗菌作用、緩衝作用、保護作用というように非常に多くの重要な役割を果たしています。

その唾液の量が不足して口の中が乾燥していると、虫歯や歯周病になりやすく、舌がピリピリする、物がうまく飲み込めない、口臭の原因、口が乾いて話しにくい、など様々な症状を引き起こす原因になります。

加齢とともに唾液の分泌は少なくなりますが、薬の副作用、糖尿病や腎不全などの全身疾患、ストレス、喫煙、シェーングレン症候群など複合的な原因が考えられます。

④舌苔
舌の表面に付着する白~淡黄色の苔のようなもので、舌苔(ぜったい)といいます。
口の粘膜の細胞が剥がれ落ちて、舌に白く溜まり、細菌によって分解されて口臭の原因物質となる揮発性硫黄化合物を発生します。
舌苔の除去には専用の舌ブラシ、舌クリーナー、やわらかい歯ブラシ、ガーゼを使用します。
うがいだけでは、取り除くことはできません。
鏡を見ながら舌の奥の方から前方へ優しく磨きます。
1日に何回も磨いたり、力を入れすぎると舌の表面を傷つけてしまうので気をつけましょう。

【全身の病変が原因】
呼吸器系、消化器系、耳鼻咽喉科系:タンパク質の壊疽臭
糖尿病:アセトン臭
肝硬変、肝ガン:アンモニア臭
トリメチルアミン尿症:魚臭

生理的口臭により1日の中でも変動しますが、ゼロ(無臭)になることはありません。
私たち人間が生きている限り、毎日食事をしたり、口の中では様々な代謝が行われているので、無臭でいることはありえないのです。
なので、あまり神経質になる必要はなく、他人を不快にさせるような強い臭いが出ないように気をつければいいのです。
では、その対処法について歯科医院での口臭治療とご自宅でのセルフケアに分けて説明していきます。

【歯科医院でのプロフェッショナルケア】
・PMTCや歯石除去
・自分の口の中に合った適切なブラッシング指導
・歯周病や虫歯の治療
・定期的な歯科検診

【ご自宅でのセルフケア】
・歯ブラシ、フロス、歯間ブラシと歯磨き剤を使って、プラークを除去して口の中を清潔に保つ。
・舌苔を取る舌清掃
・緊張やストレスを溜めないよう心がける
・規則正しい生活を送る

朝食を抜いたり、スムージーや水分だけ、サプリメントだけでは、きちんと歯で噛む食事ができず口臭の原因になります。
きちんと噛んで食べるバランスの良い食生活、よくおしゃべりして、楽しくリラックスした時間を過ごして、適切な睡眠を確保しましょう。

口臭予防の薬用成分がきちんと配合されている歯磨き剤やマウスウォッシュも当院でご用意しています。
口臭治療について、もっと知りたいことや、わからないことがあれば、当院の歯科医師、スタッフまでお気軽にお問合せください。

個別相談へのご案内

診療時間
午前: 9:00~13:00
午後:14:30~18:00
  • ※ △土曜:9:00~17:00
  • ▲日曜:9:00~12:00/13:00~16:00
  • ※ 祝日は休診

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