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年齢別の虫歯リスクについて

2022年02月21日

こんにちは、歯科衛生士の田村です。

今回は、「年齢別の虫歯のリスク」についてお話していきます!

小さいお子様から高齢の方まで、年齢を重ねると虫歯になりやすい場所は変わっていきます。
そのため、その時にあった虫歯予防が必要になります!

〇1~2歳
乳歯は永久歯よりも歯が弱く、虫歯になりやすい傾向があります。歯の生え始めはエナメル質が十分に固まっていないため柔らかく、酸に弱いため注意が必要です。
1~2歳は上の前歯が虫歯になりやすいです。
この時期はかじりとりで食べる時期なので、上の前歯の裏側に食べ物が溜まりやすくなります。自分できれいに磨くのは難しい年齢なので、親御さんが歯磨きをして汚れをかき出してあげてください。

〇3歳〜
奥歯の咬む面が虫歯になりやすいです。
食べ物を奥歯でしっかり噛んで食べる時期になるので、食べカスが奥歯に溜まりやすくなります。特に上の奥歯は目でも見えにくい場所になるため注意が必要です。

〇4歳、5歳
奥歯の間が虫歯になりやすいです。
第一大臼歯(大人の歯の奥から2番目)が生えるために歯が動き始めます。
この動きにより歯が押され、隙間があった歯と歯の間が詰まっていきます。
そこに汚れや食べカスが溜まると虫歯になります。子供の歯の間は大人の歯と違い、面で接触します。そのため歯の間が虫歯になると面で広がるので、あっという間に虫歯になります。
この歯の間の虫歯は歯科医師でも判断が難しいところです。フロスや歯の色の変化を見て一次判断をすることができるので、仕上げ磨きやフロスはしっかり行いましょう!

〇6歳〜
第一大臼歯が虫歯になりやすいです。
この時期は第一大臼歯が出てきます。
大人の歯は子供の歯に比べて虫歯になりにくいと言われていますが、生えたての大人の歯は非常に虫歯になりやすいです。
歯はゆっくりと生えてくるため、出てきた当初は段差があり歯ブラシが届きづらく磨き残しになりやすいことが原因です。

〇中学生、高校生
永久歯が生え揃うのは、14歳、15歳頃です。
年齢としては、偏食や歯磨き不足が目立ちやすい時期です。保護者の方の仕上げ磨きもなくなり、部活や勉強などで忙しくなりきちんと磨いていない場合が多いようです。
忙しくても、夜だけでも時間をかけて丁寧に磨くようにしましょう。
また、この時期の定期検診はとても大切です!
定期的に検診を受けて、虫歯ができても小さいうちに治療が受けられるようにしましょう!

〇成人
成人期は学生から社会人になり、環境の変化によるストレスなどで歯や歯茎のケアを怠りやすい時期です。
1本の歯が治療できる回数は限りがあります。
症状が出てから歯医者に行くのではなく、定期的に検診を受けてご自身のお口の中の状況を把握しておくことが大切です。

また、女性の場合は結婚や出産などのライフイベントが口腔内に大きな影響を与えます。
妊娠中はつわりで歯磨きが出来なかったり、ホンモンバランスの影響で唾液の分泌量が減少しやすくなります。そのため口腔内の状況が悪くなり虫歯ができたり歯周病になりやすくなります。
つわりなどで歯磨きが難しい時は、1日のうちで体調の良い時を選び、小さめの歯ブラシを使ったりこまめにうがいをしたり工夫しながら対応しましょう!

〇60歳以降〜
高齢期では唾液の分泌が少なくなったり、歯を支えてる骨が痩せ、それと共に歯茎が退縮することで根元が見えてきます。
露出した根元はエナメル質より弱いので虫歯になりやすくなります。
この時期はフッ素入りの歯磨き粉を使ったり、歯科医院で高濃度のフッ素を塗ってもらうなど、フッ化物応用を上手に取り入れて虫歯の予防をしていきましょう!

どの年代でも、虫歯の予防・早期発見には定期的な検診がとても大切です。
ぜひお気軽に当院にお越しください!

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