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口の中がボコボコしてる!骨隆起ってなに?

2024年03月15日

こんにちは✨

歯科助手の若生です。

皆さん、お口の中に何かボコッとした出っ張りはありませんか?

もしあれば、それは骨隆起かもしれません。

今回は骨隆起についてお話ししたいと思います!

〈骨隆起ってなに?〉
骨隆起は、骨が過剰に発育した状態で、歯茎の下にできるコブのようなボコッとした出っ張りの事をいいます。
一旦膨らみが生じると、自然に小さくなるということはなく、だんだんと大きくなっていく場合もあります。
一般的に30歳~60歳くらいから膨らみが出現します。稀に20代でも見られることがあります。

この骨隆起は歯茎の炎症や、腫瘍などではないので痛みは基本的にありません。ただし、必要以上に触ってしまうと、歯茎の粘膜が傷つくことがあるため、触りすぎないように注意してください。

〈骨隆起の原因は?〉
骨隆起は噛んだときの刺激の蓄積により、徐々に形成されます。
そのため、食いしばりが強い方や歯ぎしりをされる方に多く見られます。

〈骨隆起ができやすい場所は?〉
①口の天井の部分


口の天井の部分(口蓋)の真ん中にボコッと1つ出ます。
骨の形によっては2~4個ほどぼこぼことしているように見えることもあります。

②上の奥歯の外側の歯茎
上奥歯の外側に長く左右対称に現れます。
歯列の外側にできるため、大きく成長すると、顔の外から触っても膨らみを感じることができます。

③下の歯の内側の歯茎

下の歯の内側に左右対称に丸くぽこぽことできる場合が多く見られます。
歯列の中央部~前方に出ることが多いので、舌を奥に移動させるとよく見えます。

〈治療が必要になる場合はどういう時?〉
骨隆起は特に痛みがなく生活に不便がない場合、治療を行う必要がありせん。
しかし、以下の場合は治療の必要があります。

①話すのに支障が出る
骨隆起が大きく成長すると、発音が不明瞭になったり話しづらく感じたりする場合があります。

②硬い食べ物が当たって傷つきやすい
骨隆起が硬い食べ物などが擦れると、痛みを感じることがあります。
また、痛みだけでなく口内炎になりやすいこともあります。

③義歯を入れるのに支障をきたす
義歯を入れる際に骨隆起が邪魔になることもあります。
また、義歯をかぶせる部分に骨隆起が当たり、痛みが強く出てしまう場合もあります。

〈骨隆起を除去する方法は?〉
骨隆起を除去するには外科的手術が必要になります。
局所麻酔をした後、骨隆起がある部分の歯茎を切開し、骨隆起となっている骨を見える状態にし隆起している骨を削ります。
後は切開した部分を縫い合わせれば終わりです。
術後は骨隆起の再発防止のために、歯の食いしばりをしないように意識したり、就寝時にマウスピースを装着することが大切です。

いかがだったでしょうか?

骨隆起自体は、痛みもなく特に体に害はないものなのでそのまま放置していても問題ありません。
しかし場合によって、切除しなくてはいけなかったり、傷がつきやすく痛みを伴う場合もあります。

ほとんどの人が骨隆起がある事自体を知らない、気づいていない方が多いと思われます。

歯のこと、お口のことで、何か少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にお声かけください!

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