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顎関節症(がくかんせつしょう)

2019年09月6日

こんにちは!
歯科衛生士の川嶌です(^o^)♪

今日は『顎関節症・がくかんせつしょう』についてお話しさせていただきます。

最近、初めて来院される患者さんの中に、顎の関節にお悩みを持つ方が増えてきています。
お口の開け閉めの際に痛みが生じたり、音がする、顎の関節に違和感がある、口が開かない等の症状があり、その多くの場合『顎関節症』と診断されます。
男性に比べると女性のほうが約 3 倍多く、年代別では20代から30代に多くみられます。 そして女性に多い理由として、一般に女性の靱帯が男性よりやわらかいこと、顎関節の適合がしっかりしていないこと、さらに女性ホルモンの関与などがあげられていますが、確実なことはまだよくわかっていません。

では、顎関節はどこにあるかご存知でしょうか?

両側の耳の穴の少し前に人差し指を置いて口を開け閉めしてみてください。 骨がぐりぐり動くのが分かると思います。 そこが顎関節です。手足の関節とずいぶん違うと思いませんか?どこが違うのかというと…
まず、動き方です。 正常な顎関節の場合、大きく口を開けると下あごの骨が関節から外れるように前に移動するはずです。これは他の関節では普通ないことです。 もう一つは、一つの骨が同じ骨に対して2か所で関節していることです。(厳密に言えば同じ骨ではないのですが、頭蓋骨は動きませんし、ひと塊と考えれば同じ骨と言えます)つまり、片方の関節の動きはダイレクトに反対側の関節の動きと共働する、言い換えれば片方の顎関節の異常は反対側の顎関節に影響を与えるということです。
難しいですね。例えば上腕骨という骨は肘と肩で関節していますが、肘を固定して肩を動かす、あるいは肩を固定して肘だけ動かすことができます。でも顎関節はそれが出来ません。右の顎関節を動かそうと思ったら必ず反対側の左の顎関節も動かざるを得ないのです。また、ご飯を食べる、話すといった日常生活動作をする限り、顎関節は安静にすることが出来ないのです。安静にするのが難しいということも、顎関節の特徴の一つかもしれません。

あごが痛む、あごが鳴る、口が大きく開かないなどは顎関節症の三大症状です。
自然に治ってしまう軽症のものから、食事もとれなくて、痛みも強く深刻な症状に苦しめられる重症の患者さんもいます。

では、原因は何なのでしょう。一体どうして増えているのでしょうか。
生活習慣や食生活、かみ合わせや姿勢など、顎だけでなく体全体を見直すことが必要なことがあります。

ご自分で顎関節のチェックをしてみましょう。

※あごを痛めないように注意してください 無理に大きく開けないでください。

原因としては以下の事があります。

・急激なストレス(精神的な緊張は、筋肉を緊張させます)

・歯ぎしり
何かに熱中したり緊張して強くくいしばる(一日中スポーツをした。冷房が寒くて歯をくいしばった、特別な行事で緊張してくいしばった)

・唇や頬の内側をかむ癖がある

・頬杖、うつ伏せ寝、不良姿勢(例 : 猫背)

・顔面打撲や事故による外傷

・入れ歯や歯にかぶせたものが体にあっていない(悪い噛み合わせ)

・大口を開けたり、硬いものを噛んだ(アゴの酷使)左右どちらか一方でばかり噛む癖がある、片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛む

・うつ、不安因子がある 、睡眠障害(ストレスで夜よく眠れない)

では、治療法にはどんなものがあるのでしょうか?
実際の治療は、原因となっているものを取り除く治療と痛みなどの症状を緩和する治療を症状に応じて組み合わせて行います。

1.不良習癖の除去やかみ合わせの調整
歯軋りや悪習癖など顎関節症の原因となる悪習慣を取り除き、顎に負担をかけないようにします。かみ合わせを治すことで顎の負担を軽減します。

2.運動療法
開口練習や顎を動かす訓練をして口がよく開くようにします。

3.スプリント療法
スプリントという歯列にあわせた合成樹脂の副子を装着して、顎の位置を改善したり、かみ合わせの高さを変えることにより顎関節や筋肉への負担を軽くします。

4.薬物療法
痛みが強い場合には抗炎症剤や鎮痛剤で痛みを鎮めたり、筋肉が痛みで固まっている場合には筋弛緩剤を用いたりします。

5.外科療法
その他の治療で症状が改善されない場合には外科療法が行われる場合もあります。

普段の生活での注意点とは?
顎関節症は日常の生活習慣の影響が多分にあります。
以下のようなことに気をつけてください。

※食いしばりをしないようにする。
無意識のうちに歯を接触させて食いしばっているときがある。
(ある調査によるとパソコン作業が最もあごの筋肉に負担をかけていたようです。実際はパソコンが悪いのではなく、ストレスによって「歯と歯をくっつけ続けていた」ことが原因になっていたようです。)
ストレスを受けているとき、車の運転をしているとき、緊張しているときなども注意する。

※歯ぎしり
夜間の歯ぎしりも顎関節症の大きな原因の一つとなることがよくあります。歯ぎしりは、自分ではしていないと思っていても、大なり小なり、みなさん歯ぎしりはしています。歯ぎしりを完全になくすことは不可能で、この場合もナイトガードといったマウスガードのような装置を装着することで、歯や顎への負担を軽減することができます。

朝、起きたら急に顎が開かなくなってしまった!こんなことになっては大変です(>д<)
少しでも思い当たる事がございましたら、どうぞお気軽にご相談下さい(^-^)/

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