個人トレーについて
2019年09月15日
みなさんこんにちは♪♪
歯科衛生士の平田です。
時が経つのは早いもので、9月も中旬を過ぎ、秋が近くなるのを感じる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「個人トレーについて」です。一般の方々にはあまり聞き慣れない用語だと思いますが、個人トレーというのは、おもに入れ歯を作製する際に使用する、オーダーメイドの歯型を採るためのトレーのことです。既成のトレーだけでは細かい部分まで適合しないこともあり、歯茎だけを型どりするのではなく、その周りの頬粘膜や舌の動きをとる上でそれぞれの患者様のお口にピッタリ合ったトレーを使用することで、より精密な型を採ることが出来ます。保険・自費を問わずこのトレーは作製します。
個人トレーを作ることは出来るだけ痛みの少ない、外れにくい、しっかりと噛める入れ歯を作製するために非常に重要な工程なのです。
次に個人トレーの作り方を簡単にご紹介いたします。
まず、既成のトレーで型どりして作製した石膏模型に、ワックスを溶かしながらペタペタと貼りつけていきます✩°。⋆
そして個人トレー作製用の粉と液を混ぜ合わせます。この粉と液は混ぜ合わせると餅状に軟らかくなります✩°。⋆
それをまとめて石膏模型に被せて均一になるように延ばしていきます。延ばしながら少しずつ形を整えます✩°。⋆
同じ材料で取っ手も作りくっつけます✩°。⋆
固まったら石膏模型から外し、余分な所を削って形を整えます✩°。⋆
この一連の作業を技工士さんにお願いする事もありますが、基本的には患者様の担当医が作っています。たま〜に衛生士が作ることもあります。この作業が意外と大変なのですが、地味にコツコツ、細かい作業が好きな人にはこれが楽しかったりもします。私自身も個人トレーを作るのは結構好きだったりします。
こうして完成した個人トレーを使って、チェアサイドで2回目の型どりを行い、入れ歯の作製が進められていきます。
いかがでしたか?専門的で少し難しいお話になってしまったかもしれませんが、現在噛めない、外れやすい、歯ぐきが痛いなど、合わない入れ歯に関するお悩みを抱えてはいませんか?まわりにそのような悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?入れ歯に関するお困りごとがございましたら、ぜひ当院にご相談くださいませ*・.。*
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