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歯並びの重要性

2018年07月23日

こんにちは!歯科医師の堀井です。
今回は歯並びの重要性についてお伝えさせていただきます。

 歯がデコボコに生えている歯並びや、上の前歯が前に突き出ている咬み合わせなどの状態を、専門的には不正咬合と呼びます。不正咬合は歯を動かして良いかみ合わせ、歯並びをつくる矯正歯科治療の対象となります。
 不正咬合の原因には、遺伝の影響、歯が並ぶスペースの問題、虫歯による影響、口呼吸や生活上の悪い癖などがあります。
 不正咬合をそのままにしておくと、体や生活にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
まず考えられるのは歯磨きが隅々はまで行き届かずにむし歯や歯周炎になりやすくなることです。人の唾液には分泌されることで自然に歯の汚れを落とす作用があります。しかし歯がでデコボコの人は唾液の流れが妨げられることにより、むし歯や歯周炎になりやすいと言われています。
 また咬む作業に参加しない歯があることで、他の歯への負担が大きくなり歯を傷める心配もあります。奥歯が咬んでいなかったり、咬み合わせがずれていると肩こりや頭痛の原因の一つになることもあります。
 歯並びがデコボコであったり、八重歯があると歯が頬の粘膜や歯肉、舌にあったって傷をつけてしまうことがあります。
 不正咬合を放置していると将来的に歯がなくなった場合に、ブリッジをかけたり、義歯を入れるなどの歯科治療がきちんと行えないこともあります。
 歯並びが悪いと発音が不明瞭にもなります。例えばタ、ダ、ナ、ラ、サなどが不明瞭な発音になります。理由としては受け口や出っ歯の状態の場合には発音する際に息が漏れ、発音が聞き取りにくくなることがあります。また上下の前歯の間が開いている開咬の場合も、同様に隙間から息が漏れることがあります。
 全身的な影響としては、食べ物がよく噛めないことにより胃に負担がかかる上、唾液の分泌量も少なくなります。唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれていますが、消化酵素が働けずに消化力が弱くなります。また、噛み応えや歯ざわりが十分に味わえず、食べる楽しみも半減します。
 不正咬合は顔全体の印象にも影響をあたえます。アーチ形にきれいに並んだ歯は、顔かたちの印象を左右する大事なポイントとなります。歯並びが外見に与える影響が気持ちの負担となり一種のコンプレックスを感じるケースもあります。
 これらに加えて子供の歯には、しっかり上下の歯が咬むことであごの健全な発育を助ける役目もあります。
 以上のさまざまな例で、不正咬合は外見の問題以上に健康と深く関わっています。歯並びについて質問や相談がありましたら、お気軽にお尋ね下さい。

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