インビザライン矯正について
2019年07月7日
皆さんこんにちは!歯科助手の長岡です。
今回はインビザライン矯正についてお話します!
▽インビザライン矯正とは?
インビザライン矯正は、1997年ごろにアメリがで生まれたマウスピース型矯正の一種です。日本では2006年ごろから導入され、全世界では約400万人も治療をしている非常に人気の高い矯正方法です。
インビザライン矯正とは、ワイヤーやブラケットを歯に固定させる矯正治療とは違い、自分で着脱可能なマウスピース型の矯正装置です。インビザラインの特徴は、マウスピースの厚みが薄く、色味はほぼ透明で至近距離でも目立たず、矯正をしているストレスも少ないと言われています。ですので、日々多くの方と接する社会人の方や、人前に立つことの多い方にとって矯正治療へ踏み出すきっかけとなり、多くの方に選ばれています。また、マウスピース矯正の中では、普及率の高い治療方法で、治療に関する研究は現在も行われています。
マウスピース型矯正装着
ワイヤーやブラケットを使用した矯正装置
また、インビザラインはその人専用のマウスピースを1日のお食事などの時間を除いた20時間以上装着することで歯を整えていきます。そのため歯を移動させるためにその人に合った複数のマウスピースを作成します。おおよそ7日〜14日ほどの間隔で新たなマウスピースに交換し歯並びを綺麗にしていきます。場合によってはアタッチメントというデコボコした突起を歯の表面に付け、より一層歯に圧をかけながら動かしていくこともあります。治療期間はおおよそ2年〜3年程です。
▽インビザラインのメリット・デメリット
なぜこんなにもインビザライン矯正が選ばれているか、それはメリットの多さが大きく関係しています。次はインビザライン矯正のメリットとデメリットについてお話します。
メリット
①マウスピースが透明なので目立ちにくい
②全顎矯正だけではなく軽度の歯並びの治療や部分矯正にも対応している
③誤差の少ないマウスピースを作ることができる
④新機能や新素材が導入されるため現在でも進化を続けている
⑤ワイヤー矯正や裏側矯正よりも違和感が少なく会話がしやすい
⑥歯科医院に行かずに自分で取り外しができる
⑦取り外しが可能なため歯磨きがしやすく虫歯になりにくい
⑧他の矯正と比べ痛みが少ない
⑨金属アレルギーを起こす心配がない
と、こんなにもインビザラインのメリットがあります!矯正装置を付けていても目立ちにくく、マウスピース型なので色々と利点の多い矯正治療の方法です。
多くのメリットがあるインビザラインですが、少なからずデメリットもあります。
デメリット
①装着の期間や時間を守らなければ治療計画通りに歯が動かない
②歯の状態によってはインビザライン矯正治療が出来ない場合もある
といったことがあげられます。しかし逆に言えば、このデメリットを乗り越えることが出来れば、インビザライン矯正を行えるということです。
▽インビザライン矯正治療の流れ
最後に当院で行っているインビザライン矯正の治療の流れについてお話します!
①カウンセリング
患者様が感じている歯並びや噛み合わせのお悩みを伺い、改善するための治療の流れやおおよその期間、費用について説明いたします。
②精密検査
先に虫歯や歯周病の治療の必要がないか検査し、治療の必要があれば行います。その後、インビザライン矯正が適応できるのかなどの検査をレントゲン撮影などの資料をとり可能かどうかを診断します。
③歯形をとる
自分専用の矯正装置を作成するための型取りをアイテロエレメントという不快感の少ない機械を用いて行います。
④治療の計画とシミュレーション
これから長期間かけて歯をどのように動かしていくのか緻密な治療計画を立てます。この計画を元にマウスピースを作成します。
⑤矯正開始
専用のマウスピースが出来上がり虫歯や歯周病の治療がひと段落したら矯正治療がスタートします。
⑥定期的に来院
矯正の進捗状況を把握するため、1,2ヶ月に一度通院して頂きます。各治療段階で必要に応じてアタッチメントを取り付けます。
⑦治療完了
最後のマウスピースを装着し終えれば、治療はひとまず完了となります。
⑧保定期間の開始
治療後すぐにマウスピースを外してしまうと歯が後戻りをしてしまいます。ですので、リテーナーという保定装置を付けて頂きます。
このような流れでインビザライン矯正治療を行っています。
矯正治療は長期間が必要な治療になります。その治療の中で、出来るだけストレスを少なく、矯正治療をしてみませんか?
今回こちらをお読み頂き気になった方や質問などございましたら、当院医師、スタッフにお気軽にお申し付けください!
最後までお読み頂きありがとうございました!