お口の型取り、色んな種類があるんです!
2024年11月8日
こんにちは!
歯科衛生士の阿部です!
今回は、お口の型取りの種類についてお話しさせていただきます😊
皆さんは型取りで、おえっとなったことはありますか?
私は、型取りは大の苦手で、よし!やるぞ!!!と気持ちを構えるぐらい苦手です😅
型取りの種類は大きく分けて3種類あります!
●アルジネート印象材
●シリコン印象材
●光学スキャナー
まずは、アルジネート印象材について説明させていただきます。
この材料は、銀歯の被せ物や矯正をされた方は経験があるのではないでしょうか?
主用途:概形印象
主成分:アルギン酸塩
ポイント:・精密印象には使用しない
・寒天と一緒に使うことで精密印象が
とれる
2つ目は、シリコン印象材についてです。
この材料は自費の白い被せ物や入れ歯などに使われます。
基本的に、自由診療に使われることが多いです。
主用途:精密印象
主成分:縮合型シリコーン・付加型シリコーン
ポイント:無味無臭
《アルジネート印象材とシリコン印象材のデメリット》
・印象材が固まるまで時間がかかる
・嘔吐反射(口に異物が入った際に「おえっ」となる生理的反応)が強い患者さんは苦しい
・型取りを失敗してしまうと、再度型取りをする必要があり患者さんの負担が増える
・型取りした模型が現物のみになるで、破損や紛失のリスクがある
3つ目は、光学スキャナーについてです。
こちらを使ったことのある方はまだ少ないのではないのでしょうか?
歯科医院によって、あるところとないところがあります。
口腔内スキャナー(IOS)と呼ばれるカメラで口の中を撮影し、歯や歯茎の形状をデジタルデータとして取得する歯の型取り方法です。
《メリット》
・嘔吐反射の心配がない
・患者さんの不快感軽減
・精度が高く再現性がある
・デジタルデータの即時利用が可能
などがあげられます。
《デメリット》
・開口量が少ないと奥歯をスキャンするのが難しい場合がある
・嘔吐反射が強い方だと苦しい可能性がある
基本的にこちらで使うのは、矯正・被せ物・インプラントなどに使われます。
当院は、光学スキャナーを導入しているので、型取りに関して何か分からないことがありましたら、遠慮なく当院歯科医師や歯科衛生士までお尋ねください!