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当院の滅菌の取り組について☆

2020年03月30日

こんにちは!歯科衛生士の川嶌です。
最近、世間を騒がせている新コロナウイルスなど、目には見えない細菌はとても怖いと思います(>.<)そこで今日は、滅菌についてお話ししようと思います。

まず、滅菌とは…
・洗浄
埃や汚れ、体液、有機物などをきれいに除去すること。

・消毒
対象物から多数の微生物除去を行うこと、
または人体に有害な微生物の感染力を害のないレベルまで減らすこと。
※必ずしもすべての微生物の殺滅ではありません。

・滅菌⬅️こちらです!
全ての微生物を滅殺または除去すること。

当院で行っている滅菌は、以下の3種類です。

○高圧蒸気滅菌
治療で使用するミラーやピンセット、歯を削るバーや歯を抜く器具などほとんどのものは、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)で滅菌しています。

高圧蒸気滅菌器とは…
オートクレーブ内の圧力を高温の蒸気で上げることによって、細菌や微生物の蛋白質を変性させ死滅させる滅菌法です。
高圧蒸気滅菌は飽和蒸気を用いることで、その他の熱による滅菌(煮沸滅菌、乾熱滅菌)よりも低温・短時間で滅菌することができ、歯科では一般的な滅菌方法として広く用いられています。

○ガス滅菌


歯科で使用する器具にはプラスチック製やサビを生じやすい器具も多数ありますが、先ほどの高圧蒸気滅菌器を使用する事は出来ません。使用すると溶けたり、変形したりするからです。そういった場合は、薬液消毒を行うのが一般的です。
そこで当院では、そのような器具に使用出来るガス滅菌器を導入しています。ガス滅菌器は、ランニングコストが高く、手間がかかるため設置されている歯科医院は非常に少ないのが現状です。
そのため、徹底した滅菌消毒を行うためオートクレーブでの滅菌が不可能な器具もガス滅菌により可能になっています。

○歯を削るハンドピース専用の滅菌
平成26年5月18日(日)付の読売新聞にて、歯を削る医療機器を滅菌せずに使い回している歯科医療機関が約7割に上る可能性があることが、国立感染症研究所などの研究班の調査で分かったという記事がありました。


当院ではヨーロッパの滅菌基準に基づいたハンドピース専用の滅菌機を導入しております。NSK社製のハンドピース専用滅菌機「i Clave mini」です。一度に複数本のハンドピースを滅菌できるため、ハイサイクルかつ確実に滅菌処理を施すことができます。


歯科用ハンドピース専用滅菌機を活用する際、実際にはハンドピースを多数そろえていなければ十分な滅菌回数が確保できず、患者様をお待たせしてしまう可能性もあります。
毎回すべての患者さんに滅菌済みの設備で対応するために、数十本に及ぶハンドピースを用意しています。
これにより毎回すべてのハンドピースを滅菌することを前提とした治療が可能となっています。
また、使用する器具・医療機器はすべて患者さんごとに徹底的に滅菌し、治療中、患者さんのお口の中を触るスタッフのグローブ、コップ、エプロンは使い捨てのものを利用し、患者さんごとに新しい物を使用していますので、安心してご来院いただければと思います(^-^)/

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