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二次カリエスの危険性

2024年10月26日

みなさんこんにちは!
歯科助手・トリートメントコーディネーターの長岡です!

【二次カリエス】という言葉、皆さんご存知ですか?

【カリエス】とは歯科における専門用語のひとつで、【むし歯】を意味します。

むし歯は一度治しても再度治療が必要になることがあります。

「数年前に治したのにまたむし歯になってると言われた!」という経験はありませんか?

何回も治療を繰り返せばその分自分の歯は失われ、最後は歯を抜かないといけません。

そうなる前に、二次カリエスのリスクを知ってもらい今後に活かしてもらえればと思います。

 

●二次カリエスの原因

二次カリエスには様々な原因があります。
①メンテナンス不足
②接着剤や材料の経年劣化
③材料の種類
④歯ぎしり、食いしばり
詳しくご説明します!

 

●二次カリエスの原因①メンテナンス不足

歯に着く汚れは、実は汚れから細菌が増殖してできた歯垢(しこう)・プラークという細菌です。
細菌がお口の中に残り続けることでむし歯のリスクを上げてしまいます。
歯ブラシだけでは60%くらいしかプラークを落とすことができません。
歯ブラシにプラスして歯間ブラシやフロス、ワンタフトブラシ、洗口液といった補助具を使ってプラークを落とすことでむし歯のリスクを下げることができます。
ただ、自分で落とし切れるプラークにも限界があります。
プラークが硬く固まると歯石(しせき)になります。
そうすると自分で落とすのは困難なため、定期的な歯科医院でのメンテナンスも欠かせません。
歯科医院のメンテナンスではお口全体の汚れを落とすだけでなく、磨き残しのチェックや歯ブラシ・フロスなどの補助具ほ使い方を指導したり、患者さんのお口にあった歯ブラシや歯磨き粉を選んだりもしています。

 

 

●二次カリエスの原因②接着剤や材料の経年劣化

むし歯ではを削ったあとは何かしらの材料で削った部分を補ってあげる必要があります。
材料を歯につける時は必ず接着剤を使います。
材料を着けた歯を長く使えば使うほど、接着剤や材料は劣化していきます。劣化してできた小さな隙間から細菌が入り込み、材料の下でむし歯を作ります。
材料の下でむし歯ができると、付けていた材料を一度すべて取り外さなければなりません。

 

●二次カリエスの原因③材料の種類

保険診療で入れる銀歯は歯よりも硬いです。そのため歯に馴染みにくいです。
長く使っているとだんだんと歯と材料にギャップが生まれてきます。そこから細菌が入り込み材料の下でむし歯を作ります。
今だと保険診療でも白い材料を入れることができます。ですがよく聞くセラミックの陶器のような材料とは異なり、プラスチック樹脂でできている材料です。
プラスチック樹脂は歯よりも柔らかいため、長く使っているとだんだんと削れてきたり、材料が欠けたり割れたりする恐れがあります。
歯に馴染みやすく自分の噛む力に合わせた材料をつけることで、二次カリエスを防ぐことができます。
歯科医院で選んでもらえますのでぜひ相談してみてください。

 

 

●二次カリエスの原因④歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしり・食いしばりは無意識にしていることが多いです。
歯ぎしり・食いしばりをすることで歯に必要以上の負担がかかります。
頻度や力のかかり具合にもよりますが、徐々に歯に小さな亀裂が入ったり、歯が欠けたり、割れたりする恐れがあります。
そこから細菌が入り込みむし歯を作ります。
食いしばりは普段生活の中で意識することで改善できます。ですが歯ぎしりは寝ている間にすることが多く、自分の意識では対処することが難しいです。
そういう方は夜寝る時に歯を守るためのマウスピースを付けることがおすすめです。
また、噛む力を弱くするために咬筋や側頭筋に打つボトックス注射も当院ではすすめています。

 

 

どれも定期的に歯科医院に通うことで二次カリエスを早期発見、早期治療が可能です。

 

自分の歯に勝るものはありません。
早めに対処し長く自分の歯を使い、健康な生活を送りましょう!

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