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笑気麻酔をすると歯科治療が楽になるって本当?

2024年05月10日

みなさんこんにちは!

歯科衛生士の阿部です。

連休も終わり、少しずつ暑さを感じる日が増えてきましたね。

まだ5月ですが熱中症には十分お気をつけください。

今日は笑気麻酔についてお話をしていきます。

笑気麻酔はよく歯科で聞くと思うのですが、

実は他の医療機関でも使うんです💡

最後の方にお伝えしますね!

●笑気麻酔とは

 「笑気吸入鎮静法」とも呼ばれ、笑気という気体を鼻から吸い込み、鎮静、睡眠、鎮痛の作用によってリラックスした状態になり、痛みや不安を感じにくくするというものです。

 

 

痛みに弱い方、治療中に緊張してしまう方、不安が強い方など、歯医者が苦手な方は案外多いのではないのでしょうか?

恐怖心や不安感の為に気分が悪くなったり、血圧が上昇したりすることもあり、治療が困難な場合は笑気麻酔という鼻から吸入する麻酔をおすすめしています。

●笑気麻酔のメリットは?

・歯の治療に対する不安感や恐怖感を和らげます

・身体がリラックスするため、嘔吐反射

(反射的に吐いてしまうこと)を和らげます

・痛みを感じにくい状態になります

・笑気麻酔が効いている間も意識はあります ので心配はいりません

・吸入を止めると数分で笑気の作用がなくな りますので、歩いて帰宅できます

 

●笑気麻酔のデメリットは?

・鼻マスクをしなければ治療が成立しないので、日常生活のうえで口呼吸の患者さんにおいては使用できない

・情緒が不安定な方などは鎮静作用が得られにくい場合もある。

・鎮静作用は個人差が大きい

・てんかんや過呼吸、喘息といった発作症状のある方は、かえって症状が悪化することもある

・妊娠初期の方

・身体のなかに腸閉そくや気腹など、閉鎖腔のある方 

・中耳炎で耳管が閉塞していると内圧が上昇して痛みが出る場合がある

・2ヵ月以内に網膜剥離の手術を受けた方

●全身麻酔とどう違うの?

 全身麻酔は完全に意識がなくなりますが、笑気麻酔は意識を保ったままでリラックス状態になります。

患者さんは医師の呼びかけに答えることも出来ますので、患者さんの反応をみながら治療を行うことが出来ます。

●静脈麻酔とどう違うの?

 笑気麻酔は鼻から吸入しますが、静脈内鎮静は点滴による麻酔で、痛みを和らげたりリラックスさせる作用のある薬を血管に入れて、手術の恐怖や不安を和らげます。

静脈内鎮静は笑気麻酔よりも効果が高く健忘効果があるため、歯科ではインプラント手術で、埋入本数が多い場合によく使われます。

笑気麻酔についてお話ししましたが、

いかがでしたでしょうか?

笑気麻酔法は、恐怖心や不安を抱えている方に適用されることが多い麻酔法ですが、静脈内鎮静法や全身麻酔と比べると、やや意識や記憶はあるなかで処置をおこないますので「どの方法が自分に合っているのかどうか」は、歯科医師と相談のうえで検討してください。

最後に、、、

実は笑気麻酔は脱毛でも使えるぐらい気軽に使える鎮静方なんです!

お気軽に当院にご相談ください!

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