歯磨き後のうがいは何回?どのくらいの量のお水で?
2025年06月7日
2025年06月06日
こんにちは!歯科医師の村上です!
みなさん!歯磨きしたあと、どのくらいしっかりうがいしてますか?
歯磨き後のうがいは、意外と人によって差があるケア方法のひとつです。しっかり何回もうがいする人もいれば、軽く一度だけの人もいます。でも、実は「うがいのしすぎ」が逆効果になることもあるんです!
今回は、歯磨き後のうがいの正しい回数や水の量について、わかりやすく解説します。

なぜうがいの回数や水の量が重要なの?
多くの歯磨き粉には、フッ素が含まれています。フッ素は歯の再石灰化を助け、虫歯を予防してくれる成分です。
ところが、うがいをしすぎると、このフッ素が口の中から流れ出てしまうんです。せっかくのフッ素効果が減ってしまってはもったいないですよね。
理想的なうがいの回数と水の量は?
✅回数:1回だけ
歯磨き後は、水で1回、軽くゆすぐだけで十分です。
✅水の量:約10~15ml(大さじ1杯程度)
たくさんの水で何度もゆすぐのはNG。少量の水で、軽く1回がベストです。
歯医者さんもお勧めする「フッ素残し」
最近では「フッ素残し」という考え方が広がっています。
これは、歯磨き粉の中のフッ素をできるだけ口に残して、効果を最大限に活かす方法。
やり方はとても簡単:
- 歯磨き粉をつけて、2~3分いねいに磨く
- 歯磨き後は、水を少しだけ口に含んで1回だけうがい
- その後は、できれば30分程度は飲食を避ける
これで、フッ素の虫歯予防効果がしっかり発揮されます。
子供の場合はどうする?
子どもも同じく、「1回だけのうがい」が理想です。ただし、誤って飲み込まないように、*うがいができる年齢(だいたい4~5歳)*までは、歯磨き粉の量を少なめにしましょう。
まとめ
うがいは1回、少量がベスト!
歯磨き後のうがいは、
- 回数は1回
- 水の量は大さじ1(約10~15ml)
これだけで、フッ素の効果をしっかり活かすことができます。
毎日の歯磨きをちょっと見直すだけで、虫歯予防の効果がぐんとアップしますよ!






