歯科医院選びのポイント
2021年07月5日
初めまして!歯科医師の大石です。
梅雨らしく毎日雨が続いてジメジメとした時期になってきましたが、体調は崩されてないでしょうか?
さて、今回は歯科医院を選ぶ時のポイントについて説明させていただきます。
ところで皆さんは歯科医院を選ばれる時どこを重視して選ばれるでしょうか。
通いやすさ、スタッフの対応、清潔感、最新の機器があるなど様々な要素が大事になってくると思います。とりあえず保険診療でやっている歯科医院なら大きな問題は無いだろうと何となくで決めてはいませんか?
口腔内が健康で歯がたくさんある状態ではなかなか歯の重要性に気づかされる機会は少ないと思います。保険診療の範囲では時間的にも歯科医師がベストと考えるプランを提供出来ないことがあります。そのため医学的な見地から自費診療を提案させていただくケースがあるのですが、自費診療だと数万円、数十万円と高額になってしまうことがあります。
金額だけ見るともちろん高価なものになりますが、オーダーメイドの婚約指輪、結婚指輪いくらするでしょうか?
歯科では指輪で使用される金やプラチナ、瀬戸物のような陶材を使用してデザインももちろんのこと口腔内で使用できる安全性、噛み合わせなどの機能まで考慮したものになります。私たちは自費診療、保険診療問わずより患者さんにとって良いものを提案させていただきます。みなさんが最善の選択肢を知った上で予算や何を大事にしたいかという価値観を尊重したうえで治療方針を決定したいためです。
これを読んでくださった方の口腔の健康状態がより良くなり、いつまでも美味しいもの食べて元気でいられることを願いながらオススメポイントを挙げていきます!
まず一つ目!
初診時のカウンセリングを丁寧にやってくれること。初診でのカウンセリングで時間を掛けてやる事はしっかりと患者さんの辛いこと、悩みを聞き出しどういう対応を望んでいるかを聞き出す大事な時間です。これをせずにすぐに治療に取り掛かると患者さんの望まない結果になったり、その場凌ぎ的な治療になり根本的な問題解決が出来ない恐れもあります。
次にラバーダムを使っていること。ラバーダムというゴムのマスクを付けて神経の治療をされたことがあるでしょうか?神経の治療は患者さんにとっては何をされているかよくわからないが、長い間口を開けていなくてはならない辛い時間だと思います。歯科医師はこの間に神経の入っている歯髄腔という空間に余計な唾液や細菌が入らないように考慮しながら、直径数mmの場合によっては入り組んだ空間の細菌を出来るだけ0に近づけられるかと奮闘しているのです。この時ラバーダムを使用しないと外から細菌がいくらでも入ってきてしまい良い治療ができないことがあるのですが、保険診療ではこのラバーダムを使う材料費、設置のための前準備、処置の時間に対する対価は設定されていません。場合によってはラバーダムを使わないケースもあるのですが、これを使う歯科医院はより親身に患者さんの歯をしっかり治したいという意思があると考えられます。
他にもお伝えしたいポイントもありますが、今回はこれくらいで。
皆さんがいつまでも食事に困らない口腔状態でいられますように。