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なぜ口腔内写真を撮影するのか?

2024年05月24日

こんにちは、ドクターの飯田です。

今回は口腔内写真をなぜ撮影するのかについてお話ししていきたいと思います。

まず早速ですがこの中で同じ方の写真があります。どれかわかりますか?








この中に同じ人なんているわけないよ、と思うかもしれませんがそれぐらい治療前と治療後でお口の中の変化は起こります。

当院では初めて受診していただいた方には口腔内写真、顔貌写真、レントゲンを基本的にお取りしています。なぜ、こう言ったものを取るのかと疑問に思う方も多くいらっしゃると思います。

口腔内写真などを撮る理由としては3つあります。

1つ目:記録として残す。

世界の歯科では、虫歯ができてから治すはもう遅いとされていて、虫歯にさせない、歯周病を進行させない、など予防を目的として行う治療に重きを置いています。

そんななかで大切なのが記録になります。記録があればその人は、なぜ虫歯になったのか、なぜ歯周病が進行しやすいお口の中なのかなどを患者様に見せながら説明もできますし、過去の状態も鑑みて説明できます。その時その場での診断だと限界があるのです。なのでかかりつけ医を決めることも重要になってきます。いくら写真を撮ると言っても毎回違う歯医者に通っていては比較する写真がばらばらのところにあるので比較することができません。つまり予防をしたくてもどこがどう進行してるのかがわからないことや予測でしかならなくなってしまいます。

2つ目:他の人と同じ目線で共有できる。

お口の中の黒いところが気になる、色が気になると言われることがよくあります。その時に口腔内写真を取り出しどこが気になるのかを同じ写真で説明します。光の種類(蛍光灯、携帯のライト、洗面台の光)でも色は変わりますし、実際はそんなに大きくない、見てみたら勘違いでした、こちらが気にしてる所とは違うところが気になるなどお互いの確認にもなります。鏡越しなどで説明などをしても伝わりにくいです。やっぱり同じ写真を見てお互いに共有できることはとても大切だと思います。

次がとても重要になります!

3つ目:写真が疾患の診査診断に必要になります。

全ての患者様の口の中を全て覚えておくことなどできません。治療計画の立案、他のドクターとの意見交換、レントゲン写真との比較してむし歯があるなど今後の治療を円滑に進めていくうえでとても大切になります。特に矯正を考えている患者様に対しては、レントゲンだけではわからないことがたくさんあります。前歯の噛み合わせ、奥歯の噛み合わせ、噛み合わせの面がどうなっているか、横から見た時の口元の突出感、笑った時に歯がどのように見えるかなどしっかりとした資料になります。

当院にお越しいただいた時はしっかりとした資料採得を心がけています。しっかりとした資料採得がしっかりとした治療につながるからです。
そして最初の答えになるのですが同じ口腔内写真は①と③になります。この写真は当院のスタッフが矯正治療をする前としてる途中になります。このような感じで治療途中でも全然変わりますし治療の途中経過の記録にもなります。

ここまで話をしてきて口腔内写真の重要性については分かってもらえたと思います。定期的なメンテナンス定期的な資料採得がいつまでも健康なお口の中につながりますので気になる方は一度当院に来ていただければと思います。
では最後にこれからどんどん熱くなる季節になりますのでこまめな水分摂取などお体に気を付けてください!!

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