歯周病と糖尿病の関係について
2017年10月25日
こんばんは❗
受付の片岡です。
最近は、気温も下がり雨ばかりで寒い日が続いていますね。
風邪も流行り始めるので皆様気をつけてください。
さて、今回は糖尿病と歯周病の関係についてお話したいと思います。
一見何の関係もないように見える2つの疾患には、密接な関係があります。
歯周病は糖尿病の「第6の合併症」と言われており、糖尿病患者が歯周病を発症するケースが非常に多いことが分かっています。
糖尿病の人が歯周病である確率は、通常の人に比べて約2倍というデータがあります。
また、糖尿病患者は歯周病が重症化しやすい傾向があり、糖尿病の罹患(りかん)期間が長いほど歯周病の罹患(りかん)率が高いことも分かっています。
歯周病が進行した人ほど、血糖値が悪いと言われています。
そして、その状態が歯周病菌を増やす原因になっているのです。
たとえば、高血糖の状態だと浸透圧の関係で尿が多く出るため、体内の水分が減少して喉や口が渇きやすくなります。
口の中が乾燥すると、歯周病の原因となる菌が繁殖しやすくなるのです。
共通するのは、どちらも「生活習慣病」であるということです。
つまり、糖尿病も歯周病も、生活習慣が原因で発病する可能性が高いのです。
糖尿病を起こしやすくする運動不足やバランスの悪い食生活、精神的ストレスなどの生活習慣は、歯周病を起こしやすくする生活習慣でもあります。
歯周病は、いかに進行を止めるかが重要なポイントになります。
歯科医院に通い、歯ブラシでとることのできない歯石を専用の器具でとり除く必要があります。
そのほかにも、日常的に歯磨きを見直し、しっかりとプラークコントロールすることが大変重要です。