歯科訪問診療について
2020年01月15日
皆様あけましておめでとうございます!
今年も宜しくお願い致します!
歯科助手の長岡です。
現在市川ビルさとう歯科医院では訪問診療を積極的に行っております。
今回はその『歯科の訪問診療』についてお話致します。
①歯科訪問診療とは?
歯科訪問診療は何らかの身体的、精神的理由で歯科診療所に通院できない方に対し、歯科医師、歯科衛生士等が自宅や介護施設、病院等に訪問し、歯科治療や専門的な口腔ケアを行う制度です。
②訪問診療の対象の方とは?
在宅等で療養を行っており、疾病、傷病のために『通院による歯科診療が困難な方』が対象です。
要介護の高齢者の方では、歯を診てもらいたくても体が不自由で通院できない方がたくさんいらっしゃいます。しかし、体に障害があったり、病気を持っている方ほど口腔ケアを行いにくく、治療が必要な状態になりやすいです。今は訪問歯科診療を受けて長年のお口の悩みを解消できた人も少なくありません。
③歯科訪問診療ではどのようなことを行うの?
歯科訪問診療では、
1.歯科診療
2.口腔ケア
3.口腔リハビリテーション
これらの事を主に行っております。
また、通院困難な方に多い訴えは、「食べられなくて困っている」というのものです。食べられなくなった原因は、入れ歯が壊れてしまったり歯が抜けてしまった、あるいは入れ歯が痛いなど様々あります。訪問歯科診療では、通院困難な方の訴えをくみとって、むし歯や歯周病などの治療や入れ歯の作製・修理、口腔ケアなどに対応しています。
さらに、誤嚥性肺炎の予防や食べる楽しみの回復など、口腔機能のリハビリテーションも行います。治療の方法は利用者の体力に合わせて無理のないように進めていきます。費用は医療保険や介護保険が適用されます。
④歯科訪問診療のメリットとは?
歯科医師が自宅や施設等に来てくれるというメリットは、患者様が通院しなくてもいいということだけではありません。たとえば入れ歯を作った場合、歯科医師が直接利用者の食生活の場面などを見ることで、よりきめ細かく調整することができます。また、口腔ケアの方法を指導する場合は、通院困難な方の身体の状態はもちろん、介護者がどれだけ関われるかが大切なポイントです。訪問歯科診療ならば、通院困難な方の生活や介護の状況も理解しやすいので、より適切な口腔ケアを提案することが可能になります。
⑤どうやって依頼したらいいの?
1.かかりつけの歯医者に相談する
2.地元の歯科医師会の事務局に相談する
3.お住まいの都道府県の歯科医師会に相談する
4.ケアマネージャーや訪問看護師に相談する
5.病院の担当看護師や地域医療連携室のスタッフに相談する
6.施設のケアマネージャーに相談する
などが挙げられます。
色々な方法がありますので、一番身近な方法でご相談ください!