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口腔機能低下症について

2023年10月21日

みなさん、こんにちは。保育士の石野です(*^-^*)

日に日に過ごしやすい気候になってきましたね!『食欲の秋』『スポーツの秋』『読書の秋』等々ありますが、みなさんはどんな秋を満喫していますか?

 

今回は『口腔機能低下症』について、お話ししたいと思います。

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、「この頃ちょっと食べ物が飲み込みにくくなった」「口の中が乾きやすくなった」といったようなことは、思い当たる節はありませんか?
そうした症状が、まさに「口腔機能低下症」に含まれるものなのです。

 

そもそも口腔機能低下症というのは、いったいどんなものなのでしょうか?どんな症状が出るのでしょうか?
実は、一口に「口腔機能低下症」といっても、さまざまな症状があります。

 

例えば・・・
以前と比べて、「食べ物が噛みづらい」「食べ物が口に残ってしまうようになってきた」「食事の時、むせやすくなった」「薬を飲みにくくなってきた」「口の中が乾く」「滑舌が悪くなってきた」「硬いものが食べにくい」「食事の時間が長くなってきた」といった症状が、口腔機能低下症の代表例です。
案外身近で、よくある症状のようにも感じられることでしょう。
こうした症状からわかるとおり、「口腔機能低下症」とは、口の中のさまざまな機能が低くなってきている症状の病気のことです。そして、口腔機能低下症は私たち誰もがかかりやすく、注意が必要なものなのです。

では、口腔機能低下症を引き起こす原因はいったい何なのでしょうか?

まずいちばんの原因は「加齢」です。年齢を重ねると、口の中の「感覚」や「咀嚼」、「飲み込み」や「唾液の分泌」などが徐々に低下してきます。そうしたひとつひとつが、口腔機能低下症の症状を引き起こしていきます。
もちろん、虫歯や歯周病などで歯を失ったり、義歯が合っていなかったり、といったことも症状の原因になっていきます。また、日々の歯みがきなどのケアが行き届かないと、口腔内の環境が悪くなっていきます。つまり口腔内の機能低下は、さまざまな要因が複合的に影響しているのです。

口腔機能低下症が進行すると、全身的な健康が損なわれていきます。歯が悪くなると、噛み応えのあるものが食べられなくなるので、タンパク質を多く含むお肉を食べなくなりがちです。筋肉は水分を除くと約80%がタンパク質からできています。筋力が落ちると体力も弱っていきます。

 

少しでも気になる症状がある方はもちろん、症状のない方でも65歳を過ぎたら定期的な検査をして早め早めのケアをお薦めします。ぜひ当医院で検査を受けましょう。

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