歯医者は痛い時だけ行くはもう遅い?
2023年11月17日
こんにちは!歯科助手の永木です。
今回は【歯医者は痛い時だけ行くはもう遅い?】についてお話していきます。
皆さんは歯医者に行くのは歯が痛くなったらでいいと思っていませんか?
実は……この痛くなったらという状態では手遅れの事が多いです。
痛みを伴う原因は主に『虫歯』と『歯周病』があります。
①虫歯
<虫歯の段階>
C1・・・歯の表面が少し溶けた状態。痛みは出ないことが多い。
C2・・・虫歯菌が象牙質まで達している状態。
冷たい物や甘い物がしみるようになる。
C3・・・虫歯菌が歯髄まで達している状態。
強い痛みを伴い、根の治療が必要。
C4・・・虫歯菌が充満してほぼ根っこしか残っていない状態。痛みもなくなり、抜歯が必要。
このように、初期虫歯に気づいていれば樹脂の材料を詰めるだけの簡単な処置で終わりますが、痛みが出てからでは大切な自分の歯を失う可能性があります。
また、虫歯が進行してしまうと歯を残せなくなってしまうだけではなく、別の疾患を患ってしまう可能性もあります。
②歯周病
<歯周病の段階>
●歯肉炎・・・歯茎に炎症が起きて腫れる。
●歯周炎軽度・・・歯磨きの際出血が起こる。
歯茎の炎症が酷くなり歯周病菌が歯槽骨や歯根膜を破壊。
歯周ポケットの深さ4~5mm
●歯周炎中度・・・さらに炎症が酷くなり歯槽骨が半分近く破壊。
歯茎から膿が出る。口臭が発生する。歯がグラグラする。
歯周ポケットの深さ6~7mm
●歯周病重度・・・歯槽骨が半分以上破壊。
歯茎がブヨブヨ。歯もグラグラする。
歯が抜けてしまうことも。
口臭が酷い。
歯周ポケットの深さ8mm以上
歯周病は歯茎の出血、腫れ、口臭など様々な症状が出ます。
歯周病も虫歯と同じく、悪化し放置すると最終的に歯が無くなってしまいます。
虫歯や歯周病を予防するには、
歯周病治療(定期メンテナンス)が最も最適です!
定期的な歯周病治療・メンテナンスを行うことによって、症状が軽い段階で治療が出来たり、その後もお口の中を良い状態で保つことが出来ます。
お口の健康は身体の健康に影響します。
定期的なメンテナンスに通いお口の中の健康を保っていきましょう!