MTAセメント
2019年10月17日
こんにちは!受付・保育士の伊藤です!
皆さま台風は大丈夫でしたか?
各地で色々な被害がでていますね。過ぎ去ってもまだ不安な日々は続きますがこれ以上被害が大きくならないことを祈るばかりです。。
そして、本格的に秋がやってきましたね!
肌寒い日が続いております。暖かくしてお過ごし下さい!
さて、今日は「MTAセメント」についてお話しします。
一般に、歯の神経と呼ばれる歯髄(しずい)という組織は、歯の根っこの中に迷路の様に複雑な形で存在しています。
狭いお口にある歯の、さらに根の中深くにある歯髄は直接みることが極めて困難です。
そのため、目視できない環境で行わざるをえない歯の神経の治療には多くのリスクが伴います。操作中に器具が折れてしまったり、根の治療に伴って歯が薄くなることでヒビがはいってしまうなど、歯の寿命が大幅に短くなり、抜歯にいたるケースも少なくありません。
歯を失うことで、他の歯や顎全体への悪影響も懸念されます。
歯を少しでも健康な状態で残すためには、神経を保存することが重要です。
神経まで虫歯が進行している場合、基本的には神経をとる処置を行いますが、MTAセメントを用いてしっかり封鎖すれば、神経を保存できる可能性があります。
では、MTAの特徴をお伝えします。
①削る量を最小限にし、神経を守る
MTAセメントは虫歯を取り除いて神経が露出したときに、そこを封鎖して神経を保護することができます。
神経を保存すると、根の治療をするよりも歯を削る量が少なくなるために、歯を長持ちさせる効果があります。
②安心で優しい
MTAは膨張しながら硬化するため封鎖性にすぐれ、身体に為害性が無い安心安全な材料です。
③再発予防
MTAは水分があっても歯質と密着するので、細菌の侵入を食い止める働きがあります。
歯の神経を保存することは、根管治療を行った場合の予後を考えると、多くのメリットがあります。
当院には患者様の口腔内のお悩みを伺う担当のスタッフがおります。どうしよう、、と悩んでいることがありましたら、お気軽にお声掛けください!