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ドライソケットについて

2023年04月22日



皆さんこんにちは!
歯科衛生士の沖村です!

皆さん、歯を抜く治療、抜歯をした後に激しい痛みに襲われたことはありませんか?

今日は抜歯治療の偶発症、「ドライソケット」についてお話しします!



▶︎ドライソケットとは?

歯は普段歯槽骨という骨の中に埋まっているのですが、抜歯する事によりその骨が口腔内に晒されたままの状態になり細菌感染を起こした状態のことを言います。

激しい痛みが一週間以上続いたり、触れたら痛むなどの症状がでます。


▶︎通常抜歯した後の歯茎はどうやって治る?

抜歯した穴が治る過程で、お口の中に晒された状態になった骨の上に血餅(かさぶた)ができ、そこに歯茎がかぶさってくることで治っていきます。

しかし何らかの理由で血餅ができず、骨が曝された状態が長く続くと、口腔内は細菌が多いので、骨が細菌感染してしまいます。

▶︎ドライソケットの原因とは?

①うがいのしすぎ

血餅ができない原因で1番多いのは、うがいのしすぎです。

うがいをしすぎたり、強いうがいをしてしまうと、せっかくできた血餅が剥がれてしまい骨が口腔内に曝される時間が長くなってしまうと細菌感染も起きやすくなってしまいます。


②抜歯した穴を触ってしまう

抜歯をするとどうしても気になって、舌で触ったりしてしまいますよね!

触っていないつもりでも、無意識で触ってしまっていたり、歯ブラシなどが触れてしまうと血餅が剥がれてしまいます。


③抜歯したすぐに血流が良くなる事をしてしまう

当院では、抜歯した患者さんに注意事項をお伝えしています。

その中に運動、お酒、長風呂を避けてくださいという注意事項があるのですが、それはこれらをする事で血流が良くなり、血が沢山でて止まりにくくなってしまいます。

血が沢山出るほど血餅は出来やすいですが、血の味に不快感を感じ、うがいを多く行ってしまう可能性があります。


④喫煙

③の項目とは逆に喫煙は、血流が悪くなってしまい血がでにくく、血餅が作られにくくなってしまうためドライソケットのリスクを高めてしまいます。


▶︎治療法は??


①鎮痛剤と抗生物質を服用する。

ドライソケットは、確率された治療法がなく放置していてもほとんどが1ヶ月ほどで自然治癒します。

ただ痛みがある際は我慢をせず、鎮痛剤と抗生物質を服用していただきます。


②洗浄をし抗生物質の塗布をする

生理食塩水で傷口を洗った後、抗生物質を塗布し炎症を抑えます。

③麻酔をし再度出血させる

ドライソケットの原因の大半が血餅ができなかった、もしくは剥がれてしまったことなので、再度傷口から出血させ、血餅を再製を促します。

もし抜歯をして痛みが出た場合我慢せず、お気軽にご連絡いただければと思います!


いかがでしたか?

ドライソケットは予防することができるので抜歯する予定がある方は実践してみてください🦷

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