メインテナンスに通う重要性とは?
2024年12月13日
こんにちは!歯科医師の津田です!
もうすぐクリスマスですね🎄
今年は平日ですね!わたしは診療もありますがケーキを食べたり楽しむ予定です☺️みなさんもよいクリスマスを!
今回は歯のメインテナンスについてのお話です。
まずメインテナンスとは、歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです🦷🪥
実は日本人の約80%が歯周病患者もしくは歯周病予備軍と言われています。
さらに自分が歯周病だとは自覚しているのは約20%だそうです。
歯周病は歯と歯肉の間が清掃不良で細菌が停滞することにより歯肉や骨が下がります。
しかし痛みなどの症状が出ないことが多く、歯周病は気付かぬうちに静かに進行していきます。
そのためむし歯治療などが終わった後は油断せずに約3ヶ月ごとのメインテナンスでの受診をお勧めしております。
歯周病を予防するにはまずご自身の毎日のブラッシングが大切です🪥
ただ歯磨きで落とせる汚れは全体の60%ほどといわれています。フロスを使っても80%ほどで、なかなか100%の汚れを自分で落とせません。
そのためしっかり全体の汚れを落とすためには歯科医院で専門的な器具で歯と歯肉の間の汚れや歯石を除去することが必要です。
当院でのメインテナンスの内容は主に
◯口腔内診査
→拡大鏡を使って新しくむし歯ができていないかチェックしたり、定期的にレントゲン写真を撮影してむし歯や歯周病の状態をチェックします。
◯スケーリング、SRP
→磨き残しでできた歯石をとります。
歯石があると細菌が繁殖し歯周病が進みます。
◯PMTC
→専用の器具で歯の表面を滑沢化させて細菌が付きづらいようにします。
◯ブラッシング指導
→おすすめの歯ブラシを処方したり、患者さんの口腔内に合った磨き方をアドバイスします。
歯周病が進むと骨を再生させるのは困難です。
歯科医師も歯周病で溶けてしまった骨を再生させられるようにオペの練習をしたり日々研鑽を積んでおりますが治療には限界があります。
元通りに戻すことはなかなか難しいです。
また歯周病が進み、歯を抜くことになるとインプラントや入れ歯になりますが、やはり自分の歯で噛む感覚は取り戻すことはできません。
そのため定期的なメインテナンスで歯周病が進行しないように予防することが重要です。
30〜40分の時間でメインテナンスする歯科医院が多いかなと思いますが当院では1時間の時間をとり、しっかり全体をメインテナンスしています。
歯科衛生士がメインテナンスを主に行いますが、当院の歯科衛生士は月1回、衛生士研修を受けたりセミナーに行ったりと日々患者さんの歯周病を食い止められるように知識、技術を身につけております。
歯周病で困ったことがあれば、歯科医師だけでなく日々メインテナンスしている歯科衛生士にもお気軽にご相談ください😊
お待ちしております。