歯科と医科が連携を取り合うのはなぜ?
2024年11月22日
気温がぐんと下がり、鼻水や咳をしている方が増えてきましたが皆さんお身体の状態はいかがですか?
皆さんこんにちは!歯科衛生士の沖村です!
寒くなってきて、風邪や感染症にかかる方が増えてくる季節となりましたが、実は身体の健康状態と口の状態が深く関係しているのを皆さんご存知ですか?
全身的に体が不健康だと口の中も不健康になりやすいですし、逆も然りです。
当院では、皆さんのかかってる全身疾患やお身体のことについてお伺いし、かかりつけ医と連携を取ったり、こちらから医科を勧めたりという【医科歯科連携】を積極的に行っています!
今回はなぜ、医科と歯科の連携を取らなくてはいけないのかをお話していきます。
①歯周病と全身疾患の関係
歯周病にかかっていると、歯周病の菌が歯茎の血管から全身へと送り込まれ、菌が全身を周ります。
歯周病の菌が各身体の場所で悪さをし、認知症や心筋梗塞、動脈硬化などを引き起こすと言われています。
また、糖尿病は歯周病と相互に関係しているため、どちらかの治療が上手くいっていないと、片方も悪くなってしまうといわれています…。
そのため歯周病の治療をしていても中々治らないなと思っていたら、実は糖尿病にかかっていた!なんて事もあります。
なので歯周病を治療する上で、患者様の身体の状態を知る事も大事ですし、お医者さんにも口の中の状態を知っていただき、全身的にアプローチして治療をすることが大事です。
この他にも関係している疾患は沢山あります。歯周病と全身疾患の関係についての内容は、当院のブログでも詳しく紹介しているためそちらをお読み下さい!
②飲んでいるお薬の副作用
どの薬にも、【副作用】が存在します。
お身体を健康にするためには必要なお薬ですが、唾液が出づらくなり乾燥しやすくなったり、歯茎が盛り上がってしまったりと、口の中に影響がでるお薬もあります。
上記の様な症状がでると、歯周病や虫歯のリスクがとても高くなってしまうので、更にお口の中の管理が重要となってくるので、私たち歯科でも知っておきたい情報となります。
また飲んでるお薬によっては、抜歯や外科処置を行う際気をつけなければいけない場合があるのでかかりつけ医と情報を共有し、身体に考慮した上で歯の治療を行っていく必要があります。
いかがでしたでしょうか?
このように全身と口は密接に関係しており、患者様が健康になるよう、医科と歯科が連携を行い全身的にアプローチをしていく必要があります!
なので、ぜひ歯医者に来た際は口だけではなくお身体の変化や現状を教えてください💪