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歯の神経は残した方がいい?

2023年12月15日

こんにちは!歯科助手の若生です!

今年も残り半月になりましたが、皆さん大掃除など年末の準備は進んでいますか?

突然ですが、皆さんは歯の神経は残した方がいいか、それとも抜いた方がいいかどちらだと思いますか?

歯の神経があることで痛みを感じるならない方がいいのでは?と考える方もいるかもしれません。

しかし…

正解は、歯の神経は残した方がいいです😊✨

ということで、今回は歯の神経を残した方がいい理由についてお話しします。

 

1.歯に神経があることのメリット

①いつものように美味しく食事を食べられる
ご飯を食べるときに改めて実感することはほとんどありませんが、「パンを噛んでいる」「スープが熱い」といったいつもの食事の時にいつものように感じることができるのは、歯に神経があるからなのです。

②虫歯を感知できる
歯の神経があるからこそ虫歯を自覚できます。虫歯が痛い。歯の神経があるから、その神経が虫歯菌にやられ始めると、痛みが出ます。

③さらなる異常(虫歯)から歯を守る
虫歯で歯が溶かされると歯の神経細胞は、第2象牙質と言って、新たな歯を作り始めます。つまり、歯の神経があるからこそ、虫歯菌から歯(歯の神経)を守ることができるのです。

 

2.歯の神経を取るデメリット

①歯がもろくなる
歯に栄養が行き届かなくなるため、歯は枯れ木のようにもろくなって寿命も縮まります。また、固い物を噛んだ時に割れてしまう事もあります。

②歯の色が変色する
神経をとってしまうとその歯は死んでしまうので、新陳代謝が無くなります。残った古い組織はやがて黒く変色するため、歯も黒ずんできます。

③再び痛くなることがある
神経を抜いた後の空間が感染をおこすと、数年が経ってから腫れや痛みを起こすリスクが残ります。また、根の先に膿の袋を作り、蓄膿症や口臭の原因になることがあります。

 

3.なぜ歯の神経を取るのか

歯の神経を取ることはデメリットばかりですが、それでも神経を抜くほうが良いと判断することがあります。

①歯に激痛がある
歯の神経にまでむし歯が進むと、激痛があります。このような時は麻酔も効きにくく、治療が過酷になります。神経を抜かなければ痛みはなくなりません。

②歯の根から膿が出ている
根の先から膿が出ていると、神経の一部または全部が死んでしまっているので、神経を抜いて歯の内部の空間を消毒します。

③病気の進行を止める
神経がある部分は歯の内部の通路の役割もするため、虫歯の細菌が歯の内部に進行し、その先の根の先の骨まで侵してしまうのを防ぐことができます。

 

4.最後に

歯の神経は取らないことに越したことはありません。
当院では、神経を残す治療「直接覆髄法」を行っています。
これは、虫歯を除去し神経が露出している場合でも、最新のMTAセメントという材料を使用し、神経の保護、保存を行い神経を残すことのできる治療法です。
虫歯の症状や進行状況などにより適応できない場合もありますが、「神経を残す」「歯を長持ちさせる」うえで非常に有効な治療法です!

気になる方はお気軽にご相談ください!

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