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噛めば噛むほど若返る

2025年01月31日

こんにちは、歯科医師の飯田です。

今回は噛めば噛むほど若返る!?についてお話ししていきます。

よく噛むと若返るや認知症の予防という話を聞くと思います。

では一体何が若返るという現象を起こしているのでしょうか

まず噛むということがどういうことなのかを説明していきます。

1.噛むことで食べ物を細かくし食べ物自体の表面積を増やします。表面積が増えることで消化酵素がまんべんなく浸透することで

消化を助けまた吸収を良くします。

 

2.噛むことで唾液の出る量が多くなりお口の中の虫歯をなりにくくします。

これは唾液には干渉作用と言って酸によってお口の中が酸性に傾いて虫歯ができやすい状況を中性に戻すことでできにくくします。

他にも汚れを流したりなど唾液にはいろいろな作用があるのでとても重要になります。

さらに唾液にはパラチンと言われる若返りホルモンが入っているのです。これにより老化防止や新陳代謝の促進が行われます。

 

3.噛むことには満腹中枢を刺激することで食べ過ぎることを防ぐことになります。

よく30回噛んで食べるということを聞くと思います。

 

4. 口のなかは髪の毛が一本紛れ込んだだけでもわかるほど鋭敏な感覚をもっています。噛むことで脳に多くの情報が送られ、

この感覚系と運動系の間でさまざまな情報が飛び交い、同時に脳のあらゆる部位を活性化させています。

また噛むことで歯の根っこから圧力で脳に血流が流れます。脳に血流が流れるとでも脳が活性化を手助けしています。

この血流量を上げることで前頭葉を刺激して認知症やうつ病の予防になるそうです。

 

5.噛むことでお口の周りの筋肉を発達させます。

頬の筋肉、舌の筋肉、お口周りの筋肉などがしっかり発達することで顔のラインなども作っていきます。

 

6.噛むことでスポーツが上手くなると言われています。噛み締めることで筋肉の力が強くなったり、

リラックスや集中力アップにつながると言われています。いろいろなスポーツで安全面や能力向上のために

マウスピースが使われています。

なんと唾液の中に若返る物質があるなんて思ってもみなかったですね。

しかし、このようによく噛むということはとても良いことばかりですが気をつけなくてはいけないこともあります。

 

噛む時間が長いや噛む力が強いとデメリットも存在します。

例えば噛む力が強いと歯が割れたり、被せ物が壊れたり、顎関節症になるなどもあります。

そうなった時はナイトガードで負担を減らしたり、ボツリヌスで噛む力を弱めたりします。

もし、そう言ったお悩みなどがありましたら当院まで来ていただければ詳しく説明をした上でしっかりと合った治療を進めていければと思います。

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