口臭と歯周病の関係
2026年09月29日
こんにちは!
- 歯科医師の村上です。「最近、口臭が気になる」「家族から口臭を指摘された」など、口臭について悩んだ経験はありませんか?口臭にはさまざまな原因がありますが、その一つとして歯周病が深く関係していることがあります。

■ なぜ歯周病で口臭が起こるの?
歯周病は、歯と歯ぐきの境目に細菌が増え、歯ぐきに炎症が起こる病気です。
歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれるすき間ができます。この中には歯ブラシが届きにくく、プラーク(歯垢)や歯石がたまりやすくなります。
歯周病菌が増えると、タンパク質などを分解する際に硫化水素やメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物が発生します。これらが、口臭の主な原因の一つとなります。
特に、歯ぐきから出血する、歯ぐきが腫れている、膿が出る、口の中がネバネバする、といった症状がある場合は、歯周病による口臭の可能性があります。
■ 口臭がある=歯周病?
口臭があるからといって、必ずしも歯周病が原因とは限りません。
舌に付着する「舌苔(ぜったい)」や、むし歯、唾液の減少、口呼吸なども口臭の原因になります。また、食べ物や喫煙などが一時的な口臭につながることもあります。
そのため、口臭が気になる場合には、原因を一つに決めつけず、お口の中を総合的に確認することが大切です。
■ 口臭対策には歯周病の予防・治療を
口臭を改善するためには、単にマウスウォッシュやガムなどで臭いを一時的に抑えるだけでなく、口臭の原因そのものを取り除くことが重要です。
毎日の歯磨きでプラークをしっかり落とすことに加え、歯ブラシだけでは清掃しにくい歯と歯の間には、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することも効果的です。
また、歯石は歯ブラシでは取り除くことができないため、歯科医院で定期的にクリーニングを受けることも大切です。
「口臭が気になるけれど、歯医者さんに相談するのは少し恥ずかしい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、口臭は珍しい悩みではありません。
口臭をきっかけに歯周病が見つかることもあります。
気になる症状がある方は、そのままにせず、一度歯科医院でお口の状態を確認してみましょう。口臭の改善だけでなく、歯周病の予防や早期発見にもつながります。







